湖西の旅 ~石山寺から大津絵を追って~ その4

湖西の旅 ~石山寺から大津絵を追って~ その4

it-55.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス35mm limited macro

大津市歴史博物館はちょっとした高台の上にあります。眺望はいいのですが、歩いて上るには疲れます。
瀬田の唐橋における壬申の乱の絵や、湖族の話など、勉強させていただきました。ところで大津絵はどこにあるのでしょうか? 分からないうちに出口になりました。出たところに大津絵展覧会という立札があります。どうやら、大津絵教室の発表会の様です。入り口のおばさんに、この博物館にあるという大津絵はどこに展示されているのですかと聞いたら、全く話が通じません。おじさんを呼んできますが、大津絵は、<大津絵の店>に行くのが一番いいですよと言うばかり。博物館に大津絵があるというのは嘘なのか? どうやら大津の人は博物館で大津絵を見たことが無いらしい。大津絵の展覧会をやっている人すら知らないとは何事か? 入り口の案内嬢に聞くと、1,2枚ありますよと言う。再び入館して、大津絵を探す。ありました、1,2枚の大津絵が、いい絵ですが、これがガイドブックにかいてあった大津絵の展示でしたか。大津の博物館で大津絵はちゃんと取り上げられていないのか。大津絵探検の出だしがこれでは、本当に大津に大津絵があるのだろうかと不安になります。あわてて、博物館を出て、次の目標に向かいます。もう夕方です。いそいで大津絵美術館をさがします。圓満院境内に大津絵美術館あるとガイドブックにはかいてあるのですが、そのような看板が見当たりません。庭の手入れをしていた職人さんに聞いて、やっと入り口を見つけました。圓満院の供養の大きな看板に陰に小さく大津絵美術館という看板があったのです。まったく美術館というイメージではありません。大津市歴史博物館の件といい、いったい大津の人は大津絵を大切にしていないのではないかと思ってしまうのです。

it-56.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス35mm limited macro

圓満院は1000年以上前に創立され、水子供養のお寺としてしられていましたが、後で、宗教法人が10億円で圓満院の重要文化財を含む建物、庭園を買い取ったことが問題になっているというネット情報を見ました。予想していたイメージと違う原因はここにあったのかもしれません。なにやら宗教法人の活動が盛んにおこなわれているようで、宿坊、精進料理、坐禅、写経、写 佛、投扇興、不動護摩供、僧・尼僧体験等各種体験ができますなどと書いてあります。儲からない大津絵美術館は浮いてしまっているようです。

it-57.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro

it-58.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス15mm limited

it-59.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス15mm limited


この庭園や建物と隣接して、大津絵美術館があります。美術館というより、普通の建屋に、ただ絵が展示してあるだけで、空調もなく、我々以外に訪れる人も一人くらい。寒々しい博物館でした。よく大津絵を知っている人には楽しい所なのでしょうが、初めての我々にはよくわからないことばかり。説明をよんでも、やはりよくわからない。ブログを書くために、大津絵をネットで勉強して、やっと少し理解しました。

大津絵とは、今からおよそ340年昔(江戸初期)、東海道五十三次の大津の宿場(大津の追分、大谷)で軒を並べ、街道を行き交う旅人等に縁起物として神仏画を描き売ったのが、その始まり。やがて世俗画へと転じ、加えて18世紀ごろより教訓的・風刺的な道歌を伴うようになった。神仏や人物、動物がユーモラスなタッチで描かれ、道歌が添えられている。多くの絵画・道歌には、人間関係や社会に関する教訓が風刺を込めて表されている。名も無き画工たちが書いており、作者は記載されていない。大津絵には「大津絵十種」と呼ばれる代表的な画題があり、その護符にはさまざまな意味が込められています。  
民芸運動の創始者である、柳宗悦(むねよし)が大津絵を絶賛し、世に広めたそうです。大津絵には作者の名前が記されていない、いかにも柳宗悦が好みそうな民芸品です。後述する<大津絵の店>には柳宗悦のコレクションが集まっているそうです。寒々しい博物館には、よほど大津絵に詳しい人でないと、展示物の意味がよくわからない。ただただ、よくわからんが、鬼の念仏、藤娘、鷹匠、座頭、槍持奴とか書いてある説明をよんで、そうかいなと思いつつ、やはりなにやらわからずに一まわり。撮影禁止とかいてあるのに、記念にちょっと撮影。

it-60.jpg

it-61.jpg

ネットから絵を集めました(出所が解らなくなってしまい書きません。ネットの著者さんすみません。大津絵の宣伝とおもって許してください)。だんだんわかってきました。ようはお土産屋さんの絵みたいなところから発展して、お守り札にみたいに買うばあいや、風刺絵として面白いからちょっと買ってみたとか、歌や俳句と連動している絵という意味で買うとか。 庶民的に、ちょっと粋な気分で楽しもうという意味合い。今でいえば、1コマ漫画(アニメ)のイラスト図を飾るという気分かな。

it-62.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro

これは大津絵ではなく、円山応挙の下書き(と思う)。面白いので撮影。

it-63.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro

大津絵を知るに、大津というところは何と不親切なところであろうか、とブツブツいいながら、次の目的地、<大津絵の店>に向かいます。もう薄暗くなって、店に入れるか心配しながら、よくからない道を大津の地図もよくわからんとブツブツいいながら歩きます。

it-64.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro

三井寺(園城寺)の大門(仁王門)から残る紅葉を覗き見る。

it-65.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro

it-66_convert_20111231210745.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro

三井寺から浜大津方面へ<大津絵の店>を探して歩きます。また、琵琶湖疏水の出発点を通り過ぎて、やっと<大津絵の店>に着きました。

it-67.jpg

ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro

写真をとってもいいですかというと、いいですよと気軽な返事をいただきました。やっと、心の通った大津絵を見られる場所に出会ったという、ほっとした気分になります。絵葉書と小さなお大津絵のぐい飲みを買いました。

it-68.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス15mm limited

it-69.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro

it-70.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro

it-71.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro

it-72_convert_20111231210829.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro

<長等神社参道>
長等神社から浜大津へ向かう参道沿いに<大津絵の店>があります。大津で大津絵を専門に売っているお店は、どうやらここだけのようです。逆にいうと、大津絵を知りたかったら、<大津絵の店>を訪ねるのが一番の気がします。大津絵教室も開いているようで、そういえば大津博物館で催されていた大津絵展覧会はここの教室の生徒さんの発表会だったのかもしれません。<大津絵の店>が一人で頑張っているという感じです。

it-73.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro


浜大津に向かう道の長等(ナガラ)商店街は休日でほとんどのお店がお休みで、たまたまあいていたお店で小エビと大豆の煮もの(エビ煮)、わかさぎの飴たきを夕食のおかずに買いました。
長等商店街の本屋さんで大津絵に関する本はありますかと聞いたら、大津絵の書き方という本はありますが、それ以外はありませんという返事でした。どうやら、大津の大半人は大津絵にほとんど関心が無くて、大津絵はごく一部の理解者の間で存続している状況のような気がしてきました。

浜大津から一路、東山へ帰ります。

it-74.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro

it-75.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro

雷様の大津絵、ぐい飲みは、この撮影の後、机から落ちてコナゴナに割れてしまいました。当方はどうやら大津絵とは縁が薄いのかもしれません。でも、考えようによっては、また大津絵を見に来いと言っているのかもしれません。今度は、少し勉強しましたから、もっと親しく大津絵を見ることができるかもしれません。

これで、大津の旅はおしまいです。 
東京へ戻って、京都から送った段ボール30箱が待っていました。これを、どうやって、我が家に収納するか。家中の大変革が必要です。何を捨てて、何を残すか、何を表に出して、何を奥にしまうか。これから当方はどうするのか、整理とは生き方そのものですから、肉体的、精神的格闘を一週間続けてきました。今日は大みそか、ほとんどの整理が終わりました。来年はどういう年になるのでしょうか。 当方はどこへ向かうのでしょう。 このブログはどうなるのでしょうか?
 明日の新年会の為に、黒豆、ごまめと干し柿のお菓子を作りながら、これまでのことを考え、これからのことを考え、年を越します。皆様もよいお年をお迎えください。


