散歩から、小さな旅、大きな旅まで、写真をどんどん載せます。一緒に歩いているように

自然教育園日記 その115 春の花達

自然教育園日記 その115 春の花達

2018-3-24~4-10
今年の春は、寒い期間から急激に気温が上がったことで、自然教育園では色々な花の開花が早まり、北国の春のように一斉に花だらけになりました。といっても、開花の進行は花により少しずつ様相が違っています。例年と違って、同時に開花したり、順番が逆になったり、勢力分布が変わったり、とにかく忙しく撮影に明け暮れました。

計12日間、いろいろな機材で花を撮影しました。膨大な絵の中からどの機材で撮影した絵が選ばれたか、これはとても重要なことです。
1、スミレと桜の組み合わせを何度もとりました。結局、当方の最も古くから付き合っている、原点であるZeiss Planar 100mm macroとZeiss Distagon 18mmが選ばれました。100mm macroは数あるマクロ撮影から、この美しさ、繊細さ、やさしさからどうしても最終的に選ばれてしまうのです。
2、桜の花筏をスローシャッターで流す撮り方を3日にわたってトライしました。結局Zeiss Batis 18mm、APS-C仕様(実質24mm)で撮った絵が選ばれました。流れる花筏は適当な広がりを要求したようです。
3、イチリンソウ、ラショウモンカズラ、シャガ等を色々撮りました。今回は広角接近撮影で極端にアンダーにして、LED懐中電灯で少数の花をスポットライトする手法を試みました。やはり12mmの接近撮影のデホルメの迫力が面白い。しかし旧型フォクトレンダー12mmはどうしても色がダルになる。このために新しい広角レンズを購入しようと思い、どれにしようかさんざん迷いました。こんな時、改良型のフォクトレンダー15mmがかなり安く6万円弱の中古が出たので、これを購入。絞り込んでパンフォーカスにし、そのかわり超アンダーにして、LED懐中電灯で対象をスポットライトする手法を15mmでトライを続けています。色はだいぶ良くなりました。15mmはとても使いやすいレンズです。しかし、色のよい12mmも欲しくなりました。超広角レンズとの奮闘は現在の中心課題です。今日も中国製、韓国製、日本製の単焦点超広角レンズを秋葉原のヨドバシカメラやシュミットでいじりまくりました。また後程書きましょう。

なんで、ボケボケ写真からパンフォーカス写真に移ったのか。ネット情報を追いかけると、どうやら中判カメラは絞りこんで、パンフオーカスで画面いっぱいを使う撮り方が向いているらしいのです。中判カメラを買うとしたら、そのような撮り方でどんな具合の写真になるか試したいということです。 元をたどればルドン展からのヒントで画面全体を中心課題とするという方向に魅かれたからです。いまのところ超広角レンズでぎりぎりまで絞り込むことでこの方向を追っています。

2018-3-24
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Sony alpha7RIII+Zeiss Planar 100mm macro

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Sony alpha7RIII+Zeiss Distagon 18mm

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Nikon1 V3 + nikon1 70-300mm

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Nikon1 + nikon1 70-300mm

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Nikon1 + nikon1 70-300mm

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Sony alpha7RIII + Sony FE 70-300mm

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Sony alpha7RIII + Sony FE 85mm F1.4

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Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 18mm

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Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 18mm

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Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 18mm

やっとこBatis 18mm F2.8 が活躍しました。

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Sony alpha7RIII + Zeiss Distagon 18mm イチリンソウ

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Sony alpha7RIII + Sony FE 85mm F1.4

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Sony alpha7RIII + フォクトレンダー12mm

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Sony alpha7RIII + フォクトレンダー12mm ラショウモンカズラ

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Sony alpha7RIII + Sony FE90mm macro ツボスミレ

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Sony alpha7RIII + フォクトレンダー15mm

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Sony alpha7RII + フォクトレンダー15mm  シャガ

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Sony alpha7RII + フォクトレンダー15mm

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Sony alpha7RII + フォクトレンダー15mm ヤマブキ

こんな絵がこれから狙う写真かもしれない。




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アート考察 その9 オディロン・ルドン展と中判カメラ

アート考察 その9 オディロン・ルドン展と中判カメラ

2018-3-20
当方はルドンをごく一部しか知らなかったのです。今回の展覧会により初めて真面目にルドンと向き合いました。

ルドンはどれほどの知名度があるのかわからないのですが、三菱一号館美術館のルドン展は空いてもいなく、混んでもいなく、ハイセンスの若い方から、手が震えてやっとこつえをついて歩く老人まで、よく理解していそうな方から、なにげに暇だから来たと思われる方まで、表現の難しい展覧会でした。ルドンの何が人を引き付けるのか? どんな人を引き付けるのか?

