Sony α7RII 試写 ~その17 再びオールドレンズ ~

Sony α7RII 試写 ~その17 再びオールドレンズ ~

2015-9-28
今日はペンタックスlimited3兄弟をSony α7RIIに付けて試写を行い、これでSony α7RII 試写を終了にしようと思っていました。しかし、最近買った3本のオールドレンズが気になって、結局、Zeiss Distagon 18mm ZM, Zeiss Distagon 21mm ZF, Leitz Tele-Elmar 135mmの3本をもって、またもや浜離宮庭園に出かけました。自然教育園が休みの月曜は浜離宮が定着しつつあります。ここは海風が気持ちいいし、いつも何かしら花を演出していて楽しい。自然教育園の<ここは教育園だ、無用なおもてなし無し>という雰囲気とはだいぶ違うように思います。
今日はなんだか<Leica day>でした。このレンズおそらく50年経っているのでしょうが、なんとも驚いています。
  ヒガンバナに2匹のアゲハチョウがたわむれていたので、遠くから撮りながら近づいて行きました。逃げられたらそれまでですから、撮りながら近づきます。

以下、Sony α7RII + Leitz Tele-Elmar 135mm

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かなり近づいたところで、逃げるどころか、一匹とびこんで、3匹のたわむれとなりました。

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大サービスです。  

コスモス畑では、チョウがいっぱい。チョウ撮りには天国でしょう。
MFのLeitz 135mmはチョウ撮り用とは言えません。しかし、遠くから撮っているのに、ちゃんと撮れています。手持ちMFで、一枚づつ撮っていますから、これ以上拡大すれば、ピントが取れていないことが露見するのに、これだけ絵を載せてしまうのは、ただただ、その色が美しいからです。Leicaとはいったい何者なんだ!

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こういう偽色が出やすい場面もきっちりこなしています。

次は、Zeiss Distagon 21mm ZF。 今日はこの名レンズがなにか不調。ピントが取れません。出足すぐだったので、調子乗らなかったのか? コスモスは見下ろして撮るというスタイルになるので、MFが難しい。 とにかく手持ちMFは調子乗るまで大変。 使っている安物KIPONレンズアダプターはもうちょっと高いのに代えないとまずいかも知れない。

以下、Sony α7RII + Zeiss Distagon 21mm ZF

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この場面は各機材で撮っていますが、このケースが一番周辺減光も少なく、きれいに撮れていると思います。比較してみてください。

次はSony α7RII + Zeiss Distagon 18mm ZM + フォクトレンダーVM-E・クローズ・フォーカス・アダプター。 今日はなぜか、このレンズが快調。 さんざん文句をいったこのレンズ、今日はぜんぜん文句ありません。なんてこった?? どういうこっちゃ??

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今日は、Zeiss Distagon 21mm ZFをSony α7Rに付けてみました。これはSony α7RIIに付けた時に偽色が気になったので、Sony α7Rならどうなるかと思ったからです。しかし、今日は双方ともに偽色は出ません。偽色、パープル・フリンジは暗い所から突然明るい空が見えるような枝の間などで顕著に起きるのですが、今日はそういう場面が無いからでしょう。とにかくZeissは光が豊富にあれば問題がすっ飛んでしまうのです。
もともとSony α7R でもZeiss 18mm、21mmは周辺減光だの色かぶりはほとんど出ないから、Sony α7Rで何ら問題なく撮影できるはずです(フォクトレンダーはSony α7R で色かぶりがヒドイ、Sony α7RIIとSonyα7SではOK)。  

一つだけSony α7RIIに比して、Sony α7Rのファインダーを一時代前のファインダーと思わせるような、Sony α7RIIのファインダーの進歩が見られます。
<世界最大(*)のファインダー倍率0.78倍を実現したZEISS「T*(ティースター)コーティング」採用「XGA OLED Tru-Finder(トゥルーファインダー)」
高解像度・高コントラストの有機ELパネルに加えて、接眼レンズには両面非球面レンズを含む4 枚レンズによる新規光学系を採用した「XGA OLED Tru-Finder(トゥルーファインダー)」を搭載。世界最大(*)のファインダー倍率0.78倍(全表示域の対角視野約38.5度)を実現し、隅々までクリアな映像を映し出します。さらにZEISS「T*(ティースター)コーティング」を採用し、のぞいた際の映り込みも大幅に低減。各種設定値の反映・拡大表示機能やピーキング機能による微細なピント合わせ、撮影画像の確認、また撮影される映像をぼけ像まで忠実に再現するなど、電子ビューファインダーならではの特性と合わせて、高解像性能を生かした撮影をより強力にサポートします。> と宣伝しています。

撮れる絵には関係ありませんが。

以下Sony α7R +Zeiss Distagon 21mm ZF

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シチュエーションによって、機材の評価が違ってきます。元来、そんなものです。適材適所で機材を使って行くのです。どこでも使えないと、さようならということになります。とにかく今日はLeicaにびっくり!

そろそろ、Sony α7RII試写も飽きてきたとおもいますが、Sony α7RII + ペンタックス3兄弟の試写は、3兄弟に敬意を表して、頑張ってやりましょう。







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白金自然写真クラブ、2015秋・写真展のご案内

白金自然写真クラブ、2015秋・写真展のご案内

日時 10月10日~11月19日 場所 自然教育園 管理棟フロアー
当方の出展予定は
1、全紙タテ
題名 モミジ一枝
副題 なし
撮影日 2014-12-3
撮影場所 森の小道
説明文
複雑な色と形が折り重なる絵が生み出
されること、それが刻々と変化すること
が紅葉の魅力。モミジは一枝でも美しい

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Sony alpha7R + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8

2、全紙タテ 途中で1と入れ替え
題名 森の精
副題 ヤマユリ
撮影日 2014-7-10
撮影場所 武蔵野植物園
説明文
 ヤマユリは日本特産のユリ。深い森の
中で、この奇跡的な姿に会うと、花では
なく妖艶なる森の精に会ったような気に
なるのです。

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Sony alpha7R + フォクトレンダー NOKTON 50mm F1.5

3、半切ノートリ ヨコ
題名 森の精たち
副題 オナガアゲハとヤマユリ
撮影日 2014-7-15
撮影場所 武蔵野植物園
説明文
 ヤマユリは日本特産のユリ。深い森の
中で、この奇跡的な姿に会うと、花では
なく妖艶なる森の精に会ったような気に
なるのです。オナガアゲハも負けじと美し
いシルエットを競います。

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Sony alpha7S + coBORG

4、半切ノートリ ヨコ 途中で3と入れ替え
題名 静かに耐えて美しく咲く
副題 ユキワリイチゲ(雪割一華)
撮影日 2015-2-15
撮影場所 武蔵野植物園
説明文
 キンポウゲ科、日本固有種。花言葉:
幸せになる。今年はずいぶんと早く咲き
ました。殺風景な冬景色を春に変えよう
と、寒い中で頑張って咲き続けます。

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Sony alpha7R + Zeiss Planar 100mm macro

5、半切ノートリ
題名 紅葉の朝
副題 なし
撮影日 2014-12-5
撮影場所 教育園入口
説明文
 すがすがしい朝に空を見上げると、
紅葉のシンホニーを聞くことが出来
ます。

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Sony alpha7R + Pentax FA31mm F1.8 limited

6、半切ノートリ 途中で5と入れ替え
題名 誘惑の館
副題 キバナアキギリ(コトジソウ)
撮影日 2014-9-28
撮影場所 武蔵野植物園
説明文
 木陰にひっそり咲く小さな花のわりに
は、花の蜜を吸いに花筒に入った虫の背
に花粉を付ける仕掛けを持つとか、なに
やら妖艶なる雰囲気を醸し出します。葉
の形が琴柱に似ているので別名がある。

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Sony alpha7R + Zeiss Planar 100mm macro

キバナアキギリ(コトジソウ)はちょうど今、咲いています。

ぜひ、白金自然写真クラブの2015秋・写真展にいらしてください。

Sony α7RII 試写 ~その16 オールドMFレンズ、Zeiss 12mmとLeica 135mm~

Sony α7RII 試写 ~その16 オールドMFレンズ、Zeiss 12mmとLeica 135mm~

2015-9-26 場所 自然教育園、使用カメラはSony α7RII only

<Sony α7RIIはオールド/オールドスタイル・レンズの母艦とすることを第一の使命とする。> というのが、これまでの試写での結論です。
かたくなにAFを使わんというつもりはありませんが、 Sony 純製AFレンズの購入よりは、オールドレンズに注目して行こうと思うのです。その第一弾として、直近に購入した、Zeiss Distagon 21mm ZFとLeitz Tele-Elmar 135mmの試写を行いました。
Leitzとは Ernst Leitz I 氏が創業したLeitz社がLeitz社のcamera ということでLeicaとなったそうです。このレンズは Leitz Tele-Elmar と書いてあります。1965-1990 年のTele-Elmar 135mmとしては前期製品のようです。Zeiss Distagon 21mm ZF 600g、 Leitz Tele-Elmar 135mm は505g。Sony α7RIIは本体で582gだから、レンズとカメラで1kgを超す。

まずはZeiss Distagon 21mm ZF。
Sony α7RII 試写その15では、載せた写真を見てもきっと違いが解らないで、結論が納得できないかもしれません。載せた写真がどうこうというよりは、撮ってから、大画面モニターに映してみれば、ごちゃごちゃいじくらなくても、そのレンズの性能は感覚的に解ってしまうものです。
まずはZeiss Distagon 21mm ZF、新同品で13万円なんぼで購入。新品は最安値で17.7万円します。
Zeiss Distagon 21mm ZFは予想とおりの、期待を裏切らない、いいレンズでした。Zeiss Distagon 21mm ZF、これが当方の広角レンズの終着駅になると思います。載せた絵は皆トリミングしています。ほとんど開放F2.8で撮影しています。今日はすべて手持ち、そして当然MFです。 シャッター速度は手振れを防ぐために1/1000としていますから、暗い所ではノイズが出ている絵もあります。それは無視して見ると、解像といい、色といい、ボケといい、いい具合です。 一つだけ問題は、やはり偽色、パープルフリンジが出る。どうやらこれは、フィルム用レンズをデジタルで使う時は宿命で、仕方ないと思うべきとさとりました。ソフトで偽色を修正することを当然のように行うしか無い。

