沖縄陶器(やちむん)の旅、リコーGXR試写レポート その1

沖縄陶器(やちむん)の旅、リコーGXR試写レポート その1
2月24日
仕事で、またもや沖縄へ、ここのところ毎年1回は沖縄へ飛んでいる。これから回数が増えるかどうかは、今回の旅にかかっているかもしれない。
結論を言ってしまえば、結局今回の旅では、今後の仕事の展望が確定しなかった。宙ぶらりんの時は、その状態でどこまで前向きの姿勢を保てるかの根競べになります。まあ、焦らずにやりましょう。 
こんな中で、仕事に遊びを混ぜることは、そうとうな根性が必要です。金曜日は4時起きで沖縄に最安値の便で飛んだので、午前中が空きました。また、土曜日の午後と日曜日に時間が空きました。今回は天候も悪く、<やちむん探検>一本に絞りましょう。
  金曜日は、時間もあまりないので、那覇の壺屋町、やちむん通りと壺屋焼物博物館で勉強です。今回はレンタカー無しで、モノレールとバスで全てを行なおうと決心していました。沖縄は車なしでは生活できないと言われています。その通りなのですが、モノレールとバスでどこまでできるか一度試したかったのです。
  ホテルのある美栄橋(ミエイバシ)駅からモノレールで安里(アサト)駅へ、ひめゆり通りを少し歩くとやちむん通りの入口に着きます。モノレールというのは高い所を走るので、新しい発見があります。那覇というと大きな街で、ビルばかりと思っていましたが、そのビルの谷間に、時々とんでもなく古い家が少なからず存在しているのです。モノレールからの写真があればよかったのですが、撮るチャンスがなくて、街を歩きながら、とんでもなく古い家とか、古いことを頑固に変えたくないと主張しているような家を少し撮りました。古民家は、むしろ那覇にあるという面白い発見です。
  撮影は、ごく一部を除いて、リコーGXRとMマウントのフォクトレンダー、カラースコパー35mm F2.5 PIIです。この組み合わせの印象は後程書きます。

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見方によれば波のりをしているシーサーに見えます。もっと面白い風景がいっぱい目に入るのですが、時間が無くて。次回は<那覇、ビルの谷間の古い家>という企画をしてみましょう。

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この家は相当すごいことになっています。

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ひめゆり通りに面した角の家も、そうとう年代ものです。使われているのか、いないのか?東京の目でみると、都会の真ん中に崩れかけた家というのは不思議にみえるのですが、沖縄ではちっとも不思議でないのでしょう。

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これはやちむん通りの途中にあるシーサーのお店ですが、どうも、沖縄の人は屋根の上に草が生えることを、かえって自然に埋没しているようで、良しとする傾向があるようです。

やちむん通りに入ってすぐ右手に井戸があり、さらにその先に仁王窯と書いてある、お店と窯がありました。

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これは東ヌカー(または、アガリヌカー)といって、壺屋の人が初めてほった井戸だそうで、大切にされている場所です。

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仁王窯は入ってビックリ、とても面白い焼物がぞろぞろあります。

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たとえば、この四角いトックリ。当方は今のところ、四角い壺ばかり作っているので、このような四角い焼物に目が行ってしまいます。これでも1万数千円。

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こっちにもあるでしょう。四角い花瓶。なぜかここの店の魚は金魚っぽいのです(この写真はそうでもありませんが、他のは全く金魚です)。沖縄の人は意外に魚を知らない。特に昔の沖縄の人は海に出ない。もっぱら糸満の人(人種ルーツがちがう、海洋民族系の人達です)が漁をして、それ以外の人は野菜と豚を食べていたのです。昔の沖縄の陶芸家は魚が良くわからないし、それに沖縄の魚は色が派手だから、金魚の絵を真似して、絵付けをしたのではないかと疑ってしまいます。これも一万数千円。

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(ピンボケですみませんが、リコーGXRのマニュアル焦点合わせはとっても難しいのです。しかし、いったん焦点が合えば、10倍にトリミングしてもおどろくほど鮮明な絵がとれるのです。)
このようなカラフルな模様といい、形といい、とっても楽しい。みんな伝統的絵柄なのだそうです。

年期の入ったおばさんと、いろいろ話しました。当方の作っている焼物は沖縄の陶器に似ているといった陶芸の先生の言は、なるほどそうかもしれない。沖縄の陶器を知っていて、それを真似しようとしたことは決してないのですが、よく似ています。当方の作っているような平板を4枚組わせた壺がいっぱいあって、買いたくなってしまいます。どれをとっても1万数千円。高いじゃないのおばさんというと1万円にまでまけますよとおっしゃいます。そんな高い陶器は買ったことが無いといってねばっても、それ以上はさがりません。やちむん通りに入ってすぐの店で、すぐに1万円の買い物はとてもできません。なんやかんやおばさんと話します。ほとんどが、昔からの模様があって、それを手書きで絵付けをすること、平板の壺は、型にいれて、板を作りそれを合わせること、その上部の徳利かたの口も型に粘土を入れて作ること。 このお店はとってもいい。伝統的絵柄がとっても魅力的。最初のお店で、すてきな陶器に出会うのだから、この先どんな面白い陶器があるかと思ったら、ここのような純粋な古典的陶器が集まっている(本当のところは、骨董品のような古い陶器が年代を積み重ねて、ごちゃごちゃ積んであると言った方がいいかもしれません)とっても面白いお店はここだけでした。好みのお店に最初に出会ったということです。もっと写真を撮ればよかった。出だしだったので、遠慮してしまって残念。

