自然教育園日記 その1

自然教育園日記 その1 2014-7-23

ブログがだいぶご無沙汰になってしまいました。DNAマイクロアレイデータ解析の仕事が無限の時間を消費しているのです。この仕事は、いくら時間をかけたからといって、お客さんが喜んでくれるとは限らないので、ほんと精神的につらい仕事なのです。月火木は某所に働きに出かけますが、それ以外の4日間は殆ど家で午前中仕事をして、そうすると目がぼやけて、頭もぼやけるので、雨が降っていなければ14時から17時までカメラを持って自然教育園を歩いているのです。
  先日、白金自然写真クラブの例会があって、相変わらず鳥・虫派がはばをきかせており、抽象画派は当方一人で肩身が狭い状況が続いています。
先だっての日曜美術館で名前はわすれてしまいましたが、有名な写真家の話でした。子供のころ米軍の占領時代で、米軍の占領体制が及ぼす影響をメッセージ性をこめて撮った写真で有名になりました。その後、沖縄の米軍基地の影響を撮りに沖縄に行ったのですが、基地の周辺は米軍の影響がごまんとあるのに、ちょっとはなれると、沖縄は昔となんの変わりもなく、米軍の影響も微塵も無く、淡々と沖縄が営まれていることに愕然として、これまでの米軍とのフリクションに抗議するような写真を捨てたのです。沖縄に移り住んで、有名人であることも隠して、沖縄の風景写真を撮り始めました。その写真も有名になり、晩年は、沖縄でよたよた街を歩きながら、街角の花や木を撮ったのです。痛いように彼の気持ちがわかります。有名な写真家ということで、彼の写真はどれも評価されているようですが、抗議のメッセージがこめられている若いころの作品から、風景写真へ、そして街角写真へと移行するにつれて、写真のインパクトは消えてゆくのです。写真とはメッセージ性というのが強く人をひきつけるのです。鳥・虫派がはばをきかせるのは当然のなりゆきです。
そして、つい最近 ラウル・デュフィの絵を見に行きました。彼は主にフランスの港町を描くのですが、ルノワール、マチス、ピカソの時代に生きた人です。はじめは普通の絵を描いていたのが、ルノワールなどの印象派の影響で、見たままを描くことから解き放たれて、自由な色を使い始めます。それから版画や服装のデザインでウイリアム・モリス的時代を経て、最後にはマチスに近いながら、さらにリズミックな色と線の魔術師のようになるのです。つまり絵画は生のメッセージ性がなくなるとともにどんどんと芸術性が上昇して、人をひきつけてゆくのです。これはピカソでもシャガールでもマチスでも同じこと。
  当方は、小学校の6年間、セザンヌ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、マチス、シャガール、クレー、ミロ、ピカソなどを見ながら絵を描いてきたのですから、そういう見方がDNAに刷り込まれてしまっているのです。ですから、当方の写真は生のメッセージ性をできる限り排除しようとしています。 当方のタブレットには当方の写真はまったく入っていないし、部屋にも写真はまったく飾ってありません。写真はあくまで自然の色と形を心に焼き付ける道具に過ぎないのです。
  その後、結構、細かい写真道具を買い込んで、なんとか、白金自然写真クラブでの生き残りを模索しています。
1) coBORGにはフラットナーを付けたところまで報告しましたが、その後、絞り、ヘリコイド、台座を付けて完全フル装備となっています。
2) ソニーα6000を買って、ソニーのフットワークを手に入れて、ソニ-Eマウントへの集中の道を歩み始めました。
3) ソニーα7Rはオールドレンズへのシフトが顕著になってきました。ツアイスのMF、18mm と100mm macroが常用になり、こんどソニー・フルサイズE(FE)マウント用のフォクトレンダーマウントアダプターを手に入れました。これはライカMマウントとFEマウントをつなぐだけでなく、機械的クローズアップ機能がついているのです。これで、マクロレンズ的に被写体にぐんと近づいて撮影できるのです。市場に登場するとあっというまに売れてしまうという人気商品です。予約しようとマップカメラに電話したら、たまたま現在在庫がありますということで、さっそく買いました。一本だけ持っているフォクトレンダーのMマウント、35mm カラースコパーで試写中です。
4) LEDランプを買って、花をフィールドでライティングしながら撮影することを試みています。
以上、ますます抽象画的撮影に特化しようとしていること、フットワークはソニーα6000に任せて、ソニーα7Rは完全にMFのオールドレンズ体制に入ろうとしていること。マイクロフォーサーズやXマウントを整理して、ソニーEマウントに集約しようとしていること、結構大きな動きが始まりつつあるのです。
  今日は写真を載せる時間がありません。ぼちぼち成果をアップしてゆきます。ご期待を。

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山海旅人

Author:山海旅人
山海旅人
<南方から黒潮に乗って流れ着いた人の子孫と思われる>
趣味:おいしい魚をたべておいしいお酒を飲むこと。お魚の料理もいたします。海が近付くと元気になると人にいわれます。

座右の銘:<芸といふものは実(じつ)と虚(うそ)との皮膜(ひにく)の間にあるもの> 
実写とデフォルメの間に真実があるという意味です。

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