リコーGXRによる冬のパターン試写(新宿御苑だより) その3 (最終回)

リコーGXRによる冬のパターン試写(新宿御苑だより)その3

さて肝心の、リコーGXRの試写はどうなんだということですが、外見は大変魅力的です。

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ペンタックスK5とZeiss 50mm

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リコーGXRとZeiss 50mm

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リコーGXRとペンタックス 43mm limited

今回はこの組み合わせは試写しませんでしたが、これはかっこいいです。今後の常用組み合わせとなるでしょう。

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リコーGXR とペンタックス100mm macro

現在は、リコーのレンズは全然買っていないで、ペンタックスのレンズをリコーGXRに装着しています。リコーはボディーが軽いので、使い慣れたペンタックスレンズをつけて、ペンタックスの一眼レフなみの画像が撮れれば有頂天になるところなのですが。いまのところ、同じレンズを使った場合ペンタックスK5の画像にリコーGXRは全然追いつきません。焦点合わせが不十分な上に手振れがはいるので、画面がぼけるのです。いろいろGXRのメカを理解していない為にトラブルが続発です。一番バカだったのは、レンズとカメラ本体との電子的やり取りが全く無しであることに試写の2/3くらいの長い間気が付かなかったことです。絞り優先プログラムを選択しているのに、なぜ絞りの設定が出来ないのか、どうやったら絞り情報が液晶画面に出てくるのだろうといじくっていました。レンズと本体の電子的やり取りがないのですから、そんなものはボディーで制御できるわけはないし、ボディーに表示が出るわけはないのです。レンズの絞りを手動で設定すると、カメラ本体が、適切なシャッタースピードを勝手に決めるにすぎないのでした。バカバカしくもシンプルです。驚いたことに新設計のデジタルカメラ専用のレンズたとえば、15mm limitedには絞りの表示がないのです。定位置は完全に絞られた状態になっています。よって、これをGXRに着けると、露出はシャッタースピードで稼がなければならないから、超スローシャッターとなり、手振れが発生するわけです。マニュアル撮影を行うことを前提としたオールドレンズでないと、GXRは対応出来なのです。変ですね、最新のレンズは使えず、オールドレンズしか使えないシステムなのです。見捨てられた古いレンズを使うために6万円をマウントアダプターに投資するというバカなことをしているのです。
手振れ補正は出来ません。一番まずいのは、オートフォーカス出来ないのに、ピントを合わせることが難しいことです。液晶が嫌いな当方は、当然、ファインダーアダプターを使います。これで液晶と同じ画面をファインダーで覗くことが出来ます。しかし、これがなかなかうまくゆきません。このファインダーは完全にライブビューなのです。絞りこむと対応してシャッタースピードが遅くなり、画面は適切な明るさになりますが、ピント合わせはいよいよやりにくくなるわけです。絞っているのだから、ピント合わせは適当でいいのではと思うでしょうが、今回はペンタックス100mm macroを使っていますから、そう簡単にピントは適当になどということが許されないのです。GXRは手かせ足かせで、苦労することが好きであるマゾ的な趣味となります。

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リコーGXRボディー+GXR APS-C マウントA12+ペンタックスレンズ(Kマウント)用アダプター


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リコーGXRボディー+GXR APS-C マウントA12からペンタックスレンズ(Kマウント)用アダプターをはずしたところ。GXR APS-C マウントA12はライカレンズ(Mマウント)用に設計されています。

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リコーGXRボディーからGXR APS-C マウントA12を外したところ。

