三宅島復興ボランティアの旅 その2

三宅島復興ボランティアの旅 その2

10月13日 日曜日
宿、ホテル海楽は、三宅島のメイン港、阿古漁港のすぐそばで、歩いて桟橋までいって大野原島を撮影。このあたりはよい漁場で、漁師さんの漁と、釣客の漁に盛んに船が出入りします。

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今日は昨日とは違った場所で作業です。

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通常の観光客は入り込めない場所で作業することが、このボランティア活動のメリットの一つです。 途中から車が入れずにテクテク歩きます。となりの御蔵島がよく見えます。御蔵島は船が接岸するのが難しくて、定期船は接岸できないこともあるという条件付きの乗船になりますが、イルカと泳げるということで人気の観光地になっています。以前は三宅島が御蔵島のお父さん格で観光拠点となっていましたが、噴火で、観光客は三宅島ぬきで御蔵島に行くようになって、三宅島の観光は激減した状態が続いているようです。確かに山は丸坊主になって、いまでも風向きによっては火山ガスの警報が出る状態です。この時も途中、かなりのガスのきつい匂いに出くわしました。

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この立ち枯れの木々が三宅島の象徴になっています。

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今日は、観光スポットの巨木がある地点までの山道の整備です。この地域は噴火を免れて、それまでの森が残ったわずかな地域で、巨木が残っています。ほっておくと、観光スポットまでの山道が消滅してしまうので、我々が通れるように整備します。

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これも大変なもので、30人かかると、通れそうにもなかった道があっというまに蘇ります。

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巨木も周りの邪魔な木々やつる草を取り払って元気にしてあげます。

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野生の紫陽花林を切り開いて一休み。

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島は巨木が多く、となりの御蔵島も巨木の撮影でカメラマンの間では有名です。

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全作業が終わって、今日帰る人を阿古港から見送ります。この港は噴火で破壊された後に再建され、とてもきれいで立派な港です。この島は、噴火の破壊の後と、再建の新しい立派な施設や道路とがミックスしており、不思議な雰囲気をかもしています。

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残り組は、後は午後の島内一周の観光と明日の午前中の遊びがまっています。

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まずはクサヤ工場見学。当方は昔からクサヤを食べていましたから、どうということはないですが、写真の様にクサヤの匂いに耐えられない人も少なくありません。

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これが本当のクサヤの匂いだとかがせているクサヤ作りの名人。このクサヤを付けるタレは噴火の時にダメになってしまい、新島のタレを分けてもらって再開したそうです。今度噴火があっても、このタレと心中すると名人はいっていました。

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夕暮れ近くなって、大路池(タイロイケ)に到着しました。池の周遊道路を歩きながら撮影。皆さんにどんどん遅れます。この地点で休んでいた筋金入りボランティアの清水さんに追いついて、ここで気を入れて撮影します。

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池のさざ波がきれいだったので、何とかそれを表わそうといろいろ試みたのですが、思ったようにはいきませんでした。

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先にいった連中がもどってきました。巨木専門家の大野さんが、この先の巨木までいってきた、何で来なかったのだ、せっかく撮影してもらおうと思っていたのにと言われました。彼の携帯の写真をみると確かに立派な巨木です。巨木があるなんて話は聞いていませんよ、またしても撮影のチャンスを逃してしまいました。さざ波と巨木とどちらかを取るしかしょうがなかったのです。
宿にもどって、再度日没に挑戦です。昨日は適当なところで切り上げて、温泉につかっていると、太陽が水平線に沈む光景が見えるではありませんか。もっと粘って撮るべきだったと、とても後悔したのです。大野さんと温泉をたずねて、当方だけ残って撮影していたので、先に温泉に入っている大野さんにわるいとおもって、いい加減に切り上げたのが敗因でした。明日もあるからいいや、再度トライしよう。と思ったのです。今日は、大原野島にもっと夕日を近づけよと昨日とは反対の方角に歩いて場所を探します。

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とても島影に沈む夕日という地点まで歩くことができません。もう日が沈んでしまいます。

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見てください、今日は水平線に日が沈む光景が撮れなかったのです。水平線に雲がかかっていたのです。昨日のように水平線に完全に日が沈むまで見える時はいつもあるわけではなかったのです。一度逃したシャッターチャンスはそうやすやすと取り戻せないというのが、この世界の常です。

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夕食後は星を見に行くというので、ついて行きました。星は撮影してもつまらないので、行く気はなかったのですが、ずっと撮影チャンスをのがしっぱなしで、もしかすると海の夜景が撮れるかもしれない、努力だ、努力だといってついて行きました。

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ありました、ありました、御蔵島の夜景です。本当は写真と違って真っ暗です。懐中電灯を持っていないので完全に手探りの撮影です。三脚立てて、初めて暗闇の撮影をしました。意外に夜の海が撮れる。これは新発見です。これから海の撮影に夜の撮影を加えよう。とにかく発見です。
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Author:山海旅人
山海旅人
<南方から黒潮に乗って流れ着いた人の子孫と思われる>
趣味:おいしい魚をたべておいしいお酒を飲むこと。お魚の料理もいたします。海が近付くと元気になると人にいわれます。

座右の銘:<芸といふものは実(じつ)と虚(うそ)との皮膜(ひにく)の間にあるもの> 
実写とデフォルメの間に真実があるという意味です。

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