アート考察 その7-5 絵画/写真/陶器クロスオーバー 

アート考察 その7 絵画/写真/陶器クロスオーバー <7-5>
白金陶芸教室 第4回生徒作品展(2017-7-7~12)

自分の作品の紹介で、突然レベルが落ちてすみません。

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白金陶芸教室の創始者の一人、芸大卒、イラン生まれの博士号保持者サブーリ・ティムール先生の作と、手前が、当方の貝と波シリーズの花器です。上絵と貝がらのフォルムがマッチしていい出来と思っているのですが。プロの作と比べても、そりゃグレードの差は歴然ですが方向は結構いい線行っていると思うのですがいかがでしょうか?

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左が、当方の貝と波シリーズの初期の作品。上絵の具合が今一つですが、ホルムはいいと思っています。右はもっと初期の波の写真から起こした陶板。この元になる写真は、御岳渓谷で偶然撮れた、まさにこの陶板と同じような写真なのです。黒と白とその中間色まで使った、当方にとっては会心の作なのです。説明しないと分からない<独りよがり>の範疇に入る作かもしれません。

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これは貝と波シリーズの最新作。三角錐はロクロで、それ以外は手びねりで作った、ロクロ+てびねりシリーズの第2作目。白マットとペルシャブルーのミックスがかなりうまくいっています。

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これは大量生産売り物用ペルシャブルーの牡蠣。1800円で売り出したが売れませんでした。

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これは大量生産による、売り物用陶板。壁掛けと鍋敷きが選択できます。1800円で売りに出しましたが売れませんでした。

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これも、大量生産による、売り物用陶板。壁掛けと鍋敷きが選択できます。写真ではたいして魅力的に見えないでしょうが、なぜか大変な人気で、ぜひ売ってくれといわれるは、どうやって作ったのですかと大勢の方から聞かれました。実はこの微妙な色使いは、何度も焼き直ししているうちに偶然生まれたもので、再現できるか自信がないので、売ることが出来ませんでした。

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これも上と同様。

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これは、白金陶芸教室の中心、芸大出の角谷先生の作。磁器とガラスカレットのミックスで逆さにして焼成中に自然に変形することを狙ったもの。

以下、生徒さんの作品。

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このタコと次の作品は当方の上絵の先生、広瀬義之先生の作。広瀬義之先生は人間国宝の上絵作家、藤本能道の愛弟子で、彼の遺産をすべて受けついで、奥多摩地区に浮世離れした庵をかまえている作家さんです。広瀬先生の作はみな数十万円の値が付けられていました。

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ここで何が言いたいかというと、当方が自信をもって出した貝と波シリーズは、訪問者、教室の同僚、先生方からちっとも注目されなかった。ところが、片手間に作ったチョウの壁掛けが大変に受けたということをどう受け止めたらいいのか?
貝と波シリーズは教室のスタッフの一人が絶賛して、どうしても買いたいといっていたので、他の方にも受けるだろうと思っていたのですが、この会場ではぴくりともレスポンスが無い。自分でいいと思う作品に他人がレスポンスしない。これは自然教育園の写真展でも全く同じです。 このブログですら同じで、当方が会心の作と思う写真にちっともレスポンスがありません。 ところが、自分では出すのをはばかっていた写真が写真展のポスターになり、ポスターを譲ってくれという方まで現れる。
貝と波シリーズは当方がどうやったら海を表すことが出来るかという、<表現者>としてのあがきなのです。チョウは、海を知らないヒトが多いから、チョウならわかりやすいだろうと見手を考えての作品です。
 この作品展は、生徒さんやスタッフの関係者しか集まりません。しかるにほとんどが女性です。自然教育園の写真展も<図鑑>が好きな人しか通りかかりません。当方の表現はたまたま通りかかる方々と方向が違うから受け入れられなかったのか? 誰に対しても魅力ないから受け入れられなかったのか? 見手に合わせれば受け入れられるのか? 見手に合わせる、それでいいのか?
<独りよがり>がいいのか、見手に合わせるのがいいのか?
実は、アート考察 その7 絵画/写真/陶器クロスオーバーを通して一生懸命考えて、ある解答を得ました。それは明日お話することにします。
いずれにせよ、貝と波シリーズをやめるつもりはありません。もうすでに3つの作品イメージが浮かんでおり、鋭意作成中です。
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アート考察 その7-4 絵画/写真/陶器クロスオーバー マダム菊池のコレクション