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ここからはLeitz Tele-Elmar 135mmです。このレンズは少なくとも35年前のレンズです。
それでも69500円でした。不人気焦点距離135mmだからこれくらいの値段ですむので、Leicaの価格は通常桁が違う。 Leicaとしては安物ですし、見た目もいかにも十分使われてきたオールド・レンズという感じで、大きな期待はしていませんでした。今日一日の試写でLeicaがなんであるかすぐわかりました。何と言ったらいいのでしょうか、この古レンズでも十分な解像があり、色も作る像も上品(この表現が適切とは思いませんが)、なんというか、<これでいい>と思う絵なのです。Leicaのレンズに何十万円も払う人がいることが理解できました。

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<Sony α7RIIはオールド/オールドスタイル・レンズの母艦とすることを第一の使命とする。> というのは、 間違っていないと思います。 純製AFレンズもそろえてゆきますが、Leicaも含め、オールド・レンズを追求して行きましょう。レンズ沼の恐ろしさと、楽しさが待っているのです。

Sony α7RII試写 ~その15 最新AFレンズ VS オールドMFレンズ 広角領域編 ~

Sony α7RII試写 ~その15 最新AFレンズ VS オールドMFレンズ 広角領域編 ~

2015-9-23 場所 東御苑、カメラ Sonyα7RII only

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左から
フォクトレンダー・ウルトラワイド・ヘリアー12mm F4(今回の試写には不参加)
フォクトレンダー・カラースコパー21mm F4
Zeiss Distagon 18mm F4 ZM+フォクトレンダーVM-E Close Focus Adaptor
Zeiss Distagon 18mm F3.5 ZF
Sony/Zeiss FE 16-35mm Vario-Tessar F4 ZA
Zeiss Distagon 21mm F2.8 ZF (今回の試写には不参加)

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Sony α7RII + Zeiss Distagon 18mm F4 ZM+フォクトレンダーVM-E Close Focus Adaptor

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Sony α7RII + Zeiss Distagon 18mm F4 ZM+フォクトレンダーVM-E Close Focus Adaptor

寄れるという点では18mmZM+Close Focus Adaptorが圧倒的。

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Sony α7RII + Zeiss Distagon 18mm F4 ZM+フォクトレンダーVM-E Close Focus Adaptor

他のレンズと比較にならないので、すこし離れて撮影。

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Sony α7RII + Zeiss Distagon 18mm F4 ZM +フォクトレンダーVM-E Close Focus Adaptor

さらに離れて撮影。

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Sony α7RII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ZF

ZFは寄れないけれど、下のトリミングではしっかりと魅力的絵を提供する。これがZFの真骨頂。

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Sony α7RII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ZF

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Sony α7RII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ZF

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Sony α7RII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ZF

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Sony α7RII + Sony/Zeiss FE 16-35mm Vario-Tessar F4 ZA (18mm)

今日、まったくのびっくり、何か勘違いしているに違いない。
Sony/Zeiss FE 16-35mmはMFで撮ると、最短撮影可能距離が全然寄れない。ところがAFで撮ると、下のように、とんでもなく寄れる。
シーンセレクションでマクロモードがあることを当方はすっかりわすれていました。AFにすると、自動的にマクロモードに入るのかもしれない。 マクロモードって、どれくらい役立つのかな? これで18mm ZF問題も解決してしまうのかな? 家に帰って色々やってみるが、AFとMFで最短撮影可能距離は同じようですし、マクロモードでもっと近づけるようでもないし。この試写の時になにか間違えたに違いない。 でも、コンデジならともかく、レンズ交換カメラがそんなに簡単に寄れるようになるのかな????  すみません、マクロモードは宿題にしてください。

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Sony α7RII + Sony/Zeiss FE 16-35mm Vario-Tessar F4 ZA (18mm)

しかしながら、AFではメシベにフォーカスできない!

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Sony α7RII + フォクトレンダー・カラースコパー 21mm F4 VM +フォクトレンダーVM-E Close Focus Adaptor

21mmもこれくらい大きな花なら、充分クローズアップできる。

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Sony α7RII + フォクトレンダー・カラースコパー 21mm F4 VM +フォクトレンダーVM-E Close Focus Adaptor

少し離れて撮影。

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Sony α7RII + Zeiss Distagon 18mm F4 ZM

焦点を合わせているのは正面のビル。しかしその横のクレーンを拡大してみると。

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Sony α7RII + Zeiss Distagon 18mm F4 ZM

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Sony α7RII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ZF

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Sony α7RII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ZF

ZFの拡大は、他のレンズに比して、なぜか生々しい臨場感を持つ。

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Sony α7RII + Sony/Zeiss FE 16-35mm Vario-Tessar F4 ZA (18mm)

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Sony α7RII + Sony/Zeiss FE 16-35mm Vario-Tessar F4 ZA (18mm)

解像はしているが、オモチャっぽい。

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Sony α7RII + フォクトレンダー・カラースコパー 21mm F4 VM 

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Sony α7RII + フォクトレンダー・カラースコパー 21mm F4 VM 

フォクトレンダーはZMとよく似ている。

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Sony α7RII + Zeiss Distagon 18mm F4 ZM

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Sony α7RII + Zeiss Distagon 18mm F4 ZM

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Sony α7RII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ZF

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Sony α7RII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ZF

ZMより、木々が生きている。しかし、不思議なことに、これが、全体的に重たい絵という印象をふと与えてしまうこともあるのだ。

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Sony α7RII + Sony/Zeiss FE 16-35mm Vario-Tessar F4 ZA (18mm)

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Sony α7RII + Sony/Zeiss FE 16-35mm Vario-Tessar F4 ZA (18mm)

オモチャっぽい。ツイートの時の様に、面白味のない、当たり障りのない絵となるのである。

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Sony α7RII + フォクトレンダー・カラースコパー 21mm F4 VM 

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Sony α7RII + フォクトレンダー・カラースコパー 21mm F4 VM 

安価なレンズの割には立派なものだ。ZMよりきめが細かい。
  こんな、細かいことを議論するのは、よく言えばSony α7RIIの高画素のなせる業。悪くいえば、画素数の低いSonyα7Sだったら、こんな議論は起きないで、平和に過ごせたかもしれない。

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Sony α7RII + Zeiss Distagon 18mm F4 ZM+フォクトレンダーVM-E Close Focus Adaptor

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Sony α7RII + Zeiss Distagon 18mm F4 ZM+フォクトレンダーVM-E Close Focus Adaptor

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Sony α7RII + Zeiss Distagon 18mm F4 ZM+フォクトレンダーVM-E Close Focus Adaptor

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Sony α7RII + Zeiss Distagon 18mm F4 ZM+フォクトレンダーVM-E Close Focus Adaptor
ただ、Zeiss Distagon 18mm F4だけ見ていれば文句ないのかもしれない。

結論が出てしまいました。
1、Zeiss Distagon 18mm F4 ZFはなぜか絵が生々しい。この感触が、それ以外のレンズの絵に満足できない原因なのだ。Zeiss Distagon 18mm F4 ZFとZeiss Distagon 18mm F4 ZMはおなじDistagon 18mmでも作る絵は違う。これは違うレンズだ。
2、寄れるという点ではZeiss Distagon 18mm F4 ZM 18mmが抜群。しかし、絵が雑だ。これがZeissか?と思うほどの雑さである。
3、Sony/Zeiss FE16-35mmはAFで相当寄れるという発見があったが、AFでは思ったところに自由にフォーカスできない。
4、touit 12mmでも、Sony/Zeiss FE16-35mmでも最近のZeissは安易な妥協をしているように思えてしょうがない。生々しいのでなくて、オモチャっぽい絵が最近のZeiss AFの傾向なのか? 最近のZeissの連中は名画を鑑賞しないで、アニメばかり見ているのか? 最近のZeiss LoxiaもZeiss Batisも本当に信用できるのか? 当方は、デカい古典的SLR レンズ(ZF, ZE, ZK)だけを信用した方がいいような気がしてきた。

今日はフヨウという大きな花を相手にしているので、Zeiss Distagon 18mm F4 ZFが対抗できるが、小さな花をZeiss Distagon 18mm F4 ZFで撮ることが出来ない。といって、ZFを使ってきた者にとって、Zeiss Distagon 18mm F4 ZMで代替するのは無理だ。 Zeiss Distagon 18mm F4 ZM礼賛は一日で崩れてしまった。Sony/Zeiss FE16-35mmのAFは結局使えないし、  絵が今一つ味が無い。 広角領域の八方ふさがりは結局解消できていないのである。  今日の結論に茫然としている。

 そして、本日(2015-9-24)当方はどうしたか? 猛然と反撃に出た。レンズ収納ボックスに入っている、使用頻度の少ないレンズ4本とアダプター1本を下取りにして、何とたった1本のZeiss Distagon 21mm ZFの購入に走ったのです。~試写その14~ でさんざん迷ったあげくのはて、Zeiss Distagon 18mm ZMを買ってしまったのだが、これはとんでもない間違いだった。そのとき買わなかったZeiss Distagon 21mm ZFを根性で買い足した。フルサイズ・広角レンズ領域でモンモンとして続いてきた、いかんともしがたい苦悩にZeiss Distagon 21mm ZFが終止符を打ってくれると信じたからです。

