CP+1(Camera Photo Imaging Show)レポート

CP+1(Camera Photo Imaging Show)レポート

ちょっと割り込みます。
2月1日、土曜日、CP+1(Camera Photo Imaging Show)へ行きました。会場はいつものようにパシフィコ横浜で、大変盛況です。数年まえに行った時と比べると、女性のお客さんがとても増えていることと、ミラーレスカメラをもった人が多いことに気が付きます。ネットにミラーレスも落ち目だといわんばかりの記事が書いてありましたが、なにを言っているのでしょうかね? 記者というのはなにかいつも本質をはずれたことばかり言っています。入ってすぐのところにSONYさんがあり、きれいなモデルさんが、これまたきれいな生花のドレスで次々に登場するので、とにかく目立つブースです。自分のチップをもっていって、カメラを借りて、モデルさんを写すというサービスが主要なカメラブースでみな行われていて、大変盛況でした。当方はめんどうなので、自分のカメラでモデルさんを撮りましたが、大概のところで、自分のカメラでの撮影はご遠慮くださいといわれました。SONYさんはあまりうるさくなかったので○。

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SONYのフォトコン写真

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SONYさんは色々新しい試みが満載で、いちばん楽しいブースでした。ちっちゃなコンデジからWi-Fiでタブレットに画像をとばして、タブレット上で、ズームを操作したり、シャッターをおしたりできるのです。説明のお兄さんに、タブレット上で、三脚を使ってカメラの向きを変えたり、画質の調整もできるといいですねといったら、開発段階でそのアイデアはありましたとのこと。 つまり、当方の主張していたタブレットとカメラの交信はやろうとおもえば、すでに出来る段階に来ているということです。 次第にやりますとお兄さんはいっていました。頑張って、是非やってくださいとお願いしておきました。 

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カメラからスマホにとばして、ネット上のストレッジに画像をため込む仕組みも見せていました。 ストレッジに貯めたからと言って、すぐにカメラ本体の画像を消してしまうのは、ストレッジの保管体制は完璧でないのであまり推薦しませんといっていました。あくまで一時的バッファーの役目です。

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自転車につける小さなビデオカメラも楽しそう。

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本命のα99のコーナーで、熱心なお客さんと説明員の話を立ち聞きして、とても参考になりました。SONYでα99の試写をたのんでいるプロは風景写真にツアイスの24mmと135mmの2本だけ持ってゆくそうです(当方がいつもツアイス18mm と100mm macroの2本を持ってゆくのはAPS-Cだから、このプロさんのチョイスと全く同じなのだ)。これだけで十分だそうです。そうなのだ、風景写真はズームでなければいけないと思い込む必要はないのだ。ツアイスのズームを複数もつのはやはり重たすぎるし、おそらく画質は単焦点の方がいいからなのでしょう(ここは聞きたかったのですが、説明のお兄さんはいつもだれかにつかまっていて、聞くチャンスがありませんでした)。このプロさんはGレンズ(ミノルタの流れをくむSONYオリジナルレンズ)も使わせてくれと言っているそうです。その理由は、Gレンズはボケがいいと言うのが理由です。おそらく、さらに、ツアイスでは人を撮るに、場合によってはちょっと鮮明すぎるといっているのでしょう。説明員が言うには、ツアイスは解像、ピント第一主義で、Gレンズは光を集めることを第一としているので方向が違うのだそうです。よくわかりませんが、なんとなくわかります。とってもいいことを聞きました。ネットでもプロがボケをねらうなら、Gレンズしかないと言っているのを読んだことがあります。なにかとっても目から鱗のようにすっきりとわかりました。 α99を覗くと、やっぱり魅力的です。

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もう一つフルサイズコンデジ、サイバーショットDSC RX-1を覗いたら、なんとも素晴らしい。SONYはカメラを違った視点で見ているので一番楽しいブースです。

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パナソニックを通りかかったら、ミラーレスの撮り方のトークをしていました、聞いていると、当方はとんでもない間違いをしていることに気付されました。 受光面の小さいマイクロフォーサーズは絞りすぎると解像度が落ちるというのです(後で出てくる回折ボケ)。そんなこと知らなかった。どうやらデジタルでは絞りすぎはいけないというのは常識らしい。なんということだ、知らない事ばかりだ。ニコンオールドズームでピントが合わなかったのは絞りすぎかもしれない。