スポンサーサイト

湖西の旅 ~石山寺から大津絵を追って~ その3

湖西の旅 ~石山寺から大津絵を追って~ その3

it-49.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

一回りして本堂にもどってきました。結構な道のりがあります。このお寺は半日くらいかけてゆっくり味わうことが良いかもしれません。

it-50.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

it-51_convert_20111229215909.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

本堂は長い柱を多数立てて床を支える懸造(かけづくり)となっていて、手が込んでいます。新しい豊清殿もそうでした、たいしたものです。清水の舞台が懸造作りの親玉です。

it-29.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro

it-53.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス15mm limited

東大門を出てすぐのところで、琵琶湖名物、シジミの釜めしをたべました。釜めしもそうですが、湯葉のお刺身がおいしかった。

it-30_convert_20111229214559.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス15mm limited

石山寺から15分くらい、瀬田川にそって歩きます。ボート部の宿舎がならんでいます。

it-54.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス15mm limited

瀬田の唐橋 中州

it-31.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

it-32.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro

瀬田の唐橋に着いたのですが、日本三名橋も工事中で、なんとも残念。欄干の塗り替えです。

it-33.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro

it-34.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス 15mm limited
瀬田の唐橋中州

琵琶湖から流れ出る川は瀬田川しかないというのも、とても不思議ですが、その川にかかる橋が瀬田の唐橋で、大昔から、戦いが繰り返されてきた橋です。都を守る軍と攻める軍がこの橋で決着をつけることになるのです。なんといっても、壬申の乱(じんしんのらん)、天武天皇元年(672年)に起きた日本古代最大の内乱が興味深い。天智天皇がなくなってから、後を継いだ太子、大友皇子(おおとものみこ)に対し追い出された皇弟・大海人皇子(おおあまのみこ、後の天武天皇)が地方豪族を味方に付けて反旗をひるがえし、反乱者である大海人皇子が勝利する。大友皇子は自決する。大海人皇子は吉野に逃れており、その後、美濃から兵を起こす。天智天皇は百済を救援して、白村江(はくすきのえ/ハクソンコウ)の戦いで、新羅・唐連合に敗れ、百済難民を受け入れた。天智天皇は近江宮遷都を行い、百済人は琵琶湖周辺にその影響を多く残すことになる。現在よりはるかに大陸からの恐怖をひしひしと感じていた時代、天智天皇の激動の時代から、その息子のクーデターと続くわけである。白洲正子の琵琶湖周辺の物語にはそのあたりの事情が続々と登場する。静かな琵琶湖にしては、血なまぐさい瀬田の唐橋である。


京阪線の石山寺駅に向かう途中に、面白い瓦屋さんがありました。東本願寺の瓦も作っているようです。なかなか歴史を感じる街並みです。石山寺から京阪線で、浜大津の一つ先、別所に向かいます。大津市歴史博物館に大津絵が展示されているとガイドブックに書いてあったからです。大津絵探検です。

it-35.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro

it-36.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro

湖西の旅 ~石山寺から大津絵を追って~ その2

湖西の旅 ~石山寺から大津絵を追って~ その2

it-19.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited
珪灰石と御影堂

it-37.jpg

この辺で、石山寺の全景を示します。

it-20_convert_20111229214528.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

御影堂と鐘楼を見下ろします。

it-38_convert_20111229215839.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス35mm limited

it-39.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス35mm limited macro
多宝塔

建久5年(1194年)に源頼朝の寄進で建てられ、その後、慶長年間(1596~1615年)に修理が行われたようで、日本最古の多宝塔といわれている。快慶の作とされている「大日如来坐像」が安置されている。多宝塔をちゃんと見たかったのですが、改修工事中でした。残念。

it-40.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス 15mm limited

多宝塔の東側は石山秋月として有名な、名月鑑賞の高台で、月見亭があります。

it-41.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

ここから瀬田川が良く見えます。ボートはみな引き上げたようです。

it-21.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス15mm limited

心経堂の周囲にはまだ紅葉が残っていました。もう結論を言ってしまいますが、石山寺はすごい所ですよ。これが紅葉のシーズンだったら、すごいと思いますよ。紅葉に限らずすごいお寺なのです。

it-42.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス15mm limited

it-22.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro

it-23.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro

it-24.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro

it-25.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 35mm limited macro

it-26.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス15mm limited
豊清殿

この建物は新しいようですが、立派な建築です。心経堂からここに来る途中に丘陵いっぱいにボタン園が作られていて、5月には素晴らしい眺めになることでしょう。石山寺は資金が豊富なようです。その資金を使って、もてなしの心を感じます。もてなしといってはいけないのかもしれません。仏の慈悲の心です。いつも、心をいやしてくれる空間を演出しようという意図が強く感じられます。それがまた資金を集めて、良い方向に回転してゆくとてもいいお寺です。さすが紫式部がこもったお寺です。滋賀県にこんなお寺があるとはびっくりです。
豊清殿から少し下がったところに紫式部の像があります。まあ、観光的ではありますが、いいではありませんか。

it-43.jpg
ペンタックスK7  ペンタックス15mm limited

ここから本堂まで下る道筋が、何とも自然の山肌で、石山寺が広大な自然の中に存在していることがわかります。自然の中に、仏の空間を演出する。自然は神であり、自然=神の中へ人が入り込む入り口として、お寺や神社がある。これこそが、自然とともに生きてゆく日本人のあり方の原点です。SF映画の<スターゲート>のような異次元空間へのゲートがここにあるような気がするのです。上賀茂神社、春日大社、伊勢神宮、そして石山寺はスターゲートでつながっているのだ。

it-44.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス15mm limited

it-45.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

it-46.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

it-27.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス15mm limited

丘陵を下ると、無憂園というお庭が見えてきます。花ショウブがきれいだそうで、もういたれりつくせりです。

it-28.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス15mm limited

湖西の旅 ~石山寺から大津絵を追って~ その1

湖西の旅 ~石山寺から大津絵を追って~ その1

12月11日 
少し、過去にさかのぼります。紫式部/源氏物語へ入り込んだきっかけのお話をします。
石山寺は湖西というより湖南ですが、湖西の旅の終点という位置づけです。京都の拠点を撤退することが決まっているので、湖西の旅シリーズもこれで最後と思い、終点の石山寺を訪ねました。

it-1.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

東山から地下鉄に乗って、浜大津で京阪石山坂本線に乗り換え、石山寺に向かいました。京阪石山坂本線の源氏物語ディスプレイにはびっくりです。この電車のショットが今日一番面白かった。この電車のおかげで、映画、源氏物語を見て、さらに京都で紫式部の面影を追うことになったのです。

it-2.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス35mm limited macro

it-3.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス35mm limited macro

it-4.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス35mm limited macro

it-5_convert_20111228193725.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス35mm limited macro

it-6_convert_20111228193804.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス35mm limited macro

it-7.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

京阪石山寺から石山寺までの参道から瀬田川でボートの練習をしているところを撮影。京都の大学のボート部がこのあたりに練習所を構えています。京大とか、同志社大とか。朝の練習時間にはボートだらけ、ひとしきりすると全部さっと消えます。

it-7.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

it-9.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス35mm limited macro
東大門(重文)

ネットの説明は<石山寺(いしやまでら)は、滋賀県大津市にある東寺真言宗の寺。本尊は如意輪観音、開基(創立者)は良弁(ろうべん)である。当寺は京都の清水寺や奈良県の長谷寺と並ぶ、日本でも有数の観音霊場であり、西国三十三箇所観音霊場第13番札所となっている。また当寺は『蜻蛉日記』『更級日記』『枕草子』などの文学作品にも登場し、『源氏物語』の作者紫式部は石山寺参篭の折に物語の着想を得たとする伝承がある。「近江八景」の1つ「石山秋月」でも知られる。>

