ミュンヘンからワーグナー巡礼の旅 後記その1

ミュンヘンからワーグナー巡礼の旅
~ツアイス・touit 32mm/富士フィルムX-E1旅カメラの巻~  後記 その1

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富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm

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リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

ツアイス・touit 32mmに対する情報を欲しがっている方が多いようです。
もっと、この点を書きたかったのですが、実はちょっとドジをやってしまったのです。当方は殆どAFを使わないので、今回、AFの使い方を間違えてしまいました。富士フィルムX-E1のフォーカス切り替えのCをCenterと勘違いしてしまいました。CountinuousのCだったのです。フォーカスと露出の点をリンクさせていますから、AFロックのつもりで使うと、フォーカスも露出もずれてしまいます。初歩的失敗でおはずかしい。これまで、それくらいAFを嫌ってきたのです。そんなわけで、ツアイス・touit 32mmの写真は不満足なものが多かったのです。一方、リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mmは予想に反してtouit32mmより多くの絵がブログに登場することになりました。ツアイス・ディスタゴン18mmはピントを合わせるのがとっても難しいのです。リコーGXRにフォーカスアシストがあります。フォーカスがあったところが白くハイライトされます。当方はこのハイライトが目障りで使いません。今回、フォーカスアシストをOFFにしてもフォーカスアシストのハイライトの影がわずかに見えること気が付きました。これは目障りでないのに、フォーカスが合っていることがわかってとても具合いいのです。当方はミラーレスのファインダーでのライブビュー拡大機能があることがMFを重視する所以なのです。それにこのフォーカスアシストの影が加わって、ツアイス・ディスタゴン18mmの撮影は殆どフォーカスが成功しました。90%の撮影において、ファインダーでのライブビュー拡大でのMFで問題ないばかりかAFよりベターと思っています。瞬時に判断して撮影するスナップショットはやはりAFが必要です。富士フィルムX-E1+ツアイスtouit32mmの撮影でブログに多く登場したのは、列車やケーブルカーからの撮影やスナップショットです。ツアイスtouit32mmを買ってAFを導入したことは、充分効果がありました。みなさんは当然AFを主として使っているから、AFのためにtouit32mmを買ったなどということは全然興味ない話でしょう。 当然、知りたいことはフジノン35mmとどちらを買ったらいいかということでしょう。フジノン35mm, フジノン14mmはいずれもとってもいいレンズで文句なく名玉といわれています。たまたまツアイスがtouit 12mmと32mmを発売したからみなさん迷うわけです。当方はフジノンをつかったことがないので何とも言えませんが、これまでツアイスを使ってきた理由は1)色 2)解像 3)色気、芸術性、ドキッとテンション上がる の3つです。
1)色:当方は30年前と20年前にアメリカに住んでいた時に買ったシャツをいまだ着ています。アメリカのその辺のスーパーとかCOOPで買った安物シャツです。このような色のシャツが日本では売ってないし、気に入っているからです。欧米と日本は色のベースがちがうのです。それは空の色が反映されています。ツアイスはこの欧米の色がベースです。日本人の好む色の平均値は欧米の好む色の平均値と違うのです。特に米国ではカリビアンブルー、ヨーロッパではメディタレーニアンブルーというのでしょうか、この明るいブルーと日本のブルーはちがうのです。透明水彩絵具と日本画の絵具の違いといってもいいかもしれません。カメラもレンズも作る人が最終的に目指す色調を決めているはずです。日本のカメラやレンズを欧米の色ベースにすると日本人の大半が好まないのです。一時いいと思っても次第にその色に耐えられなくなるのです。なんやかんやで結局、現在の日本の色に戻ってしまいます。カリビアンブルー、やメディタレーニアンブルーのシャツをつくっても、フランスやイタリアの超ブランド物は別ですが(ブランド力がその違和感をさすがと思わせる魔力を生み出すのです)、安物シャツは結局、売れなくなるのです。富士フィルの色はそうやって日本人の好みに合わせて完成されたものです。ですからツアイスの色は日本メーカーのレンズと基本色調が違うのです。ここまで書いてきた事を一度も考えたことのなかった方は、ツアイスレンズで2倍のお金をはらう必要は全くないでしょう。名玉のフジノンを買った方が絶対にいいと思います。当方はツアイスの色が好きでツアイスを買うのです。ツアイスtouit12mmもまったく躊躇なくこちらを選択するでしょう。ツアイスレンズは合わない場面も数多く存在します。まず曇りの時はいいことありません。日本的絵もツアイスは合いません。