アート考察 その7 絵画/写真/陶器クロスオーバー <7-4>マダム菊池のコレクション

珠玉の現代陶芸~マダム菊池のコレクション~
菊池寛実記念 智(トモ)美術館 (2017-6-10~9-3)

智美術館は知る人ぞ知る、六本木界隈、ホテルオークラの裏にあるこじんまりした、しかしハイセンスの美術館で、陶磁器の展示会が中心です。菊池寛実(カンジツ)はエネルギー産業関連の実業家、その娘、菊池智(トモ)(1923-2016)は父の後を引き継ぐ実業家であると当時に、美術品のコレクション、この美術館の設立に寄与しました。本展示会は昨年菊池智がなくなって、菊池智の情熱をそそいだ現代陶芸コレクションを展示して、彼女の軌跡をたどるものです。

この展示会はたいへんインプレッシブであり、役に立ちました。現代陶芸に関するまとまった見識による展示会というのは今まで出会わなかった。この展示会は当方の陶芸の方向に新たな指針を与える予感がします。

当方の興味の順に載せます。
まずはホルム中心の興味が先行します。

河本五郎
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河本五郎 色絵渦紋飾瓶
こういう色立体が当方の目標です。上絵の使い方は当方と同じ。どう見ても実用品とはいいがたいが、ホルムと色彩のリズムが嬉しい。瀬戸

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河本五郎 「上絵に込めた情念の美」より

杉浦康益 (Yasuyoshi)
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杉浦康益 (Yasuyoshi) 陶の博物誌 ドクダミの花 
細密写実的陶器。最近いろいろな分野で抽象ばかりでなくリアリズム、超写実が流行っているようですね。真鶴半島

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加守田章二 (Shoji Kamoda)
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加守田章二 (Shoji Kamoda) 壺
当方はガラスを用いるときにこのような直線的パターンを使うことを考えていたので、参考になります。 <加守田章二:私の仕事は陶器の本道から完全にはずれています。私の仕事は陶器を作るのではなく 陶器を利用しているのです私の陶器は外見では陶器の形をしていますが中身は別のものです>  このヒトはすごい。 益子

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小池頌子(Shoko)
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小池頌子(Shoko) 貝のふたもの
正に当方の貝シリーズのような陶器。当方はこの手のパターンは使わないと思いますが。
多摩市

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なんと、この方、当方に相当近いですよ。

栗木達介 (Tatsusuke)
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栗木達介 (Tatsusuke) 歩行する輪態
これは完全なオブジェイ。インパクトあります。 瀬戸

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次は色に関するインプレッシブな作品

楽吉右衛門(十五代)
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楽吉右衛門(十五代) 黒茶碗 鳥兎  
楽茶碗です。いい色してます。 イタリアローマ・アカデミア留学の影響かな。京都

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古稀ナイトアンドデイより

藤平伸 (Shin)
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藤平伸 (Shin) 辰砂匣
辰砂の赤はやはり魅力的。何とかこの赤を手に入れないと。五条坂の清水焼をルーツとする夢つむぐ人と言われる。京都

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菊池寛実記念 智美術館「夢つむぐ人 藤平伸の世界」より

藤本能道 (Yoshimichi)
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藤本能道 (Yoshimichi) 霜白釉釉色絵金彩花と虫図六角大筥
人間国宝。これと、次は当方の上絵の先生の先生の作。晩年に赤を多用するようになった。とにかく陶器では気に入った赤をだすのが難しい。 青梅市

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藤本能道 雪白釉釉色絵金彩蝶と虫図四角大筥

次にマチエール、質感の問題。

小川待子 (Machiko)
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小川待子 (Machiko)  器
志野の白マチエールは使いこなす必要があるという感を強くした。志野焼にこだわる必要はない白マチエールの使い方である。芸大、パリ工芸学校、西アフリカと転々とする。

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小川待子はとっても、とってもユニークな人ですね。

松井康成 (Kosei) 
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松井康成 (Kosei) 練上嘯裂(しょうれつ)文壺
人間国宝。練上手という技法を集大成。彼の練上手技法というのはロクロに円筒を置いて粘土を巻き付けて模様を整え、円筒を抜き取ってロクロを回し、遠心力を使って内から外へ素地を膨らませる。外側を極力触らず内側に手を添えて成形する。とネットにでていましたが、よくわからない。下の作品なぞどうやってつくるのでしょうか???   笠間

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河井寛次郎
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河井寛次郎  灰釉筒描魚文喰龍
河井寛次郎と次の富本憲吉は有名すぎて、とくに言及することはありません。京都

富本憲吉
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富本憲吉 人間国宝 白磁八角共蓋飾壺 奈良/東京

川瀬忍
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川瀬忍 (Shinobu) 青磁大鉢

こういう伝統の真っただ中にいながら、少し外したような近代風という試みはあまり好みでない。 
大磯?