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御店につながる、実際作業している仁王窯。

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裏道を少し行くと石敢當(いしがんどう、魔よけのしるしで、道の分岐点にかならずといっていいほどある)にぶつかります。右に曲がると新垣家の需要文化財の窯があるそうですが、修復工事中ではいれません。左に曲がってやちむん通りに戻ります。
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沖縄陶器(やちむん)の旅、リコーGXR試写レポート その2

沖縄陶器(やちむん)の旅、リコーGXR試写レポート その2

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やちむん通りから入口のひめゆり通りの方角を見たところ。両側に焼物の店がずっと続きます。

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 いくつかの店にはいっては写真をとり、これが不思議、このやちむん通りの御店で、写真をとるのを拒否された店は一軒だけでした。あとはおおらか、いいですよ、だけど私は撮らないでといわれるだけ。沖縄はほんとにおおらかだな。

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小橋川製陶所とかいてあります。ここは<彩>というお店で、窯元、小橋川清次という看板がありました。

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沖縄の焼き物は、カラフルでほんと楽しいです。

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こういうコッテリした色付けの焼物もあります。

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ちょっと脇道にはいったところにある清正陶器、小橋川卓史と看板があります。沖縄の陶器は、金城(キンジョウ)、新垣(アラカキ)、島袋(シマブクロ)、小橋川(コバシガワ)、高江洲(タカエス)あたりの名前を覚えておく必要があります。これらの名字のついた作家がこの一帯の窯で代々作品を作っているのです。まずなんて読むのかわからないので、なかなか覚えませんが、今回は壺屋焼物博物館で勉強しましたから、グンと視野がひろがりました。沖縄の作家たちに関してはまた後程、書きましょう。

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清正陶器のおばさんは、撮ってもいいけど私は撮るなといって逃げてしまいました。ここもコッテリ系の陶器です。いまのところ当方にとってコッテリ系は通り過ぎる感じです。

   現代作家、とくに女性作家の陶器が集まっているお店がありました。育陶園というらしい。やちむん通りに何か所も育陶園関係のお店があるようです。高江洲(タカエス)忠の窯とあります。
写真をとってもいいですかという会話から、そこの美しきお姉さんが、これは男性の作品ですといってみせてくれた、手掘りの線と真っ黒い釉薬のぐい飲みに、ストンと惹かれました。育陶園は線彫技法が得意で、伝統的模様、唐草、菊紋、魚紋などを下絵なして、大胆に彫り付ける力強い作風です。黒シリーズ、白シリーズ、赤絵シリーズなどいろいろあるようで、育陶園のHPをみてください。

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この四角いお皿なぞ、モダンないい感じです。黒に線彫りの魅力とは、いままで気が付かなかった斬新な魅力があります。

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帰りに、わけあり品でディスカウントされているぐい飲み(向かって右)を1200円で買ってしまいました。これはいいコレクションになりそうです。
育陶園のお店で働いていらっしゃる、陶器によく似合う二人の美しき女性のポートレートを少し撮りました。陶器と女性のポートレートをもっといっぱい撮りたかったのですが、なんせ気が弱いものですから、このお二人さんだけが、今回のポートレートでした。ブログに載せたいのですが、ちゃんと許可をもらっていなかったので、とっても残念ながら載せることができません。載せてもいいよと連絡いただければ、喜んですぐに載せます。連絡お待ちしています。

しかし、沖縄はいい。このあとで岐阜の多治見に行きましたが、陶器の写真を撮らせてくれるお店は数えるほどしかありませんでした。というわけで、やちむん通りで、さかんに撮影。撮影することによって、じっくりその作家の心がわかってくるような気がするのです。

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やちむん通りの真ん中あたりに南窯(フェーヌカマ)という、喫茶店、焼物ギャラリー、窯見学の三つが同時にできる場所があります。ただで見学できますから、みなさん訪れるようです。この窯は由緒ある窯で、県の文化財に指定されており、荒焼(うわぐすりをかけない焼物)の沖縄唯一の窯だそうです。

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ちょっと買いたくなる焼物が並んでいます。

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お得意の荒焼が並んでいます。

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喫茶店の裏にはカジュマルの木の下にテラスがありいい感じで休憩することができます。

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これが年に一度、火をいれる南窯です。こういう窯というのは、まきをもやすのですから、相当の費用がかかり、上手くゆく保証はないわけですから、神さまにお祈りしながら窯を焚くのです。磁器と違って、陶器作成にはこういうのぼり窯をまきで焚くのがいちばんいいということを後で、岐阜の多治見でききました。炎があたるのと、いろいろな偶然が起きることが陶器の楽しみなのでしょう。

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焼物の破片を割って生えているカジュマルがここらしい雰囲気を出しています。

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ここは少し高くなっていて、やちむん通りを見下ろす感じになります。

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沖縄陶器(やちむん)の旅、リコーGXR試写レポート その3

沖縄陶器(やちむん)の旅、リコーGXR試写レポート その3

ひめゆり通りと反対の出口(平和通り)近くに壺屋博物館があります。たまたま人間国宝、金城次朗の展覧会をやっていましたので、常設展示と両方を見ることができました。ここの金城さんは撮影禁止、常設は撮影OKということで、またもやうんと撮影。展覧会を出たところにあるすてきな陶器を撮影したら、これは金城次朗さんのだから撮影禁止と受付のお姉さんに大変怒られてしまいました。撮影できると機嫌がよくなり、出来ないと機嫌が悪くなるという単純なレスポンスを繰り返しています。