このめまぐるしい変化の根源は無論Sonyα7RIIを新規購入したことにあります。      1)Sonyα7RIIがオールドレンズ/オールドスタイル・レンズを見事に受け止めることがはっきりしたこと。
2)今時の最新レンズはオールドレンズにその<絵の味>でとうていおよばないこと。
3)最新テクノロジー自慢のAFは当方の撮影目的では、役に立たないこと。 
その結果、Sonyα7RIIの相手として、フォクトレンダー・ウルトラワイド・ヘリアー12mm F4 VM、Zeiss Distagon18mm F4 ZF,  Zeiss Distagon 21mm F2.8 ZF 、 ペンタックスFA 31mm F1.8 limited、フォクトレンダーNOKTON 50mm F1.5 VM、ペンタックスAF 77mm F1.8 limited、Zeiss Plannar 100mm macro F2、Lica Tele・Elmar 135mm F4 MMというMFオールドレンズの布陣がいつのまにか出来上がったのです。

今回はとうとうZeissを買うためにZeissを売ることになりました。単焦点Zeissでも使用頻度と展示会作品への出展頻度で選別される段階にはいったのです。さらにライカ・テレエルマー135mmを購入。焦点距離135mmは不人気なので、ライカといえども安い。ライカの味を知るために購入。オールドレンズで行くならLicaを理解しない訳にはいかない。 さて、Zeiss Distagon 21mm ZFとライカ・テレエルマー135mmの試写へと向かいましょう。オールドレンズ・MFの完勝となるのでしょうか? お楽しみに。



Sony α7RII 試写 ~その14 Zeiss Distagon 18mm ZM, ZM礼賛~

Sony α7RII 試写 ~その14 Zeiss Distagon 18mm ZM, ZM礼賛~

マップカメラでZeiss Distagon 18mm ZMをB1から、Zeiss Distagon 21mm ZFをF3からSony フロアーF5へ集めてもらって、Sony α7Sに付けて、一生懸命比較しました。マップカメラのお姉さんはフォクトレンダーVM-E close focus adaptorまでもって来てくれました。通常アダプターですと、驚いたことに21mmの方が18mmより寄れるのです。しかし、ZMにはフォクトレンダーVM-E close focus adaptorが付けられますから、これを付けると、Zeiss Distagon 18mm ZMの方が寄れるし、無論パースペクションは18mm の方がぐっときます。ということで、伝説の広角21mmZFと無念のお別れして、18mmZMを購入しました。

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小ぶりで、Sonyα7RIIに付けると、とってもいい感じ。これでこそ、カメラのレンズと惚れ惚れしてしまいます。

さて、Sonyα7RII+Zeiss Distagon 18mm ZM一本にしぼって、自然教育園で試写です。

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ヌスビトハギ

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広角レンズの時は、このように無理やり拡大するより、周囲を残して、雰囲気を伝えた方がいい。

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シラヤマギク

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ヒガンバナ

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ヒガンバナとカリガネソウ

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ヤマハギ

いかがでしょうか? フォクトレンダーVM-E close focus adaptorのおかげで、18mm レンズの最短撮影可能距離が50cmが14.5cmまで近づけます。 18mmで、パースペクション強調はそれなりに出来ているようです。記憶の中の18mm ZFの時の方が解像は良かったような気もしますが、広角レンズでガリガリに拡大するよりは、周囲を残した方が、広角レンズのいいところがでるようです。ということで、これくらいの解像で使えると思います。Zeiss Distagon 18mm ZMは小ぶりでかっこいい。大きさのわりには重さはずっしりとしており、350gある。それでも、Distagon 18mm ZFは460gであるからZFよりは明らかにZMはコンパクトである。
  今日は全部、手持ちMFで、虫を撮る時は10cmくらいに超近づいて撮っているので、ゆっくりはピントをとれない。ピントブレが起きても不思議でない。それにヒガンバナ以外は通常広角レンズで対象にしないようなとっても小さな花を撮っているので、解像に関しては大目に見てもらわねば。周辺減光や色かぶりが気になることはなく、Sony α7Rに対してSony α7RIIの進歩はとても大きい。
  Zeiss ZMの持った感じは、レンズはこうあるべきという感触で、なにか、故郷へたどり着いたように、ほっとする。がぜん、これからZeiss ZMを集めようと思い始めた。21mm, 50mm, 85mm これから先はライカレンズで135mm Mマウント。手持ちのあまり使わないレンズを5本くらい一掃して、Mマウントを集めるのだ。レンズの布陣をがらりと一変させるのである(Zeiss-ライカMマウントの、その先には、いよいよMマウント本家のライカの世界がおいでおいでをしている気がする)。Sony α7RIIとフォクトレンダーVM-E close focus adaptorが世界を一変させた。当方はソニーのFEマウント/AFよりMマウント/MFを選んだのである。Sony α7RIIから起きた、変化の行き着くところは、オールドレンズ/オールドスタイルレンズとMFの世界だった。
  とここまで、勢いに任せて書いたのですが、ソニーのFEマウント/AF  VS  Mマウント/MFは大問題です。 まてまて、そう簡単に結論をだしてはいけません。 Sony α7RIIは両方とも選べるところがすごいのですが、ユーザーとしては、資金に限りがあり、現場ではあれもこれも持って行くわけにはいかないので、どちらかに優先順位をおいて機材調達をしてゆかねばなりません。この天下分かれ目のガチンコ大決戦をもう一度やってみましょう。ソニーFE 16-35mm F4.0、Zeiss 18mm ZF, Zeiss 18mm ZM, フォクトレンダー・カラースコパー21mmの対決をやりましょう(フォクトレンダー12mmは別格ですから、ここでは省きます)。お楽しみに。

Sony α7II 試写 ~ その13 フォクトレンダー編~

Sony α7II 試写 ~ その13 フォクトレンダー編~

2015-9-20 場所 自然教育園 カメラはSony α7RII only

当方の持っているフォクトレンダーは
フォクトレンダー・ウルトラワイド・ヘリアー12mm F4.0
フォクトレンダー・カラースコパー 21mm F4.0
フォクトレンダー・カラースコパー 35mm F2.5
フォクトレンダー・Nokton 50mm F1.5
の4本です。今日はフォクトレンダー・カラースコパー 35mm F2.5以外のレンズを試写。何で35mmをはずしたか、単に忘れたのです(このレンズあまり使いませんが、いいレンズですよ)。 というか、まあ、今日の本当の目的は、花撮り用Zeiss広角レンズ、ライカMマウントを買うとしたら18mmにするか、21mmにするかを決めるために、代わりにフォクトレンダーで試そうと思ったのです。 フォクトレンダー・クローズ・フォーカス・レンズアダプター(Mマウント→FE/Eマウント)を使わないと、フルサイズで広角花撮りは無理と思うから、どうしてもライカMマウントのZeissが必要なのです。だから広角レンズが中心です。フォクトレンダー・Nokton 50mm F1.5は対照として持って行きました。
今日はヒガンバナに集中です。どう、おもしろくヒガンバナを撮るかというのは、積年のテーマですから。

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Sony α7RII + フォクトレンダー・ウルトラワイド・ヘリアー 12mm F4.0

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Sony α7RII + フォクトレンダー・ウルトラワイド・ヘリアー 12mm F4.0

なんたって、12mmのユニークさは抜群です。

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Sony α7RII + フォクトレンダー・カラースコパー 21mm F4.0

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Sony α7RII + フォクトレンダー・カラースコパー 21mm F4.0

21mmになると随分とおとなしくなります。 パースペクションを強調しようとおもったら、焦点距離は短いにこしたことは無いというのが結論。

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Sony α7RII + Sony/Zeiss FE 16-35mm F4 16mm

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Sony α7RII + Sony/Zeiss FE 16-35mm F4 16mm トリミング

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Sony α7RII + Sony/Zeiss FE 16-35mm F4 21mm

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Sony α7RII + Sony/Zeiss FE 16-35mm F4 21mmトリミング

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Sony α7RII + Sony/Zeiss FE 16-35mm F4 24mm

最短撮影可能距離が同じズームでは焦点距離が短くなれば、より小さく撮れるはあたりまえ。トリミングして、同じくらいな大きさにして、短焦点のパースペクションの強調があるか見て見ると。なんじゃいこれは、違いがわからない。Sony/Zeiss FE 16-35mm F2.8 ズームというのは、破綻がないメリットと、つまらんというデメリットが拮抗して、なんとも困ったもんだ。

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Sony α7RII + フォクトレンダー Nokton 50mm F1.5

コントロールのつもりで撮った、フォクトレンダー Nokton 50mm F1.5は、なんとも面白い。

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Sony α7RII + フォクトレンダー Nokton 50mm F1.5

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Sony α7RII + フォクトレンダー Nokton 50mm F1.5

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Sony α7RII + フォクトレンダー Nokton 50mm F1.5 接写リング

大口径レンズは面白いですよ。

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Sony α7RII + フォクトレンダー Nokton 50mm F1.5

ここは毎年、ヒガンバナとカリガネソウが共存しているので、いつも撮ります。

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Sony α7RII + フォクトレンダー Nokton 50mm F1.5

萩というのは、小さくて、適当にばらけていて、全く撮りにくい花です。フォクトレンダー Nokton 50mm F1.5の大口径レンズでトライ。

今日は三脚を持って行きましたが、手持ちでも撮影。手持ちの方が結果はよかった。自由なアングルをとれるからです。結論は1)パースぺクションを強調して花を撮るには出来るだけ短焦点がいい、18mmと21mmなら、18mmがいい。2)大口径レンズ万歳。3)単焦点レンズ万歳。4)MF万歳。 5)オールドレンズ/オールドスタイル・レンズ万歳
6)オールドレンズ/オールドスタイル・レンズを受け止めるSony α7RIIはよくやったと誉めましょう。

以上です。

Sony α7RII 試写 ~その12 もう一度手持ちMFマクロ撮影をトライ~

Sony α7RII 試写 ~その12 もう一度手持ちMFマクロ撮影をトライ~

2015-9-15
場所は自然教育園。機材はSonyα7RII + Sony FE 90mm macroのみ。手持ちMFでマクロ撮影に挑戦。

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カリガネソウの季節になりました。

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こんな対象は一つの花の中のどこにピントを合わせるかで、全く違う絵になってしまいます。やっぱりMFがいい。