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三菱一号館中庭

当方には相当なインプレッションを与えました、といって有頂天に感激したというのではなく、密かに涙を流したのです。ルドンは5つ6つの顔を持ち、とても一言では言えない、表現のむずかしい画家であるのですが、そのいくつも顔が一つの何ものかのインプレッションを与えるのです。とても複雑な味が長く密かに脳裏に残り続ける料理のような。幸せでもなく、不幸でもなく。愛でもなく憎しみでもなく。天国でもなく、地獄でもなく。

当方はとてもルドンを言葉では語れない。ルドンは当方のクリエイションにいくつものアイデアを与えました、その具体的なアイデアを語ることでルドンを表現してみましょう。

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第4章 ドムシー男爵の食堂装飾<黄色い背景の樹>

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三菱一号館美術館コレクション ドムシー男爵城館・装飾 <グラン・ブーケ>


のっけから、カメラの話しで、芸術の品格を落としてしまうかもしれませんが、正直にその時の印象を語りましょう。なんとルドンの絵は当方に中判カメラの意味を教えてくれました。
中判カメラの意義は、単純に画面が大きいことなのです。画質がいい、階調性が高い、ノイズが少ない、ボケが大きい、そんなことはどうでもいい、絶対的な意義は画面が大きいことそのものなのです。
CP+2018でだれも中判カメラの意義を教えてくれませんでした(画面が大きいことはあまりに当たり前で、言わなかったのかもしれせんが)。そこで、ずっと考え続けていました。だれも教えてくれないなら、とにかく買って自分で答えを探すしかないと思い始めていた矢先、ルドン展に答えがありました。

中心課題が真ん中にあって、それを取り巻く背景があるというよりは、ルドンの絵の多くは、<画面全体が中心課題>なのです。当方が花を撮るとき、例えば一つ前のブログのカタクリの花を撮るとき、カタクリの花を中心課題として、それをいかに美しく表現するかと考えて撮っています。カメラのファインダーは小さい、よって伝えたい主題を一点に絞って、これをどう伝えようかまたは表現しようかと考える癖がついています。これが悪いというのではありません。しかし、中判、大判と画面が大きくなるにつれて、画面全体を余裕を持って見ることが出来ます。あるいはそうしようとする心が生まれます(心が生まれるということはとっても大事なポイントなのです)。<画面全体を中心課題>と考える余裕が生まれます。大きなキャンパスにむかう画家に近づいてくるのです。
ファインダーが小さくなるとその逆の現象が起きます。対象を真ん中に入れて、それさえ撮れればいいと思うようになるのです。

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第3章 植物学者アルマン・クラヴォー <若き日の仏陀>

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第4章 ドムシー男爵の食堂装飾<ドムシー男爵夫人の肖像>

このような人物中心とみえる絵もその背景は尋常ではありません。<画面全体を中心課題>としていると思えるのです。

この背景はどこから来ているのでしょうか?

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第1章 コローの教え、ブレスダンの指導 <べイルルバードの小道>

彼の故郷で子供時代から刷り込まれた空にあるように思います。その空は決して空と雲の表現というのではなく、複雑な色の変化で表しています。当方にはとっても共感できる空なのです。
同時にこの子供時代に刷り込まれたもう一つの、さらに重要な画像は木です。上の絵もそうですが、ルドンの木の捉え方は特徴的です。しかし、当方には少しも不思議ではありません。

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第1章 コローの教え、ブレスダンの指導 <青空の下の木>

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第2章 人間と樹木 <キャリバンの眠り>


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第2章 人間と樹木 「夢の中で」 表紙=扉絵

ルドンの木と空の表現はその後も形を変えてはいるものの、本質は一生続きます。

この時に、ルドンは、植物も動物も自然全体を同質の生命体としてとらえているように思えるのです。

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第5章 「黒」に棲まう動植物 「起源」II. おそらく花の中に最初の視覚が試みられた

この捉え方が突然、具体的な表現になるのが、植物学者アルマン・クラヴォーとの交流から生まれた奇妙な絵の数々です。植物と動物は一体化します。

この手のルドン(これを<黒の時代>といいます)は理解困難で、喜んで見る対象ではないのですが、当方が700円もする以下のマグネットを衝動買いしたことが示すように、 なぜか、いやでも引き付けられてしまうのです。