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ニコンではD800とD600の使い分けの話をしていました。カメラをかりて試写をする人がいっぱいです。ニコン以外のカメラでモデルを撮ろうとすると、文句を言われます。当方の中でニコンは、新宿御苑オールドズーム事件で、現状拒否反応が起きています。ニコンは×。

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キャノンにも表敬訪問。ここではモデルに自分のカメラを向けるそぶりすらできません。 キャノンカメラで撮った写真の展示が結構なスペースをとっていました。でもキャノンで撮った写真はどれも当方の好みでない。というか何も心が無い。人が写真を撮っているのではなくて、カメラが写真を撮っている。キャノンも×。 

ハッセルブラッドのブースはかっこいい。なんで、海外の方がいいセンスしているのだろうか。この小型カメラ、ルナのとんでもなくかっこいいこと。とにかく軽い(本体で420gあるのでかるいはずないのですが、軽く感じるから不思議)。軽くてかっこいい日本のカメラがありますか? 但し、50万円あたりになりそうです。ドイツの、完璧なものを作って、当然、相応の値段をつけるというやり方に脱帽。

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ペンタックスはなんとも下手くそなプレゼンで、モデルさんは出てくるものの、ただ商品を羅列するだけ。ペンタックスはこうなのだという主張が見えないし、新商品もない(海外発表のあった高級コンデジMX-1が展示されて話題になっていたそうですが、興味もないし、見落としました)。リコーと一緒になって何が生まれるのかも全く見えない。ただ並列的にプレゼンされるだけ。ペンタックスQ10のエヴァンゲリオンモデル、カラバリだけが目立っていました。ニコン、キャノンのメジャーが嫌いな人と、単にカワイイと反応する女の子の為のペンタックスになってしまったのか。 当方は決してこの路線を否定しているわけではありません。 いいとおもいますよ、ただ当方の方向からずれてきたと思っているだけです。一つだけ希望はリコーGXRをやめるそぶりが無く、ちゃんと登場していること。こんなに新機種なしでもGXRをやめないでいるということは、ペンタックスとリコーの最初の融合製品はGXRのnext generationかもしれない、フルサイズを含んだ。と、一抹の希望をもってしまう。 ペンタックスがあわててフルサイズ一眼の開発をしていることはまちがいない。その路線というよりは別路線でGXRに次なる展開があると考えられるのです。このあまりの静けさが、何か起きることを暗示しているのか? ペンタックスの最後の良心に期待しましょう。

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あとは殆ど、富士フィルムXマウントカメラのトークに入り浸りでした。自称、アザラシの写真とホタルの写真では世界一という、小原玲さんのトーク(好きなものが一番美しく写るカメラX-Pro1, X-E1に出会って)はとっても印象的。子供の純粋な好奇心がどんどん面白いことに夢中になるように写真を撮りなさい。既存の概念で埋まった頭で写真を撮ってもしょうがない。みんなで、決まったように、同じ対象を取り囲んで、デカいズームで連写する、これでいいのでしょうか。 子供の心で撮るものを見つけましょう。35mm一本で、それを開放にして、ズーとよってその気に入ったものを撮るのです。
彼のカメラバックには使いこんでよれよれになった富士フィルムX-Pro1、2台とX-E1、1台。 フジノンの単焦点が数本に、ライカの超望遠レンズ、テリート(よくわからないのですが、胴体をはずして2分して持ち歩ける、400mmとんでもなく暗いオールドレンズ、安いので楽しそう)がおさまっている。
1)肥大化したデジタルカメラでなく、軽い富士フィルムXカメラが自分の心を自由にし、相手の心もとらえることが出来る。撮ったアザラシの表情の自然さがそれを示しているとのこと。 2)ローパスレスの富士フィルムXカメラの解像のよさは抜群である。撮ったアザラシの髭の細さは抜群。3)ホタルを撮り続けてきた、ホタル撮影で世界一を自称する者として、富士フィルムXカメラの高感度特性はデジタルカメラで一番である。ISO6400までで、富士フィルムXカメラを超すカメラは無い。
このプロのトークは信頼できます。どうも、富士フィルムXカメラは本当に画質が優れているようだ。当方はあくまで、他社のレンズとの相性で苦労しているので、素直にフジノンレンズを使えば、問題なく一番の画質を得ることができるようです。X-Pro1に比してX-E1はEVFオンリーなので、高速の瞬間をとらえることは無理で、素通しのファインダーを取り付けて、対応しているといっていました。
 つぎのプロのトークはライカ使いのスナップ写真家、塙 真一さんの話です(カメラが変われば、写真は変わる、 Xシリーズの使い分け)。富士フィルムX-E1によるEVFファインダーを見ながらの撮影は、おもわず本気モードになってしまう。一方でコンデジの富士フィルムX20ではアバウトモードでスナップ写真を撮ることになる。このような小さいカメラは撮られる人に反発を受けないので、スナップにはとってもいい。
なんとも驚いたのは、小さな富士フィルムX20で撮影したものを全紙サイズに印刷しても、まったく動ずることなくきれいな絵であることです。最新鋭のコンデジX100Sはさらに画像処理エンジンが改良されて、先に述べた絞り込み時の回折ボケやレンズ周辺部のわずかなボケを補正する“点像復元処理”を行うことで細部まで高い解像感が得られるそうで、新開発EXR Processor IIが、高い評価を受けていました。この画像処理エンジンはまだX-E1には搭載されておらず、そのうちX-E1にも搭載されるでしょうとのことでした。       
当方は当分スナップ写真を撮るつもりはありません。これをやりだすと、通常の生活すべてが写真の対象となるので、完全に写真に埋没することになります。危ない、危ない。富士フィルムのX20やソニーDSC RX-1はなんとも魅力的ですが、当分、ライカ・スナップカメラマンにはなりません。