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ヒガンバナ、こういう複雑な形も、どこにピントを合わせるかがとても重要。

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小さな、小さなゲンノショウコの花。しゃがんで撮る時は、肘を固定できるから、手持ちMFで撮れる。

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これは手持ちMF

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こちらは手持ちAF

手持ちMFで全く遜色ない。むしろAFよりいい。

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イモンジセセリとノハラアザミ

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ヒガンバナの撮り方をあれやこれや研究していると、クロアゲハが飛び込んできました。数10cmの近距離で、手持ちMFで一つ一つピントを合わせながら撮ってゆきました。 うしろでかなり離れた距離から、おなじチョウをニコンデカレンズでものすごい機関銃連写しているカメラマンがいました。どんな写真が撮れているのでしょうか? 興味ありますね。思ったところにピントが合っているのだろうか? チョウが動くから、いっぱい撮れば、どこかに気に入ったピントの絵が撮れるのか?  当方はポツン、ポツンと連写無しどころでないマニュアルでピント合わせです。大工場大量生産と家内制手工業みたいな違いです。だって、チョウの表情が撮りたいじゃないですか。

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立ちながら、このように上から下を見下ろして、手持ちMFで撮るのはカメラを安定させるのがとっても難しい。揺れてしまってファインダー拡大で撮れない。ファインダーx1でピーキングでピントが合ったとして撮っています。しかし、案の定、ピントが甘くて拡大出来ない。ファインダーx1でピーキング、そんな程度ではだめなんですよ。 しかし、AFでは小さな花の中心にまったくピントを合わせることが出来なかった。手持ちではどうやっても撮れないケースが出てくるのです。

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水平ならピントを合わせられる。

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なんとかヒガンバナを面白く撮る方法は無いかあれやこれや考えるが、うまいアイデアが浮かんでこない。 やっぱりライティングで変化を付けるしかないかな。

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その気になれば、Sonyα7RIIでも手持ちMFでマクロ撮影ができるのだ。Sony FE 90mm macroはヘリコイドリングをスライドさせてAF-MF切り替えできるから、AFとMFを切り替えながらマクロ撮影するやりかたに落ち着きそうだ。無論三脚を持って行けるときは持って行きますが。
一つ気になるのは、AFからMFに切り替えると、AFでとりあえず合ったピント位置はご破算になって、全く違う位置からMFで合わせなければならないこのSony レンズの仕組みです。確か、他の会社のレンズはAFで合わせてからそのままMFで微調整が出来た記憶があります。このSonyの仕組みはダメですよ。

提案
1)全てはピントなんですから、ライトフィールド・カメラ方式を使わないとしたら、
ブラケットでISOだの露出だの動かすよりは、ピントのブラケットは出来ないもんですかね? 前者は電気的にブラケットすればいいのに、ピントは機械的にレンズを動かさねばならないから全く難しさが違うでしょうが。何か一枚トランススルーほどの膜を入れて、電気的にその膜の屈折率を極めて少し振ることは出来ないのかな? そうだセンサーの方をごく微量振ればいいんだ。ほんのわずかの変動でいいんです。震えてはいけないのでなくて、震えさせるんです。
2)現在のAFはまったく不出来と思います。Sony以外のカメラでも似たようなもんでしょう。なさけないくらいに不出来です。こんな程度のAFに満足していいだの悪いだの言っている人の気がしれない。こんな程度のAFだったらMFの方がずっとましなのですから。
Sonyα7RIIになったってどうしようもありません。よくインテリジェントAFなんて名前がつけられるもんだ。ライトフィールド・カメラの様に、根本的に考え方を変えられませんか? 取りあえずは何とか学習機能を組み込んでくれませんかね。カメラマンがどこにピントを合わせようとしているかを学習して、そのポイントを重点的にAFするのです。PCのWORDだって、使う人の漢字変換を学習して、PCは使う人の個人に適合してゆくのですから、そんなこと簡単でしょう。AF追尾だって、パターン認識でなくて、動くものを追いかけるように出来ませんか?パターン認識と動体認識を組み合わせるのです。やれることは一杯あるような気がするのに。Sony はNikonとNikonナイズされた評論家をほっておいて、使う人の個性や要求に自動的に合わせて行く本当のインテリジェント・メカを目指さなくては。

追記
アップしてから、すぐ気が付いたのですが、手振れ補正をつかえばいい。 最近、ハイレゾショット(オリンパス)とかリアル・レゾリューションとか、ボディー内手振れ補正をつかって、センサーをわずかずつ移動させて、画質を向上させる手段が実用化されているそうですね。ピントも改善するのでしょうかね?三脚使用が前提だそうですが。ちょっと、カメラ雑誌をよまないとおいてかれてしまいます。

Sony α7RII 試写 ~その11-2 Zeissオールドスタイル・レンズ編~

Sony α7RII 試写 ~その11-2 Zeissオールドスタイル・レンズ編~

浜離宮庭園の続きで、今日はSony α7RII+Zeiss Distagon 18mm F3.5(ニコンマウント)の話です。

広角レンズの使いかたは4つあると思います。
1、ただ広い所を広く撮る。面白くするには、パースぺクション(遠近感)を極端にとる為に12mmから18mmを使います。Fish eyeはさらに極端になりますが、これは飽きるので、当方は売ってしまいました。
2、広い所をパンフォーカスでびっちりと端から端までピントを合わせて、全体を曼荼羅模様のように撮る。これも面白くするには12mmから18mmくらいを使います。この時は、周辺でゆがんだり、減光したりすると目的に沿いませんから、高いレンズが必要になります。最近のレンズたとえば、Sony FE 16-35mmなぞはかなり周辺の収差が抑えられていますが、Zeissオールドタイプレンズで、これを期待するとえらい高い値段になります。おそらくソフトである程度修正できるのでしょうが、当方はやっていません。
3、わざわざ周辺減光とか周辺のゆがみを使って、非日常的なダイナミズムを表現する。これも12mmから18mmを使います。これは安めのレンズをつかう当方としては、大好きな撮り方です。
4、花のような対象を極端なパースぺクション(遠近感)によりデホルメして、対象を強烈に印象付ける。これは出来るだけ対象に近づいて、遠近感を強調しなければなりません。短焦点で、しかも近づけないレンズですと、対象が遠くに小さく写るだけで、面白くない絵になってしまいます。Zeissの場合はあまり近づけないので、21mmから24mmくらいの焦点距離を使うことになります。ただし、フォクトレンダー・クローズ・フォーカス。レンズ・アダプターを使うと最短撮影可能距離を縮めることができて、フォクトレンダーウルトラワイド・ヘリアー12mmなぞほとんど対象にくっついて撮ることが出来ます。これはすばらしい。ただこのアダプターはレンズ側ライカMマウントとカメラ側ソニーE/FEマウントをつなぐことになり、使えるレンズが限定されます。4は当方が最も多く使う撮り方です。

ほんとは、もう一つ使い方があります。広角になるほど、太陽を輝く放射点として、まともに画面にいれることが出来ることです。広角レンズは楽しいですね。24mmから上のズームしか使ったことが無い方は、ほんと楽しみを捨てているようなものです。ですから、デカい、重たい望遠側のズーム一本持っての撮影というのはやりたくない。


今日は花撮りですから、本来Zeiss Distagon 18mm(ニコンマウント)では向いていない対象です。
  長い前置きを書いたのは、実はZeiss Distagon 18mmであんまりいい写真が撮れなかったので、言い訳のつもりで書いたのです。

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Zeiss Distagon 18mmは元々、色々な問題点を持つレンズです。最も問題なのはピント合わせが極めて難しいこと。しかし、ミラーレスの拡大ライブビューが使えるようになってからその最大の問題は解決しました。さらに上のように、光の無い時は、どろっとした暗い表現になります。ところが光があるときは一転して極めて魅力的色を出すのです。
現在、もっとも困っているのは、フルサイズになると、花を撮る時にワイドすぎて、最短撮影距離30cmでは、花が小さくなり、トリミングが必須になってしまう。 APS-Cの時は実質24mmで丁度良かったのです。抜群の解像をもっているはずなのですが、今回はそれがなぜか表現できていません。やはり、対象が小さくなりすぎるためなのでしょうか? それとも、100mm macroのMF撮影で疲れ切ったためでしょうか?
フォクトレンダー・ウルトラワイド・ヘリアー12mmで活躍している、フォクトレンダークローズフォーカス・アダプターに期待して試しました。このレンズはニコンマウントなので、ニコンマウントからライカマウントへのアダプター+フォクトレンダークローズフォーカス・アダプターのダブルアダプターを試しましたが、思ったような最短撮影距離の短縮になりませんでした。一方Sony FE用接写リングを使うと、今度は最短撮影距離がほとんど0になってしまい使えません。ということで、フルサイズ、Zeiss Distagon 18mmでの花撮りは八方ふさがりなのです。 
Sony FE 16-35mmズームの最短撮影距離は28cmとZeiss Distagon 18mmとあまり変わらないのですが、花の大きさに合わせて、焦点距離を選べるので、うまい具合に花撮りができます。遠景をパースぺクションをもって表現するには16-18mmが使えるし、ズームは近場も遠景も使えて圧倒的に実用的なのです。
しかしながら、かつての、Zeiss Distagon 18mmの上手くいった時の印象がいくつも頭の中に刻まれているので、Sony FE 16-35mmズームの絵に完全に満足出来ないのです。 それが、試写その10でしつこくSony FE 16-35mmズームの絵をブツブツいじくりまわしている理由です。

 Zeiss Planar 100mm macroとZeiss Distagon 18mmの心の原風景はやっぱり間違なく、比肩する物も無いレンズなのです。一度これらに魅了されると逃げられないのです。 しかし、現状では使い方が制限されます。さて、どうしましょう?