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見手は陶磁器に対して、センスがどうこうというよりは、まず技に引き寄せられるに違いない。でもここに載せた作品の上の方は、技を前面に出さずに、センスを前面に出した作品と見える。技が未熟な当方は、見手に対してなんとも苦しい。ルノワールに師事したある日本画家にルノワールが言った言葉、<デッサンはやり込めばそれだけ進歩する、しかし、色彩は持って生まれたもので決まってしまう>。技と感性のことを言っているのだろう。

マダム菊池の選ぶ現代陶芸はこれまでの現代陶芸に対して持っていたイメージとは違ってとっても多様で素晴らしいものがあった。それぞれ、知る人は知っている有名な方にちがいないが、当方にとって大半は初めて出会った人であった。こんなに多くの興味ある方に出会って嬉しい限りである。

陶芸は最も多様な方向を持つジャンルかもしれないと思えてきた。しかし、この多様性は一般の人の陶磁器に対する認識と大きな隔たりがある。一般人の実用陶磁器としての陶磁器イメージの強さと、陶磁器界の伝統工芸にこだわる強い保守性がこの多様性を封じ込めている。なぜ今まで、おもしろい現代陶芸に出会わなかったかというと、この世の中に暗にはびこる陶磁器に対する保守性が現代陶芸を覆い隠しているのかもしれない。
陶芸教室の先生の一人、ティムール・サブーリがいうには、先進のオブジェをギャラリーにもっていっても、売れる保守的イメージの作品や実用品を作ってくれと要求されるのだそうだ。結局、多くの作家が2足のわらじを履くことになる。ここに登場する作家さんの多くもそうである。マダム菊池がいいものだけを選び出してくれたのだろう。

ここにも前回述べた、<見手への意識>と<評価の落差>の問題が存在する。

写真は珠玉の現代陶芸~マダム菊池のコレクション~のカタログのコピーと一部ネットから収集して作家さんのイメージの幅を広げました。


アート考察 その7  <見手への意識><評価の落差>

アート考察 その7 <7-3> <見手への意識><評価の落差>

川端龍子 超ド級の日本画 山種美術館 (2017-6-24~8-20)

参考:
田中一村 新たなる全貌  千葉市美術館 (2010-8-23~9-26)
鈴木基一 江戸琳派の旗手 サントリー美術館 (2016-9-10~10-30)
伊藤若冲 若冲ワンダーランド MIHO Museum (2009-9-1~12-13)


作家が生きている時の 作家自身の自分に対する評価、プロ評価者の評価、一般人の評価/知名度、そして、時を経て後のプロ評価者の評価、一般人の評価/知名度が大きくずれていることが少なくない。最もずれが大きかったのは、ゴッホの絵で、現在は100億円以上する価値であるが、当時は一枚も売れなかった。当方の愛するゴーギャンは現在200億円以上する絵もあるが、当時は当人の思うほどの評価が得られず、タヒチに逃避してしまった。田中一村は川端龍子の作った青龍社の青龍社展で、下の<白い花>で入選するも、その後の自信作<秋晴>で評価が得られず、その後も落選を重ねて、失意のまま奄美大島にうつり、孤高の作成を続けて、そのまま一人で亡くなった。田中一村の絵は飛びぬけて、当方の感覚と同調する。伊藤若冲は江戸時代中期に活躍、 プロ評価者からの評価は高かったが、琳派みたいに権力に食い込むこともなく、孤高の活動であった。現代では海外のコレクターに人気であっても一般人の間では知名度が低かった。それが昨年突然若冲大ブームとなった。そんなこととは関係なく、昔から当方にとって、全く見手を意識しない若冲の生き方、自然に対する敬意は当方の心の師であった。アントニオ・サリエリは当時モーツアルトと並んで、それ以上の人気であったが、現在では全く演奏されない。「4分33秒」で全く演奏されない空白の楽譜で有名な、とんでもない前衛作曲家と思っていたジョン・ケージの作を最近聞いて、他の現代作曲家の曲より明らかに面白いことに驚いた。
つまり、結局は見手を気にしない作り手が、あるものは時を経て、評価され、あるものは当然のように消えてしまい。見手を横目でチラチラ見ながらうまく立ち回った作り手が、時を経てもあるものはまだ評価され続け、あるものはやっぱり消えてしまう。
川端龍子や鈴木基一はある意味、見手を横目でチラチラ見ながら作品をつくり現在も生き残っている。鈴木基一をポスト伊藤若冲という方もいるが、そりゃ無理でしょ。むしろ田中一村がポスト伊藤若冲と思います。そうなってほしくはありませんが。

