Sony α7RII 試写 ~その10-1 河口湖ステラシアター編 ~

Sony α7RII 試写 ~その10-1 河口湖ステラシアター編 ~

<メルビッシュ湖上音楽祭が約50年の時を経て、初めてヨーロッパから海外に旅立ちます!現地と同じ野外劇場での公演は河口湖ステラシアターだけ!> という宣伝文句は魅力的でしょ。オペラに関しては、全て家内の推薦に従って、ハイハイと賛同して、参加するのですが、だいたい外れることはありません。

<ハイドン活躍の地アイゼンシュタットにほど近いユネスコ世界遺産、ノイジードル湖上にて、毎年夏に有名なオペレッタ・フェスティバルが開かれています。湖上に設けられた幻想的なステージが有名な「メルビッシュ湖上音楽祭」です。1957年に始まって以来大変な人気を博す音楽祭で、1996年からは毎年約20万人の観客を集め、世界最大の音楽祭の一つとしてその名を馳せています。今回、河口湖ステラシアターで出張公演されるオペレッタ「こうもり」は、数あるウィンナ・オペレッタの中でも最高峰とされる作品で、「オペレッタの王様」ともよばれています。ヨハン・シュトラウス2世特有の優雅で軽快なウィンナ・ワルツの旋律が全編を彩り、その親しみやすいメロディーは全世界で愛されています。> と宣伝は続きます。

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メルビッシュ湖上音楽祭
さて、河口湖ステラシアターはどこまで、メルビッシュ湖上ステージにせまることが出来るのでしょうか?

この時、2015-9-10の一日前から台風17, 18の影響で、大雨が帯状(線状降水帯)に移動して、関東、東北が大変なことになったのです。我々は丁度9-9に河口湖に泊まって、次の日河口湖ステラシアターの公演を見て、その晩東京に帰る予定でしたが、寸前に予約を変更して、9-10に河口湖に向かい、ちょっと観光してから、河口湖ステラシアターの公演を見て、その晩は河口湖に泊まって、次の日、忍野村とか河口湖周辺を観光して東京に帰ることにしたのです。9-9の午後には、河口湖は帯状大雨が通過して雨は上がっているので、この変更がベストであったかはわかりませんが、以下に述べるように、とりあえず運良く、河口湖ステラシアターの公演も見られたし、観光もできて、高速バスで往復できたのです。被災された方には本当に申し訳ないのですが、この災害を回避して、楽しんでしまったのです。

目的は本場ウイーンのオペレッタ鑑賞ですが、その前後に河口湖周辺をうろうろしてSony α7RIIの試写をつづけました。今回の目的は、紅葉シーズンにむけたカメラの布陣を試すことにあります。現在の想定は、
Sony α7RII + Sony FE 90mm macro Gレンズ F2.8
Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm F4.0
の2台体制です。

Sony α7RII + Sony FE 90mm macro Gレンズ F2.8に関しては、単純にマクロ撮影に慣れることとマクロレンズによる遠景撮影の首尾を確かめること。Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm F4.0に関しては、本当にこのズームは使えるのだろうかという疑問に答えをだすこと。だめなら、昔に戻って、Zeiss Distagon 18mm 単焦点に逆戻りです。

写真がいっぱいあるので、4日に分けます。
1、久保田一竹美術館と<辻が花染め>の話
2、河口湖自然生活館の花々と河口湖ステラシアターのオペレッタの話
3、<湖楽おんやど富士吟景>と忍野八海の話
4、忍野八景の続きと花の都公園、山中湖とSony α7RII試写の総評