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第5章 「黒」に棲まう動植物 「起源」表紙=扉絵

その晩、蒲団の夢なかで、ルドンの絵をどう表現したらいいか考え、恐ろしい考えに至りました。ルドンの絵は外界の見たものが投影された脳ミソを、脳ミソの中のこの目をもつ何者かが絵にしているのではないか。ルドンは見たものを描こうとしているのではなく、投影された脳ミソを描こうとしている。動物でも植物でもなく、自然は同質の何者かとして脳ミソに投影され、それをじっと見ている者がいる。

脳ミソの中にこのような目をした何者かがいると考えるとこれはさすがに狂気です。この考えは、うつつの現在も当方を狂気に駆り立てる恐怖を与えています。

この植物学者アルマン・クラヴォーは自殺しました。

ルドンはこの植物学者の影響で、顕微鏡下の世界に興味を持ったのです。当方は以前、草間彌生のブログで、顕微鏡下の世界に魅せられた画家としてルドンを紹介しました。現在のような科学が発達した時代ではありませんから、顕微鏡下の異次元の世界と自分の脳ミソの世界とが融合していった結果が、この時代のルドンの絵と思えるのです。

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第7章 再現と想起という二つの岸の合流点にやってきた花ばな <花々(赤い芥子)>

あまり注目されないであろうこの小さな絵に前で、当方は密かに涙を流したのです。  

当方は小学校の6年間、親戚の芸大の学生から絵を習っていました。しかし、中学に入ってからほとんど絵を描いていません。どう描くかさっぱりわからなくなった、それに絵より科学に興味を持ったからです。今は、何を描いたらいいか、なんとなく心にあります。しかし技術が無い。このルドンの絵を描く技術が当方にあったらどれほどすばらしいか、と悔しくて涙をながしたのです(悔しいというよりは、半分はこの絵の自然観があまりに素晴らしいので涙をながしたのですが)。表現したいのに表現できない、これは苦しいことです。

陶芸教室のスタッフの一人が当方に言いました。こんなやりにくい陶芸で絵を描こうとしないで、素直に絵画を描いたらいいんじゃないの? 

絵を描くのが怖いのです。自分の絵を見て、現状と目標とまでの長い長い距離と自分の寿命を考え、あまりの隔たりに絶望して、もう先に進めなくなるの怖いのです。

話をルドンが当方に与えたアイデアにもどしましょう。

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第3章 植物学者アルマン・クラヴォー 「夢想 (わが友アルマン・クラヴォーの思い出に)」IV かげった翼の下で、黒い存在が激しくかみついていたーーーー

ルドンの気味の悪い絵の数々を支えているのは、銅版画またはリトグラフの細い線描です。 線描は窯を使う工芸にはやりにくい表現です。焼成は線をぼやけさせ、鋭いエッジがボケます。当方は以前からこの細い線描を陶芸に持ち込むことにあこがれていたのです。刷毛で白化粧する、白化粧を刷毛でかきとるというような手法があることは知っているのですがやったことはありません。なんとかリトグラフのような細密な線描を陶芸に持ちこんで、これまでにない線描を描けないだろうか? このような命題を与えてくれました。これはただの線描でなく、ルドンの線描がせまってくるからこのような命題を生み出したのだと思います。

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第6章 蝶の夢、草花の無意識、水の眠り <蝶と花>

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第6章 蝶の夢、草花の無意識、水の眠り <蝶と花>

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第8章 装飾プロジェクト<タピスリー用下絵(背もたれ)>

晩年のチョウと花とその融合したモチーフを追った絵の数々と家具の絵柄の注文に対応した図面とが、当方の陶芸におけるモチーフのとりかたにヒントを与えてくれました。絵画でもなく、デザイン画でもなく、模様でもなく、ルドンの自然感の表現なのです。

この単純な図柄のバックに、幼少時代の自然とのかかわりあい、植物学者との交流、そして
純粋に生物学的な植物のスケッチを通じて植物を学んだ時代の影響が集約しています。

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第6章 蝶の夢、草花の無意識、水の眠り <宿り木の枝>

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第4章 ドムシー男爵の食堂装飾 <黄色い花咲く枝>

最後にこの絵を載せましょう。当方はこの絵の前で長い時を過ごしました。<画面全体が中心課題である>ことを考え、バックの複雑な表現が水面を反映したものなのか、彼の空を反映したものなのかわかりませんが、その空間への配慮は、自然全体を同等に生けるものと考えているのか、考えているのではなく脳ミソの反応をあの目が客観的にそのまま写し取っているのか?

