湖東三山の旅 -1-


湖東三山の旅

<伊藤若冲物語/MIHO museum>の続きとして、滋賀県の旅をのせます。
秋のはなしで、季節がずれてしまいましたが、滋賀県のよさを御理解いただけるかもしれません。


湖東1

湖東三山というと、なにか強いロマンを感じる方と全く知らない方に分かれるようです。
当方は当然前者です。
奈良・京都文化の裏舞台というロマンと琵琶湖の水の持つ魅力です。
当方は魚座ですから、水の持つ魅力には逆らうことができません。

もう一つあります。
当方は一週間おきに東京と京都を往復していますが、いつも新幹線のA席を予約します。
現在の目標である、真鶴から熱海にかけての海が見たいからです(詳しい事情は本ブログの<海の思い出>をご覧ください)。

行来していると、真鶴以外に、とても魅力的風景に出くわす地点があります。
米原の周辺から京都までの間です。E席から見ると、琵琶湖が見える地域です。

鈴鹿山脈の裾野の小さな山々が湖の島のように、平野に浮かんでいます。
京都周辺の山々のような雰囲気を持つ山々です。
ふと気がつくと、低い雲といいましょうか、霧といいましょうか、その中靄につつまれた山々が幻想的な、水墨画のような景観を見せるときがあります。
このあたりは雲が発生することが多く、他の地域では晴れでもこの場所だけ雨や雪ということがしばしばあります。

いまも新幹線で東京に戻る最中ですが、この地域だけ、美しい雪景色です。
雲に裾野を覆われて、山頂をぽっかりと出す、雲の海の島々の間を走る場面に相当な確立で出くわします。

この地域のもう一つの魅力的光景は紅葉のシーズンです。
山が新幹線にもっともせまっている地域といいましょうか、鈴鹿山脈の低い地点を新幹線が通過する地点といいましょうか、低い山々の紅葉の中を新幹線が走るのです。
山間の町や村の街路樹、学校をとり囲む木々がとてもきれいに紅葉します。
京都周辺の低い山々の紅葉とよく似た山の風景です。

山間の平野には田畑が実り、素朴な町や村があり、その家々は瓦ぶきの、いい家です。
あまりの紅葉のきれいさに、この世のものともおもわれません。当方は<夢の地域>と呼んでいます。
そういえば、紅葉だけでなく、桜の季節も、吉野山のように、その山々の中腹に点々と桜がさいて、幻想的絵巻物を展開するのです。


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湖東三山の旅 -2-


この地域に住んでいる方は、その地域を<夢の地域>と思っている人がいるなんて、夢にも考えたことないと思います。
当方は、いまの仕事を引退したら、この地を訪れて、今持っている<夢の地域>のイメージを写真にしてみたいと思っています。

今やればいいとおっしゃるかもしれませんが、200km/hrで20分くらい走る広い地域の四季の朝昼晩の印象を総合して<夢の地域>といっているので、1ポイントの写真でそれを表現するのは容易でありません。 
この地区には特に観光地として有名な所はありません。
その試みはとても時間と労力がかかりそうです。いまそれをやる時間はありません。

長々と書いたわけは、湖東3山はこの<夢の地域>のそばであり、よく似た地形であるからです。
実際に行ってみて、ひょっとすると、<夢の地域>と湖東3山の状況は同じではないかとも思えるのです。
でも、将来の夢が、そう簡単に実現してしまっては面白くありません。
<夢の地域>の、一年の印象を、たった一日の湖東3山の印象で決めないで、両者は同じであるか、いや違うのか、それは将来の宿題として残しておきましょう。

イントロはいっぱい文章を書きましたが、湖東3山はなるべく文章を少なくして、唯々、美しい写真を載せましょう。
一緒に<夢の地域>かもしれない所を散歩しましょう。

湖東2
<永源寺入口>
湖東3山よりさらに南の永源寺からスタートです。

湖東3
<愛知川渓谷>
永源寺は琵琶湖にそそぐ川をさかのぼった所にあるお寺です。

湖東4

湖東5
永源寺の入り口をはいって、目につくきれいな光景を撮りながらお寺に向かいます。

湖東6
黄色い紅葉が緑の中に混じりこむ山の雰囲気は<夢の地域>の雰囲気です。

湖東7


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湖東三山の旅 -3-


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黄色いモミジが主体で赤いモミジが混ざります。

湖東9

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山門を過ぎると本堂の入り口です。

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湖東三山の旅 -4-


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本堂の屋根と紅葉の対比は日本DNAにしみ込みます。

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苔と紅葉の対比も日本です。

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瓦と紅葉の対比はとても、とても素敵です。


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湖東三山の旅 -5-


湖東23

こんなモミジの前のバス停から、湖東3山の最も南にある百済寺(むかしはクダラデラ、いまはヒャクサイジと呼ぶ)にシャトルバスで向かいます。
このシャトルバスは100円、今日で今季は終了だそうです。