焼物ばかり載せていると、興味ない人は飽きるでしょう。でも我慢してお付き合い願えれば、焼物を少しはわかるようになりますよ。当方は初心者ですから、初心者向けに、ポイントだけを書いているので、とっても為になると思うのですが。

ところで、本ブログはリコーGXR試写レポートとなっているので、この辺で少し書きましょう。試写で大事なことはただ一つ、ドキッとする写真が撮れるかです。ごちゃごちゃ、むずかしいテストはカメラ雑誌をみてください。報道写真を撮っているわけではなのですから、10失敗しても1つドキッとする写真が撮れれば、その組み合わせ、その時のシチュエーションが心に残って、こういう時にはこういうように撮ればいいというイメージが出来あがるのです。それがたまってくると、場面に応じてそれを引き出して使うようになるのです。さてリコーGXRはそれが出来るか。今のところドキッとする写真はありません。新宿御苑のペンタックス100mm macroとの組み合わせは、印象に残っていますが、それ以外は何にもなし。レンズが悪いか、カメラが悪いか、組み合わせが悪いか。腕が悪いか、撮る対象がわるいか。やはりリコーGXRのレンズを使わねばダメなのか?結論はまだまだ先延ばしです。


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緑釉嘉瓶(リョクユウユシビン) ゆしびんというのは沖縄独特の形で、魅力的です。泡盛をつめてお祝いのときに贈り物にする習わしがあったそうです。

リコーGXRはピントさえ合えば、どんな状況でもちゃんと写真にはなるのです。

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沖縄の絵柄は大胆で、おおらかで好きですね。とっても影響を受けてしましそうです。

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黒釉指掻文花瓶(コクユウユビカキモンカビン)
沖縄で濱田庄司が作ったもの。彼が沖縄を吸収して行くさまが良くわかります。

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これが以前ブログにかいた壺屋古典焼です。壺屋の焼物が売れなくなって、伝統とは関係ない海外向けの絵柄の焼物を、主に外から来た商人が壺屋に作らせて、海外に輸出して儲けた時期があるのです。ここに、民芸運動の柳宗悦(ヤナギムネヨシ)が現れて、おかしな方向に向かう壺屋を批判して、濱田庄司や河合寛治朗を送り込んで、結局、壺屋はもとの方向に修正され、同時に彼らが内地の人に壺屋の焼物を広めて、結果として壺屋が存続できたのです。この古典焼は短期間で消滅したので、かえってコレクターの注目を集めているそうです。

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唐草文壺 新垣栄三郎(?)
沖縄の線彫りにはとても魅かれました。当方が今作っている彫の深いデザインで丸い壺を作ると、ゴテゴテして、せっかくの丸いろくろの形の味を壊してしまうと思い、ろくろに手を出さなかったのですが、このような線彫りだったら、ろくろのシェイプと線彫りのエネルギーを融合できるかもしれない。沖縄の線彫りはとてもヒントをくれたとおもいます。この壺の作者は説明札の撮影が不鮮明で良くわからないのですが、とても、とても魅力的です。

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赤絵嘉瓶(ユシビン)小橋川永昌  

この手の絵付けも好きです。だけど酒飲みが撮ると酒器ばかり載せるようになるから不思議です。

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沖縄ですから、戦時中の、戦争の為の焼物が残っています。

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このようなさかづきは多治見でも見ました。日本中で作られていたようです。この手の焼物がほしくて骨董屋を探し回った人の手記をよんだことがあります。

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小橋川 (?)  これは小橋川のコッテリ系の焼物でしょう。

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これは線彫りの抱瓶(ダチビン)ですが、だれの作でしょうか? 新垣栄三郎か??

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島袋 (?) 島袋系の赤絵でしょう。周囲のギザギザがユニークです。

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江洲 (?)高江洲系の荒焼でしょう。

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網代文壺 高江洲康雄(タカエスコウユウ)

<壺屋三人男>と言われるのは金城次郎(キンジョウジロウ)、小橋川永昌(コバシガワエイショウ)、新垣栄三郎(アラカキエイサブロウ)であり、次世代3人男は小橋川源慶(コバシガワゲンケイ)、小橋川永弘(コバシガワエイコウ)、島袋常恵(シマブクロジョウケイ)といわれています。なんとかこのあたりを覚えると壺屋通になる第一歩のようです。
壺屋焼物博物館で平成19年に行われた壺屋陶工遺作展のカタログから、当方が面白いと思った焼物を載せてみます。はたしてこの三人男と一致するでしょうか。

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島袋常戸(シマブクロツネト)赤絵角瓶
 当方のすきな四角壺と古典的絵付け。

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島袋常正(シマフクロツネマサ)イッチン魚文太鼓型壺
イッチンというのは、スポイトみたいな道具で彫のなかにうわぐすりを流し込んで作る焼物で、今回当方がとても興味をもった技法です。

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小橋川 永昌(コバシガワエイショウ)赤絵松竹梅抱瓶

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島袋常孝(シマブクロジョウコウ) 掻き落し魚文壺
まるい花瓶に部分的に彫を入れるやりかたはどうだろう。とにかく全体に彫をいれるのはうるさいので、この方法はどうだろう、しかし、たまにはいいけど、中途半端で何度もやる手法にはならない気がする。

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安里真正(アサトシンセイ) 盛付窯変竜文壺
丸い壺に一部だけ盛り上げて絵をつけるのは面白そうだ。うまくやるとしゃれているかもしれない。

