CP+ 2016 ミラーレス・レポート その2

CP+ 2016 ミラーレス・レポート その2

4、ミラーレス超望遠レンズ

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富士フィルムの望遠ズーム試写

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鳥撮りに使えるミラーレス用望遠レンズが相次いで発売になりました。3つとも触ってみました。写真でみると似たように見えますが、持った感じはそれなりに異なります。オリンパスもとんでもなくすごいという感じもなし。やはりどちらかというと重たくてゴツイ。望遠の単焦点はいつも望遠で覗くというのは結構疲れる。低倍率で捉えてから高倍率に変えることが出来るズームのほうが楽ちん。富士フィルムもパナソニックも覗いた感じ、ああ望遠ズームかという、普通の感じ。富士フィルムはデカすぎ、全くのアンバランス。なにか野暮ったい印象。  何度も言いますが、オリンパスは高すぎる。この中から一本と言われたら、パナソニックかな。多少小ぶりでスッキリと軽くて安い。当方は鳥撮りは高画質である必要は無いと思っているから、軽くて安いにこしたことはない。でもきっと、どれも買わないでしょう。鳥撮りには向きませんが、望遠はフルサイズ用Sony FE 70-200mm F4 G OSS SEL70200G 840g 最安値114999円に魅かれました。ちっこくてかっこいい。

5、フォーカスセレクト/フォーカスブラケット
次にPanasonic Lumixのフォーカスセレクトを調査。下の写真の様に手鞠を幾つかファインダー内にとらえて、シャッターを押すと、ファインダー内の手鞠を自動的に順番にフォーカスして撮影してゆき、あとで撮影画像を液晶でタッチするとそこに焦点があった画像になるという仕組み。結局は4K動画の応用編で、4K動画切り出しと同じように800万画素止まりの絵になるのです。フォーカスの異なる絵を重ね合せる機能はまだ付いていないとのこと。下の手鞠3個を順番にフォーカスしてゆくと2秒くらいかかります。三脚立てて使うたぐいのシステムでしょう。現在Lumix GX8などについていますが、近々GH4にも搭載できるそうです。 GH4を売らなければよかったと一瞬思いました。

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Lumix フォーカスセレクト体験コーナー

似たシステムがオリンパスについていますが、これはフォーカスをずらしながら何枚も撮影して、それぞれをばらばらにも重ね合せても取りだすことができます(深度合成フォーカスブラケット)。いずれにせよ、飛び鳥撮りのような瞬間的なフォーカスブラケットは出来ずに三脚立てて、1秒くらいかかってフォーカスをずらして撮影するというシステムです。オリンパスのシステムはマクロ撮影の時に、一部しかフォーカス出来ないのが嫌だと言う場合に、端から端までビチッとフォーカスした写真が得られるということです。Lumixが遊びの類であるのに、オリンパスの方は新しい絵を作れるという意味で、オリンパスの方がずっと意味あるシステムの気がします。

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オリンパス・フォーカスブラケット
Lumixにはニコン1のベストモーメントキャプチャー(BMC)に相当するシステムがあります。こちらはプログラム露出でなく、シャッター速度を指定できます。しかし、結局は4K動画の応用編で、800万画素止まりです。ニコン1のBMCの場合は1839万画素のままBMC撮影できますから、どちらが画質がいいか、いい勝負といいましょうか、どうやらニコン1の方が画質がいい気がします。 ようするにLumixの色々なシステムは4K動画の応用編ですから、800万画素のスチール写真の範疇をでません。当方は最近4K動画に興味を失ったので、その応用編にも興味なくなり、きっとLumix GX8は買わないでしょう。ニコン1のBMCを知ったためかもしれません。
Lumixのシャッタータイムラグに関してしつこく聞いたのですが、Lumixも富士フィルムと同じ有機液晶だから、液晶タイムラグも同じはずだというのです。どうやら、元々、有機液晶というのは40コマ/秒で不連続に絵を写しているらしく、だから同じだというのですが? それならなぜLumix GH4は飛び鳥撮りでことごとく逃したのでしょうか? 液晶が40コマ/秒で連続的に写しているということと、液晶の写っている絵が現物からどれくらい遅れているかということとは別の話の気がするのですが。とにかく、ミラーレスの連中はここのところを曖昧にしたままに商売していることはふとどきと思いますが。