<平安時代には、宮廷の女人たちのあいだで、観音堂に参籠し読経しながら一夜を過ごすのが流行りました。紫式部はここに参籠して「源氏物語」の想を練り、また、清少納言、和泉式部、『蜻蛉日記』の藤原道綱の母、『更級日記』の菅原孝標の女なども石山寺のことを日記や随筆に記しています。石山寺は、芸術家や文人たちに深い感応を引き起こし、女流文学の開花の舞台となりました。その後も、松尾芭蕉や島崎藤村をはじめ、石山寺を慕う文人たちを多く集めています。>

映画、源氏物語の冒頭に石山寺が出てきて、<わー、石山寺だ!>と感激。今思うと、石山寺のどこが出てきたのか思い出すことができません。

it-10.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

it-11_convert_20111228193831.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

it-12.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

it-13.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス35mm limited macro
珪灰石 (国の天然記念物)

it-14.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro
本堂 (国宝)

it-15.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス35mm limited macro

it-16.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス35mm limited macro

it-17_convert_20111228193901.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス35mm limited macro
珪灰石

it-18.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス35mm limited macro

京都の紅葉 2011 最後の紅葉 ~御苑から紫式部の面影を追って~ その6

京都の紅葉 2011 最後の紅葉 ~御苑から紫式部の面影を追って~ その6

紫式部のお墓です。本当なのだろうか、小さなお墓です。でも、きれいに整備されています。ボランティアがきれいにしているに違いない。

sk-94.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

sk-95.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

大徳寺の向かいにある、雲林院に入ります。光源氏が、藤壺に拒絶されて、落胆してこもったお寺ということになっています。こちらは物語です、しかしお寺はあります。
源氏物語の映画のポスターが貼ってありました。

sk-96.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

sk-97.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

大徳寺から206に乗って、我々のラボのある河原町今出川を一つ通り越して、府立病院前でおります。御苑のそばの廬山寺に向かいます。以前のブログで、節分の時に鬼が出てくる豆まき(鬼法楽)の取材をしたことがある廬山寺です。ここは紫式部のおじいさんの邸宅が起点となったお寺です。紫式部もここで育ち、結婚して、暮らしていたのです。拝観料500円で高いなと思いながら、源氏庭というのを拝観します。もう3時過ぎで、最後の光のなかで、紫式部と源氏物語を思いながら、京都の撮影もこれで終了になりました。

sk-98.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

sk-99.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

sk-100.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

sk-101.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

sk-102.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

sk-103.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

源氏庭は桔梗がきれいだそうで、8月、9月に訪れるといいかもしれません。
 我々は、数日後には、6年間暮らした京都を離れます。これから先は、どんな展開になるか、まったく白紙です。北国の縄文文化を追いかけるのか、琵琶湖の渡来人を追いかけるのか、日本中の海を撮りに行くのか、壺を作って暮らすのか、京都にずっぽり漬かったブログはもうこれで最後なのです。

京都の紅葉 2011 最後の紅葉 ~御苑から紫式部の面影を追って~ その5

京都の紅葉 2011 最後の紅葉 ~御苑から紫式部の面影を追って~ その5

sk-68.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm limited

sk-69.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm limited

神馬が登場しています。初詣の準備でしょうか。

sk-70.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

上賀茂神社前の焼きもちは有名です。おいしいですよ。2軒の焼きもち屋があって、神馬堂(ジンバドウ)と葵屋(アオイヤ)です。写真は神馬堂。それから、すぐき六郎兵衛で、いつも丸スグキを買います。一度スグキにはまるとやめられません。

sk-71.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

いつものコースをとるのもこれが最後になるかもしれません。賀茂川沿いの道を歩きます。冬の景色は、さすがに撮影する物は何もありません。何にもない賀茂川を歩いて、植物園に入ります。いつものように、食堂でアナゴ丼と、最近登場した蒸し寿司をたべました。この食堂は、このような公園の食堂にしては珍しくおいしく、とても京都を感じさせる味なのです。
  何もない賀茂川から何もない植物園で、落葉の葉っぱを探します。お友達のフウさんは、すでにほとんど散ってしまいました。とうとうフウさんの本当に真っ赤になった葉っぱを見ることなく、お別れとなってしまいました。

sk-72.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス  DA200mm  <フウ>

フウさんは巨大な木で、秋にはそれが真っ赤な紅葉になるのです。

sk-73.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス  DA200mm <フウの落ち葉>

sk-74.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス  DA200mm

フウさんにはもうわずかしか葉っぱが残っていません。

sk-75.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス  DA200mm

sk-76.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス  DA200mm

フウさんの隣に大盃(オオサカズキ)という真っ赤なモミジがまだ残っていました。撮影を始めると、お日様が雲に入って、出てきません。あきらめて、帰ることにしました。せっかくお別れに来たのに、収穫無しでさよならかと肩を落としてとぼとぼ歩きます。門を出ようとするとお日様が顔を出しました。一目散に大盃にもどります。だからといっていい写真がとれたわけではないのですが、ただ一生懸命やりたかったのです。

sk-77.jpg
ペンタックスK5 ペンタックスDA200mm <大盃の落ち葉>

sk-78.jpg
ペンタックスK5 ペンタックスDA200mm <大盃>

sk-79.jpg
ペンタックスK5 ペンタックスDA200mm <大盃>

sk-80.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro

sk-81.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro

sk-82.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro <大盃>

sk-83.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro <大盃>

sk-84.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro <大盃>

sk-85.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro

sk-86.jpg
ペンタックスK5 ペンタックスDA200mm

sk-87.jpg
ペンタックスK5 ペンタックスDA200mm

sk-88.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro

sk-89.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro <大盃>

sk-90.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro <大盃>

sk-91.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro

sk-92.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro

sk-93.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro

まだまだ、面白い葉っぱがあるに違いないのですが、このへんで植物園にお別れして、206に乗って大徳寺に向かいます。今日の残りの時間は、紫式部の面影を探す旅です。

京都の紅葉 2011 最後の紅葉 ~御苑から紫式部の面影を追って~ その4

京都の紅葉 2011 最後の紅葉 ~御苑から紫式部の面影を追って~ その4

12月18日

上賀茂神社にお礼に行きました。これまで、ファルマフロンティアを本当に色々助けてくださいました。感謝の気持ちでいっぱいです。


sk-50.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

21年ごとに社殿のヒノキの屋根<檜皮葺(ひわだぶき)といいます>をふき替えるのだそうです。そのヒノキの皮(70年以上たった木から皮だけをはがすのです)一枚を奉納しました。2000円です。奉納した人にだけ、吹き替えの現場を見せてくれたのです。この檜皮葺屋根は日本独特なものだそうで、その皮の重層が生み出す曲線はこれまた日本独特の曲線です。説明する方に、この曲線は設計図があるのですかと聞いたのですが、答えは得られませんでした。宮大工さんの頭の中にある曲線が、自然に生み出されて行くような気がするのです。潔(いさぎよ)く切ったエッジと優雅な曲線と、自然の素材のマチエールが絡みあう、この屋根は、どういったらいいのかわからないほどに日本であり、この日本がどこまでも続いてほしいと思うのです。この屋根の吹き替え工事は莫大な費用(何億円といっていた気がします、国の補助は、国宝でも1/2しか出ないのだそうです) がかかります。みなさん、近くからでも、遠くからでも、上賀茂神社にいって、ヒノキの皮を奉納してください。

sk-51.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm limited

sk-52.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm limited

sk-53.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm limited

sk-54.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm limited

sk-55.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

sk-56.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

sk-57.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

sk-58.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

ほととぎす 声まつほどは 片岡の もりのしづくに 立やぬれまし (紫式部)