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新垣栄三郎(アラカキエイサブロウ) 赤絵草花文壺
赤絵と彫りが同居している。なにも彫と絵付けが同居してもいいのだ。下の点々は面白い。

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島袋常善(シマブクロジョウゼン)二彩大鉢
鉢の表だけに点打で釉薬を流す。偶然性が強いが、いっぱい作ればどれか面白いのが出来るかもしれない。

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島袋常恵(シマブクロジョウケイ)
この人は点打の模様を斬新に使っている。

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小橋川永昌(コバシガワエイショウ)緑釉茶碗
これは偶然たのみの焼物だが、それでも沖縄くさいからおもしろい。

沖縄陶器(やちむん)の旅、リコーGXR試写レポート その4

沖縄陶器(やちむん)の旅、リコーGXR試写レポート その4

以下、金城次郎生誕100年、笑う魚展のカタログからのコピーです。金城次郎の見慣れた魚の絵柄以外の焼物を選んで載せます。

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金城次郎  指描唐草文双耳壺

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金城次郎 緑釉掛唐草文掻落瓶

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金城次郎 線彫魚文抱瓶

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金城次郎 イッチン魚文皿

イッチンは面白い。

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金城次郎 緑釉線彫魚文壺
これなんか、線彫りと緑が綺麗だ。これほしいな。当方も丸い壺にはこのような方向で攻めてみよう。

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次郎 三彩点打嘉瓶

金城次郎がおなじみの魚を彫った焼物以外にも、色々な技法で、魅力的焼物を作っていたことがわかりました。あとで登場する岐阜、多治見では、電気窯による磁器の大量生産に移行していった時代に、沖縄では、規模は小さいが、のびのびとおおらかな陶器作りが進行していったように思われます。


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帰り際のウインドウに面白い焼物がありました。陶器にガラスをかけたのでしょうか?


2月25日土曜日  
午後から少し時間ができました。儀保(ギボ)駅でモノレールを下りて首里城公園へ行ってみました。通常は首里駅で降りるのでしょうか、地図で見たらこちらの方が近そうだったのです。結局、距離的には首里駅と同じくらいでした。すなおに首里駅で降りた方がわかりやすいようです。首里城は何度も来ているので、何か新しい発見はないかと、ぶらぶら歩きます。結局、撮影したところは、以前と同じところばかりで、新しい発見はありませんでした。天気も悪いし、仕方ありません。

これまで、なんとかリコーGXRとフォクトレンダーで撮影してきました。失敗も多いですが、一応撮れてます。Mマウントでないペンタックスマウントでもちゃんと撮れるかを試そうと、ペンタックス43mm limited にレンズを変えて撮ってみました。首里城公園は葉っぱが綺麗なので、雨に濡れた葉っぱを撮ります。 これをトリミングして拡大してみると、結構きれいにピントがあっています。どうやら、マウントの違いではなくて、ピント合わせが難しいということで、ピントが合いさえすれば、とても綺麗な写真となることがわかってきました。

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又すぐにフォクトレンダーに戻しました。35mmは標準レンズですから、今日は標準一本で行きます。
儀保駅から向かうとまず龍澤(リュウタン)という池に着きます。その淵を散歩する道が続いています。

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この龍澤のはずれから龍淵橋(リュウエンキョウ)に上ると、その向こうに園鑑池(エンカンチ)とその中に立つ弁財天堂(ベンザイテンドウ)があります。

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首里城の入口付近に、園比屋武御嶽石門(ソノヒャンウタキイシモン)があります。王様の祈願所で、500年近く前に作られ、戦争で破壊されて、その後再建された。以前のブログで、沖縄では魚が笑っていると書いたのですが、その心はこの首里城の門にある魚が笑っているように見えたのと、陽気な沖縄ですから、おそらく魚も海の中で笑っているに違いないと思ったからです。そうしたら、金城次郎展覧会のタイトルが<笑う魚、金城次朗>と書いてあります。なんだ金城次郎も沖縄の魚は笑っていると思っていたのだ。当方だけでなく、沖縄の海では魚が笑っていると皆思っているのでした。

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沖縄陶器(やちむん)の旅、リコーGXR試写レポート その5

沖縄陶器(やちむん)の旅、リコーGXR試写レポート その5

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歓会門(カンカイモン)首里城の正門で、やはり500年以上前に作られ、戦争で破壊されて、その後再建された。

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瑞泉門(ズイセンモン)、漏刻門(ロウコクモン)、広福門(コウフクモン)と続き、宮殿前広場に入る。ここからは有料なので、いつもその前で左に折れて、公園を歩きます。

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さっきからこの城壁にとんがり曲線をしつこく撮っているでしょ。当方は以前のブログで、これは波のパターンだと断定したのです。

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京の内という儀式の場から宮殿を見ます。修理が終わったようで、全体像が良く見えます。うしろの鉄塔がじゃまだな。

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このレンズといおうかカメラといおうか、どちらに責任があるか、わかりませんが、遠目にはぼけているように見えるのに、同じ写真をトリミングして拡大するとかえってはっきりするという不思議な現象が起きます。うーむ、これは何故だ。いまのところ不明です。リコーGXRとフォクトレンダーの組み合わせは、まだ解明できない謎がいろいろあるのです。

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この城壁の曲線が韓国の城壁から来ているのではないかという話は以前のブログで書きました。