当方は、その内、絵を描き始めるでしょう。それはあくまで、色立体の確立の為です。今の方向を変えるつもりはありません。

当方のクリエイションの原点である自然の見つめ方は、現在、スケッチでなく写真の撮影にあります。ファインダー全体を中心課題と考え、バックの空間までも、対象の植物や動物と同等な集中をもって絵作りをしてゆくことは明日からでもできる課題です。

ここまでは、ルドンに対する予備知識なく、展覧会からの印象で作り上げたルドンに対する当方の理解を書きました。

少し、カタログの記述を勉強して、付け加えてみましょう。カタログの記述はとても文学的で、科学者の当方には苦手な記述なのです。ルドンは当初、文学主題の寓意的表現として批評されていたようで、文学との結びつきが強調されていました(ルドン自身はこれに猛反発していたようですが)から、文学との結びつきからルドンを描こうとすることは自然ですが。

ルドンは印象派の発祥と同じころ生まれました。南フランスボルドーの近く、ベイルルバードの自然のなかで育ったのです。最初から美術関係の方向を向いていますが、大きな影響を与えたのは20才台の版画家ブレスダンです。この版画・エッチングは後々ルドンの絵の中核となります。しかし、彼は版画に時代と前後して油彩風景画を描いているのです。一時期、印象派のコローを師とし、自然の描き方を学んでおり、これも彼にとても重要な影響を与えていると思えます。コローが彼に言った<毎年同じ場所に行って木を描くといい><不確かなものの傍に確かなものを置いてごらん>という言葉は、生涯にわたり彼に大きな影響を与えているように思えます。

この2つのコローの言葉は当方にとってもとっても重要な言葉です。例えばルドンの  夫人の肖像画を見てください。バックの不確かな、しかも大きな空間と確かな夫人の肖像が共存しています。かれは<不確かなものの傍に確かなものを置いてごらん>という言葉を自分のものとして、ずっとそれに従っているのです。また<毎年同じ場所に行って木を描くといい>という言葉を自分のものとして、当方が涙を流した彼の晩年の花の絵の中に内在する自然観を生んでいると思えるのです。

植物学者アルマン・クラヴォーの影響を受け始めたのはもっと早い17才のころのようです。ルドンが50才の時にクラヴォーが自殺し、この後クラヴォーをしのぶ作品を多く残していることから、とても長い間クラヴォーの影響を受けていたと思われます。クラヴォーによりルドンは目に見えない世界へいざなわれました。クラヴォーにとっては顕微鏡下の科学的世界でしたが、ルドンにとってはもっと概念的、感覚的夢想の世界だったのでしょう。

眼のある植物あるいは植物と動物の融合、具体的には石版画集、<夢の中で>、<起源>、<夜><悪の華><夢想>等を描いた時代はおよそルドンの40から50才の間です。これをルドンの<黒の時代>と言っています。この理解するのが難しい世界はクラヴォーから受けた文化的洗礼、科学的洗礼、そして彼が取り込んだヴィジュアル・アート(グランヴィル、モロー、ゴヤなど)、文学(ゲーテ、ユーゴー、ボードレール)民間伝承、進化論、夢想論、催眠術、観相学等の科学とその周辺の疑似科学理論などが、ルドンの頭の中で融合した結果と考えられています。この<黒の時代>がまったく世界から遊離していたのではないことは、彼と親交のあったゴーガンが彼の石版画をもってタヒチに向かったことからもわかります。

<黒の時代>は彼がもっとも活躍した時期であり、作品数が多い時代です。当方にはルドンというと<黒の時代>の絵が頭に浮かぶのです。この時代は上述のように色々な要素がルドンのなかでまじりあっています。ルドンを語る多くの方が、文学との結びつきを入り口に語るのですが(このカタログの語り口も同様)、当方は文学にあまり詳しくないし、全くの自然科学者であるから、彼の<黒の時代>はどうしても科学的背景から見てしいます(よって、このブログには数あるルドンの文学的背景の絵がちっとも登場しません)。カタログの書き口ではルドンの科学的背景を疑似科学理論という言葉でかたづけていますが、この科学的体験がどのように彼に影響を与えたかは当方にはとても親近感を持って感じられるのです。

ルドンの絵を<画面全体を中心課題とする>という考え方を当方に与えたのは、ドムシー男爵との交流により描いた、ドムシー男爵の館の食堂壁画(装飾壁画)とドムシー男爵夫人の肖像に起因します。これはルドンが60才頃の話です。カタログの記述では、<伝統的は透視遠近法の規則を越えた先をめざし、このパースペクティヴの規則から自らの作品を自由にした>とあります。これは、くしくも以前に述べた、日本的画法あるいはチームラボの超主観主義に通じ、当方の中心的命題なのです。このルドンの方向を当方は<画面全体を中心課題>とするという表現で受けとめ、さらに中判カメラと結び付けて捉えたということは極めて自然なことでしょう。