紫式部の面影をたどってみるのも、本日の嗜好です。上賀茂神社、紫式部のお墓、源氏がこもった雲林院、紫式部が暮らした廬山寺と巡ってみます。京都府立植物園が葉っぱの撮影で途中にはいります。
 上賀茂神社にも紅葉が残っていました。

sk-59.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

sk-60.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm limited

sk-62.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm limited

sk-64.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm limited

sk-65.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm limited

sk-66.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm limited

sk-67.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm limited

京都の紅葉 2011 最後の紅葉 ~御苑から紫式部の面影を追って~ その3

京都の紅葉 2011 最後の紅葉 ~御苑から紫式部の面影を追って~ その3

12月17日
  源氏物語という最近の映画を見に行きました。京都でみる源氏物語です。
京都の風景がとても当方には撮れないと思える美しさで、スクリーンに展開されました。冒頭の、石山寺のシーンは夜のお寺に咲く白い花の群れと紫式部と藤原道長のからみはとても印象的でした。ポツンポツンと出てくる素晴らしい京都の風景に、こんな写真を撮るには、時間と金がとっても必要だと思いながら、感心して見ていました。でも全体の流動感には不満なのです。アップの男女のからみが多く、平安時代の建物や部屋をよく写し取っているし、月夜の庭で舞う藤原道長も図もよく撮れているとは思うのですが、全部、幻想的な美しい画面で流れたかった。物語も、絵もプツンプツンと切れて、絵巻物か、貴船の流れのように、流れたかった。(写真は源氏物語の公式サイトからのコピーです)
 源氏物語を見るきっかけは、石山寺にいったときに、京阪石山本線の電車全体が源氏物語のディスプレイで覆われていたのを見たからです。中谷美紀の紫式部が魅力的だったのです(この次のブログに登場します)。

sk-43_20111224192637.jpg

sk-44.jpg

sk-45.jpg

sk-46_20111224192636.jpg

sk-47.jpg

sk-48.jpg

sk-49.jpg

京都の紅葉 2011 最後の紅葉 ~御苑から紫式部の面影を追って~ その2

京都の紅葉 2011 最後の紅葉 ~御苑から紫式部の面影を追って~ その2

晩秋の紅葉を撮りに来ていたカメラマンは当方を含めて、4,5人、犬の散歩の人が4,5人、ただの散歩の人が4,5人、ベンチで座る人が4,5人、観光客風の人が4,5人それでこの広い御苑にいる方の全て。

sk-22_convert_20111223210158.jpg
ペンタックスK5 ペンタックスDA200mm

sk-23.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス15mm limited

sk-24.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス15mm limited

sk-25.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス15mm limited

sk-26.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス15mm limited

sk-27_convert_20111223210259.jpg
ペンタックスK5 ペンタックスDA200mm

sk-28.jpg
ペンタックスK5 ペンタックスDA200mm

sk-29.jpg
ペンタックスK5 ペンタックスDA200mm

sk-30.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro

sk-31.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro

sk-32.jpg
ペンタックスK5 ペンタックスDA200mm

sk-33.jpg
ペンタックスK5 ペンタックスDA200mm

sk-34.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro

sk-35_convert_20111223210331.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro

ずっとZeiss 100mm macroを追いかけてもましたが、特にZeissでなければならない絵は得られなかったように思います。ペンタックスDA200mmの素晴らしさが目立ちました。

せっかく御所の来ているのですから、紫式部の書く、源氏物語に当然登場する、御所の雰囲気を出してみましょう。やはりこの御所の雰囲気が漂うことが、御苑の自然に味付けしているのです。

sk-36.jpg

sk-37.jpg

sk-38.jpg

sk-39.jpg

sk-40.jpg

sk-41.jpg

sk-42.jpg

京都の紅葉 2011 最後の紅葉 ~御苑から紫式部の面影を追って~

京都の紅葉 2011 最後の紅葉 ~御苑から紫式部の面影を追って~

12月14日
 京都府庁は御苑の近くにあります。ずっと御苑の枯れ葉を撮りたいと思っていました。冬の曇り空はさびしい、太陽の光がさして初めて、幸せな気分になるのです。いくら、枯葉をさびしく撮ろうと思っても、曇り空ではさびしすぎます。
府庁の帰りに、とてもよい天気で、とてもよい光線の加減です。今日は、自宅に帰って仕事をしようと思っていたのですが、自宅に帰ってから、カメラを持って再び御苑に向かいました。

ところどころに、紅葉がまだ残っています。Zeiss 100mm macroとペンタックスDA200mmの2本で、葉っぱの近景だけを狙います。きれいな葉っぱである必要はありません。色と形が面白ければ撮ります。青葉の季節の葉っぱも、その生命力が魅力的ですが、落葉の季節の葉っぱは、色と形がさまざまでとても面白い。無限の組み合わせが生まれます。虫食いの穴がさらにバリエーションをひろげます。撮り始めたのはもう2時半、いつまで光があるのだろうか、傾くお日様を横目で見ながら夢中で撮りまくります。モミジの林の中で、光に輝く葉っぱを求めてさまようと、なんとも幸せな気持ちになるのです。とても幸せすぎて、ここで、このままコテット倒れて死んでしまったらいいなと思えるのです。あまりに優しい自然に囲まれて、そのまま自然につつまれて、自然の一部になってしまいたいのです。こんな気分にさせる自然は、この前ブログにかいた白神山地の映画で出てくる一面の雪景色の中で、そのまま雪の中に溶け込んでしまいたいと思った時以来の、同じ気持ちなのです。そんなに大自然でもなく、絶景でもなく、御苑の、それ以上でも以下でもない、ただの<バッタが原>なのですが。御所の背景がある必要もないし、なぜここなのか、わかりません。優しい空間と時と、もしかすると1000年のさまざまな人の情念が自然の中に漂っているからかもしれません。
  4時を過ぎるともう日が陰って、いくら探しても、光の中の葉っぱが見当たらなくなってしまいました。冬の光はなんて素敵なのだろう。

sk-1.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro

sk-2.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro

sk-3.jpg
ペンタックスK5 ペンタックスDA200mm

sk-4_convert_20111222211723.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro

sk-5.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro

sk-6.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro

sk-7.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro

sk-8.jpg
ペンタックスK5 ペンタックスDA200mm

sk-9.jpg
ペンタックスK5 ペンタックスDA200mm

sk-10.jpg
ペンタックスK5 ペンタックスDA200mm

sk-11.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro

sk-12.jpg
ペンタックスK5 ペンタックスDA200mm

sk-13.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro

sk-14.jpg
ペンタックスK5 ペンタックスDA200mm

sk-15.jpg
ペンタックスK5 ペンタックスDA200mm

sk-16.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro

sk-17.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 100mm macro

sk-18.jpg
ペンタックスK5 ペンタックスDA200mm

sk-19.jpg
ペンタックスK5 ペンタックスDA200mm

sk-20.jpg
ペンタックスK5 ペンタックスDA200mm

sk-21.jpg
ペンタックスK5 ペンタックスDA200mm

京都の紅葉 2011 宇治(興聖寺)、黄檗(万福寺)、深草(石峰寺)、京阪電車に沿って その5

京都の紅葉 2011 宇治(興聖寺)、黄檗(万福寺)、深草(石峰寺)、京阪電車に沿って その5


まだ、2時です。もう一つ京阪線沿線のお寺によってみましょう。深草でおりて、石嶺寺(セキホウジ)へ向かいます。一度行ったことがあるのですが、家内へのサービスです。

uk-61_convert_20111219190832.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

ここは、伊藤若冲のデザインした石仏群があると知って、以前たずねました。 石仏を撮る時にズームより単焦点レンズが圧倒的に迫力を生み出すことを発見して、それ以来ズームレンズを放り出して、単焦点レンズ集めに走ったという、いわくあるお寺です。ところが、お寺の入口に恐ろしいことが書いてありました。石仏の撮影およびスケッチを禁止します。とあります。なんということか。お寺のお坊さんに、なんで撮影を禁止したんだとくってかかりました。若いお坊さんは、撮影する人のマナーが悪くて、柵はのりこえるやら、ろうそくをともすやら、水をかけるやら、めちゃくちゃで、危険きわまりないので禁止したといいます。最近のカメラ愛好家のマナーの悪さはひどいもので、そういわれるとひるんでしまいますが、それでも食い下がって、具合が悪いとなんでも禁止してしまうのは決していいいことではない、なんとか知恵をしぼってくれと結構長い間議論しました。禁止しても撮影する人が絶えなくて、撮影しないでくれというと、おれは有名な写真家だ、おれを知らないのかと食ってかかる人がいるとか、お坊さんも大変です。当方は、Zeissで石仏を撮ったらどうなるかを試してみたかったのですが、あきらめました。かくれて撮ろうとおもえば撮れたのですが、以前に十分撮影していますから、今回は撮りません。また、撮影が復活する日をまっています。

uk-62_convert_20111219190907.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス77mm limitged

uk-63_convert_20111219190955.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス77mm limitged


uk-64.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス77mm limitged

uk-65.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス77mm limitged

uk-66.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス77mm limitged

uk-67_convert_20111219191121.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス77mm limitged

uk-68_convert_20111219191205.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス77mm limitged