まずは、田中一村
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田中一村<白い花>

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田中一村 <秋晴>

以下田中一村の奄美大島での作品

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上の絵の部分拡大

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上の絵の部分拡大。アサギマダラが端の方にいます。自然教育園で今日も丁度同じようにアサギマダラを撮影しました。当方が、奄美大島でこの場面を見つければ、当然、同じような構図で撮影しています。

奄美以前の作品。

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ここに載せた3つの絵なぞ、当方が撮る写真のアングルと同じなのです。後2点なぞ、当方の超広角レンズでの撮影と全く同じコンセプトです。

さて、次に川端龍子。

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川端龍子 慈悲光礼讃
これなぞ、この場面に出くわしたら、当方はきっと撮影しているでしょう。差し込む光とその下のコイの演出でこの絵が生きています。しかし、当方にはこのもったいぶった演出は決してすきではありません。

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これは下の絵の一部。

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川端龍子 草の実 これでも全体ではありません。

よくみると、これはいつも自然教育園で撮っている葉っぱの羅列なのです。これを撮ることは、自分にとっては魅力的でも、ありふれた葉っぱでは、だれも見向きもしないことは分かり切っています。龍子はこれを黒字に金で描くことにより、見手を振り向かせています。なるほど、このように黒を背景に写真が撮れれば、こんな写真でも見手を引き付けることが出来るに違いない。龍子のワザです。

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川端龍子 黒潮

トビウオの飛んでいるのを見たことのない一般の方には、新鮮に映るでしょうが、当方にはただのトビウオです。ネーチャー・フォトと同じで、映像が珍しければ、一般のヒトには印象的絵だということになるのです。

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川端龍子 鳴門

渦潮に鳥を飛ばす。これも丁度、受けそうなネーチャ-・フォトの一場面。

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上の一部

川端龍子は大衆に訴える作品をめざして、<会場芸術>と称する、会場でのみ意味のある大型の絵画を描き続けました。昭和の狩野永徳と称するヒトもいます。見手を意識した絵でなお評価される画家の絵はどんなものかと見に行ったのですが、やはり当方の好みではないようです。でも、そう思わせずに、こうやったら受けるという絶妙な手口は大いに参考になります。

次は、鈴木基一。ポスト伊藤若冲といわれるので、見に行きました。江戸末期における琳派御用絵師の最後の継承者です。江戸琳派の祖、酒井抱一の弟子で、琳派、御用絵師という枠内で、密かに大胆な革新を滑り込ませた。現代のグラフィックデザインに通じる仕掛けが仕込まれています。デザイナーとは見手の受けが全ての職業です。

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ボストンのメトロポリタン美術館の日本画のコーナーでひときわ輝く朝顔図屏風の一部です。

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根津美術館の夏秋渓流図屏風の一部

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伊藤若冲 紫陽花白鶏図

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上の一部拡大

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伊藤若冲
カタツムリがどこにいるかわかりますか。かれは自然を分け隔てなく描きます。万物には霊がある。その霊をいただいて、祈り描く。

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鈴木基一 夏秋渓流図屏風の一部

見手を気にしない作り手が、あるものは時を経て、評価され、あるものは当然のように消えてしまい。見手を横目でチラチラ見ながらうまく立ち回った作り手が、時を経てもあるものはまだ評価され続け、あるものはやっぱり消えてしまう。
<クリエイションとは見手を意識するべきか、せざるべきか>という問いを投げかけてみました。