黒の時代に続く、上記装飾壁画とそれとオーバーラップした時代<色彩の時代>の作品はカタログでは<蝶の夢、草花の無意識。水の眠り>と表現されています。ルドンは<意識的ディテールを組み合わせた暗示的世界>と表現していますが、当方にとってこの表現はなんのことはないコローの<不確かなものの傍に確かなものを置いてごらん>の言い換えと思えるのです。

さらにルドンは自ら描いた花について<再現と想起という二つの岸の融合点にやってきた花>と語りました。正直なんのこっちゃ分からない。コローの言った<毎年同じ場所に行って木を描くといい>という教えに従い作り上げた自分の自然観に、長い遍歴の後に回帰したと見えるのです。


花瓶に生けた花は55才から70才へ向けた晩年の中心的題材でした。

加えるに晩年の活動として装飾プロジェクトがあげられます。ドムシー男爵の装飾壁画の延長として、邸宅を飾る装飾画をいくつか作成しています。その中で、政府の注文で椅子のコブラン織の下絵を描いています。しかし見たところコブラン織ではルドンの微妙な色彩変化を表すことが出来ず、ルドンの花と蝶とその融合体のデザインがかろうじて表現されているにすぎないと見えます。

カタログの語り口ではプロフェッショナルなクリエーターに対するルドンの影響は決して少いものではないようです(実際当方にも大きな影響を与えています)。しかし、一般大衆には同じ印象派でもルドンはルノワールほどの知名度はないと言えます。印象派の絵を買いにヨーロッパに渡った日本画家の土田麦僊が、その時買ったルドンの絵をルノワールの絵を買うために売ろうとしたが、どうしても手放すことが出来なかったというエピソードがルドンの微妙な位置づけを示しているように思えるのです。実際に日本ではルドンに関する展覧会はそう多くありません。よって、この複雑な作家を理解するには、今回のルドン展は貴重なチャンスと思います。

この展覧会の<ルドン―秘密の花園―>というタイトルは三菱一号館美術館が所有する中核的コレクション、ルドンのパステル画<クランブーケ(大きな花束)>が原点にあると思います。しかし、このタイトルがこの展覧会に適切な表現だろうか? と言って、いかなるタイトルが適切か当方には思いつきません。<脳細胞を見つめる内在する目>といったらだれも見に来ないでしょう。 なにあともあれ、とても内容の充実した展覧会です。色々考えながら一周すると最後には疲れ切るほどでした。5月20日までやっています。推薦です。

掲載写真は、撮影OKの部屋での撮影画像と、カタログからのコピーです。当方の考えを表現するために使わせていただきました。ご容赦のほどお願いします。

自然教育園日記 その114 春の足音 その2 (18mm~135mmレンズで花撮り)

自然教育園日記 その114 春の足音 その2 (18mm~135mmレンズで花撮り)

2018-3-1~3-17
ユキワリイチゲを追ってカタクリの花が咲きます。

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Sony alpha7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5

偶然に太陽がカタクリの花のバックに入りました。この線でさらにいい絵を撮ろうとその後も試みたのですが、この丁度いい位置のカタクリの花の元気がなくなって、この偶然はこれでおしまいになってしまいました。

花の個体x花の状態x周囲の状況x天気x光xカメラxレンズx撮影条件x撮影アイデアx撮影者体調 少なくともこれだけのファクターが絡み合って一つの写真が撮られるのです。一つのファクターに少なくとも3条件あるとしても3の10乗=約60000通りの可能性がある。1シーズン6日, 1日に100ショット撮ったとしても全ての可能性を試すには100年かかります。毎年同じようなことをしているようでも意味あることなのです。毎シーズン撮っても撮り足りないのです。

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Sony alpha7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5

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Sony alpha7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5

Sony alpha7RIII + Canon FE 85mm F1.2 Lのボケ写真はどうでしょうか。このレンズはいい色を出しますね。

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Sony alpha7RIII + Canon FE 85mm F1.2 L

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Sony alpha7RIII + Canon FE 85mm F1.2 L

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Sony alpha7RIII + Canon FE 85mm F1.2 L

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Sony alpha7RIII + Canon FE 85mm F1.2 L

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Sony alpha7RIII + Canon FE 85mm F1.2 L

次に、めずらしくSony alpha7RIII + Leitz Tele-Elmar 135mm F4.0を使ってみます。Leitzの不思議な力を期待して。

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Sony alpha7RIII + Leitz Tele-Elmar 135mm F4.0