この竹林の下にも石仏群がすらっと並んでいるのです。

uk-69.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス77mm limitged

uk-70_convert_20111219191248.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス77mm limitged

uk-71_convert_20111219191328.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス77mm limitged

家内も気に入ったようで、いいお寺です。若冲さんのお墓に、いろいろ教えていただいてありがとうございましたとお礼をいって、帰路につきました。道々、考えました。一日数回の撮影時間を作って、お坊さんが引率して、その時間に集まった人におもいきり撮影させたらどうでしょうか。禁止すれば、それを破る人がいます。どうしても撮影したい魅力のある石仏なのですから、撮影の機会を与えるべきです。問題があると禁止するというのはお寺らしくありません。みんなに機会を与えてゆく知恵をしぼってください。それはお寺の仕事でないという考えもありますが、なぜ、若冲が晩年に石仏を作ったのでしょう。かれの自然を見つめてきた一生の集大成がこの石仏にやどっているのです。自然を見つめるのは、魂を見つめることであり、神を見つめることです。だからこの石仏は人を惹きつけるのです。若冲の心が解らない人でも、石仏を見つめれば、わけもなく魅かれるのです。それでいいじゃないですか。神に手を合わせることは、そういうことから始まるのです。写真を撮影することは、対象を理解することだとなんども書きました。写真を撮影することは手を合わせることと同じなのです。お寺の方はそれを理解していない。たとえ、石仏がこわれても、見たい方が、存分に見ることが出来るなら若冲は本望でしょう。いけません。簡単に禁止の方向に走るのは、お寺のやることではありません。

これで京阪沿線のお寺のお話はお終いです。三室戸寺もあるし、いくらでもお寺があるものですね。

最後にペンタックス77mm limitedがいい所をみせていますね。

京都の紅葉 2011 宇治(興聖寺)、黄檗(万福寺)、深草(石峰寺)、京阪電車に沿って その4

京都の紅葉 2011 宇治(興聖寺)、黄檗(万福寺)、深草(石峰寺)、京阪電車に沿って その4

黄檗(オウバク)という珍しい名前の駅があります。ちょっと読めない地名で、興味をもっていたのですが、ネットの説明は、<1661年(寛文1)明(みん)僧隠元(いんげん)が開山した黄檗宗大本山万福寺(まんぷくじ)がある。伽藍(がらん)は中国風の様式を示し、また鉄眼道光(てつげんどうこう)の『一切経(いっさいきょう)』版木(はんぎ)を蔵する宝蔵院がある。付近は宇治茶発祥の地と伝えられる。>とあります。

万福寺は有名なお寺らしい、行ってみましょう。

uk-48.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

uk-49_convert_20111218211925.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

このお寺は七福神がいます。日本初の七福神と書いてあったきがします。これは布袋さん。

uk-50_convert_20111218212003.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

uk-51.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス35mm macro

uk-52.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス35mm macro

uk-53.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

とても、中国的パターンが支配するお寺です。このあたりの名物に、普茶(フッサ)料理という、精進中華料理があります。普茶弁当というのもありました。明僧が開いたお寺という云われに納得します。

uk-54.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス35mm macro

uk-55.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

uk-56.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

uk-57_convert_20111218212051.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

uk-58.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

uk-59_convert_20111218212205.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

uk-60.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

万福寺は大きなお寺でした。中国風の禅寺という、これまでの禅寺のイメージとは違った、ユニークな印象を残しました。
<禅(ぜん)は大乗仏教の一派であり、南インド出身の達磨が中国に入り教えを伝えて成立したとされている。 中国禅は唐から宋にかけて発展したが、明の時代に入ると衰退していった。 日本に純粋な禅宗が伝えられたのは鎌倉時代であり、室町時代に幕府の庇護の下で発展した。明治維新以降は、日本の禅が世界に伝えられた。>
明では衰退し始めた禅宗が日本に新たな展開をもとめたのでしょうか。

京都の紅葉 2011 宇治(興聖寺)、黄檗(万福寺)、深草(石峰寺)、京阪電車に沿って その3

京都の紅葉 2011 宇治(興聖寺)、黄檗(万福寺)、深草(石峰寺)、京阪電車に沿って その3

uk-37.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

uk-38_convert_20111217193349.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

uk-39_convert_20111217193535.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

uk-40.jpg


いろいろな楽しみ方があるものです。大勢のオジサンたち(なぜかおばさんはいませんでした、普通はおばさんが混じっているものなのですが)が強大なレンズのカメラをもって、それも皆そろって同じ対象を撮りまくっています。もちろん鳥を撮っているのですが、当方にはどんな鳥かは定かではありません。バシャバシャ連射しながら<幸せだなー>とつぶやいているオジサンがいました。この鳥はたいしたものだ、ただ飛んでいるだけで、これだけのそうそうたる男たちを幸せにしているとは。

uk-41.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

こちらも、幸せを追い求めているオジサンです。

uk-42_convert_20111217193628.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

目的地の天ヶ瀬ダムにつきました。ただ歩けば15分くらいの道のりですが、撮影しながらですから倍くらいの時間をかけています。

uk-43_convert_20111217193804.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

宇治橋のあたりの早い流れがウソのような、静かな流れの宇治川です。これはどういうことでしょうか。宇治川があまり氾濫するので、天ヶ瀬ダムを作ったそうです。このダムのそばは当然、流れは静かです。下流になると流れが速くなるのは、地形のせいか、支流からの流れ込みか?

uk-44.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

お腹もへったし、帰りは撮影なしで、さっさと平等院参道まで戻ります。

uk-45.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

宇治川の脇の水路では屋形船が団体さんをのせて運行していました。舟の中でお食事のようです。なかなか魅力的です。

uk-46.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

uk-47_convert_20111217193857.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

さすが、平等院参道は人がいっぱいいます。本当に京都は人の集まるところや時と人がいないところや時が極端に違うのです。ちょっとずらせば、人ゴミは消えるのです。でも若い人は人ゴミが好きだというわけで、勝手に群れてくださいとしか言えません。
平等院入口そばの蓮華茶屋で家内はニシン茶そばと当方は親子どんぶりを食べました。なぜか親子どんぶりが無性に食べたくなったのです。参道に入ってすぐのところにあるお菓子屋さんで、駿河屋さんでしょうか、くずもちにお茶の粉をまぶしたお菓子を買って、京阪宇治線に乗って、お菓子を食べる。







京都の紅葉 2011 宇治(興聖寺)、黄檗(万福寺)、深草(石峰寺)、京阪電車に沿って その2

京都の紅葉 2011 宇治(興聖寺)、黄檗(万福寺)、深草(石峰寺)、京阪電車に沿って その2

uk-17.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

uk-18.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

uk-19.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

uk-20.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

とにかく撮りまくります。使い慣れたペンタックス100mm macroやDA 200mmでないと、 どう撮れるか配ですが、とにかく今日はZeissです。
  カメラマンを入れないように撮ると、見上げる写真ばかりになってしまいました。

uk-21_convert_20111216201520.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

僅かに残ったモミジトンネルです。ネットの説明です。<興聖寺は仏徳山と号する曹洞宗のお寺で道元禅師を開祖としています。1236年に伏見深草に建てられたのですが途中で廃絶し、1649年、当時の淀城主、永井尚政によって、宇治七名園の一つの朝日茶園であった現在の場所に再興されました。>

uk-22_convert_20111216201602.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

uk-23.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

uk-24.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

uk-25.jpg

Zeissの描写力を引き出そうと、お寺の瓦を撮ります。Zeissはぐんぐんトリミングして拡大しても、驚異的に崩れないのです。

uk-26_convert_20111216201640.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

uk-27.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

uk-28.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

uk-29.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

uk-30_convert_20111216201723.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