6、ペンタックス・フルサイズK-1
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ペンタックスのフルサイズK-1は注目を集めていました。タッチアンドトライはいっぱいで、当方はギブアップ。トークをちょっと聞きました。ソニーに比べるとちっこいスクリーンでなんともかわいそうな感じです。一眼レフ 画素数:3677万画素(総画素)/3640万画素(有効画素) 撮像素子:フルサイズ/35.9mm×24mm/CMOS 連写撮影:6.5コマ/秒 重量:925gは普通のスペックですが、撮影感度、標準:ISO100~204800というところが魅力的です。ちなみにSony alpha7S/SIIは撮影感度、標準:ISO100~102400拡張:ISO50~80、128000~409600ですから、ペンタックスK-1の方が魅力的です。K-1の価格も25万円ですから、そう高くない。 4K動画は撮れませんが、4K動画に興味ないなら、Sony alpha7S/SIIよりペンタックスK-1の方が魅力的。ペンタックスK-1のハイレゾリューションシステムを使うと6000万画素レベルになるそうで、このハイレゾも魅力的です。トークではペンタックスのFA limited 3兄弟、31mm, 48mm, 77mmをK-1に付けての撮影が登場、この3兄弟をさかんに誉めていました。このオールドレンズが最新のフルサイズでも光っているとはなんと素晴らしい。Sony alpha7Sを売って、ペンタックスK-1を買って手持ちのFA limited 3兄弟を付けて撮るという路線に少なからず心を動かされています。
Canon, Nikonさんの一眼レフはもっと上をいっているのでしょうが、ぜんぜん見ていません。すみません。いいものはどうせ重たいのだろうということで、見ていないのです。

7、Zeiss/コシナ/フォクトレンダー
Zeiss/コシナ/フォクトレンダーのコーナーではZeissのソニーフルサイズFEマウント用のAFレンズBatisが魅力的でした。おなじくZeissのソニーフルサイズFEマウント用のMFレンズLoxiaを試したときに隣にあったBatisですが、これを覗いた時にとっても魅かれました。かんじんのLoxiaは特に印象が無い。ZEISS Batis は現在2/25(13.5万円、335g)と1.8/85( 13万円、475g) の2種ですが、50mmが発売になったら買いたいと思いました。価格も13万円前後で手が届きます。ちなみにLoxia 2/35(12万円、340g), Loxia 2/50 (8.7万円、320g)、Loxia 2.8/21(18万円、394g)。オールドスタイルのZFシリーズ(ニコンマウント)に比べて圧倒的に軽いのはいいのですが、画質的にZFと比べてなんとなく魅かれないのです。
コシナの新しいZeiss ZMであるZeiss Distagon T* 1.4/35 ZM (18.8万円、381g)はいい感じでした。コシナZeiss ZM(ライカ・Mマウント)をクソミソに言ってきましたが、これはフィルムカメラ用のレンズがデジタルに合わないのが原因の気がしています。この新製品Zeiss Distagon T* 1.4/35 ZMはデジタルカメラ用にリニューしているために、やっとZeissらしい画質に戻ったような気がするのです。コシナの方も、このレンズからリニューされてよくなるといっていました。

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SonyのGマスターはZeiss至上主義を覆すのでしょうか? それともZeissの味は変わらず魅力なのでしょうか? (Leitzは高すぎて手が届かないので、論外)

8、プリント用紙
やはり、今一番興味あるのはプリント用紙、海外のプリント用紙(Canson;フランス、Hahnemuhle;ドイツ、Ilford:イギリス発)と日本の和紙を使ったプリント用紙(プリント和紙)。何種類もの用紙が1枚か2枚づつ入っているお試しセットを早速発注しました。
また、後程詳しく述べますが、目黒のMaker`s Baseというアーティスティックな物作りの為の種々の機器を一堂に会して、オープン利用できるシステムがあったので、そこの会員となりました。大型のプロ印刷機や3Dプリンターも使えます。これで、果たして、当方の頭の中にある陶器、絵画、写真のフュージョンによる超主観空間を実現できるのでしょうか? 写真はなにも白い紙に印刷して、パネルに入れればいいというもんではない、パリ・リトグラフ工房idemを思い起こせ。ニキ・ド・サンファルの色立体を思い起こせ。チームラボの超主観空間を思い起こせ。

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全体的にCP+2016を見ると、Canon, Nikonが元気をとりもどして、一眼レフの逆襲がみられます。ミラーレスでは圧倒的にSonyが元気で、G マスター・レンズとα6300の速写/AFには根本的技術革新が裏打ちされている。オリンパスがNewオリンパス・ペンつづいて、富士フィルムはX-Pro2が売りですが、コンセプトはこれまでの延長。 Pnasonicは4K動画中心の売り込みですが、4K動画自体がどれほどの意味があるのか、単なる新し物の興味におもえます。当方が注目していたライトフィールドカメラ、Lytroは撤退のもよう。でも油断してはいけません。アメリカさんの新技術は一度撤退しても、それが本物なら必ずカムバックしますから。当方が以前書いた、カメラの未来図はきっとその通りになるでしょう。

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Author:山海旅人
山海旅人
<南方から黒潮に乗って流れ着いた人の子孫と思われる>
趣味:おいしい魚をたべておいしいお酒を飲むこと。お魚の料理もいたします。海が近付くと元気になると人にいわれます。

座右の銘:<芸といふものは実(じつ)と虚(うそ)との皮膜(ひにく)の間にあるもの> 
実写とデフォルメの間に真実があるという意味です。

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