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Sony alpha7RIII + Leitz Tele-Elmar 135mm F4.0

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Sony alpha7RIII + Leitz Tele-Elmar 135mm F4.0

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Sony alpha7RIII + Leitz Tele-Elmar 135mm F4.0

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Sony alpha7RIII + Leitz Tele-Elmar 135mm F4.0

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Sony alpha7RIII + Leitz Tele-Elmar 135mm F4.0 アオイスミレ

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Sony alpha7RIII + Leitz Tele-Elmar 135mm F4.0

スミレはこれからが勝負です。とかいっているうちにもう桜の開花が報じられました。足音ではなくて、すでに季節は春です。

Zeiss Distagon 18mm F3.5はヘリコイド付レンズアダプター
Canon FE 85mm F1.2 Lは接写リング
Leitz Tele-Elmar 135mmはヘリコイド付レンズアダプターと接写リング
を使って接近撮影しています。これらのレンズはレンズだけではこのような絵は撮れません。念のために。皆それぞれ面白い絵をつくりますね。


2018-3-18 さらに追いかけます

Sony alpha7RIII + Sony FE 90mm macro + 接写リング で超接近撮影。以前CP+2018レポートでご紹介したLAOWA 60mm F2.8 Ultra-Macroですと接写リングを付けないで、超接近撮影が出来るので魅力的ですね。

次にSony alpha7RIII + Sony Sonnar T 135mm F1.8+ 接写リングでボケ写真を狙います。Sony Sonnar T 135mm F1.8はとんでもなく重たいという問題点以外はとっても魅力的レンズです。この問題が無ければ、頻繁に使いたいレンズですが、事実上重たくて無理。このレンズと格闘したあとにminiBORG 55FL250mmに付け替えると、とっても軽く感じます。
望遠かつ大口径レンズが理論的にはもっともボケを作りやすいとされているのですが、接近撮影は無理でした。しかし、接写レングでSony Sonnar T 135mm F1.8をマクロ的に使えるようになりました。

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Sony alpha7RIII + Sony FE 90mm macro + 接写リング ヤマルリソウ

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Sony alpha7RIII + Sony FE 90mm macro + 接写リング

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Sony alpha7RIII + Sony FE 90mm macro + 接写リング

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Sony alpha7RIII + Sony FE 90mm macro + 接写リング

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Sony alpha7RIII + Sony 135mm F1.8+ 接写リング

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Sony alpha7RIII + Sony 135mm F1.8+ 接写リング

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Sony alpha7RIII + Sony 135mm F1.8+ 接写リング

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Sony alpha7RIII + Sony 135mm F1.8+ 接写リング

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Sony alpha7RIII + miniBORG 55FL 250mm  コブシ+ヒヨドリ

ヒヨドリがコブシの花を食べ始めました。コブシの花も食べごろがあるようです。なんとかコブシとヒヨドリ飛び鳥を撮りたいのですが、なかなかチャンスに巡り合えません。



  

CP+2018  今年もSony α7RIII vs 中判カメラ、フジフィルムGFX-50S

CP+2018  今年もSony α7RIII vs 中判カメラ、フジフィルムGFX-50S

今年のCP+は以下の3つにフォーカスして情報収集しました。
1、ソニーαの活用へのヒントと最新情報
2、交換レンズ、特に中国製レンズの情報
3、フジフィルム中判デジタルカメラ、GFX 50Sは買いか? 買いのタイミングはいつか?

1、ソニーαの活用へのヒントと最新情報
昨年のCP+2017に続いて、柏倉陽介が写真を撮り、この光景を打田武史がプロモーション動画とするという、コンビの講演を聞きました。今度は小笠原での撮影です。写真は当方と同じ、Sony α7RIIIでの撮影。柏倉氏のネーチャーフォトがSony α9ではなくSony α7RIII 中心に撮影されていたことに、成熟したSony α7RIII への信頼を感じました。やはり高画素数とAFや連写の高速化、そして高感度特性の向上がこの成熟・信頼を生んでいることが感じられます。これは当方のSony α7RIII に対するこれまで使ってきた感想と一致します。Sony α9はまだ初期トラブル/練れていない部分が取りざたされており、もう少し待ちましょう。現状、ハイアマ用カメラはニコン・キャノンと比較してもSony α7RIIIがベストバイと思います。
残念ながら、Sony α9のプレゼンは聞けませんでした。プレゼン自体がとても少なかったように思うのです。Sony α7RIII より前に発売されているのに、これも不思議です。現状では、ソニー自体があるいは写真家がSony α7RIII の方をより信頼しているのかな??