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さて、タムロンのブースはとても繁盛していました。シグマのブースはとっても魅力的な女性がカタログを配っていました。若い人に写真を撮らせてあげて、かわりにカタログを持ってゆかせるという寸法です。当方ははじき出されて、とうとう一枚もまともな写真がとれませんでした。

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今回の展示会でもう一つ目立つことは、カメラ自体ではなく、その周辺の技術に関してとっても高い関心が集まっていることです。もう皆さんカメラはもっているので、応用編が知りたいのです。ライティング用品のNISSINコーナーではモデルさんを使ってプロがライティングの極意を伝授していました。モデルさん撮り専門の中年カメラマンがわんさと集まって、熱心に、話をきいているのか、モデルさんを撮っているのか、両方かです。カメラに付けた無線装置で、離れたところのフラッシュをコントロールして撮るやり方は、とても参考になりました。白壁にフラッシュを反射させるだけで、相当なライティングのバリエーションを得られます。フラッシュを三脚に固定して、カメラが自由に位置を変えられるのでこれができるのです。

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もう一つはSILKYPIXのRAW現像コーナーで、これもみんな真剣に聞いていました。当方にもとても参考になりました。やはりモニターの調整に関して、皆さん苦労しているようで、結局、難しくてなにをいっているのかわかりませんでした。ほんとRAW現像は大変そうです。やれやれ頭が痛い。

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一般の方の写真が山ほど展示されていました。カメラマンが自分の写真の前でお客さんと会話する、我々の世界ではポスターセッションといわれるやつです。それぞれに、自己主張があって、一生懸命で、とっても、どれがいいだの悪いだの言うことできません。特に足を止める写真はありませんでしたが。
12時から17時まで立ちっぱなし、大変疲れましたが、とても参考になりました。これから自分はどのように写真を撮っていったらいいか、がぜん定まってきたのです。陶芸のほうもスランプから何か方向が見えてきました。写真もこれと連動して方向が見えてきたのです。その点はまたいつか話しましょう。 
フジノン35mmを買わねばならないのか、フジノン14mmが絶賛されています。ツアイスの28mmも欲しいし。Gレンズのボケか。GXR,Kマウントフルサイズはなんとかならないのか、FマウントをやめにしてやっぱりAマウントか? ブツブツ。今日は9800歩、1万歩わずか足りないが、まあよしとしよう。
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山海旅人

Author:山海旅人
山海旅人
<南方から黒潮に乗って流れ着いた人の子孫と思われる>
趣味:おいしい魚をたべておいしいお酒を飲むこと。お魚の料理もいたします。海が近付くと元気になると人にいわれます。

座右の銘:<芸といふものは実(じつ)と虚(うそ)との皮膜(ひにく)の間にあるもの> 
実写とデフォルメの間に真実があるという意味です。

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