竜宮造りの楼門

uk-31.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

uk-32.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

uk-33_convert_20111216201804.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

uk-34.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

帰り際に、もう一度モミジの林を撮ります。

uk-35_convert_20111216201845.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

今度は、誰もいないモミジ林でした。やっと地面がはいった写真が撮れます。

 今日はよい天気の休日というのに、人はパラパラ。見ごろの紅葉をとるか、静けさをとるか。誰もいないモミジ林はいいいですよ。

uk-36_convert_20111216201922.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

興聖寺を出て、宇治川に沿って、さらに上流に向かいます。水と紅葉がテーマです。しかし、撮影に足る紅葉をさがすのが苦労です。
 宇治川も少しさかのぼると、足をのばす人はぐんと減ります。10分も川沿いを歩けば楽しいのに。

京都の紅葉 2011 宇治(興聖寺)、黄檗(万福寺)、深草(石峰寺)、京阪電車に沿って

京都の紅葉 2011 宇治(興聖寺)、黄檗(万福寺)、深草(石峰寺)、京阪電車に沿って

12月10日(土曜日) 紅葉のネット案内はどこをみても落葉となってしまいました。つい最近、宇治の興聖寺のモミジトンネルが見ごろと出ていたのに、急に寒くなったものです。今週に入って、観光の方もガッタと減りました。人ごみの嫌いな当方にとって、例年はこれからが紅葉の見ごろなのですが、今年は寒くなるのが急激すぎて、あっというまに落葉になってしまいした。南に下れば少しは紅葉が残っているだろうと、宇治の興聖寺に出かけたのです。
なんで、こんなにあちこち頻繁に出かけているのか、忙しいのではなかったのかと疑問に思う方もいるでしょう。実は、事情があるのです。しかし、今は言えません。

uk-1.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm 宇治橋

uk-2.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro 

宇治橋から右岸を少しさかのぼります。水と紅葉を撮れるといいなと思いながら、歩きます。

uk-3.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

宇治川沿いに少し紅葉が残っていました。紅葉と中之島にかかる朝霧橋

uk-4_convert_20111215200029.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

宇治川に流れ込む、宇治発電所からの放流路の紅葉です。

uk-5_convert_20111215200131.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

宇治川沿いに10分ほど歩くと、興聖寺があります。モミジトンネルはすでに終焉に近かったけれど、脇のモミジ林はまだなんとか紅葉が残っていました。数人のカメラマンが集まって小撮影会の様相です。カメラおばさんが先週は最高だったとか、少し上流に、真っ赤なモミジが残っているとか、あれやこれや情報を発信していました。せっかく出会った紅葉です、静かに対話したい。

uk-6_convert_20111215200212.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

uk-7.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

今日は、Zeissレンズで攻めてみようと思って、Zeiss 100mm macroとZeiss 50mmの2本立てでやってみましょう。Zeissでの撮影はしんどいのです。重たいし、マニュアルフォーカスですから。よっぽどいい絵が撮れないと、元がとれません。

uk-8_convert_20111215200254.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

uk-9_convert_20111215200340.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

uk-10.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

uk-11.jpg
ペンタックスK5 Zeiss 100mm macro

uk-12.jpg
ペンタックスK5 ぺンタックス 15mm limited

uk-13_convert_20111215200427.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

uk-14.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス 15mm limited

uk-15.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

uk-16.jpg
ペンタックスK7 Zeiss 50mm

湖西の旅 比叡山から琵琶湖、坂本へ その4

湖西の旅 比叡山から琵琶湖、坂本へ その4

kt-53.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 西本宮楼門

西本宮のご祭神である大己貴神(おおなむちのかみ)は、天智天皇の御代に奈良から大津への遷都が行われた際に奈良の三輪山より御神霊をお迎えし、国家鎮魂の神として祀られたとある。相当な由緒である。
織田信長の焼き討ちで消失し、その後復興したとありますが、大変立派かつ品位あるいくつもの建物が、流動感を持って配列されており、感銘をうけます。

琵琶湖に立派なお寺や神社がある理由として、当方は以下のことを想像していたのですが、どうやら違うようです。<京都の中心を占めることが出来る公家は役職が限られているから、都の繁栄期には、はみだした多くの公家や由緒ある方が琵琶湖周辺に居をかまえることになったのでしょう。由緒ある方々ですから、ないがしろにはできません。土地は広いし、自然は充分あるし、きっと物価も安いし、それらの由緒ある方々をバックに、琵琶湖の京都よりに大きなお寺や神社ができたのでしょう。> それもあるかもしれませんが、古くから、もともと由緒あるお寺や神社があったのでした。
  一週間後に、大津市歴史博物館にいったのですが、そこで知ったのは、琵琶湖の船による交易が琵琶湖周辺に相当なる繁栄をもたらしていたようです。この財力も重要な要素なのでしょう。

比叡さんから琵琶湖側へ下りたことによって初めて気づいた発見です。やっぱり、こちら側に下りてよかった。

kt-54.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 西本宮へ

kt-55.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 西本宮、本宮は国宝です。

kt-56.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 西本宮

kt-57.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm

kt-58.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

kt-59_20111212203118.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

kt-60_20111212203117.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 宇佐宮、白山宮

kt-61_20111212203117.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

kt-62_convert_20111212202316_20111212203117.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

kt-63_convert_20111212202400_20111212203117.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm 白山宮

kt-64_20111212203117.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

kt-65.jpgkt-66.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm 東本宮

kt-67_convert_20111212202444.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm
もう薄暗くなりましたが、頑張って、園城寺(三井寺、ミイデラ)によってみました。坂本駅から大津線ですぐの浜大津でおりて歩きます。三井寺への道に琵琶湖疏水の始まりに出会います。

kt-68_convert_20111212202525.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm

敷地にいくつもの建物が点在しています。天台宗の総本山、天智、天武、持統天皇の産湯に用いられた霊泉があるという、ここも由緒あるお寺です。なんで琵琶湖周辺にこんなに大きなお寺や神社が集まっているのか、やはり不思議です。

kt-69.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm

階段を上って、西国十四番札所観音堂へ。

kt-70.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm

大津の街を見下ろす観音堂の裏の高台に上ります。かなり薄暗くなってしまい、天気も良くない状況で、紅葉に撮影は難しい。

kt-71_convert_20111212202611.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm

kt-72.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 唐院への道

kt-73.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 金堂(本堂、国宝)

最初に観音堂にいったので、どうやら逆回りしてしまったようで、仁王門から金堂に向かわねば、このお寺の流動感は出てこないようです。

kt-74.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 仁王門

当方がお寺や神社から受けるセンス(あくまでも形のうえでのですが)は、必ずしも有名だから優れていると感じるわけではありません。その神社仏閣を作った人、維持している人の美的センスのあるなしを感じ取っているのです。当方にとって、それは統一した考えによる、全体的配置、バランス、リズム、そしてもてなしの心、自然を愛するこころ、ヒトを愛する心、即ち信仰の心と思っています。例えば、京都の紅葉 2011のその1に出てくる天龍寺と石庭の龍安寺を比べると、天龍寺はメインの庭にウェイトが大きすぎて、全体的細やかな配置が足りないように思えるのです。これは維持する方々のセンスの問題でしょう。一方、龍安寺はメインの石庭自体はセンスの塊ではありますが、小さな空間です。それゆえか、維持する方々のセンスか、寺全体の連動性にリズムがあります。東福寺はとてもよくできた、本堂を臍とする全体的リズムをもっています。最初からそのように意図して作られたと思えるのです。京都の紅葉 2011の3番目に登場する、今年の新しい発見、園光寺は紅葉を中心とした、とてもまとまった全体的センスを持っています。小さなお寺だからできるきめの細やかさと維持する方々のセンスでしょう。当方はこんな風に、神社仏閣を見ていて、やはり好みのところに多く足を運ぶことになるのです。三井寺は逆回してしまって、よくわかりませんが、日吉神社は推薦できる神社です。琵琶湖のお寺や神社との出会いはいつも驚きを与えてくれます。
この日は、三井寺を最後に東山の家に戻りました。東山駅からみると、比叡山から八瀬まわりで帰ろうが、坂本まわりで帰ろうが、時間的には同じことなのです。京都と琵琶湖は距離的にも、歴史的にも、文化的にも、とってもつながっていることがわかります。これは、東京にいてはわからなかった、京都に暮らして初めて実感することの一つです。