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ここでまた失敗に気が付きます。ちょっとは新しい絵を作ろうと、雨のなかで、苦心してペンタックス10-17mmフィッシュアイにレンズを変えたのですが、このレンズは新しいタイプなので絞り目盛がありません。ということで、リコーGXRに着けると、超スローシャッターでしかとれません。重たい思いをして持ってくるんじゃなかった。同じ失敗を2回もやってバカじゃないか。

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久慶門(キュウケイモン)


新しい発見がないので、帰ります。首里駅まで歩いて15分くらいか。首里駅からホテルのある美栄橋駅へ。駅から泊港のホテルまでの道の途中で、琉球漆塗りの立派そうなお店があったので入ってみました。お店のきっと偉い女性と思われる方と色々話しました。<角萬漆器>といって、琉球最古の老舗というだけあり、他の有名な2軒の漆器屋さんと一線を隔し、高い格調を保っている漆器屋さんであることがわかりました。これは後でわかったことで、その時はそうとも知らずに、かってなことを色々言ってすみませんでした。沖縄の方がお祝い事に使うことが多いのではないでしょうか?
沖縄の人と内地の人とどれくらいの比率ですか? 半々くらいです。これだけ高いくて、沖縄風の漆器だと、内地の人が、お祝いごとに使うのは難しいのではないでしょうか? いいえ、内地に人もよく買いにいらっしゃいますよ。 東京とか、海外とかでは売らないのですか? 以前はそうしていましたが、それだけの力がありません。ただ、外国の方が結構買いに来ますよ。空手道場に飾るのだとか言って。なるほど。こんな大きな竜のお盆のような派手なやつを買うのですか。いえいえ結構渋いのを買ってゆきます。へー、結構わかっているのですね。なにか新しいデザインのものはありませんか? このあたりが新しいデザインです。この絵はかわいいという雰囲気で当方には今一つです。こちらは形がかわいくて、とっても魅力的ですね。もう少し明るい色にしてはどうですか。これを明るくすると2,3万円の商品になってしまいます。5万円となると明るい色というわけにはいきません。なるほどそうですね、納得です。でもこの商品はいいですね、これが一番売れるのではないですか? とてもよく売れてます。などなど。つぎの日に写真をとらせていただこうとたずねたら、お休みでした。しかし、どうもここは撮影禁止くさいです。

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この右が、当方が売れるだろうと予測したお重

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この右が、当方が<かわいい系>で好みで無いといったシリーズ

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高そうな伝統的漆器

いずれも、小さなパンフレットからのコピーで、図が汚くてすみません。本物はとても素敵です。角萬漆器というのは500年前から、琉球王国時代の漆器職人が代々作ってきた漆器で、現在は嘉手納並豪さんが引き継いでいる。先代の嘉手納並裕は漆器工芸で県内初の労働大臣賞を受賞し、東京赤坂迎賓館への寄贈、伊勢神宮や明治神宮への奉納を行っているとパンフレットにかいてありました。美栄橋駅からすぐです、国際通りにも支店があるそうです。この漆器が当方の頭にすりこまれていますからそのうち買ってしまうかもしれません。HPを見つけてそこのギャラリーからコピーします。

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途中の名護ソバという店にはいって、名護ソバと定食をヘチマの味噌チャンプルーを頼みました。オリオン生ビールを飲んでお腹いっぱい。

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名護ソバ 普通の沖縄ソバとどこが違うのかよくわかりません。薩摩揚げ(沖縄ではチギアギー)が入っているところが違うのか?

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へちまの味噌チャンプルー。 沖縄は豆腐がうまい。へちまもいいですよ。ホテルの隣が酒屋で、店のおばさん推薦の泡盛を買って、ホテルでまた飲む。

沖縄陶器(やちむん)の旅、リコーGXR試写レポート その6

沖縄陶器(やちむん)の旅、リコーGXR試写レポート その6

日曜日 2月26日
  雨です。ホテルは泊港のすぐそばにありました。離島への船が出ています。当方は40年前にパスポートをとって、鹿児島から船で那覇に来て、さらに、ここから船で久米島に向かったのです。今回も渡嘉敷島に行こうかとも思いましたが、こんな天候では無理です。高速船は欠航ですし。

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GXRはちゃんと撮れてるのですけれどね、何か迫らないのはフォクトレンダーがおとなしすぎるのではないですか? どうもレンズに原因があるようだ。

バスで残波岬へゆくという冒険をしてみました。那覇バスターミナル(実際は泊港の前からバスにのりました)から読谷バスターミナルまで一時間とちょっと、1000円とちょっと。お客さんは当方とあと一人か0人。 残波岬公園でやちむん祭りというのをやっているのが目当てです。バスの時刻表を読み間違って、連絡悪く、読谷BTからはタクシーで残波岬公園まで行くことになりました。これが750円。こんな雨の中、誰もいないかと思ったら、結構人が集まっていました。ほんとうに安いので、土地の人が大量に買いに来るようです。楽しいお祭りです。

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当方の好みである島袋さんの工房から出店している。ここで一輪ざしを50%引きで買う。 ものすごいわけあり品。醤油さしのつもりで作ったけれど、醤油の出が悪いので、一輪ざしとして売っているのですとおっしゃる。それでも950円。もっとまけさせればよかった。

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皆さん楽しいと思いませんか?

