ベルリン・フリー旅行 その4

ベルリン・フリー旅行 その4 ベルガモン博物館からベルリン・ドイツ・オペラへ

本日(2015-5-27)はベルリン市内観光の初日(2015-5-8)後半の話です。

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Sony alpha7S + フォクトレンダーVintage line 50mm F1.5 Aspherical VM

このシュプレー川のほとりは、なかなかいい景色で、気持ちのいいところです。

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Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm

家内はベルリンでブレークしている<カリーヴルスト>を盛んに探しまわっていたのですが、やっとそれを見つけてシュプレー川のほとりで食すことになりました。

ネットの説明は結構おもしろいので、そのままのせましょう。
<焼いたソーセージ(ブリューヴルストまたはブラートヴルスト)の上にケチャップとカレー粉をまぶしただけの単純な料理だが、根強い人気のあるメニューである。レストランよりは街中の軽食スタンドなどで売られていることが多く、注文するとほとんどの場合ブレートヒェン(小さなパン)が1つ(ブレートヒェンに挟む店も多い)か、フライドポテトが付いてくる。一時期は庶民の味、ファストフードとして圧倒的な人気を博した。近年はピザやケバブの人気に押されているものの、ドイツのどこでも食べることのできる大衆食としての地位は不変である。カリーヴルストは第二次世界大戦後のドイツで普及したが、いつどこで発明されたかについては異論が多く定かでない。ベルリンでの定説では、カリーヴルストのソースはヘルタ・ホイヴァー(Herta Heuwer、1913年6月30日ケーニヒスベルク生まれ、1999年7月3日ベルリンで没)という女性が発明したとされている。彼女は西ベルリンのシャルロッテンブルクでソーセージ屋台を経営しており、ケチャップ、ウスターシャーソース、カレー粉といった材料をイギリス軍兵士から仕入れていた。1949年9月4日、雨で客が来ないため退屈しのぎに材料を混ぜた結果、カリーヴルストができたという。以後、ベルリン市街を再建する建設労働者の間で人気を博するようになった。全盛期には週に1万本を売ったという屋台をもとに彼女はレストランを開き1974年まで経営したという。ベルリンには2009年に、カリーヴルストの発売60周年を記念してカリーヴルスト博物館(カレーソーセージ博物館)が開館している[2]。ルール地方の言い伝えでは、エッセンのソーセージ屋台で、店主がカレー粉の入った缶をケチャップの中に落とした偶然から発明されたとされている。>

2回たべましたが、柔らか目のソーセージでカレーの味はそれほど強くありません。正直、何度でも食べられる、わるくない食べ物です。ソニービル広場で家内がカリーヴルストを探して、若い学生風の一団にありかを尋ねたら、<この辺では知らない>と答えた若者が、ゲタゲタ笑った、その笑いの意味は何であろうかと、その後2人で議論したのです。その解答は、なんで日本からきた観光客が、よりにもよってこんなB級グルメを探し回っているのだろうという、あきれた笑いだろうということになりました。

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Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm カリーヴルスト

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Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm

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Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm

カリーヴルストを購入したお店です。ここのお兄さんは東欧(アルメニア)から出稼ぎに来ている若者で、日本にとっても興味をもっていました。東ヨーロッパの人がドイツに流れ込んで一生懸命働いている様が、ベルリンの壁崩壊の及ぼしたドイツへの影響を想像させます。ベルリンにはいまだ東西分断とその後の融合の影が満ち溢れている気がします。南北の韓国の壁が崩壊したらいったいどうなるのだろうか?

シュプレー川の中州には博物館が集合していて、博物館の島といわれています。このなかでもベルガモン博物館は膨大な内容を持っており、これ自体が世界遺産、全部みると何日もかかると言われています。

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Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm

我々は時間もないので、ベルガモン博物館で記念撮影しただけ。博物館はその土地を理解するにとっても役立つことは分かっているのですが、なぜかフリー旅では毎回パス状態になっています。

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Sony alpha7S + フォクトレンダーVintage line 50mm F1.5 Aspherical VM

ベルガモン博物館の庭の一部と思われる、ベルガモン博物館とベルリン大聖堂の中間にある、なにやら意味ありげな石作りの回廊。

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Sony alpha7S + フォクトレンダーVintage line 50mm F1.5 Aspherical VM

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Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm

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Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm     