湖西の旅 比叡山から琵琶湖、坂本へ その3

湖西の旅 比叡山から琵琶湖、坂本へ その3

また、シャトルバスで延暦寺の本院(根本中堂、国宝) にもどります。さすが世界遺産の貫録をみせて、この一帯は、歴史の重みによる強烈な迫力があります。

kt-38.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm

kt-39.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 根本中堂

kt-40.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm 根本中堂

kt-41_convert_20111211181734.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm 根本中堂

kt-42.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 根本中堂

kt-43_convert_20111211181824.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 文殊楼

kt-44.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 根本中堂

この根本中堂の内部は撮影禁止で残念です。

kt-45_convert_20111211181940.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm

本院から山道をぶらぶらと琵琶湖畔、坂本へのケーブルカー駅に向かいます。なんで、琵琶湖側へおりたかったかというと、もともと延暦寺のはじまりは、琵琶湖側の若い坊さんである最澄が一念発起で比叡山にあがり、修行を始めたことが始まりです。都の支援もうけながら、比叡山のお寺は大きくなり、日本のほとんどの偉いお坊さんを生み出す道場となったわけです。琵琶湖畔には渡来人の部落が点々とあったと考えられます。各地に渡来人の朝鮮風お墓が残っているそうです。この延暦寺の創始者である最澄も渡来人の流れをくむ方です。日本の仏教を構築したえらいお坊さんのほとんどを生み出した比叡山の原点は渡来人なのです。誤解しないでください、渡来人を対立する集団としてとらえているのではありません。日本を動かした原動力に渡来人の力が大きく貢献していることを、率直に受け入れて、感謝の気持ちを持つと同時に、それを発展させ、独自の日本文化を作っていった、日本特有のDNAの実体を浮き上がらせたいのです。そうです、琵琶湖側におりたかったのは、その渡来人の原動力をうみだした、湖西の原点を見てみたかったのです。


日本で大正に出来た古いケーブルカーがこれまた古いトンネルをくぐり、坂本に向かいます。このケーブルカーの日本一は、一番長い距離走ることだそうです。 琵琶湖バレーの空中ケーブルカーは一番早いケーブルカーと言っていました。みんな何か考えて日本一をつくるようです。

kt-46.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm

kt-47.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm

ケーブルカーの終点から、紅葉で有名な日吉神社は直ぐです。

kt-48.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

kt-49.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 山王鳥居

今日の午後は雨が降る予想でしたが、ちょっとぱらついた程度でおさまりました。京都周辺の天気は経験上、予報よりましな天気となることが多いと思っています。にっちもさっちもいかない天気の時は、さっさとあきらめた方がいいですが、どちらかわから天気のときは、家にこもるよりは出かけた方が、いいことあります。

kt-50.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm 山王鳥居

日吉神社は思っていたよりずっと大規模な神社でした。建物も立派です。およそ2100年前に創祀されたとあります。なぜ、こんなエネルギーが湖西にあるのだろう? 

kt-51.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm

kt-52.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

湖西の旅 比叡山から琵琶湖、坂本へ その2

湖西の旅 比叡山から琵琶湖、坂本へ その2

kt-17.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 横川中堂
横川のお寺に入ります。

時期的には、今がちょうどいいか、ちょっと遅いくらいかなと思いますが、紅葉にうずまるという雰囲気でありません。天気のせいもあるのか、うまい写真をとるのに苦労します

kt-18.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 横川中堂

kt-19.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

kt-20_convert_20111210193624.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 横川、恵心堂

kt-21_convert_20111210193712.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 恵心堂

kt-22.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

kt-23.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 横川、比叡山行院

kt-24_convert_20111210193844.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 比叡山行院

kt-25.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm

kt-26.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm 比叡山行院

kt-27_convert_20111210193932.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

kt-28_convert_20111210194050.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm

kt-29.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

kt-30.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 横川中堂

kt-31.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm 横川中堂

kt-32.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

kt-33_convert_20111210194230.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

kt-34_convert_20111210194322.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm 横川、西国三十三ヶ所石仏

kt-35.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

kt-36.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

kt-37_convert_20111210194417.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

湖西の旅  比叡山から琵琶湖、坂本へ

湖西の旅  比叡山から琵琶湖、坂本へ

京都の紅葉2011用に書いたのですが、もう紅葉も終わりだし、この旅の目的が琵琶湖湖西を知ることですから、タイトルも湖西の旅にしました。今回はいつもの湖西線ではなくて、並行して走っている京阪石坂線を使いました。

11月23日、京都の紅葉2011 その1、その2と前後して、まだ紅葉が始まったばかりのころに話をもどします。何でこちらを後にしたかというと、天気もあまり良くないし、紅葉も十分でなかったからです。でも、観光ガイドとしては役立つかもしれないし、とにかく自分たちの思い出ですから、ブログに記録しておきます。

京都の紅葉は遅れているというので、ここなら紅葉しているだろうと、比叡山に上ってみることにしました。もう一つの目的は、八瀬側からケーブルカーで上って、琵琶湖側にまたケーブルカーで下りる、横断コースをとって見たかったのです。その理由は後で書きます。まずは八瀬の光景、高野川の紅葉の始まりです。


kt-1.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm

八瀬から比叡山頂へのケーブルカーは日本最大の高低差といっていました。本当でしょうか? 


kt-3.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm

ケーブルカーから京都の街並みが良く見えます。車窓にはところどころに紅葉が見えて、楽しいケーブルカーです。琵琶湖側のケーブルカーは最も古いケーブルカーという面白さはありますが、見晴らしからいえば、京都側から上る方がベターでしょう。空中ケーブルもあるし。

kt-4.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm

kt-5.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm

ケーブルカーは山頂まで行かず、もう一本ゴンドラにのる必要があります。歩いてもそう大変な距離ではありません。

kt-6.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm

比叡山山頂には比叡山山頂駅があって、比叡山一帯のシャトルバスの停留所があります。
10時始発ということで、一時間、寒い中をバスを待ちます。その間に、山頂からいろいろ景色を撮って見ます。朝は晴れていたのに、どんどん天気が悪くなってきました。午後には雨も降るという予想です。

kt-7.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm

琵琶湖と天使の階段(シシリー島では雲からの光の筋を天使の階段といっていました)が見えます。それなりにいい景色なのですが、早朝で店はみな閉まっているし、すがすがしいを通り越して、寒々しい待ち時間です。

kt-8.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm

kt-9.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

kt-10.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

kt-11_convert_20111209214343.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

kt-12.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm

kt-13.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

山肌の色づきは、色々なパターンを与えてくれるので、とても好きのです。なぜか、この手の写真をいくらのせても、あまりいいレスポンスがありません。皆さんが見慣れすぎているのでしょうか。私は好きです。

kt-14.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

kt-15.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

シャトルバスでもっとも遠い横川というところで、モミジ祭りをやっているというので、行ってみました。入り口で、無料抽選会をやっていました。当方は一日で25本しかないという、葛湯券を当てたのです。当方は何かに当たるとうことはいまだかつてありませんでしたので、びっくりです。寒い中、家内とレストランで葛湯をいただき、これがとても美味しかった。はずれの人にも大根の煮たのがふるまわれ、これも美味しかった。気をよくして、おこわと栗のはいったおまんじゅう100円というのがあったので、買って食べてみるとこれまた美味しい。ここの特産品だそうで、美味しいので、帰りにまた買ってしまいました。

kt-16.jpg
ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm

京都の紅葉 2011 貴船から園光寺、詩仙堂 その4

京都の紅葉 2011 貴船から園光寺、詩仙堂 その4

園光寺を出て、直ぐ近くの詩仙堂に向かいます。こちらは大変有名ですから、人も多い。韓国か中国の方に詩仙堂はどこですかと日本語で尋ねられました。ここの風景は、京都的風景の一つの代表となっているのでしょう。後で薗光寺と詩仙堂を撮影の対象として比較してみましょう。

kk2-67.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス43mm limited

ご存知の詩仙堂の風景です。 予備知識なしに、山の中にこのお寺を偶然みつけたら、その斬新な風景にびっくりすることでしょう。

kk2-68.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス100mm macro

kk2-69.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス43mm limited

詩仙堂は刈込つつじのモダンなパターンが周囲の情景とどう融合するかにあります。

kk2-70.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

kk2-71_convert_20111207215235.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス15mm limited

kk2-72.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス100mm macro

kk2-73.jpg
ペンタックスK7 ペンタックス43mm limited

kk2-74_convert_20111207215315.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス100mm macro