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ここで、赤絵の湯飲みを買う、1000円。後で全く同じものがやちむんの里で1250円だった。また島袋常秀のところで買っちゃった。

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なんでこんなに焼物の写真を載せるのか、うんざりとお思いでしょうか、この色と模様の洪水が、当方の脳みそを刺激して、焼物を作るとはどんなことであるかが、この旅と次の多治見の旅で、イメージができてきたのです。それまではろくろを回しも、最終的にどんなものを作ろうかというイメージが全然湧いてこないので、ろくろをやめて、陶板と四角い壺を作り続けていたのです。不思議なことです。沖縄には、とても不思議な力があるのです。

沖縄陶器(やちむん)の旅、リコーGXR試写レポート その7

沖縄陶器(やちむん)の旅、リコーGXR試写レポート その7

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雨は降っていますが、せっかくだから沖縄の海を少し撮ります。

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読谷(ヨミタン)のコミュニティーバスで、残波岬公園からやちむんの里にむかいます。バス料金はわずか200円(高齢者100円)。このバスはとっても気に入った。小さなかわいらしいバスで、読谷をぐるぐるまわる。読谷村が試験的に走らせているそうで、年間1000から2000万円の赤字で廃止するともいわれているが、まだ存続している。那覇から読谷にくるバスだって、1人か2人しかのってないのだ、バスはみな小さくして、国の補助で200円くらいにして、地域ごとにコミュニティーバスとして運営したらいい。利益はでなくていい。マイカーがないと生活できない、観光もできないなんておかしい。那覇はいつも車が渋滞して、皆がマイカーで通勤するなんでまったくナンセンスだ。みな年取ったらどうするつもりだ。

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やちむんの里のバス停のとなりにはガラス工房(宙吹ガラス工房)があります。

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ここは高いガラス製品ばかりでなく手ごろな値段の品物も売っていますが、なぜかここで買ったことはありません。いつも南の琉球ガラス村でしこたま買い込みます。こちらは品数も多く、わけあり品がいっぱい安く売っていて、楽しいからです。丈夫なやつが多いので、いつのまにか他は淘汰されて我が家の食器棚には琉球ガラスのコップばかりが残るのです。

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沖縄のガラス細工原料のコーラ瓶です。

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この工房で作ります。

その隣が、島袋常秀さんの<うつわ家>さんです。いつもここで買います。今回はやちむん祭りで、ここの赤絵湯飲みをすでに買ってしまいました。

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島袋さんの赤絵が魅力的です。

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中段の左から2番目をお祭りでかいました。2割以上安かった。

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金城次郎工房、宮崎須美子 宮陶窯です。金城次郎という大物が出てしまうと、その後の展開がどうしても大物の影響から抜け出せなくて、なにかマンネリ化しています。それでも金城次郎と笑う魚ということで買ってゆく人が多いので商売が成り立っているのでしょう。頑張って突き抜けてほしい。

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沖縄陶器(やちむん)の旅、リコーGXR試写レポート その8

沖縄陶器(やちむん)の旅、リコーGXR試写レポート その8

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やちむんの里には共同のおおきなのぼり窯が2つあります。2か月に1回くらいはどかっと窯を焚くらしいです。すごいですね。沖縄陶器はそんなに売れるのでしょうか?こんなに磁器でなくて陶器を作っているところは他にあるのでしょうか?ほんとすごいです。

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読谷山地窯の誰の窯だか忘れましたが、窯のおくのほうに小さな小屋があって、面白そうだったのですが、誰もいなくてはいれません。たまたまいっしょにのぞいたおばさんに、誰もいませんね、きっとみんなやちむん祭りに出はらっているのでしょう。と言ったら、やちむん祭りを知らないという。今日でおしまいですよ、それは行かなくては、そちらの方が安くて面白いですよといったら、いくいくといって飛んでいきましたが、どうやってゆくのだろう、マイカーがないと簡単にはいかれません。

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このドアの取っ手がほしいな。自分で作ろう。

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一番奥の北窯あたりの作業場ですが、だれもいません。日曜だからか、お祭りに行っているからか。

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これは陶芸城(金城敏幸)かな。ここは一生懸命仕事中でした。

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コミュニティーバスがはしる読谷村。読谷BTから北へ、この地図から外れたところに残波岬公園があってお祭りが開催されていました。南東へ行くとやちむんの里、その先の58号線を南に下れば一時間で那覇です。

泊港の前で下りて、美栄橋駅をすぎて少し行けば国際通りにぶつかります。公設市場で魚を見たかったのですが、日曜でお休みでした。

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一軒だけ開いていたお魚屋さんにアカマチをみつけました。この右の赤いやつです。南の海には美味しい魚はいないのですが、このアカマチだけはとびきり美味しい。ぜひお刺身でたべてください。

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市場のそばに美味しいおさかなをたべさせてくれるというお店がありました。おさ
かな厨房、海山味。しかし、メニューは一般的お魚ばかり。今日の魚というところだけ、期待できる。ジーマミという魚を選んで塩焼きにしてもらいました。ベラ系のお魚のようです。新しいから結構おいしかったですよ(魚というのは水揚げしてから3日間くらいは新しいといえるのです。我々がスーパーで普通食べているのはもっともっと時間がたっているのです)。それと島らっきょうの天ぷら、アラ汁とごはん、もちろん泡盛。

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ピンボケですみません(フォクトレンダーはあんまり近づけないということです)。この魚 たしかジーマミといったと思います。