写真はそれぞれの展覧会カタログからのコピーです。

アート考察 その7 絵画/写真/陶器クロスオーバー 

アート考察 その7 絵画/写真/陶器クロスオーバー <7-2>
次に、
比嘉良治写真展<時がこもる浜・沖縄> 東京アートミュージアム (2017-6-1~9-17)
2017-7-23
比嘉良治(1938年~): 沖縄県名護市生まれ。名護高校で美術クラブに所属。多摩美術大学洋画科卒業後、渡米。コロンビア大学修士課程を卒業。サウスハンプトン大学、ロングアイランド大学で教授を務めた。2000年からロングアイランド大学名誉教授。現在、画家、写真家として活躍している。ロングアイランド大学名誉教授。ニューヨーク在住。最初は絵画、版画の抽象的作品であったが、写真作品を中心に制作するようになる。

昨日の写真展とこの写真展を対比させるのは重要な意味があります。

陶芸における<海からの贈り物>を発展させるには、どうしても沖縄にいって、新しい海のインプレッションを手に入れなければなければならないという切迫感が日に日に増加しています。沖縄の海の写真展にいって、沖縄でどんな写真を撮ったらいいかイメージトレーニングしようと思って訪れたのですが、無数のサンゴ石の写真で埋め尽くされた展示場には唖然としました。9割がサンゴ石です。アホか、こりゃはずしたと思ったのですが、後でゆっくり考えてみると、この写真展はとっても意味があったのです。
比嘉良治氏に関しては何の予備知識もありませんでした。この写真を見て、単なる沖縄の変人と思ったのですが、意外や意外上述のようにかなりの経歴を持つ人物でした。

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さて、同じ写真という媒体を使う自然表現でもこのように全く違う表現が存在していることに驚きます。
片方が世界的権威を持つネーチャーフォトであり、片方が単なる変人のたわごとに過ぎないといえるのでしょうか?
しかし、じっと考えてみると、当方はこの2者のどちら側に立っているかというと、比嘉良治氏側に立っていると思えます。
 ネーチャーフォトはディスカバーであり、報道写真をルーツとする<報道者>であるのに対し、比嘉良治は心に表現したいものがあり、写真を媒体にしてそれを表わそうとする<表現者>である。

この日、当方はめずらしくカメラ雑誌を買って読んでみました。<いま評価される風景写真とは?>という企画を勉強してみようと思ったのです。この中で、風景写真コンテストに応募される写真が似たり寄ったりで、ユニークなものが減っている点、高齢者のカメラファンが増えて、撮りやすい絶景スポットにいって、群れになって写真を撮り、同じような写真を撮ることに満足する風習があることが一因である点が指摘されていました。そして、どうしたらコンテストに受かる写真がとれるかというくだりで、見手にわからないような<独りよがり>の写真はボツであるという話しが出てきました。
そうすると比嘉良治氏は風景写真コンテストでは<独りよがり>のわからない作品でボツということになるように思えます。このコンテストのレフリー側は、ユニークなものが無いと言いながら、<独りよがり>はいけないというわけです。
当方に大きな影響を与えている、ある若き陶芸プロが言うには、普段使いの陶器を作るときは買い手のことを考えて作るが、オブジェを作るときは、見手のことなぞ考えては作れない。<独りよがり>に決まっているじゃないか。

2つの問いが生まれます。
1、作り手に、評価者が<独りよがり>を禁じてしまったら、そのジャンルは均一化して衰退してゆくのではなかろうか?
2、ニューヨークのグッゲンハイム美術館や近代美術館に入ったら、どっさり、とんでもない<独りよがり>の作品に会える。<独りよがり>の作品にも評価されるものと、されないものがある。どこが違い、その価値を誰が決めるのか? 世に受け入れられる作品は、ただ時が選択してゆくものなのであろうか?

入口で封じるのでなく時が選択する。ではコンテストの評価者は本当にそれを見抜けるのか?