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柏倉氏は目的地に行く途中で何気なく撮った写真であるが、これがベストショットと言っていましたが、当方もこのような写真が最も好きな写真の一つです。

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柏倉氏はシーカヤックで撮影、打田氏がそれをドローンにSony α7RIIIを載せて撮影しています。柏倉氏のスチール写真と、打田氏の動画がほとんど同じ画質・色調で表現されることを打田氏が称賛しています。

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ドローンによるフルサイズ撮影

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Sony α7RIIIの機動性を称賛するショット。

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小笠原に行きたいな。片道、船で25時間を乗り切る意欲が無くならない内に。

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これは高橋裕也氏のポートレート作品の一枚。Sony α7RIIIの白の階調性のメリットを追っています。

2、交換レンズ、特に中国製レンズの情報

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当方は中国製のLaowaに大変興味があります、当方はまず最初にこのブースを尋ねました。会社の設立者は熱心なフォトグラファーたち。マクロ撮影が大好きで自分たちの欲しい最高のマクロレンズを作るために2013年に会社を設立しましたとあります。こんなレンズがあったらいいなと思うレンズをLaowaが作っているのです。中国製レンズ、サムヤンと違って、Laowaは高品質・高価格帯をねらっています。
いくつかの広角レンズ、15mm F4, 15mm F2, 12mm F2.8, 3本を発売しています。ソニー・フルサイズマウントもあります。当方の興味はどこまで被写体に近づけるかです。ソニー・マウントでワーキング・ディスタンス(レンズ前面から被写体までの距離)は15mm F4が0,47cmと圧倒的に近寄れます(Wide Macroという名前がついています)。これは実際にブースで確かめました。15mm F2, 12mm F2.8はいずれも5cmくらいで、これも他のレンズよりは圧倒的に近寄れますが、なんといっても15mm F4の0,47cmが魅力的。ほとんど被写体とレンズは接触する状態まで近寄れます。シフト機能搭載も搭載しており、デストレーションをまっすぐに修正できます(当方はシフト機能に興味ありません、広角レンズはデストレーションがあるから面白いのです)。 他の2つはシフト機構無しで、極めてZEROに近いディストーションをうたっています。マクロレンズも面白い。60mm F2.8 MACROはマクロ撮影で、0.1倍から2倍(1:2)の範囲で撮影可能。エクステンションチューブやテレコンバーターを使用しなくても倍率を可変でき、シチュエーションに合わせ瞬時に倍率を変更できます。これも、これまでのマクロの問題点を解消しています。遠景、マクロ、さらに超マクロまでを切り替えることができるのです。マクロは遠景がまともに撮れないので、遠景が撮れるマクロを探しまわったこと、またマクロが不十分でさらに接写リングを付けたりはずしたりして撮影したこと等々これまで当方が苦労してきたことが、これ一本で解決できるかもしれません。105mm F2 ‘The Bokeh Dreamer’は魅力的ボケをたたき出すアポダイゼーションフィルターを持ち、フィルターをかましてもF3.2と明るく、10万円切る値段で買える。ちなみに、ソニーのアポダイゼーションフィルター付きレンズ、FE 100mm F2.8 STF GM OSS.は14万円、フィルターをかますとF5.6と暗い。

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LAOWA 15mm F4 Wide Angle Macro with Shift

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さらに面白いのは、ファイバースコープから生まれたRelay lens。最大撮影倍率が2倍。その長い形状から撮影の難しい場所、例えば岩のすきま、アリの巣などを撮影できます。また水中の撮影も可能。防水キャップの先端にはLEDライトが付いています。
当方ばかりでなく、結構、ヒトが集まっていました。中国製だからと毛嫌いしないで、内容が面白ければ人は集まるものだと思いました。


つぎはZeissのブース。まずは、かわいいお姉さんが持つ3Dビュアー(と思うのですが)で客を集めています。 当方は興味ないので通り過ぎ。Zeiss はTouit, Loxia, Batis, Milvus, Otusと並びます。Milvus, Otusはソニーマウントが無いのですが、ニコンマウントこそが、ヘリコイド付レンズアダプター(KIPON N/G-S/E Mレンズアダプター)を用いた超接近を可能としてソニーミラーレスで活躍できるのです。しかし、手に持って、値段は無論、その重さに最初から戦闘意欲を消失。Touit、3種はすでに全て持っていて、非常に満足しています。 ソニーマウントAFであるBatisは18mm を買いましたが、いろいろ疑問があって、現在その後、25mmへの展開計画がスロ-ダウン。今回は以前興味なかったLoxiaを重点的にいじりました。21mm, 25mm, 35mm, 50mm, 85mmいずれも興味あります。ZeissはやっぱりMFだよ。Loxiaは軽量小型でZeiss画質をたたき出しているのがいい。当方の軽量化の流れにLoxiaは考慮の対象となると思いました。