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このお店にはってあった魚図鑑。

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市場中央通りのいつものお菓子屋さんで、古典的琉球お菓子を買い込む。むかしのチンスコウ(真ん中の左)は丸いのですよ。左のピンクも見た目にはドギツイですが美味しいですよ。
国際通りの沖縄伝統工芸館によって、ここの漆器が2つの工房から来ていること、いずれも角萬漆器より少し安いかなとおもえること(それでも十分高いです)、角萬漆器はここに出していない事から、おそらく角萬漆器は他と一線を隔して、安い漆器を売らないのではないかと思ったのです。
それから国際通りを南に下って、中央より少し出口に近い右側、レガロパロマというお土産物屋さんに向かいます。ここはセンスのいい民芸品があつまっているのです。ぐい飲みと、お湯のみを買いました。ここでぐい飲みをかうのは2度目、ここの品はいつも愛用の品になるのです。このお店の人はいいセンスしています。手頃でいい感じのものを集めて売っているのです。お店の人にここはいいセンスしていますねと褒めてしまいました。当然という感じで、しれっとしていましたが、本当はそう言われると嬉しいはずです。

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月曜は仕事をして、そのまま東京に帰ります。

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今回の、とてもささやかな戦利品をご紹介します。

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大わけあり品、一輪挿し(900円)。何故か3月にナデシコ。楽しく食卓を飾っています。

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左はレガロパロマで買ったイッチンの黒(千何百円わすれた)で、とても使い易くて愛用しています。右は育陶園で買った黒唐草の線彫りぐい飲み(わけあり品1200円)。お酒を飲むには、ファジーさ(ゆれ)がないとお酒が進まないことがわかりました。陶芸教室の先生にきいたところ、わざわざ色むら出ないようなうわぐすりを使っていると言っていました。色むらがないところが線彫りを浮き立たせてモダンなのだが、それがいい時と裏目の時があるのです。

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左が去年、右が今回、レガロパロマでかったぐい飲み。(いずれも千何百円わすれた)
いずれもとても使い易くて気に入っている。微妙な緑のユレがお酒にリズムを与えます。お酒を飲むにはこのようなファジーさが必要なのです。

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島袋常秀さんの<うつわ家>で、左は去年、右は今回買った湯飲み。右はお祭りで1000円にディスカウント。模様は面白いのだが、手に持った時の感覚が軽すぎて今一つしっくりこない。女性に受けるようにわざわざ軽く作っているのかもしれないが、賛成できない。あと1割重くしてください。

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お祭りで買った湯飲みと小鉢。500円と300円。右は売り手が、わけあり品と間違って300円にしてしまったもの。これ意外と使い易く、手書きで300円は大当たりです。

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左は去年、博物館で買った湯飲み、まずまずの使用頻度。右は上と同じ小鉢、どうやってこのような模様を考え付くのかがとても不思議なのでまた載せました。

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昔買ったぐい飲み。左は金城さん絵柄ですが、あまり使いません。やっぱりユレが乏しい。右は博物館売店で買いました。悪くは無いのですが、小さいからあまり使いません。

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昔、首里城売店で買った、沖縄漆器のぐいのみ。あまり、これでお酒を飲むことがありません。漆器とお酒は相性が悪いのでしょうか。漆器でも輪島で買ったぐい飲みは、微妙なファジーさが隠されていて、ここちよいのです。

ということで、圧倒的にレガロパロマさんの眼力に軍配があがりました。

沖縄陶器(やちむん)の旅、リコーGXR試写レポート その9 (最終回) 

沖縄陶器(やちむん)の旅、リコーGXR試写レポート その9 (最終回) 

