沖縄陶器(やちむん)の旅、リコーGXR試写レポート その1

沖縄陶器(やちむん)の旅、リコーGXR試写レポート その1
2月24日
仕事で、またもや沖縄へ、ここのところ毎年1回は沖縄へ飛んでいる。これから回数が増えるかどうかは、今回の旅にかかっているかもしれない。
結論を言ってしまえば、結局今回の旅では、今後の仕事の展望が確定しなかった。宙ぶらりんの時は、その状態でどこまで前向きの姿勢を保てるかの根競べになります。まあ、焦らずにやりましょう。 
こんな中で、仕事に遊びを混ぜることは、そうとうな根性が必要です。金曜日は4時起きで沖縄に最安値の便で飛んだので、午前中が空きました。また、土曜日の午後と日曜日に時間が空きました。今回は天候も悪く、<やちむん探検>一本に絞りましょう。
  金曜日は、時間もあまりないので、那覇の壺屋町、やちむん通りと壺屋焼物博物館で勉強です。今回はレンタカー無しで、モノレールとバスで全てを行なおうと決心していました。沖縄は車なしでは生活できないと言われています。その通りなのですが、モノレールとバスでどこまでできるか一度試したかったのです。
  ホテルのある美栄橋(ミエイバシ)駅からモノレールで安里(アサト)駅へ、ひめゆり通りを少し歩くとやちむん通りの入口に着きます。モノレールというのは高い所を走るので、新しい発見があります。那覇というと大きな街で、ビルばかりと思っていましたが、そのビルの谷間に、時々とんでもなく古い家が少なからず存在しているのです。モノレールからの写真があればよかったのですが、撮るチャンスがなくて、街を歩きながら、とんでもなく古い家とか、古いことを頑固に変えたくないと主張しているような家を少し撮りました。古民家は、むしろ那覇にあるという面白い発見です。
  撮影は、ごく一部を除いて、リコーGXRとMマウントのフォクトレンダー、カラースコパー35mm F2.5 PIIです。この組み合わせの印象は後程書きます。

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見方によれば波のりをしているシーサーに見えます。もっと面白い風景がいっぱい目に入るのですが、時間が無くて。次回は<那覇、ビルの谷間の古い家>という企画をしてみましょう。

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この家は相当すごいことになっています。

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ひめゆり通りに面した角の家も、そうとう年代ものです。使われているのか、いないのか?東京の目でみると、都会の真ん中に崩れかけた家というのは不思議にみえるのですが、沖縄ではちっとも不思議でないのでしょう。

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これはやちむん通りの途中にあるシーサーのお店ですが、どうも、沖縄の人は屋根の上に草が生えることを、かえって自然に埋没しているようで、良しとする傾向があるようです。

やちむん通りに入ってすぐ右手に井戸があり、さらにその先に仁王窯と書いてある、お店と窯がありました。

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これは東ヌカー(または、アガリヌカー)といって、壺屋の人が初めてほった井戸だそうで、大切にされている場所です。

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仁王窯は入ってビックリ、とても面白い焼物がぞろぞろあります。

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たとえば、この四角いトックリ。当方は今のところ、四角い壺ばかり作っているので、このような四角い焼物に目が行ってしまいます。これでも1万数千円。

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こっちにもあるでしょう。四角い花瓶。なぜかここの店の魚は金魚っぽいのです(この写真はそうでもありませんが、他のは全く金魚です)。沖縄の人は意外に魚を知らない。特に昔の沖縄の人は海に出ない。もっぱら糸満の人(人種ルーツがちがう、海洋民族系の人達です)が漁をして、それ以外の人は野菜と豚を食べていたのです。昔の沖縄の陶芸家は魚が良くわからないし、それに沖縄の魚は色が派手だから、金魚の絵を真似して、絵付けをしたのではないかと疑ってしまいます。これも一万数千円。

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(ピンボケですみませんが、リコーGXRのマニュアル焦点合わせはとっても難しいのです。しかし、いったん焦点が合えば、10倍にトリミングしてもおどろくほど鮮明な絵がとれるのです。)
このようなカラフルな模様といい、形といい、とっても楽しい。みんな伝統的絵柄なのだそうです。

年期の入ったおばさんと、いろいろ話しました。当方の作っている焼物は沖縄の陶器に似ているといった陶芸の先生の言は、なるほどそうかもしれない。沖縄の陶器を知っていて、それを真似しようとしたことは決してないのですが、よく似ています。当方の作っているような平板を4枚組わせた壺がいっぱいあって、買いたくなってしまいます。どれをとっても1万数千円。高いじゃないのおばさんというと1万円にまでまけますよとおっしゃいます。そんな高い陶器は買ったことが無いといってねばっても、それ以上はさがりません。やちむん通りに入ってすぐの店で、すぐに1万円の買い物はとてもできません。なんやかんやおばさんと話します。ほとんどが、昔からの模様があって、それを手書きで絵付けをすること、平板の壺は、型にいれて、板を作りそれを合わせること、その上部の徳利かたの口も型に粘土を入れて作ること。 このお店はとってもいい。伝統的絵柄がとっても魅力的。最初のお店で、すてきな陶器に出会うのだから、この先どんな面白い陶器があるかと思ったら、ここのような純粋な古典的陶器が集まっている(本当のところは、骨董品のような古い陶器が年代を積み重ねて、ごちゃごちゃ積んであると言った方がいいかもしれません)とっても面白いお店はここだけでした。好みのお店に最初に出会ったということです。もっと写真を撮ればよかった。出だしだったので、遠慮してしまって残念。

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御店につながる、実際作業している仁王窯。

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裏道を少し行くと石敢當(いしがんどう、魔よけのしるしで、道の分岐点にかならずといっていいほどある)にぶつかります。右に曲がると新垣家の需要文化財の窯があるそうですが、修復工事中ではいれません。左に曲がってやちむん通りに戻ります。
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Author:山海旅人
山海旅人
<南方から黒潮に乗って流れ着いた人の子孫と思われる>
趣味:おいしい魚をたべておいしいお酒を飲むこと。お魚の料理もいたします。海が近付くと元気になると人にいわれます。

座右の銘:<芸といふものは実(じつ)と虚(うそ)との皮膜(ひにく)の間にあるもの> 
実写とデフォルメの間に真実があるという意味です。

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