また明日。

アート考察 その7 絵画/写真/陶器クロスオーバー

アート考察 その7 絵画/写真/陶器クロスオーバー

くそ暑い中、自然教育園を歩いても、いっこうに撮る物が無い(あるのかもしれないが、暑さで頭が回らない)。ここのところ自然教育園を見捨てて、もっぱらいろいろな展示会に足を運ぶ。当方の感性のベースである絵画と現在の関わり合いである写真と陶器に関する展示会を転々として、そのクロスオーバー的考察をしてみよう。3,4回に分けて展示会の様子を述べて最後にクロスオーバー考察をする。

7-1 <世界が見た、驚きと感動の大自然 ネーチャーズベスト傑作写真展>  
(2017-6-9~8-9)日比谷図書文化館 
2017-7-22
ネーチャーズベストは1995年にスタートした世界最大規模の自然写真コンテストで、毎年、世界中の優れたプロ、アマチュアカメラマンから寄せられる数多くの応募の中から優秀作品を選定し、毎年700万人が訪れるアメリカのスミソニアン国立自然博物館で展示、表彰するものです。今回はネーチャーズベストのアジア部門の歴代の受賞・優秀作品を中心に約80点を展示。

世界レベルで本当に評価されているネーチャーフォトとはどういうものかという興味から日比谷図書文化館に行ってみました。
評価されるには大きく分けて4つのパターンがあると思いました。
1、自然から新しい色とパターンを発見する。あるいは意図的に色とパターンを生み出す。これは撮影場所とタイミングにプラスして撮影者のクリエイティブなセンスが必要です。
2、自然から新しい色とパターンを発見することは同方向であるが、発見が十分でない場合、ヒトや生物を少し混ぜて、その組み合わせでクリエイティビティ―を増強し、あるレベルを突破する。
3、とても珍しい、あるいは撮影困難な対象(生物)をただ撮ったということで、差別化する。水中写真はただ撮ったというだけでかなりの差別化が出来ると思われる。珍しさが十分でないときは、プラスアルファとして、特別な状況を加える。たとえば卵を持っているとか、複数の生物のクロストーク/相互関係(殺し合いや各種バトルも含めて)、特別なパターン形成とかである。
4、生き物の表情、親子関係、子供のしぐさ等、生物に対してヒトのエモーションを投影することによる共感の獲得。

以下、Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm or 50mm macroで撮影。

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説明がついていない絵はスライド投影からの撮影です。展示が入れ替わるので、スライドの写真が現在展示されているとは限らないのです。スライドで説明されていたのかもしれませんが、音声だと記録するのが難しい。

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この会場で唯一のソニーカメラの作品です。オリンパスが1点、ペンタックスが1点、後は全てニコンとキヤノンが占めます。この分野でミラーレスが浸透してゆくにはまだしばらくかかりそうです。おもしろいですね、ここに載せた写真に関して、当方は写真をみただけで、ニコンで撮ったか、キャノンで撮ったかを全部当てることが出来ました。ダイナミックな機動性重視がキヤノンで、スタティックな感性重視がニコンです。機材が撮り方を変えるのか? 撮り手の思考が機材を選ぶのか?

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こういう魚群像は当方の好みなので、載せます。

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ネーチャーフォトを撮っているプロ達のいで立ちは以下の様で、デカ望遠を付けたキヤノン、ニコン一眼レフです。この点自然教育園をうろうろしている連中と同じです。

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もっといっぱい写真は展示されており、興味ある方はご自分で出かけてください。8月9日までやっているし、300円で、撮影OKですからコストパフォーマンスはgoodです。ぜひお尋ねください。

また明日。



自然教育園日記 その94 マクロでも広角でも接近撮影

自然教育園日記 その94 マクロでも広角でも接近撮影
2017-7-2~7-9
連日の猛暑で、自然教育園の撮影も相当つらいものになってきました。汗をかきながら歩き続けて体重を減らすには最もいい時期だと前向きに考えて園に通っています。

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Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 50mm macro + 接写リング

猛暑でも活動する数少ない虫のなかで、アリは重要な被写体です。

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Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 50mm macro + 接写リング

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Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 50mm macro + 接写リング

何かわからないがバトルが始まりました。

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Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm

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Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm

広角接近、メクラ撮影です。やっと、自然教育園の飛びチョウ撮りの連中が撮っているような絵に近づいてきました。広角なのでバックにヒトが入り込むことが多く、これがまた面白い感覚を生み出します。

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Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm

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Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm

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Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm

暑さで、よたよたしているアゲハチョウは広角接近撮影の格好のターゲット。

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Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm

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Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm

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Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm

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Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm

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Sony alpha7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 + 接写リング

ヤマユリが咲き始めました。現在よく咲いているヤマユリは近づけないので、遠距離でしかもボケを狙って、Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8を持ち出しました。10mmの接写リングをつけても1~2mくらいの距離を捉えることができます。
ヤマユリはすでに最盛期を過ぎたものと、これからのものとがいりまじっていますが、全体に今年は低調な気がします。接近して撮影できるところは限定されており、毎年同じポイントで撮り続けていますが、そのポイントのヤマユリが特に低調です。今年は使える写真を撮るのは無理かな?