リコーGXRとマウントA12について

GXRマウントA12という本を買ってしまいました。カメラごとに日本カメラから発売される、説明本です。ということはマウントA12は相当な読者がいるとふんだわけで、そのすじではマウントA12は注目されているということです。新旧Mマウントレンズが楽しめるマウントユニットと添え書きがしてあります。これまでにマウントA12でペンタックス100mm macro、ペンタックス43mm limited、ツアイスplaner 50mm F1.4, フォクトレンダーカラースコパー35mm F2.5 PII、の4本を試しています。この本にはマウントA12に取り付けられる新旧レンズがいっぱい載っていました。残念ながら、このマウントA12で使える当方の手持ちのレンスはこれだけしかありません。でも、この本を読んで、ひょっと気が付きました。数十年前の捨てないでおいたミノルタの古いレンズ50mm F1.4がAマウント用アダプターを買えばつけられるのです。そうですGXR+マウントA12の魅力はあれやこれや色々なレンズを使うことを夢想することに尽きるのです。(夢想というのは、みんなレンズが高いから、そうおいそれと買えないということです)。ニコン、ソニー、フジフィルム、ペンタックス、オリンパスその他のミラーレスにはどれも色々なレンズが付けられるはずです。アダプターがどんどんそろってきているのです。GXR+マウントA12でなければならない理由はといわれると、いまのところ当方もわからないし、専門家も本当のところ分からないのです。それほどに色々な組み合わせの可能性があって、誰も一概に結論を言えないのです。見方をかえれば、奥深く面白い世界がGXR+マウントA12にあるということです。こんど4月にロンドンに行く予定ですが、その時にどんなカメラとレンズを持ってゆくか、いろいろ悩んでいます。GXR+マウントA12で可能性が広がったので、ますます選択が難しくなりました。これから買うことを含めれば、すべてのメーカーのレンズが対象となるわけですから。
この本を読むと、当方のGXR+マウント A12を全く使いこなしていないことがわかりました。それでも、現在の状況での感想を書きます(もっとうまい設定をすると問題がどんどん解決する可能性が高いので、また再度、感想をリニューします。)
1、絞り目盛のないレンズは使えない。よってペンタックスDA limitedシリーズやDAタイプのデジタル専用ペンタックスレンズは使えない。よって、現行のペンタックスレンズで使えるものはとても限られてしまいます。使えるのはFA limited とDFAマクロレンズと一部のFA ズームだけです。たまたま、これに該当するレンズを3本もっていましたからいいようなものの、知らないでマウントA12を買ったらショックです。これはおそらくアダプターメーカーが工夫すれば問題が解決すると思うのですが、現状では絞り目盛を付加できるアダプターはごく限られたマウントだけです。アダプターメーカーさんがんばってください。マウントA12はMマウントを他のカメラより良く撮影できるということが中心軸にある。しかし、他のマウントも楽しめるという要素もとても魅力的です。将来はマウントA12を買い足して、色々なレンズをつけて、マウントA12ごとするっとレンズ交換するという使い方を考えています。
2、ネットでいわれている問題点は殆どが、解決できそうです。撮影中にズームバーをさわって露出設定が変わって困るという指摘は、当方も経験してとても困りましたが、なれれば便利だし、ダメならこのバーの機能をOFFにすれば解決です。電池が持たないという指摘は、バッテリーを買い足せばいいので、全然問題になりません。当方は予備バッテリーを2つ買い足しました。たいした値段ではありません。バッテリー1本で撮り続けて2時間もちます。6時間も撮り続けることはないでしょう。バッテリーが小さい方が、カメラの重量が軽くなっていいです。ピント合わせに苦労することは今でも解決できていません。ワンタッチで撮影画像を10倍程度に拡大できますから、撮ってから見てダメなら取り直すということをやっています。撮る時にも拡大できるのですが、めんどうくさくなって最近はただ目で見てピントを合わせています。やはりかなり外します。本にはフォーカスアシスト機能がついていると書いてありました。リコーの説明書にはフォーカスアシストの使い方が全然かいてないので、マウントA12専用の機能らしい。ネットではこの機能を絶賛しているコメントとこれが有っても広角レンズでうまくピントが合わないというコメントいろいろありました。当方はまだフォーカスアシストを使っていないのでコメントできません。この本にツアイスレンズを使った写真がでていましたが、ものすごくきれいな絵です。ちゃんとピントをあわせると、このカメラは驚くべき力をもっている(ツアイスレンズのおかげですが、つまりレンズの性能を引き出せる力をもっている)。
3、迫る写真が撮れないと文句をいっているのは、おそらくレンズのせいと、まだなれていないのでGXRの機能を引き出せないからでしょう。もう一つ考えられることは、ライブビューフィンダー(世の中ではEVF、electric view finderと申します)と一眼レフの実ファインダーと液晶画面のどれを選択するかの問題につきると思います。一眼レフの実ファインダーで撮ってきたので、自分が対象と向き合うのに、実ファインダーが一番、集中して図をつくれるのです。EVFの性能が悪いので、集中できないということです。液晶は論外です(スタジオ撮影は別かもしれませんが)。なんとかEVFをもっと改良してください。ペンタックスさんAPS-CではEVFを捨てるふりをしていますが(最近発売のAPS-C, K01は液晶のみ、EVFをすてています。 ペンタックスQもEVFなし)、フルサイズではとびきりのEVFを搭載してくると信じています。

なんやかんやいってもリコーGXR+マウントA12は面白いですよ。デジカメから発展する人には薦めませんが、一眼レフから発展する人にはいいですよ。買いです、絶対買いなさいとはいいません。ごく限られた人だけが密かに楽しむという感じがいいのです。周りじゅうみんながリコーGXR+マウントA12を持つようになったら困るのです。

1つだけリコーさんに苦言を呈します。バッテリーの持ちが悪いのは事実ですから、充電器を持ち歩くことは必須です。この充電器のコードが無骨で、かさばる。現在、ペンタックスのコードに付け替えて、問題は解決しています。それでも、なんでこんなどうでもいいことを言うかというと、このカメラについている機能は実際に使う人のことを考えて、それもプロフェッショナルな使い方にも対応できるように良く考えられていると思います。ところがなぜ充電器に気を使えないのですか? 充電器がなければカメラは動かないのです。他がどんなに良くても動きません。カメラだけ考えていてもだめなのです。以前に1Kgを切りながら高性能のソニーのGシリーズというPCを使っていました。そのACアダプターが大きくて無骨でした。ACアダプターなしで持ち歩くことは少ないのです。何のために1Kgを切ったPCを作ったのですか。重たいACアダプターと一緒では意味ないではないですか。このときソニーの衰退を予測しました。こんなことではだめだ。会社の各部署がバラバラに物を作っていて、血の通った製品が作れていない。どこまでも使う人のことを考えて、細部まで気を使うことに信頼を寄せていたのがソニーさんでした。ソニーはバラバラになってしまいました。その後、ソニーは改善の兆しが見えます。リコーさんのカメラに対しての思い入れはわかります。決して、キャノンやソニーのマネをすることはありません。しかし、全体として血の通った製品を作るようにしないと、ソニーといえども衰退してゆくのですから。こんなこと言いたくなかったのですが。ペンタックスと一緒になったのだし、期待しているのです。
プロフィール

山海旅人

Author:山海旅人
山海旅人
<南方から黒潮に乗って流れ着いた人の子孫と思われる>
趣味:おいしい魚をたべておいしいお酒を飲むこと。お魚の料理もいたします。海が近付くと元気になると人にいわれます。

座右の銘:<芸といふものは実(じつ)と虚(うそ)との皮膜(ひにく)の間にあるもの> 
実写とデフォルメの間に真実があるという意味です。

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