Zeissで攻めるために、いろいろしらべました。広角側は
1、コシナZeiss Distagon 21mm ZF。これはもっとも評判のいい伝説の広角レンズです。ニコンマウントであることと、とっても高いことが問題。21mmで28cm最短撮影可能距離で花撮りができるだろうか? フォクトレンダー21mmで試してみよう。

2、ライカMマウントのZeissにフォクトレンダークローズフォーカス・アダプターを付ければググッと寄れます。
コシナZeiss Distagon18mm F4 ZM
コシナZeiss Biogon 21mm F2.8 ZM
コシナZeiss C Biogen 21mm F4.5 ZM
あたりかな。ZMは21mm ZFよりいくらか安い。
伝説のZFかあるいはZMでクローズホーカスアダプターか?
さらに、
3、今年中にZeiss Loxiaが広角レンズを出すらしい。FEマウントだし、軽いしいいかもしれない? 21mm以下でないとね。

こんなこと真面目に考えるようになったのは、Sony α7RIIが他社広角レンズに対応して、周辺色にじみや減光からovercome出来ているためです。

20万円以上のZeissやライカレンズはいまのところ、当方にはもったいない。

近景マクロも遠景もとれる望遠はZeissに期待するのは難しいようです。
望遠側はクローズホーカスアダプターを付けてもあまり効果が無い。こちらは接写リングで近寄ることになる。
コシナZiess Tele-Tessar 85mm F4 ZM
かな?
Ziess Loxiaも望遠レンズをだすといっているし。

当面は今持っているSony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8で接写リングをつけたりはずしたりかな?これは重たいので遠出には辛いのです。


今回の試写で分かったことは、とにかく、やろうと思えば、Sonyα7RIIで手持ちMFも可能ということです。それなら、まだまだ、心の原風景、単焦点Zeissを追いかける意味が出てくる。 がぜん元気になりました。Sony FE 90mm macroとか、Sony/Zeiss FE 16-35mmなどというのは、しょせん妥協の産物なのだ。

次回は、Sonyα7RII + Sony FE 90mm macroでもう一度手持ちMFでどこまで迫れるかを試写してみましたので、お楽しみに。

Sony α7RII 試写 ~その11-1 Zeissオールドスタイル・レンズ編~

Sony α7RII 試写 ~その11-1 Zeissオールドスタイル・レンズ編~

月曜は自然教育園はお休み、月曜に開いている公園といえば、浜離宮庭園と昭和記念公園くらいしか思い当たらない。どうしてもZeissオールドスタイル・レンズでの試写をしないと落ち着かない。浜離宮庭園に向かいました。

コスモスが咲いています。これまでの試写で、Sony α7RIIでMFをやるには三脚がないと無理というのが結論でした。ところが今日は風が強い。三脚を立てて、ライブビューで5倍にしてピントを合わせようとしても、風で大きく揺れて、まったく無理。あきらめて、手持ちMFの再トライに方針を切り替えました。

これまでの、当方のスタンダードな撮り方は、Zeiss Planar 100mm macro とZeiss Distagon 18mmを2台のフルサイズミラーレス・Sonyα7Rは無論、APS-Cミラーレス(富士フィルムX-E1 とか、リコーGXRとかです)に付ける、その前はAPS-Cペンタックス一眼レフ(ペンタックスK20D, K7, K5, ニコンD800Eとかです)に付けるという撮り方で通してきました。今日は、Sony α7RIIでZeiss Planar 100mm macro とZeiss Distagon18mmを試写です。原点に帰って、なにかとってもほっとしています。 Zeiss Planar 100mm macro とZeiss Distagon18mmは当然MFでしか撮れません。さて、手持ちMFで撮れるでしょうか?


今日の絵は全て、Sony α7RII+Zeiss Planar 100mm macro F2です。

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いちいち最大限まで拡大しませんが、驚くべき解像であることがわかります。もっと重要なことは、拡大しない元の絵です。その解像と色とバックのボケのつくる世界が抜群ではありませんか。
 みんな手持ちMFで撮っているのです。ライブビュー5倍拡大で、風で揺れる中、体を前後させて、ピントをとり、合った瞬間にシャッターを押すという離れ業。昔はいつもこうしていたのです。AF撮影より数倍の時間がかかりますが、結果はちゃんと撮れているではありませんか。

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もう一度いいますが、拡大写真がどうこうというのではなくて、元の絵がすばらしいのです。

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なんにも言うことありません。やっぱり、Zeiss単焦点MFは鳥肌ものです。このZeissのMF撮影が脳裏に刻みついているので、その後のZeissだろうが、Nikonだろうが、SonyだろうがAFレンズやズームレンズの絵に満足が得られないのは当然の気がするのです。

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しかしながら、Zeiss Planar 100mm macroはこのような遠景では、パープルフリンジ(高輝度部分に隣り合った低輝度部分に紫色やマゼンタ色の偽色が出る現象)がでるのです(当方のレンズの個体特性かもしれませんが)。また、遠景でのボケはZeiss Planarではうるさい場合がある。デジタルカメラではZeiss Planar 100mm macroはマクロ近景撮影でのみベストなレンズなのです。 Zeiss Planar 100mm macroは660gと重たいので、遠出の時に、さらに遠景撮影用の望遠レンズを持つというのは厳しい。そこで、Sony FE 90mm macroなどで、近景マクロから遠景撮影までを受け持つレンズを探さざるをえなくなるのです。

さて、明日はZeiss Distagon 18mmと総括です。

Sony α7RII 試写 ~その10-4 河口湖ステラ・シアター編 最終回~

Sony α7RII 試写 ~その10-4 河口湖ステラ・シアター編 最終回~

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忍野八海の中央、中池からちょっと脇に<榛(はん)の木林資料館>があります。18世紀後半に建てられた現存する忍野(おしの)村最古の茅葺き民家 渡邉(わたなべ)家を開放した資料館です。館内には、当時そのままの家具や家財道具、蚕の養殖場徳川時代の 武具、重要書類などが展示されています。 また、敷地内には、忍野八海の1つ、【底抜池】があります。
この地図をみると実体がよくわかるのですが、忍野村観光協会の地図には中池は小さく中池という字がかいてあるだけで、これが人工池であることなぞ全く分からなかったのです(個人の作った池だから観光協会はちゃんと書いてないのです、 忍野八海で配っている忍野八海巡礼ガイドのパンフレットも同じ、ぽつんと小さく中池とかいてあるだけ)。ネットをあれやこれや探して、やっと実体が解ってきました。決して、観光協会の情報で実体が分かることは無いのです。これはどこの地域でも同じこと。ブログに書こうとおもうと、実体をしらべるのにとっても苦労するのです。
(どこかで、最近の世の中の<地図>に対するいい加減さを議論してみようと思います。 googleマップがあるからいい、冗談じゃない。)

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

<榛(はん)の木林資料館>園内の展望台(家の屋根上)からの全貌。この家がある方向に富士山が見えるはずである。
雪景色の撮影にこの場所が使われるようだ。ここは有料、300円だから、アジア系観光客の数が激減するところがいい。

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

Sony/Zeiss FE 16-35mmでこれまでの頭の中にある超広角のイメージでなんとか撮影できるようだ。

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm 

<榛(はん)の木林資料館>を出て、湧池のほとりの池元茶屋でソバを食べます。

湧池のほとりにある池本茶屋、中池にある水車の石臼で挽いた、挽きたて打ちたてが身上の名水そばとあるが、本当にびっくりするほどおいしい。素のそばだけのノドこしがなんともいえないのである。 ところがである、<池本>というのはこの茶屋やお土産屋や旅館を経営している大きな企業で、もとテニスコートだったところを中池(お土産屋さんに隣接する大きな池)にして、水車小屋をつくり、湧池の水をくみ上げて水車を回して、中池にも水を流している。その結果湧池の水質が悪化したり、池の岸がくずれたりしたそうな。いまは、さらに、アジア系観光客の投げるコインが底にたまって、下の写真の様にキラキラと光る湧池になってしまった。湧池の運命やいかに!

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm 湧池

さて、忍野村の冬は訪ねる価値があるか? 夏の景色から想像するのはむずかしいですが、なにか当方の雪景色イメージと合っているようには思えない。当方は富士山に全然こだわりが無い。もっと広々とした雪景色がいい。またどこに雪景色を撮りに行ったらいいかわからなくなってしまいました。

写真に撮っていませんが、運ちゃんの話の通りに、ソバを食べているあいだに、中池を囲む広場とこの湧池の周りはアジア系観光客でいっぱいになっていったのです。夏の軽井沢か、竹下通りみたいなものです。そういえば、以前テレビで、湧池へのコイン投げと、周辺の民家の庭に入り込んでの撮影が問題になっていたのを思い出しました。当方が歩いているときも、アジア系観光客さんは民家に入り込んで撮影に余念がありませんでした。お土産屋さんでは、爆買が始まっていると家内がいっていました。たとえば和風キティ―ちゃんのハンカチ20枚購入とか。


ここから先は面白い話はありません。単なる時間つぶしでした。花の都公園ではまだコスモスが咲いていないし、山中湖では相変わらず富士山は見えず、撮るものがない。
一つだけ、中国人のオジサン2連れとバス停で一緒になり、おじさん達は、バスの時刻から、降りるところまで、色々教えてくれたのです。むろん身振り手振りで、ですが。そのオジサン達とはその後、計3回遭遇することになる。中国人にも親切な方がいるもんだ。

花の都公園
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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

山中湖
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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