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

9-10高速バスで河口湖に向かう途中に富士山が見えます。このあと富士山は直ぐ姿を消すのです。
河口湖周辺観光スポット人気No1として出ていたネット情報に素直に従って、久保田一竹(ITCHIKU KUBOTA)美術館を訪ねました。久保田一竹(1917~2003)は<辻が花染め>で世界的に有名な染色家です。
まずは<辻が花染め>とはなんぞやですが、室町、安土桃山時代から江戸初期に隆盛をほこった、複雑な縫い締め絞り染物で、久保田一竹が復活させて、世界に打って出た日本の誇るべき技術・作品です。普通の絞り染めというのは、布の部分を糸で縛ることで、そこを染色から保護してから、全体を染色して、あとで、糸をほどくと、見慣れた絞り染めとなるのですが、<辻が花染め>とは布の部分を糸で縛って、そこを部分的に染色してから、防水(現在はビニールをかぶせて、また糸で縛る)して、それから全体を染める、2重手間をかける染め方です。さらに刺繍をほどこしたり、何重にも染色したりとんでもなく手間のかかる染色法なのです。

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絞り跡が単純な白でないことがわかるでしょうか?
この美術館には、連作「光響」29点を含む37点の着物が飾ってあります。

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連作「光響」29点が巨大な寄木木造建築の展示場を一周するようにぐるっと飾ってあります。富士山や湖を含む秋冬の景色が完全に連動しているのですが、その一点一点においても十分、独立した魅力のある着物柄になっています。さらに、この連作は、春夏を加えて四季に発展しさらに後を継ぐ者たちにより「宇宙」という80点連作の集大成に向けて作成が続けられているそうです。
この美術館は久保田一竹自身が、自分の好みを完全に投入した空間で、とても心地よい場を作っています。これじゃ、資金が足りなくなって、完成(平成6年)までに苦労したろうなと思うのです。ちなみに、㈱一竹工房は年商12億円(平成11年)を売り上ピークとしてその後下降をつづけ、この美術館も赤字、平成22年には倒産。しかし、現在平成27年、まだ美術館は存続しているし、「宇宙」は作成継続中といっている。誰かが助け舟をだしたのでしょうか? 世界中のオペラハウスは補助金なしには運営出来ないし、オペラ自体も補助金なしには存続できない。<いい物>を存続させるのはとても難しいことなのです。
それだけ久保田一竹美術館は価値がある場所であり、消滅しないうちに、皆さん訪ねておいた方がいいですよ。
ここの、<辻が花染め>は当方の陶芸に対するあるアイデアを与えてくれたので、大枚はたいて、写真集を買い、今日は陶芸で早速そのアイデアに挑戦しています。どうなりますか???

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穏(おん)「富士山」シリーズより

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序(じょ)連作・「光響」より

展示場自体は撮影禁止ですから、HPから写真を転用させていただいています。展示場の裏には、散策できる庭があり、いい空間をつくっています。以下は当方自身の撮影です。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro  展示場入口

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro  ミュージアムショップと休憩所

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro  ミュージアムショップ入口

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

ミュージアムショップ、隣接する休憩所、および展示場につながる階段等、ほぼ、スペイン・バルセロナ、アントニ・ガウディ―のグエル公園のコンセプトをパクったとおもわれます。入口の金属彫刻もコンセプトはそっくり。でもいいですよ、これで。一竹さんはガウディ―とその考え方をとても尊敬し,同調していたのだろうと思うのです。その気持ちはとてもよくわかります。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro 裏庭への入口

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

椅子もガウディ―風でいいですね。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

入口の門の横にある彫刻。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

さかんにマクロ撮影の練習をしています。かなりSony FE 90mm macroのAFを使えるようになってきました。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

一竹美術館をでて、バスで河口湖自然生活館へむかいます。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

Sony FE 90mm macroは紅葉・遠景撮りにも使えそうですが、やっぱり遠景はSony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8の方がいいかな?Sony α7RII + Sony FE 90mm macroで、1.3 kg強、これでも重たいのに、Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8で1.5kg強いっちゃいますから、これは重たいですよ。

また、明日
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Author:山海旅人
山海旅人
<南方から黒潮に乗って流れ着いた人の子孫と思われる>
趣味:おいしい魚をたべておいしいお酒を飲むこと。お魚の料理もいたします。海が近付くと元気になると人にいわれます。

座右の銘:<芸といふものは実(じつ)と虚(うそ)との皮膜(ひにく)の間にあるもの> 
実写とデフォルメの間に真実があるという意味です。

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