今回のユニットで総計11万円くらいになるので、ゆうに一眼レフが買える値段です。そこまでの価値があるかは、これからにかかっています。

通常の組み合わせはボディーとリコーのレンズユニットの組み合わせとなります。このレンズユニットに受光部からシャッターから皆ついていて、クローズされたユニットで、ボディーはただ、液晶と電池と操作系を受け持っているだけなのです。なんでそんな無駄なことをするのかと素人さんは思うでしょうが、海辺で一眼レフのレンズ交換するときのいやな気分を知らないからです。潮風が吹く中、レンズを外してカメラ内部を裸にするわけで、間違いなく当方のカメラは塩で寿命を短くしているはずです。どうやったらこのリスクを回避できるか考えて、当方なりの設計図まで書いたのですが、リコーさんは、当方の考えもしなかった方法でいとも簡単にこのリスクを回避したのです(実際はユニットの防塵性にまだ問題があるそうですが)。重要な部分をボディー側でなくレンズ側にくっつけてクローズなユニットにしてしまったのです。いままでのレンズ交換の時にレンズとシャッターと受光部をまとめて、交換するのです。これは考え付かなかった。潮風がふいたって、あとでちょっと拭けばいいのです。
リコーGXRはいわゆるミラーレス一眼にあたりますが、ミラーレスとするとマウントのちがうレンズをつけられる可能性が生まれるのです。ソニーのミラーレス一眼NEXシリーズもそれが出来ます。リコーGXRの場合は他社レンズの為にライカ用マウントユニットを作ってしまったわけで、ライカレンズにあわせて、きれいに写るようにマウントユニットを調節しているわけです。レンズユニットがそれぞれ独立しているのでそれが出来るのです。ソニーNEXでは社外レンズそれぞれに対応する調節ユニットを作るのは大変であり、かつ他社レンズのためにそこまでするわけないです。リコーGXRとライカレンズの組み合わせの方が、ソニーNEXとライカレンズの組み合わせよりきれいに撮れるというということになります(ただし6万円がよけいにかかる)。リコーさんもGXRを作った時にそこまで考えていたか疑問ですが、次々に新しい仕組みを生み出すことができる可能性があります。
  GXRで初めてライブビューファインダーを使いましたが、これがメリットとデメリットがあるものの、将来的には断然すばらしい。実際に撮れるであろう絵を事前にファインダーで見ることができるのですから。これまで液晶で見ていた撮影に必要な情報がみんなファインダーの中に見えるわけですから、最高です。現在の電子技術ならやろうと思えば、なんぼでも理想的ライブビューファインダーを作ることができるはずです。但し、GXRのライブビューファインダーはまだまだダメですよ。
   ペンタックスがミラーレスかつフルサイズの一眼レフを作っているという噂がとんでいますが、ここにきて当方は確信しました。ペンタックスだったら、必ずミラーレスかつフルサイズの一眼レフを考えるだろう。技術的に満足できるところまで来たら、今年中に発売されるだろう。ミラーレス一眼は軽くできます。重たいフルサイズの概念をぶち破った、ミラーレスフルサイズをねらうにちがいありません。どこのレンズでも装着できるフルサイズです。 この方法しか、キャノン、ニコンに対抗する手段はないのですから。今年の早い時期に必ず出ます。当方はこれを待ちましょう。
 このブログを書いたあとに、超小型でレンズ交換できるミラーレス一眼、ペンタックスQは新設計の小型レンズを装着しているのですが、これまでのペンタックスレンズ(Kマウント)を装着するアダプターが発売されていることに気付きました。うーむ、こちらの方がよかったか。リコーGXRはAPS-Cだし(ペンタックスQは受光部がずっと小さい)、 ライカやニコンレンズも装着できる。といってなぐさめる。
さらに、APS-Cですがペンタックスがミラーレス一眼を発売しました。ニコンが新フルサイズD800、オリンパスも新一眼レス発売。なにやら各社、壮絶な戦いになってきました。うーむ、もうわからん。
とにかくGXRをさらに追いかけてみましょう。

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Author:山海旅人
山海旅人
<南方から黒潮に乗って流れ着いた人の子孫と思われる>
趣味:おいしい魚をたべておいしいお酒を飲むこと。お魚の料理もいたします。海が近付くと元気になると人にいわれます。

座右の銘:<芸といふものは実(じつ)と虚(うそ)との皮膜(ひにく)の間にあるもの> 
実写とデフォルメの間に真実があるという意味です。

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