河口湖→忍野八海→花の都公園→山中湖はその順番に並んでいて、アジア系の方も順繰りに訪ねるようでした。山中湖は河口湖よりずっと大きい。周囲に森や林があり、のっぺりした河口湖より味がある。河口湖は富士山がみえないとどうしようもないところで、富士山に完全におんぶしている。おそらく湖畔に林をともなった遊歩道路をつくろうとすると、湖畔の宿が富士山が見えなくなると言って文句をいうのだろう。おかげで、日がかんかん照っていて、散策しにくい湖なのである。さて、やることもないので、河口湖にもどって、予約していた高速バスを早めて、帰路につきました。帰りは渋滞で、ほんと自動車の旅はいやだ。やっぱり電車の旅が一番。
 さて、試写の感想ですが、
紅葉撮りには
Sony α7RII + Sony FE 90mm macro Gレンズ F2.8
Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm F4.0
の2台体制、AF中心の撮影でなんとかなるのではないかと思うのです。Sony FE 90mm macro Gレンズ F2.8は近景から中景までは問題ない、遠景もまあ撮れる(後でも議論しますが、Zeiss 100mm macroは遠景が苦しいのです)。Sony/Zeiss FE 16-35mm F4.0は、その責務をまずまず果たしている。

しかし、なにかふっ切れないところがある。その原因は次の<Zeiss オールドスタイル・レンズでの試写>で明らかになりました。そのインプレッションは驚くべきものでした。

Sony α7RII 試写 ~その10-3 河口湖ステラ・シアター編~

Sony α7RII 試写 ~その10-3 河口湖ステラ・シアター編~

<湖楽おんやど富士吟景>の朝は、ちょっとだけ富士山が顔をだして、サービスしてくれました。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

富士山を眺めながら、心を込めた朝食をいただくと、時を経て磨かれた有名観光地の宿はさすがだなと思うのです。

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm


忍野八海は河口湖からバスで30~40分かかります。バスの運ちゃんが、いつもはこのバスはアジア系の方でいっぱいで、日本語の会話などみじんもなくかき消されているとのこと。観光バスも続々と忍野八海を訪れて、一帯はアジア系観光客であふれて、その勢いに軟弱な日本人ははじきだされてしまう、とさかんに脅かすのです。当方は、冬に雪景色を撮りたくなったら忍野八海が一番手っ取り早いのではと思って、その下見のつもりで訪ねたのです。ここまではアジア系観光客は来ないだろうと思っていたら、とんでもない間違いで、完全な富士山観光のコースになっていたのでした。この運ちゃんは大げさにいって人を脅かすのが好きなタイプだから話半分に聞いた方がいい。また京都でもそうですが、観光地は人が集まっているところは大混雑でも、ちょっとはずすと誰もいないので、何とかなると思うのです。これから述べますが、当方の考えは半分当たっていましたし、運ちゃんの話も半分当たっていました。
ちなみに、運ちゃんによると、冬はアジア系観光客が来ないから、雪撮影はOKで、降った時でも30cm くらいだから長靴でくれば大丈夫ということでした。さて、忍野八海は冬たずねる価値があるのでしょうか?

忍野八海はまず湧池を中心としたお店集団が出発点で、それなりに人がいますが、直ぐ、ここを流れる川、阿原川に沿って、濁池、お釜池にむかうともう人はパラパラになります

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

上高地までいかなくてもきれいな流れを撮れることは幸せです。連日の豪雨にもかかわらずこの流れだけは綺麗で、いかに富士山からの湧水の量が多いかがうかがい知れます。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

この写真から、トリミングで下の写真を取りだします。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro 上のトリミング

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

ここからは、さらにもうどこから取ったかわからないほどのトリミングで切出します。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro 上のトリミング

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro 上のトリミング

こんなパターンは使えそうです。水が綺麗だと、面白い部分を沢山発見することができます。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro 上のトリミング

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

これはお釜池。小さいけれど深い池です。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

大きなマスが泳いでいて、台風で迷い込んだのか、もともとここにいたのか不明です。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

阿原川べりは人も少なく、それ見ろ、運ちゃんのいうことはあてにならないと、ここまでは思ったのです。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

さて、中央の中池に戻って、右に見えるお土産屋さんを物色。運ちゃんがいうには、試食はアジア系観光客にあっというまに食べられてしまうから置いていないと脅かされたのですが、ちゃんといろいろ試食が置いてあります。また運ちゃんはいいかげんなことを言ったと思ったのです。店の人に、アジア系観光客さんはこんなもんですかと聞いたら、昼からドット来ます。これからですよと、なにやら手ぐすね引いてアジア系観光客さんに備えている様子です。お店には、嵐の前の静けさのような、異様な緊張感が満ちています。

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro 上のトリミング

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro 上のトリミング

トリミングで陶芸に使うパターンを収集するには、Sony α7RIIが活躍することは間違いないようです。
 さて、午後のアジア系観光客の襲来は本当でしょうか?

また、明日。

Sony α7RII 試写 ~その10-2 河口湖ステラシアター編 ~

Sony α7RII 試写 ~その10-2 河口湖ステラシアター編 ~

河口湖自然生活館・大石公園、ここからは河口湖の中央位置に富士山が見える、富士山撮影にはベストロケーションなのですが、河口湖自然生活館・大石公園は入園無料という不思議。大石公園の遊歩道を歩きながら、マクロ撮影の練習をします。Sony α7RIIはピントがシビヤーですから、極力AF撮影することが必要です。すばやく狙ったポイントにAF出来るように練習しているのです。   富士山は残念ながら見えません。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro  上のトリミング

このように極端に拡大できるのが、Sony α7RIIの最大のメリット。昆虫の場合は、警戒されない距離から撮影しても見られる絵を作れるとか、拡大によって見たことも無いような局所を見ることが出来るとか。ピントさえあえば、驚くほどの拡大が可能です。全てはピントにかかっています。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

これも極めて遠距離から2羽、3羽の蝶が群れているのを撮影して、拡大しています。残念ながらピンボケでしたが。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

公園の花を一生懸命手入れしている方々に敬意を表して、時間が30分しかなかったのですが、できるだけ多く撮影しました。レトロバスで河口湖駅まで戻って、シャトルバスでステラシアターに着きました。公演は15時から18時までです。

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

出演:
ロザリンデ:アレクサンドラ・ラインブレヒト
アイゼンシュタイン:ティルマン・ウンガー
アデーレ:イーヴァ・シェル
オルロフスキー侯爵:エリザベート・ラング
フロッシュ:ゲハルト・エルンスト

指揮:ルドルフ・ビーブル
管弦楽・合唱・バレエ:メルビッシュ祝祭管弦楽団・合唱団・バレエ団
演出:ゲアハルト・エルンスト
賛助出演:フジバレエ祝祭バレエ団(ふのうまさみバレエスタジオ、Cerri Academy De Ballet)

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

このバラの服を見て、ロザリンデだと声をかけられたと言って、家内はご満悦でした。
ちなみにロザリンデは<こうもり>の女性主人公・ソプラノであり、ロザとはバラのことです。さらに<こうもり>とはロザリンデの主人の友人のあだ名で、このあだ名がついた所以が<こうもり>の話のすじの背景にあるのです。

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

さすがに空がきれい。

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Canon IXY

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Canon IXY

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Canon IXY

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場内撮影禁止なので、某ブログから転用(ごめんなさい)。

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こういう風に上部の屋根が開くはずだったのですが、台風の後で雨が降る可能性があるといって、開放されませんでした。舞台の後ろの扉は、公演後、カーテンコール時に開いて、ライトアップした庭が見えました。ということで、単なる屋根付きドームでの演奏会になってしまい、メルビッシュ湖上音楽祭の再現とはいきませんでした。上のように、ドームの屋根が開いて、富士山が見える演奏会場となるチャンスは、とんでもなくラッキーでないと巡り会えないということでしょう。
   演奏はよかったです。もういい年でよたよたの大御所ルドルフ・ビーブルと骨の髄までウインナワルツの3拍子がしみ込んでいるメルビッシュ祝祭管弦楽団の生み出す音楽は、日本人がどう転んでも出来ない世界なのです。そして、管弦楽演奏と歌手は完全に一体化しています。実はもう一つ決定的に違うのは、メルビッシュ祝祭バレエ団とフジバレエ祝祭バレエ団です。フジバレエ祝祭バレエ団は援助出演ということになっていますが、両者が同じ舞台で踊るのは見ている方が穴があったら入りたいという心境でした。日本人のバレエ団がいい悪いというのではなく、メルビッシュ祝祭バレエ団の踊りは、どっから見てもウインナワルツそのもので(美しき碧きドナウも当然踊ります)、レベルが全く違うからです。このウインナワルツとオペレッタの世界はとうてい日本人が入り込める世界ではなく、むりやり真似しようとしてはいけないとしか思えないのです。
オペレッタはおもしろいですよ。歌ばかりでなく演技もエンターテイメントに徹していて、色々なアドリブで笑いを取るところなぞ、日本の歌舞伎にとっても近い。大衆娯楽の粋です。ロザリンデ:アレクサンドラ・ラインブレヒトだけはウイーン国立オペラに出演している歌手で、他のオペレッタ専属の歌手に比べて、圧倒的声量の違いがあります。ぐいぐいと舞台を引っ張ってゆきます。 オペレッタが歌:演技/見た目=1:1なのに対して、オペラは歌:演技/見た目=8:2の違いがあるんだなと思いました。全体として、予想よりずっと面白かった。ベルリンオペラのチャイコフスキーでの失敗が吹き飛んだ、楽しい時間でした。


今夜は、河口湖の宿、口コミランキング1位の情報に素直に従って、<湖楽おんやど富士吟景>に泊まることにしました。ランキングのとおり、宿のおもてなしは抜群でした。

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

また、明日

Sony α7RII 試写 ~その10-1 河口湖ステラシアター編 ~

Sony α7RII 試写 ~その10-1 河口湖ステラシアター編 ~

<メルビッシュ湖上音楽祭が約50年の時を経て、初めてヨーロッパから海外に旅立ちます!現地と同じ野外劇場での公演は河口湖ステラシアターだけ!> という宣伝文句は魅力的でしょ。オペラに関しては、全て家内の推薦に従って、ハイハイと賛同して、参加するのですが、だいたい外れることはありません。

<ハイドン活躍の地アイゼンシュタットにほど近いユネスコ世界遺産、ノイジードル湖上にて、毎年夏に有名なオペレッタ・フェスティバルが開かれています。湖上に設けられた幻想的なステージが有名な「メルビッシュ湖上音楽祭」です。1957年に始まって以来大変な人気を博す音楽祭で、1996年からは毎年約20万人の観客を集め、世界最大の音楽祭の一つとしてその名を馳せています。今回、河口湖ステラシアターで出張公演されるオペレッタ「こうもり」は、数あるウィンナ・オペレッタの中でも最高峰とされる作品で、「オペレッタの王様」ともよばれています。ヨハン・シュトラウス2世特有の優雅で軽快なウィンナ・ワルツの旋律が全編を彩り、その親しみやすいメロディーは全世界で愛されています。> と宣伝は続きます。

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メルビッシュ湖上音楽祭
さて、河口湖ステラシアターはどこまで、メルビッシュ湖上ステージにせまることが出来るのでしょうか?