湖東24

百済寺はこの地域に住んでいた渡来人、百済人の人達のために聖徳太子が作ったそうです。 
バス停から森の道をテクテクあるいて百済寺に着きます。とてもいい森の道です。

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<百済寺の入り口、赤門>

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自然いっぱいのお寺への道です。
ゆっくりゆっくり歩きます。


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湖東三山の旅 -6-


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森の道から、さらにゆるい階段を上って、百済寺の本堂へ。

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百済寺の山門(仁王門)はなぜか巨大なワラジが飾られています。

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百済寺の本堂(国宝)が見えてきました。


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湖東三山の旅 -7-


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振り返れば、山門の屋根とモミジのコンビネーションが日本DNAを幸せな気分にさせます。

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<阿弥陀如来坐像 (あみだにょらいざぞう)>

本堂の2体の観音様は特別公開。垣間見る観音様はとても、とても魅力的です。

湖東38
<如意輪観音半跏像 (にょいりんかんのんはんかぞう)>

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道端の水の流れに浮くモミジ

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湖東三山の旅 -8-


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また森の道を通って、バス停までもどります。

前を行く2人のおばさん達は、とてもいい人達でした。
モミジの葉を拾いながら、きれいだきれいだ、道を歩きながらきれいだきれいだ、バスのなかでは今日はなんていい日なのだと会話しています。
心から楽しんでいる、仏さまのような人たちだ。
おもわず写真をとってしまいました。自然の中に溶け込んでいるでしょ。

黄色いモミジばかりだとか、どこどこのモミジの方がきれいだとか、なんとかというお土産はどうしても買わなければとか、何処何処はもう行った、こんどは何処何処に行くとか、歩く人の会話が耳に入ります。
とても悲しい浮世の会話が多いのです。

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さあ、百済寺のバス停から金剛輪寺に向かいます。

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金剛輪寺は奈良時代に作られた古いお寺。
金剛輪寺では赤いモミジが増えます。
入口からすぐのところにある庭園(名勝庭園)では、庭園ですから演出された自然という部分もあります。
でも湖東3山のお寺は天然の自然が全体を支配しているお寺であるところが魅力なのです。

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入り口近くの庭園から本堂までの道のりが半端ではありません。
このあたりはまだみなさんしゃべりながら歩いているのですが、そのうち、道端に座り込んでいる人々が現れます。
座り込んでいるのは、大体が東京方面からきている人のように見えます。
関西弁でしゃべる人々は、平気でどんどん登って行きます。

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途中の、脇道をはいったお堂(地蔵堂)の夕日に輝くモミジを見つけて、いっぱい写真をとりました。
ZEISSレンズの魅力を感じてください。

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<金剛輪寺、地蔵堂>

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階段を上りつめたところに本堂(国宝)と三重の塔があります。

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もう夕方です。<夢の地域>に似ている山々は夕暮れの中に消えようとしています。


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湖東三山の旅 -13-


湖東73
<金剛輪寺、千体地蔵>

湖東3山を結ぶシャトルバスは一時間に一本です。
一つのお寺を一時間で終了しないと、一時間待たねばなりません。
金剛輪寺は上りがきついので、撮影しながら一時間で終了することは大変です。
一所懸命バス停に向かいます。


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<金剛輪寺、黒門>

念ながら間に合いませんでした。

湖東75

待ち時間はモミジのアップを撮ったり、お土産を買ったり。

湖東の名物、赤コンニャクを買いました。
以前、湖東を訪れたときに初めて赤コンニャクに出会いました。
最初は肉片のように赤いコンニャクはびっくりしました。でも、とてもおいしいのです。

京都に持って帰って食べましたが、腰が強くてとてもおいしい。
見た目を怖がらずに食べてみることを勧めます。鉄分が多いので赤くなるそうです。


湖東76

金剛輪寺で一時間遅れてしまって、湖東3山の最後、西明寺に着いたのは4時、一時間後の5時には最終便です。

もう薄暗く、撮った写真はほとんど使いものになりませんでした。
最後の夕日に輝くモミジの写真一枚だけを載せます。

駅に向かう最終バスは真っ暗な畑の道を走ります。
トトロのネコバスを思い起こす、どこまでも続く畑の中のバスです。

畑と山々、自然の中のお寺達。
そして、百済から来た人々はどう暮らして、1500年の間にどういう変遷を経て、現在に至っているのでしょう。
京都から1.5時間の距離にある、まったく、知らない世界にちょっと足を踏み入れた一日でした。


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プロフィール

山海旅人

Author:山海旅人
山海旅人
<南方から黒潮に乗って流れ着いた人の子孫と思われる>
趣味:おいしい魚をたべておいしいお酒を飲むこと。お魚の料理もいたします。海が近付くと元気になると人にいわれます。

座右の銘:<芸といふものは実(じつ)と虚(うそ)との皮膜(ひにく)の間にあるもの> 
実写とデフォルメの間に真実があるという意味です。

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