自然教育園日記 その92 接近撮影におけるマクロレンズvs. 超広角レンズ

自然教育園日記 その92 接近撮影におけるマクロレンズvs. 超広角レンズ
2017-6-8~11

現在、自然教育園に咲く花は、ガクアジサイ、エゾアジサイ、クガイソウ、クサフジ、ドクダミ、トラノオ類、等々10種以上ありますが、花だけで絵にする自信がありません。虫入りの花と花だけの絵は全く違うもので、花撮影に虫を入れるのはとんでもない堕落なのですが、しかたありません、虫入り解禁です。そうと決まれば、虫入りに徹底的にチャレンジ。

1、 Sony FE90mm macro F2.8±接写リング(10mm)
2、 超広角レンズ Zeiss Distagon 18mm F3.5 + フォクトレンダーclose focus adaptor
3、 超広角レンズ フォクトレンダー・ウルトラワイド12mm、F5.6+フォクトレンダーclose focus adaptor
4、 超広角レンズ Zeiss Batis 18mm F2.8 + 接写リング(10mm)

マクロレンズは最短撮影距離28cmこれに接写リング(10mm)をつけると25cmくらいに接近、超広角レンズはもともと最短撮影距離が小さく、例えばZeiss Batis 18mm F2.8では25cm。超広角レンズにフォクトレンダーclose focus adaptorまたは接写リングをつけると、10~15cmまで接近できるようになります。最短撮影距離というのは被写体から受光面までの距離ですから、レンズ前面からは数cmの距離まで近づくことになります。これで虫を撮れば、虫は逃げます。今回、マクロレンズはファインダーで焦点を合わせていますが、超広角レンズはもっと近づくのでファインダーをのぞくことが出来ません(そこまで顔が近づけば、当然、虫は逃げます)。距離は見当、めくら連写で、膨大な写真の中から使える写真を選び出すというとんでもなく非効率撮影です。
  なんで、望遠を使わずに逆の広角を使うのかというと、そのパースペクション効果により、虫がダイナミックに表現できるかもしれないという期待からです。自然教育園でのチョウ撮り連中は、広角レンズで、距離は見当、めくら連写で飛ぶチョウを撮ります。ファインダーをのぞかずに、カメラを手で振り回して飛ぶチョウを追いかけるのです。これで当たれば、不思議な浮遊感のあるチョウが撮れます。

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Sony alpha7RII + フォクトレンダー・ウルトラワイド12mm+ フォクトレンダーClose Focus Adaptor
これは当方の失敗作ですが、例えばこんな具合の浮遊感です(当たればもっと面白い)。めくら連写・飛びチョウ撮りは今回全部失敗。いずれ成功したらご報告します。

さて、超接近撮影の結果は、まずマクロレンズから。

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Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro

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Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro

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Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro

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Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro

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Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro + 接写リング 
エゾアジサイとヨツスジハナカミキリ

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Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro + 接写リング

以下、超広角レンズ接近撮影

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Sony alpha7RII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 + フォクトレンダーClose Focus Adaptor   エゾアジサイ

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Sony alpha7RII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 + フォクトレンダーClose Focus Adaptor

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Sony alpha7RII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 + フォクトレンダーClose Focus Adaptor
クサフジとモンシロチョウ

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Sony alpha7RII + Zeiss Batis 18mm F2.8 + 接写リング

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Sony alpha7RII + Zeiss Batis 18mm F2.8 + 接写リング
クガイソウとキチョウ

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Sony alpha7RII + Zeiss Batis 18mm F2.8 + 接写リング

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Sony alpha7RII + Zeiss Batis 18mm F2.8 + 接写リング

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Sony alpha7RII + Zeiss Batis 18mm F2.8 + 接写リング

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Sony alpha7RII + Zeiss Batis 18mm F2.8 + 接写リング

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Sony alpha7RII + フォクトレンダー・ウルトラワイド12mm+ フォクトレンダーClose Focus Adaptor

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Sony alpha7RII + フォクトレンダー・ウルトラワイド12mm+ フォクトレンダーClose Focus Adaptor

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Sony alpha7RII + フォクトレンダー・ウルトラワイド12mm+ フォクトレンダーClose Focus Adaptor

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Sony alpha7RII + フォクトレンダー・ウルトラワイド12mm+ フォクトレンダーClose Focus Adaptor

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Sony alpha7RII + フォクトレンダー・ウルトラワイド12mm+ フォクトレンダーClose Focus Adaptor

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Sony alpha7RII + フォクトレンダー・ウルトラワイド12mm+ フォクトレンダーClose Focus Adaptor

広角レンズ・超接近撮影は苦労の割に今一つ、そのメリットが見つかりません。マクロレンズのほうが、着実に成果を上げています。でも、なぜか広角レンズ・超接近撮影は面白い。それはおそらく、対象の写り方にそう違いがなくても、広角レンズ・超接近撮影はバックの情報が多少なりとも入り込むところにあるようです。本当はもっとずっと広くバックが入っているのですが、広角レンズは対象が小さく写るので、トリミング拡大せざるをえない、これで期待されたパースペクション効果の殆どがキャンセルされてしまう。しかし対象と、少し残るバックの対比がマクロレンズでは得られない感覚を生み出すのです。
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Author:山海旅人
山海旅人
<南方から黒潮に乗って流れ着いた人の子孫と思われる>
趣味:おいしい魚をたべておいしいお酒を飲むこと。お魚の料理もいたします。海が近付くと元気になると人にいわれます。

座右の銘:<芸といふものは実(じつ)と虚(うそ)との皮膜(ひにく)の間にあるもの> 
実写とデフォルメの間に真実があるという意味です。

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