この時、2015-9-10の一日前から台風17, 18の影響で、大雨が帯状(線状降水帯)に移動して、関東、東北が大変なことになったのです。我々は丁度9-9に河口湖に泊まって、次の日河口湖ステラシアターの公演を見て、その晩東京に帰る予定でしたが、寸前に予約を変更して、9-10に河口湖に向かい、ちょっと観光してから、河口湖ステラシアターの公演を見て、その晩は河口湖に泊まって、次の日、忍野村とか河口湖周辺を観光して東京に帰ることにしたのです。9-9の午後には、河口湖は帯状大雨が通過して雨は上がっているので、この変更がベストであったかはわかりませんが、以下に述べるように、とりあえず運良く、河口湖ステラシアターの公演も見られたし、観光もできて、高速バスで往復できたのです。被災された方には本当に申し訳ないのですが、この災害を回避して、楽しんでしまったのです。

目的は本場ウイーンのオペレッタ鑑賞ですが、その前後に河口湖周辺をうろうろしてSony α7RIIの試写をつづけました。今回の目的は、紅葉シーズンにむけたカメラの布陣を試すことにあります。現在の想定は、
Sony α7RII + Sony FE 90mm macro Gレンズ F2.8
Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm F4.0
の2台体制です。

Sony α7RII + Sony FE 90mm macro Gレンズ F2.8に関しては、単純にマクロ撮影に慣れることとマクロレンズによる遠景撮影の首尾を確かめること。Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm F4.0に関しては、本当にこのズームは使えるのだろうかという疑問に答えをだすこと。だめなら、昔に戻って、Zeiss Distagon 18mm 単焦点に逆戻りです。

写真がいっぱいあるので、4日に分けます。
1、久保田一竹美術館と<辻が花染め>の話
2、河口湖自然生活館の花々と河口湖ステラシアターのオペレッタの話
3、<湖楽おんやど富士吟景>と忍野八海の話
4、忍野八景の続きと花の都公園、山中湖とSony α7RII試写の総評

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

9-10高速バスで河口湖に向かう途中に富士山が見えます。このあと富士山は直ぐ姿を消すのです。
河口湖周辺観光スポット人気No1として出ていたネット情報に素直に従って、久保田一竹(ITCHIKU KUBOTA)美術館を訪ねました。久保田一竹(1917~2003)は<辻が花染め>で世界的に有名な染色家です。
まずは<辻が花染め>とはなんぞやですが、室町、安土桃山時代から江戸初期に隆盛をほこった、複雑な縫い締め絞り染物で、久保田一竹が復活させて、世界に打って出た日本の誇るべき技術・作品です。普通の絞り染めというのは、布の部分を糸で縛ることで、そこを染色から保護してから、全体を染色して、あとで、糸をほどくと、見慣れた絞り染めとなるのですが、<辻が花染め>とは布の部分を糸で縛って、そこを部分的に染色してから、防水(現在はビニールをかぶせて、また糸で縛る)して、それから全体を染める、2重手間をかける染め方です。さらに刺繍をほどこしたり、何重にも染色したりとんでもなく手間のかかる染色法なのです。

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絞り跡が単純な白でないことがわかるでしょうか?
この美術館には、連作「光響」29点を含む37点の着物が飾ってあります。

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連作「光響」29点が巨大な寄木木造建築の展示場を一周するようにぐるっと飾ってあります。富士山や湖を含む秋冬の景色が完全に連動しているのですが、その一点一点においても十分、独立した魅力のある着物柄になっています。さらに、この連作は、春夏を加えて四季に発展しさらに後を継ぐ者たちにより「宇宙」という80点連作の集大成に向けて作成が続けられているそうです。
この美術館は久保田一竹自身が、自分の好みを完全に投入した空間で、とても心地よい場を作っています。これじゃ、資金が足りなくなって、完成(平成6年)までに苦労したろうなと思うのです。ちなみに、㈱一竹工房は年商12億円(平成11年)を売り上ピークとしてその後下降をつづけ、この美術館も赤字、平成22年には倒産。しかし、現在平成27年、まだ美術館は存続しているし、「宇宙」は作成継続中といっている。誰かが助け舟をだしたのでしょうか? 世界中のオペラハウスは補助金なしには運営出来ないし、オペラ自体も補助金なしには存続できない。<いい物>を存続させるのはとても難しいことなのです。
それだけ久保田一竹美術館は価値がある場所であり、消滅しないうちに、皆さん訪ねておいた方がいいですよ。
ここの、<辻が花染め>は当方の陶芸に対するあるアイデアを与えてくれたので、大枚はたいて、写真集を買い、今日は陶芸で早速そのアイデアに挑戦しています。どうなりますか???

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穏(おん)「富士山」シリーズより

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序(じょ)連作・「光響」より

展示場自体は撮影禁止ですから、HPから写真を転用させていただいています。展示場の裏には、散策できる庭があり、いい空間をつくっています。以下は当方自身の撮影です。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro  展示場入口

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro  ミュージアムショップと休憩所

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro  ミュージアムショップ入口

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

ミュージアムショップ、隣接する休憩所、および展示場につながる階段等、ほぼ、スペイン・バルセロナ、アントニ・ガウディ―のグエル公園のコンセプトをパクったとおもわれます。入口の金属彫刻もコンセプトはそっくり。でもいいですよ、これで。一竹さんはガウディ―とその考え方をとても尊敬し,同調していたのだろうと思うのです。その気持ちはとてもよくわかります。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro 裏庭への入口

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

椅子もガウディ―風でいいですね。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

入口の門の横にある彫刻。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

さかんにマクロ撮影の練習をしています。かなりSony FE 90mm macroのAFを使えるようになってきました。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

一竹美術館をでて、バスで河口湖自然生活館へむかいます。

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Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

Sony FE 90mm macroは紅葉・遠景撮りにも使えそうですが、やっぱり遠景はSony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8の方がいいかな?Sony α7RII + Sony FE 90mm macroで、1.3 kg強、これでも重たいのに、Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8で1.5kg強いっちゃいますから、これは重たいですよ。

また、明日

Sony α7RII 試写 ~その9 Zeissレンズ AF撮影、海撮り編~

Sony α7RII 試写 ~その9 Zeissレンズ AF撮影、海撮り編~

Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 (正式名Sony Sonnar T* 135mm F1.8 ZA SAL135F18Z )をもって、久しぶりに城ケ島へ海撮りに行きました。ここには、いつも陶芸につかう色と形を見つけに行くのです。
当方の陶芸のアイデアは必ず自然からもらいます。伊藤若冲は無論、ウイリアム・モリスから始まった、濱田 庄司(人間国宝)、河合寛治朗(人間国宝は拒否)、富本 憲吉(人間国宝)、近藤 悠三(人間国宝)と続く人達はいずれも自然を穴にあくほど見つめてデザインを作ってきたのです。これらの方々は決して人のデザインを参考にしない、自然から自分でデザインを掘り起こすのだと明言しています。しかし、これらの末裔たちはいつの間にか自然を見なくなり、人工的なものをかっこいいと思うようになりました。佐野研二郎氏の盗用疑惑に対して思うことは、かれらコマーシャル・デザイナーが自然からデザインと得ているとは思えません。とすると、人工物から発想を得ている。当方から言わせれば、もともと彼らのやっていることは、極論をすれば人工物を混ぜ合わせて、盗用に見せないプロフェッショナリティーにより出来上がっている業界とおもえるのです。彼らにとってたりまえのことをネット社会がノーとしてしまった。しかし、これは消費者自体が自然を見なくなって、人工物の混ぜ物しか理解できなくなっていることの裏返しなのです。コマーシャル・デザインというものはそういう、デザイナーと消費者のなれあいから出来上がった世界なのです。それは、それ、当方の世界とは違う世界で、とやかく言うつもりはありません。ただ、焼き物を作るときも、写真を撮る時も、展示した時にそれを見る一般の人の頭の中に占めている固定概念が強固な壁のように立ちはだかるのです。固定概念を打ち破れないのは自分の力が足りないからにはちがいないのですが、その壁はいつも強い恐怖であり、ストレスなのです。あるいは自分の中にある固定概念を恐ろしがっているのかもしれません。

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Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8

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Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8

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Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8

使うのは、波と貝の形と色です。 すでに波をテーマにした焼き物は5種類、貝をテーマにした焼き物は6種類作っています。

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Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8

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Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8

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Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8

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Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8

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Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8

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Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8

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Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8

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Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8

撮影した絵のなかから、あちこち探して、そのほんの一部をトリミングして、使おうとする色と形を引き出すのです

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Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8

