大きな変化 その2

大きな変化 その2

当方のレンズコレクションのありったけです。誇るべきコレクションではなく、単に苦心惨憺の軌跡なのです。

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1、カメラが整理されてきたのに対して、レンズはまだまだ布陣が整っていません。
絵作りには、ずっとツアイス100mm macroとツアイス18mm 中心にやってきました。APS-Cのときは、この2本だけで勝負してきました。フルサイズになって、この2本は少々アラがでてきました。100mm macroのパープルリングと18mmの周辺減光がときどき目立ちます。花撮りには問題ありませんが、オールラウンドで使うには不安があります。

2、その後、ペンタックスlimited 3兄弟が加わりました。 この3兄弟はAPS-Cよりフルサイズでその力を発揮することがわかりました。 ハードに攻める時にはツアイス、ソフトに攻める時にはペンタックスというのが常道になりました。しかし、ペンタックス3兄弟はポートレート撮影が主たる目的で、標準レンズから極端に離れた焦点距離を採用していません。また前述のように、ツアイスの2本は不安をかかえています。

3、ツアイスの新作、Loxiaはまだ55mm と35mmしかありません。ソニーのFEマウントはなにかいずれも真正面から堂々とせめる風格がありません。ソニー・ツアイスAマウントは堂々としています。100mm macroと18mm2本体制をAマウントの24mm と135mmの2本体制で代替しようとおもいました。しばらく続けましたが、あまりに重たい、24mmでは広角が攻めきれない、マクロがない、の3つの理由で、この2本体制は長くつづきませんでした。
さらに超広角レンズは雰囲気をかえるに必須なのですが、フォクトレンダー12mmはフルサイズで色かぶりがはげしく、気楽に使うことができません。ツアイス・ツイート12mm(実質18mm)も画質に疑問が残ります。

4、そんな時に、白金自然写真クラブに入ったもので、動きものをとる必要に迫られました。機材を0から見直さねばならなくなったのです。ソニー70-300mmからはじまって、望遠鏡レンズBORGとつづき、とうとうマイクロフォーサーズ75-300mm(実質150-600mm)でなんとかつじつまをあわせました。動き物は、当方の本来の目的でないので、マイクロフォーサーズで十分です。この過程でcoBORGを発見、最軽量望遠レンズ(実質440mm)として活躍しています。

5、結局、本来の目的である絵つくり機材は満足できぬまま、推移しています。フルサイズはニコン、キャノンのレンズ群におよぶミラーレス・レンズはいまだ無いのです。富士フィルムX-T1を手放したということは、富士フィルムAPS-Cで完成しつつある、ミラーレス・レンズ群を捨てたということで、これからフルサイズ用ミラーレス・レンズを探して、放浪しなければなりません。ということはしばらく35mmフィルム用オールドレンズを探求するしかないということでしょう。

6、ソニーα7Sが、広角レンズの色かぶりと暗いレンズの問題を少し解決する可能性があります。これはこれから探求することになります。


これまでの流れをいいますと
1、絵作りからみると、明らかAPS-Cよりフルサイズがベターです。それはSony α7Rでおなじレンズを付けて、フルサイズ様式とAPS-C様式で撮り比べるとわかります。画素数は多い方がいい。それは一つにはトリミングで引き延ばすことが容易になるからです。フルサイズより中判カメラがベターであることも容易に想像できます。

2、しかし、フルサイズ、高画素となるとレンズのアラがでてきて、ミラーレス対応、つまり軽く小ぶりに作るレンズにおいてフルサイズ、高画素にベストマッチングするレンズ群を提供できているメーカーはまだないということになります。一眼レフならニコン、キャノンさんがフルサイズ、高画素用レンズ群を完備しています。しかし、コストと重量において老人が野山に持ち出すには無理になります。また絵つくりには、コストや重量を押し上げている、ズーム、手振れ補正、AFは必須でないのです。こういう意味で、現在のフルサイズ、高画素用レンズ群はコストパフォーマンスが悪い。
3、絵作りでも、報道写真でも、ズーム、手振れ補正、AFが必須になる場合は、当然あります。フルサイズ・ミラーレスではいまのところこのケースを放棄して、単焦点、手振れ補正無し、MFで対応できる範囲に特化しているのです。それ故に、単焦点、MFレンズに対する要求はとても厳しくなります。この要求に対応するのはツアイスLoxiaのはずです。今後を期待しましょう。

4、一方で、この反動としてコスト、重量を考えたズーム、手振れ補正、AF対応ミラーレス・レンズ群はマイクロフォサーズに期待することになります。オリンパスがこの部分に対して、真剣に対応を始めています。マイクロフォーサーズで絵つくりの全てにまで対応できるかはこれから検討してみましょう。いまのところ答えはありません。
5、APS-Cミラーレス・レンズ群は富士フィルムが真剣に対応しています。当方が富士フィルムを離れたのは、全く個人的好みの問題で、当方は<写真臭>が好みでないのです。写真を撮る人は写真が好きなはずなのに、写真の匂いが嫌いというのは矛盾していますが、しょうがない。どうしても写真、写真というフイルムメーカーのつくるプンプンする<写真臭>が嫌いなのです。当方はもうフィルムのデジタル化という考えからおさらばしたいのです。ソニー、パナソニックのカメラは家電メーカーだから嫌いだというかたも少なくありません。しかし、当方はカメラを単なる電子機器としか考えていません、家電メーカーにより多くの期待を持っています。

6、上述の、フルサイズだのマイクロフォーサーズだのそれにフィットするレンズ群だのという議論は、近いうちにみな消滅するでしょう。電子機器としてのライトフィールド・カメラ/コンピューテーショナル・フォトグラフィーの世界と過去からの延長としての<写真>の2択になるでしょう。当方は4K, 8K動画、3D画像、ドローンを含めた立体的視点、3Dカメラから3Dプリンターへの連動等々、電子機器の世界を選択したいのです。それは、当方にとって、写真とは自然発見のための道具にすぎないからです。

以下、お口直しに、Panasonic Lumix GH4 + Olympus 75-300mmIIの今日の絵(2015-3-7)

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Author:山海旅人
山海旅人
<南方から黒潮に乗って流れ着いた人の子孫と思われる>
趣味:おいしい魚をたべておいしいお酒を飲むこと。お魚の料理もいたします。海が近付くと元気になると人にいわれます。

座右の銘:<芸といふものは実(じつ)と虚(うそ)との皮膜(ひにく)の間にあるもの> 
実写とデフォルメの間に真実があるという意味です。

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