その斬新な刈込パターンを通って、奥の庭に入ると、拍子抜けしたように、何もパターンがなくなるところが、この庭の不満なところです。文句の多いやつだなとよく言われます。でもおしいですよ、一つの印象的パターンが奥の庭に違った形で展開されて行くべきなのです。当方はそういう流動的リズムがすきなのです。しょうがないので,柿のパターンを撮影。おそらく、裏庭は、なにも設計されていない、裏山に続く散歩道だったのでしょう。これだけお客さんがくるのだから、裏庭に、新しいセンスでもう一つの庭を作ったら、あるいはすっと山奥にはいりこむ散歩道を作ったどうでしょうか。ここはお寺ではなく、あくまで庵ですから、そこまですると昔の庵とは違ってしまうと思って、そうしないのでしょうか?うーむ、おしい。


kk2-75_convert_20111207215359.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス100mm macro

紅葉を撮るにも、どうしても刈込をいれないと詩仙堂ではないと、人の撮影とは真逆方向から撮影しみたりする。

kk2-76.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス100mm macro

kk2-77.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス100mm macro

帰り道、 一乗寺中谷のでっち羊羹なるものを買う。丁稚奉公の貧しい人が里帰りするときに持って帰って、みんなにふるまったという、素朴な羊羹で、ここのでっち羊羹は羊羹というよりウイロウに近い。

たまたまバス停で京都行きのバスに乗ったら丁度よく東山三条まで連れ行ってくれました。昨日は疲れ切って、奥嵯峨でエンストした家内が、今日も結構歩いているのに、知恩院のライトアップが見たいなどと言い出しました。東山のワンルームで一休みして、知恩院に向かいます。バス停留所一区間ですから、歩いてゆけます。どうせ6時から開場だろうとのんびり行ったら、なんと長蛇の列ができています。入場まで30分かかりますとアナウスしています。列は暗い夜道に延々と続いています。こんなところに一人でいたら恐ろしいような裏道に人があふれています。 でも、3、40分ほど境内を見で帰るときには、この列は無くなっていました。このライトアップは早くゆくのでなくて遅くゆくのが正解です。知恩院は広いですから、ちょっとやそっと人がはいっても高台寺みたいな満員電車風になることはありません。 今回のライトアップには大変なおまけがついていました。三門の内部の仏像群を拝観できるのです。本堂のあるお寺のてっぺんから、水平に三門の上部に直接入れる仮設の橋ができています。こうしないと、狭い急な階段を大勢のお客さんが内部にはいることはとても危険だからでしょう。なんとすばらしい配慮ではありませんか。三門内の仏像群はめったに見られないのです。保存がいいので、彩色が残っていて、狭い空間にずらっと並んだ仏像群は圧巻です。残念ながら写真撮影禁止で、なにもお伝えできません。以前、夏の特別拝観で一度入ったことがありますが、みんなに見せると、彩色が痛むのではと心配するほどに、そっとしておきたい秘仏達なのです。今年は思い切ったことをしたものです。実は知らないで来たのですが、これを見られてラッキイーです。知恩院さんは偉い。皆のことを考えている皆の為のお寺です。

kk2-78_convert_20111207215437.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス43mm limited

今日は残念ながら通行止めで、できませんが、以前京都の道シリーズの東大路で書いたように、知恩院は三門を入って、正面の石段を登って、本堂に行くルート以外のルートを選んではいけません。三門のすばらしさと、石段の下からは見えないし、想像できないような、壮大な本堂が、階段を上がったとたんに目に飛び込むその感激を味わうべきだからです。

kk2-79_convert_20111207215521.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス43mm limited

この石段を登るのです。

kk2-80.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス43mm limited

そして、この本堂が目に飛び込むのです。

kk2-81.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス43mm limited

本堂の横の、阿弥陀堂で、灯明が沢山ならべられていました。聞くと、東日本大震災復興を祈る灯明だそうです。

kk2-82_convert_20111207215604.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス43mm limited

我々も、自分のことばかりお願いしていないで、東日本大震災で被災した方々の復興をお祈りいたしました。当方は考える度に残念なのです。なんで数万人もの人がなくならなければならなかったのか。ほんのちょっと状況が違えば、そのほとんどの人が助かったに違いないのに。どれだけの苦しみか。
  当方もこの商売をしていると、本当に追いつめられることが、何度もあります。今もそうですが、本当に追い詰められると、人は次の瞬間をどうやって生きたらよいかすら分からなくなるのです。お寺や神社がなぜ存在するか。心のお医者さんとして、病院のお医者さんよりはるかに多くの患者さんを直しているのです。
kk2-83.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス43mm limited

kk2-84_convert_20111207215640.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス43mm limited

kk2-85.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス43mm limited

kk2-86.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス43mm limited

知恩院を出て、三条に抜ける裏道に青蓮院があります。ここもライトアップしています。このお寺は心憎いほどの心の行き届いたお寺です。その入り口にある巨大なクスノ木の夜景を撮って、今日はおしまいです。

kk2-87.jpg
ペンタックスK5 ペンタックス43mm limited


何で薗光寺がうまく撮影できないのか、それは、あくまで、全体的バランスが素晴らしのであって、一つの典型的ビューポイントがあるわけではないからです。それに比べて、詩仙堂や天龍寺は典型的ビューポイントがあって、それだけで、皆を惹きつけているわけです。こういうお寺は、表が素晴らしいために、裏に回ると落差が大きくてバランスがとれなくなります。当方の好きなお寺、仁和寺、龍安寺、真如堂、青蓮院、そしてこの薗光寺などは、全体的バランスが良くて、情景に流動感があるのです。それも京都の心髄である、仕事をして仕事を見せない技があるのです。意図が前面に見えてはいけないのです。自然に自然を越えなければいけないのです。
当方は白ペンキオジサンのように、最高の絵葉書を撮るつもりはさらさら無い。写真とは、対象に対する理解だ。 園光寺はまだ理解が足りなかった。と今日はブツブツお酒を飲む。
わかりました。なぜ、薗光寺の写真に不満だったか。ずーと薗光寺の撮り方を考え続けていましたが、なんのことはない、簡単なことだったのです。お庭は、一番いいビューポイントが必ずあります。当然、本堂の座敷とか、書院の座敷とかからの眺めです。薗光寺のビューポイントの縁側にずらっと人が座っていたので、ここからの撮影をまったく無視してしまったのです。やはり、正面のビューポイントを撮影しないと、臍がないわけで、サイドからの撮影だけでは、絵の流動感がなくなってしまうのです。薗光寺は東山のふもとですから、朝日はあたりにくい、夕日の中の紅葉が一番いいと思えるのですが、これでは人の少ない朝早くいってもしょうがない、夕暮れは人がいっぱい。よって、どうやっても薗光寺のベストショットはとれないということになります。
プロフィール

山海旅人

Author:山海旅人
山海旅人
<南方から黒潮に乗って流れ着いた人の子孫と思われる>
趣味:おいしい魚をたべておいしいお酒を飲むこと。お魚の料理もいたします。海が近付くと元気になると人にいわれます。

座右の銘:<芸といふものは実(じつ)と虚(うそ)との皮膜(ひにく)の間にあるもの> 
実写とデフォルメの間に真実があるという意味です。

最新記事
リンク
このブログをリンクに追加する
最新コメント
訪問ありがとうございます。
過去の記事(カテゴリ別)
過去の記事(月別)
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ただいまの時刻は??
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
最新トラックバック