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Sony alpha7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 + 接写リング

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Sony alpha7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 + 接写リング

最終段階に入ったアジサイも結構面白い雰囲気を出しています。


35℃以上になると、さすがにつらい。

第4回白金陶芸教室作品展

第4回白金陶芸教室作品展

白金陶芸教室の生徒作品展が7月7日16時から12日15時まで開催されます。場所は中央区銀座5-11-13 ニュー東京ビル9F Eggsギャラリー
当方は7月7日11~16時(搬入時)、7月11日15~18時、7月12日14~18時(搬出時)は展示場にいます。興味ある方はおこしください。

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当方の出展作品は<貝と波シリーズ>から4点と販売品3点です。

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皿:波、波、波

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花器:巻貝と波の物語

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花器:貝の皿に波を盛る

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花器:貝と波は一つになる

以上、今回は非売品、今後開催予定の白金での個展で販売予定
ここからは販売予定品 鍋敷きor 壁掛け ¥1500円~

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アート考察 その6 陶芸財団展(国立新美術館)

アート考察 その6 陶芸財団展(国立新美術館)

陶芸教室に案内が出ていたので、なんだかわからないけれど行ってみました。国立新美術館で開催されて、無料ということが足を運んだ理由かもしれません。結論をいうといい展示会でした。日本伝統工芸展で、あまりにも伝統というハードルが高いので、これでは新しい試みをする陶芸家はどこの展示会に応募するのだろうと疑問におもったのです。あまり伝統のハードルを高くしすぎると、みなさん夢が持てなくなって、陶芸がすたれてゆくのではという懸念をもったのです。
後述しますが、ここの主催者の一人と話していると、この方は、この展示会はハードルを下げて、新しい試みの方もどんどん出展できるようにした。そうしないと陶芸がすたれると全く同じことを言っていました。広い会場でなるべく多くの方に出展してほしいと言っていました。伝統、茶器、前衛、実用食器、インテリア、人形と6つの部門に分けて、総計370点あまりが展示されていました。文化庁、東京都、埼玉県その他陶芸関係の団体や企業が後援、協賛していました。

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何らかの賞をとっている作品は38点で約1割です。当方はこの賞とは全く関係なく、えらい人の作品か否かも関係なく、ただ自分の陶芸に役立ちそうな試みをしている陶器をピックアップして、27点載せます。この中で賞をとっているのが4点ですから、1割以上で、賞というのも少しは意味あることなのかもしれません。賞は気にしないといったら、さきほどの主催者の方は、そうかもしれないけれど、賞を付けないとメリハリがつかなくなって、これも困る、と言っていました。

以下、作り方がよくわかるように、写真を少し修正しています。実際の見た感じと少し違うかもしれません。また作品の説明が2つほど、不明(当方の写真情報が読めないため)で書いてありません。この2点は作家さんに申し訳ありませんでした。

白金自然写真クラブの会員のお金持ちが、ごく最近、白金にギャラリーを作りました。そこで、<海からの贈り物、森からの贈り物>という題で、写真、陶器、ガラス器をミックスした当方の感性の全てをかけた個展を開きたいと思っています。今年中に開催するつもりですが、実際はとっても苦戦しています。

さて、まずは<海からの贈り物>に役立ちそうなアイデア収集から。

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伝統 緑の流れ 奥村智彦 岐阜県

これは波パターンの作り方に参考になると思って取り上げました。

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インテリア 重森勘二 神奈川県 東京都知事賞

これは、特にユニークというわけではありませんが、評価されていました。パターンの連続により全体を構成するという意味で参考になります。

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インテリア 黒釉耳杯一呪文のにおい 横田光子 埼玉県

この耳の曲線が当方の良く使う曲線で、黒がよく合うので、取り上げました。

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前衛 春はそこまで 吉田全子 北海道

通常のガラスの使い方ですが、参考になります。

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前衛 やがて いつかは 吉田茂樹 東京都

ロクロと手びねりのドッキングの一形態として拾いました。

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インテリア 魂樹  柏井敦子 埼玉県

当方がいつも作っている曲線ですが、当方はこのようにもろに前衛を前面に出すことはしないと思います。

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伝統 瑠璃釉線文壺  安井永治 千葉県 栗田美術館賞

こういうデザイン型の模様は当方使わないのですが、インパクトがあるので載せます。

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インテリア 石垣の海に  中島瞳  千葉県

当方の貝と波シリーズではこういうもろに貝は作らないようにしています。しかし、この会場唯一のもろ貝ですので、敬意を表して載せます。

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インテリア 深淵  森法子   埼玉県  陶芸財団奨励賞