波は持って帰れないので、写真のなかから、使える部分を探し出すのですが、貝は持って帰れるから、こういう貝の中から使えそうな形の壊れた貝を拾うのです。夢中になって探していると、自然の中に自分が溶け込んでしまって、そのままこの貝達にまじって貝殻になってしまおうかと思えてくるのです。かつて、京都御苑の中で写真を撮っていると、そのままその自然の中で、ぽくんと自分が消滅してしまいたい衝動に駆られるのでした。あたかも千年の歴史を経た都の亡霊たちが、おいでおいでをしているように。これと同じ感覚なのです。

次はZeissの広角レンズです。
Sony α7RII + Sony/Zeiss FE 16-35mm(正式名Sony Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS SEL1635Z)

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Sony α7RII + Sony/Zeiss FE 16-35mm

広角レンズは近づいて撮らなければ意味ありません。動くのが面倒な人には広角レンズは使えません。

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Sony α7RII + Sony/Zeiss FE 16-35mm

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Sony α7RII + Sony/Zeiss FE 16-35mm

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Sony α7RII + Sony/Zeiss FE 16-35mm

試写ですから、感想を書かねばなりません。Zeissの色はこんなものでしょう。もう慣れてしまっているのか、まあ安心して見ていられるというか、可もなく不可もなくといおうか。Zeissはもうすこしドキッとする色が出るはずなのですが?  気になるのは、Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8は、手持ちAFで予想よりピントが甘い。以前、Sony α7Rの時よりピントがずれる。Sony α7Rの時は全てMFでピントを合わせていたので、波のようなピントをどこに合わせていいか分からない(表面なのか水底なのか)対象はMFの方が意図するところに厳しくピントを合わせることができるのです。今回は無理やりZeissレンズで、AFで撮るという縛りをいれたので、こんな感想となったのか? 誤解ないようにいうと、Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8はこれまでに一番多く展示会用写真を生み出してきたレンズなのです。
Sony Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZAに関してももっとシビヤーにピントがきてもいいのにと思います。こちらは単焦点でなくズームであるために、そういう感想になってしまうのでしょうか? 
Sony α7RIIは高画素数なので、いいきになって拡大してゆくので、レンズやピントのアラがはっきり見えてしまいます。画素がくずれてモザイクになるのが先か、レンズがくずれて、線がボヨボヨになるのが先かという見方になってしまうのです。

今日は、あのZeissの鳥肌が立つような解像を見ることが出来ませんでした。なぜなのでしょう。手持ちのせいか、AFのせいか、Sony-Zeissのせいか、 Sony α7RIIのせいか、なにか欲張ってSony α7RII期待しすぎなのか?  
当方は、Zeissの力を完全に出し切るにはMF, 単焦点であるべきで、Sonyが無理やり、ZeissにAFだのズームだの要求しても、妥協の産物が出来上がるだけではないか。故にSony α7RIIの高画素数を完全に生かすことが出来ないのではないかとおもうのです。Sony α7RIIはどうしてもそういう厳しい世界を展開してしまうのです。
次回にオールドスタイルZeissレンズMFでの試写を行うので、それを見て判断しましょう。

Sony α7RII 試写 ~その8 coBORG編~

Sony α7RII 試写 ~その8 coBORG編~

2015-9-4
coBORGはAPS-C仕様で使っているので、実質330mm。シャッター速度は全て1/1000、
coBORGの絞りは一定でF5.6。手持ち撮影、coBORGは当然MFである。場所は自然教育園。さて、Sony α7RIIに望遠を付けたMF撮影はどうなるのだろう?
以下全てSony α7RII+coBORG

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最短撮影距離(2m?)からのショットをトリミングすると、

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これ以上のトリミングには耐えられないほどの解像である。

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このケースも同様である。

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このケースはまだ見られるが、いずれもSony FE 90mm macroの解像には全く及ばない。

これはcoBORGレンズの限界といえばそれまでであるが、次の例を見ていただきたい。

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トリミング

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チョウに警戒されない距離からの遠距離撮影で、色々なチョウの形が撮れて面白いのだが、これだけトリミングしても、意外に形がしっかりしている。遠距離の方が、Sony α7RIIの高画素数が生かされている。これは何を意味するのか? 近距離でのトリミングの方が拡大出来ないと言うことは、レンズの解像力というよりはMF撮影によるピントブレが近距離でおこりやすいということに違いない。遠距離のほうが手振れの影響を受けるのだが、これは5軸手振れ補正がきいていて、遠距離はピントブレが目立たないだけにトリミング耐性が生まれているのだろう。

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これはISO12800

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トリミングするとかなりノイズが目立ってきている。

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これはISO6400

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トリミングしてゆくとノイズが気になるが、ISO12800よりはかなりましである。

coBORGの絞りはF5.6で一定であるから、シャッター速度1/1000で暗いところを撮るとすぐにISO 10000近くにいってしまう。Sony α7Sを使ってもノイズ発生は似たようなものだ。 
結論をいうと、Sony α7RIIはSony α7Sに比べると高感度特性が問題ではなく、手持ちMFで近距離でのピントブレが致命的である。しかし、遠距離になればピントブレが減るために、その高画素数のメリットがでてくる。 Sony α7Rも十分高画素数であり、中禅寺湖のしぶき氷撮影で、coBORGが活躍していたことを考えると、Sony α7RIIでもcoBORGでの手持ち遠距離撮影は可能だろう。しかし、手持ち近距離撮影はSony 90mm macro F2.8 GレンズでAF撮影に任せるべきだ。 
Sony純正のFE望遠ズーム(FE 70-200mm F4 G OSS SEL70200G)を与えてAF撮影すれば、近距離(最短1m)から遠距離までOKとなるが、重量はカメラ・レンズで1.5kg、当方の許容範囲限界ギリギリである。こうなると、重たい望遠ズームを抱えて、ほとんどをこれ1本でまかなうみなさんの標準的撮影スタイルそのものになる。
 Sony α7RIIになると、だんだんSony純正FEレンズをそろえることに向かってしまう。ニコンD800Eの時と同じ傾向だが、価格と重量はSony FEの方がだいぶ楽である。





Sony α7RII試写 ~その7 AFと格闘 ~

Sony α7RII試写 ~その7 AFと格闘 ~

2015-9-2
Sonyα7RII+Sony FE 90mm macroのベストな使い方を追求しています。マクロ撮影はピントを合わせるポイントの選択が重要で、必ずしも中央ではありません。高画素数であるSony α7RIIはピントを取るのが大変シビヤーです。接近撮影のマクロ撮影はさらにピントが厳しい。手持ち撮影の場合、フレキシブルポイントAFが良いのか、MFが良いのか。動きのある虫の撮影を対象に何がベストかを追いかけています。 場所は自然教育園。

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2015-9-3

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今のところの結論としては、虫撮りでは無理せずにフォーカスポイントを中央にもってきて、フレキシブルポイントAFは使わない。中央であるなら、幾つかのトライの内、目的のポイントにAFフォーカスできる。90mm macro GレンズのAFフォーカスレンジ切り替えが重要で、Full, ∞~0.5m, 0.5m~0.28mの3段階切り替えを上手く使うことで、かなり目的のポイントにフォーカスすることが出来る。場合によっては90mm macro Gレンズのヘリコイドリングによるスライド式AF, MF切り替えが有効で、AFからMFへ切り替えてフォーカスする。最後の絵はそのようにスライドしてMFで撮影している。MFサポートとしてピーキングを用いてフォーカスの時間を短縮している。
  AFフォーカスレンジ切り替えとスライド式AF, MF切り替えを駆使して、カメラ本体は常識的に中央フォーカス、AF-A又はAF-Sを用いる。虫撮りではAF追尾よりAF-Aがいいようだ。AF-Cは時として不安定なレスポンスをするのであまり推薦できない。
AFには完全にたよることは出来ない、AF-MFいずれも駆使して撮りまくって、by chanceでいい絵がとれるラッキーを狙うのが現状ではベストということになります。
  最後の絵はISO12800であるが、何とか見られる。ISO 6400までならほとんど問題なく常用できる。Sony α7RIIの高感度特性は確かにSony α7Rより多少上昇している。絞り、シャッター速度、ISOの三者を組み合わせて、手持ちでも、<全紙>を前提に、通常の撮影ではかなり追い込んで、Sony α7RIIの高画素数を生かすことが出来る。三脚を使えばほとんど問題なくオールラウンドに撮影できるであろう。

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Sonyα7RII+Sony FE 90mm macro

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Sony FE 90mm macro GレンズのAFフォーカスレンジ切り替

ちなみに、Sonyα7RII+Sony FE 90mm macroの重量実測は1332gでした。

Sony α7RII 試写 ~その6 フレキシブルスポットAF~

Sony α7RII 試写 ~その6 フレキシブルスポットAF~
2015-9-1
以下、すべてSonyα7RII + Sony 90mm macro Gレンズ、場所は自然教育園

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フレキシブルスポットAFはいいのか悪いのか?AFが合えばバッチリであるが、これがなかなか合わない。      癇癪を起すが、手持ちの場合はAFが必須であるからしょうがない。

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ピンボケで残念。シジミチョウを撮っていたら勝手にチョウを狙って入り込んできた。おそろしい顔、スズメバチには関わりたくない。

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AF追尾にはいいターゲットなのだが、飛んでくれない、棒で脅かしても飛ばない。普通に撮ろうと近づくとすぐ逃げるくせに、こいつらはいつ飛ぼうと思うのか、さっぱり分からん。

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飛んだはいいが、ピンボケ。こういうのがピントが取れるといいのだが、AF追尾はまだ全然うまくゆかない。

ということで、今のところフレキシブルスポットAFを使ったマクロ撮影は半分感心して、半分癇癪を起している。


プロフィール

山海旅人

Author:山海旅人
山海旅人
<南方から黒潮に乗って流れ着いた人の子孫と思われる>
趣味:おいしい魚をたべておいしいお酒を飲むこと。お魚の料理もいたします。海が近付くと元気になると人にいわれます。

座右の銘:<芸といふものは実(じつ)と虚(うそ)との皮膜(ひにく)の間にあるもの> 
実写とデフォルメの間に真実があるという意味です。

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