この前、発地の桜(畑の中の大桜で、根本にお地蔵さんがある風景)をツアイスで撮って、まったく合わないなと思いました。2)解像;ツアイスは解像を第一の目的にレンズ設計すると聞きました。当方はトリミングで新しい絵を発見するのが好きです。撮った写真の色々な部分をガンガンにトリミングして新しいパターンを発見するのです。トリミングの写真を使おうというのではなくて、撮影のヒントを得るためです。ツアイスはどこまでもトリミングについて行きます。崩れるのはレンズのせいではなくて、カメラの画素数のせいです。 しかし、日本のレンズでもツアイス同様に解像のいいものがあります(値段もそれなりにしますが)。この点は最近ツアイスの利点になりません。3)これは説明が難しい。ピタッとすべてが合った時は日本のレンズでもツアイスでも同じかもしれません。ちょっとずれた時に違いがでてきます。これが色気です。報道カメラやスタジオカメラでは、失敗がゆるされないので、どんな時でも70点や80点を出さねばなりません。 当方はある時は50点でもある時に120点になるレンズが魅力なのです。いつも70点のレンズはいらないのです。はっとする色気がほしい。いままで一番これを与えてくれたのがツアイスレンズです。芸術性というのは、ツアイスと日本レンズのマクロを徹底的に比較したことがあって(ブログ・ダリア編です)、ツアイス100mm macroが芸術的な絵を作ることでダントツであると結論したのです。レンズを設計している人がどれくらい芸術作品に精通しているかの違いではないかと思うのです。写真に精通しているだけでなく、古来の芸術品をどれだけ見ているかです。
Touit32mmは平均点を気にする優等生的なところがあると思います(日本に合わせたのでしょう)。 それだけツアイスの魅了は減っているかもしれません。しかし、その色は明らかにツアイスです。ある時は70点でもある時に120点になるレンズであるかもしれません。これにはもっと撮って見ないとわかりません。フジノンかツアイスか迷っている方は両方買いなさい。それなりの高いお金を払って、真剣にその違いを見極めようとする中から、新しい一歩ははじまるかもしれません。耳からの情報で動く人、自分の目で違いが分からない人は、安い方が全然お得です。余ったお金でもう一本レンズが買えます。もう一台富士フィルムX-E1を買ってもいいかもしれません。
  もう一言、アマでも、いつも絶景ポイントを回っている人や美人を撮っている方はツアイスより、いつも70点以上のレンズの方がいいでしょう。撮るものが良ければレンズは安定している方がいいのです。チャンスを逃さない方が重要です。
  今回リコーGXR+マウントA12にツアイス100mm macroを付ける機会がとっても少なかった。重たいレンズを付け換えるのが面倒で、ついつい使う機会が少なくなってしまいました。旅は広角の方が使い易く望遠はあれば使うけれど、レンズを付け換えてまで使う理由があまりないのです。ツアイス・ディスタゴン18mmはリコーのまじめさより富士フィルムX-E1の陽気さの方があっているので、今後、X-E1がツアイスtouit32mmに占拠されるともう一台富士フィルムX-E1が欲しいななどと思っているのです。新発売、富士フィルムX-M1は全然いりません。ファインダーがないと、ライブビュー拡大が使いにくいので、何のためにミラーレスを使っている、意味なくなってしまいます。
  使い方を誤ったといえども、まだツアイスtouit32mmを全面的に信用していません。レンズの光学性能でなくて、カメラとレンズの情報のやり取りの部分、電子的接点に不安を持っています。この前、富士フィルムX-E1+ツアイスtouit32mmで問題が起きたら、どちらのメーカーに持ち込んだらいいのですかとヨドバシカメラで聞いたら、レンズがおかしければレンズメーカー、カメラがおかしければカメラメーカーに持ち込むに決まっているじゃないですかといわれました(このアホという顔をしてです)。それが分からない時にたらい回しにされるのがこわいので聞いたのです。このベテランの売り子さん、そんなことではだめですよ。ヨドバシカメラがきちんと面倒見ますとか言ってみなさい。
   AFとMFの問題、今回の旅でAFに疑問をいっぱい感じたので、帰ってから地味公園に日参して、AFとMFの問題を追及しました。ニコン800E+ニコンマイクロ105mmで花を撮る場合や、ニコン800E+ ニコン、200mmマイクロを使って水撮りを行った場合、どう考えてもMFが有利です。MFでないと無理です。当方の場合MFが多くなることは避けられないと思いました。 話は別ですが、この時、水撮りでまたもやいっぱい面白い発見をしてしまいました。MFだからです。この辺はまた書きましょう。
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山海旅人

Author:山海旅人
山海旅人
<南方から黒潮に乗って流れ着いた人の子孫と思われる>
趣味:おいしい魚をたべておいしいお酒を飲むこと。お魚の料理もいたします。海が近付くと元気になると人にいわれます。

座右の銘:<芸といふものは実(じつ)と虚(うそ)との皮膜(ひにく)の間にあるもの> 
実写とデフォルメの間に真実があるという意味です。

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