波の模様の作り方がとてもいい。参考になります。

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前衛  創  吉仲翠雅  東京都  陶芸大賞

これも前出のパターンと同じ。当方がいつも作っている曲線ですが、当方はこのようにもろに前衛を前面に出すことはしないと思います。

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伝統 北の自然な紋様壺  田中一夫 北海道

これは線彫りによる波パターンの描き方の参考になると、とっても当方にインパクトを与えました。

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伝統 深淵  中井智子 埼玉県

これも波パターンの描き方の参考です。

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伝統 生々2017 佐藤等  神奈川県

これはかなりのインパクトをもらいました。それほど新しい手法とは思いませんが、参考になります。どちらかというとマリメッコ路線。というか、マリメッコの同じようなパターンがあったような気もする。

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実用食器  織部組皿  大島正敬 千葉県

このようなシンプルですが、何か心が和む器というのはとても大切な方向だと思うのです。

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伝統  環  畑俊  東京都 

この作品は、当方がロクロと手びねりのドッキングを考えていた時に、ちょうどこんな形を作ろうとおもったのですが、たいしてインパクトないと捨てたアイデアに近い。しかし、実際に他人様の作ったものを見ると、ここをこう変えると使えるかもしれないと、かなり長い間考え込みました。

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茶器  黒茶碗 <大河>  萩原龍山 神奈川県

これも波パターンの作り方の参考。

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油滴天目の釉をうまく使った例と思います。こういうのは受けるでしょうね。ほんとみなさん油滴天目が好きですからね。

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インテリア 春の訪れ 大塚梨恵 栃木県

草間彌生のような連続ドットの使い方が見方によると、とっても海っぽい。もし本当に穴が開いていると、使い道無い気がしますが。

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インテリア Blue-sky 松澤三紀子 埼玉県

この模様はどこからきたのでしょうか?面白い。波パターンの絵がき方の参考に。

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伝統 色絵魚文陶x  遠山圭壱  埼玉県
魚パターン。

以下は<森からの贈り物路線>の参考です。

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伝統 華音 船田美智子 茨木県

線彫りの花パターンのてんこ盛りは好きな方向です。

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実用食器  芥子文組鉢  石井康規  埼玉県
マリメッコ路線です。

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実用食器 森からの贈りもの 熊井京子 埼玉県

これはまさに<森からの贈り物>という題名でしたので、敬意を表して載せます。

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茶器 花神 板津真弓  東京都 

この手のボックスに穴を空けた花器は何か魅かれる。

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実用食器 森 伊東晶子  千葉県

葉っぱパターンの素朴な描き方。

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こういう素直でない方向は好きでないのですが、なぜ穴が開いていて、そこから線が引かれているのか?そこが気になったので載せました。

370点以上の出品から27点を選んで載せました。370点の殆どを写真撮影しました。さら興味あるものをダブルで撮影して、出ようとすると、主催者の一人から声をかけられました。今後のこの展示会に出展してくださいと言うのです。特に次の展示であるお皿の展示会に出展してくれというのです。どうやら国立新美術館のこの会場を公募で埋めるのは大変らしい。今回相当苦労したので、お皿に特化した展示会ではもっと大変と予想しているようです。お皿でなくて来年のこの展示会には出展したいと思いました。お皿は通常作らないので、これから考えます。
最初に書きましたが、これはとってもいい展示会だと思います。ちょっとやる気が出てきました。7月9日まで開催されていますので、ぜひ足をお運びください。






プロフィール

山海旅人

Author:山海旅人
山海旅人
<南方から黒潮に乗って流れ着いた人の子孫と思われる>
趣味:おいしい魚をたべておいしいお酒を飲むこと。お魚の料理もいたします。海が近付くと元気になると人にいわれます。

座右の銘:<芸といふものは実(じつ)と虚(うそ)との皮膜(ひにく)の間にあるもの> 
実写とデフォルメの間に真実があるという意味です。

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