世界遺産ベルガモン博物館もいっぱい工事中

ベルガモン博物館から一番近いUバーン駅FriedrichStr.から今夜のベルリン・ドイツ・オペラを見る為にDeutsche Operへ向かいます。


今日の出し物は、<ベルリオーズ、ファウストの劫罰>です。マイナーなオペラで、実をいうと、いままでコンサートに行った経験のなかで、最もチンプンカンプンの音楽でした。字幕を読んでも、舞台を見ても、音楽を聞いても、ストーリーがまったく想像できません。なにやらくだらないことをグダグダやっていると思っていました。だいたいオペラの題名を良く聞いていなかったのが間違いのもとで、さらに家内は通常前もってオペラのストーリーを説明してくれるのですが、なぜか今回はそれをはしょってしまったのでした。ベルリオーズは無論名前もしっているし、音楽も聞いているはずなのですが、あまり記憶にありません。ましてやオペラとなるとまったく想像できません。リヒャルトシュトラウスとかシェーンベルクとかのちょっと手前、ロマン派後期で現代音楽に走りのような音楽であろうと思い込んでいたのです。現代音楽だったら、題名だのストーリーだの聞いてもほとんど役に立たない、新しい世界へ向かう息吹を感じれば十分とたかをくくっていたのですが、とんでもなく間違いでした。ベルリオーズは現代音楽の走りではなく、むしろロマン派の走りで、宗教色の強い職人芸音楽をぶち壊して、新しい自由な音楽を作りだしたとして、通のあいだでは高く評価されているそうなのです。 フランス人が自分達の生んだベルリオーズを評価しなかったという大きな間違いが、フランス音楽の劣勢を生んだといわれています。 <ファウストの劫罰>という題名を知っていれば、原作ゲーテのファウストからある程度その内容(初老の男が悪魔に魂を売って、若返るが、色々な悲劇がおきる)はわかりますし、さらにオペラの内容の詳細を家内から聞いて、やっと全てがつながりました。そうであるなら、マイナーなオペラでありながら、歌い手、オーケストラ、舞台演出ともにとても力をいれており、なかなかいい演奏だったと思うのです。家内も評価していました。なんと、ドジなことだ、もう一度聞きましょうといいだして、明後日に再びベルリン・ドイツ・オペラに挑戦することになったのです。出し物は当然違います。今度は前もってストーリーを聞いておくことは必須であります。

<ベルリオーズ、ファウストの劫罰>
指揮 ジャック・ラコンブ
舞台監督、演出 クリスチャン・シュプック
舞台デザイン、衣装デザイン Emma Ryott
舞台照明 Reinhard Traub
舞台照明 Ulrich Niepel
合唱指導 William Spaulding
劇団顧問 Dorothea Hartmann
マルグリート: Clémentine Margaine
ファウスト: ヨセフ・カン
メフィストフェレス: Samuel Youn
ブランデル: Marko Mimica
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団、合唱団&バレエ団

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突然、軍隊が乱入し、兵隊人形歩きで舞台を一周する。これが有名なベルリオーズのラコッティー行進曲なのですが、この軍隊の乱入自体、このオペラの本筋とはあんまり関係ないのですから、曲は聞きなれていてもストーリーを想像する手がかりとはならないのです。
だいたい、<初老の男が悪魔に魂を売って、若返るが、色々な悲劇がおきる>などという突拍子もない話をまったくの予備知識なしで想像せよといっても無理ですよ。

ネットに現在ベルリン在住の東京芸術大学声楽科卒業ソプラノリストNishiguchi Akikoさんのコメントが出ていましたで、転用させていただきます。そういわれてみればそうかもしれません。
<ファウストの劫罰なんて、めったに演奏されないので、初めてきちんと全幕を観ました。
ベルリオーズの音楽は美しく壮大でしたが、オーケストラがいまいち表現しきれていない感もありました。ちょっと流れてしまっているような。演出は奇妙なもので、舞台は円形で斜めになったもの。それが回転しながらストーリーが展開していきます。始め、幕が開くと、オーケストラが演奏する前に、バレリーナ2人よるダンスが。無音の中、5分位は踊ってたと思います。セットはほとんどなく、バレエダンサーたちの身体表現や、合唱の群衆も動きによって場面が表現されていく。ファウストの劫罰にはフランスオペラらしく、多くのバレエ場面があるのですが、その振付が変わっていて、細かな動きがとても多く、少し眠くなりそうになったのが残念でした。途中、ファウストが馬でマルガリータのところへ向かうシーンで、なぜか舞台にスクリーンが二つ出て、そこに馬の映像が映るという。ちょっと興ざめな演出もありました。チープな映像を見せられるくらいなら、何もない方がよっぽど良いと思うのですよね。歌手ですが、韓国出身のバリトン、Samuel Younは存在感のある張りのある声で素晴らしかったですね。演技力もあり、奇妙な演出の中、自分の役割、自分が何をしなければならないのか、一番理解していた歌手のように思います。
ファウスト役のKlaus Florian Vogtは、なぜこの劇場の歌っているのだろうと思わせてしまう演奏内容でした。フランス的と言えばフランス的な甘い声を持っているのですが、声に存在感がなく、ふわふわとした声で、とにかくパンチが弱いのです。肝心な高音も頭声に逃げるような歌い方。(若干ポップ歌手のような歌い回し。) やっぱり私は、オペラに来るからには、体としっかりつながった、存在感のあるテノールの声を聴きたいですね。
ファウストの劫罰は、なかなか満足のいく内容ではありませんでしたが、曲としては美しい作品だと思いました。>

当方はクリスチャン・シュプックの演出は面白い演出と思います。歌手に対する評価はその通りだと思います。ただし、我々の公演はたまたま前述のようにテノールがヨセフ・カンという東洋人で、上記コメントのKlaus Florian Vogtではありません。Klaus Florian Vogtは結構有名な人ですが、家内もあまり評価していません。ヨセフ・カンさんは悪くなかったですよ。

この晩は、ホテルのバーで、なんと、またもやカリーヴルストとビールで夕食としました。この旅から帰っても、家でカリーヴルストが何度も再現されていますから、結構、癖になる食べ物ということです。



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Author:山海旅人
山海旅人
<南方から黒潮に乗って流れ着いた人の子孫と思われる>
趣味:おいしい魚をたべておいしいお酒を飲むこと。お魚の料理もいたします。海が近付くと元気になると人にいわれます。

座右の銘:<芸といふものは実(じつ)と虚(うそ)との皮膜(ひにく)の間にあるもの> 
実写とデフォルメの間に真実があるという意味です。

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