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Loxia 2/50


次はコシナのブースへ。
ここで興味があったのは、コシナ・フォクトレンダーHELIAR-HYPER WIDE 10mm F5.6。コシナ・フォクトレンダーの超広角レンズはこれ以外にULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 IIIとSUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 IIIがある。当方はULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6の一つ前のバージョンIIを持っているが、バージョンがIIIとなっても暗いのはかわらない。いずれのレンズもやっぱり暗いのがつらい。Laowaなどの中国製が明るい超広角レンズや個性的レンズを出してきて、またZeissがAM, FM種々様々なレンズを次々にしてきて、高級レンズ分野は競争が激しくなり。コシナは一時のようなSonyαが生み出したミラーレス特需が減少しているように見える。もっとも、出口のメーカー名は色々違っても、実際作っているのはコシナかもしれないので、裏で儲けているかもしれない。
当方が最もビックリしたのは VM-E Close Focus Adapterと組み合わせて使うことを前提としたレンズHELIAR (ヘリアー)40mm F2.8。  沈胴スタイルの超小型レンズ(132g)。超小型、超軽量ですが、VM-E Close Focus Adapterが必須(レンズにはヘリコイドが付いていなくて、このアダプタヘリコイドで焦点をあわせる)ですから、アダプター重量を足して+120g=252gとなり、 一般的な50mmレンズと同じ重さになってしまいます。 認知度の低い、ほとんど市場に出まわらないレンズで、気にはしていましたが、購入の検討をしたことなかったのです。しかし、実際に覗いてみるとこのレンズはビックリするような不思議な立体感を生み出します。HELIAR (ヘリアー)40mm F2.8は4万円くらい。しかし、必須のVM-E Close Focus Adapterが3万円くらいしますから、合計すれば決して安いレンズではありませんが、すでにVM-E Close Focus Adapterを持っている者にとっては、これはぜひ手に入れたい、とっても興味あるレンズです。ほんとマニアックの極地だよ。

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HELIAR (ヘリアー)40mm F2.8

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当方がなぜレンズを探し回るかというと、ヒトと違う写真を撮る近道だから、新しい色と形を発見する一つの手段だから。超広角レンズを使いこなしている方はまだまだ少ないと思いますよ。超広角レンズと超マクロレンズでの超接近撮影が当方のテーマの一つなのです。

3、フジフィルム中判デジタルカメラ、GFX 50Sは買いか? 買いのタイミングはいつか?

最後に、いよいよフジフィルムのコーナーへ。 小松ひとみ氏の自然からの贈り物というプレゼンを聞きました。この方の目的はフジフィルムの新製品カメラX-H1の宣伝なのですが、スライドの1/3はフィルム撮影の絵でした。フィルムで育ったカメラマンがデジタルに移って、ずいぶんと時間が経っているのですが、このような写真家の絵はフィルムカメラの絵とデジタルカメラの絵にいまだギャップを感じるのです。だからこそ、彼らはどうしてもフィルム撮影の写真を出してしまうのでしょう。申し訳ないが、彼らの絵はフィルム撮影のほうが全然いい。事前に練りに練ってプランを立て、現場でも練りに練ってワンショットを作り上げるフィルム撮影と、なんの障害もなくスパスパ撮りまくれるデジタル撮影は本質的にとり方が違ってくるはずです。フィルム育ちのカメラマンはデジタルカメラになって急に制限がなくなると、昔の練りに練ってというスタイルをとれなくなり、といってデジタルむきの新しいスタイルもとれず、なんとなく中途半端な作風に陥っているように見えます。しかし、最後の写真のように、さすがにプロはデジタルカメラに順応しつつあるように見えます。
何度もいいますが、フィルムカメラの良さを再現しようとする方向はフジフィルム・デジタルカメラ自体に関してはいい影響を与えていると思えます。しかし、フジフィルムのプレゼンで登場する写真家はフィルム時代の付き合いから選ばれてくるのでしょうし、フジフィルム主催の写真展はフィルム時代の付き合いの審査員が選ぶのでしょうから、フィルム感覚とデジタル感覚のギャップがもろに見えてきます。これが、当方には決していい印象を与えないのです。フィルム時代の感覚を引きずった写真家のプレゼンはどうしてもしっくりこない。彼らがデジタルカメラに順応するのにもう少し時間が必要なのでしょうか?

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フィルム

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フィルム

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フィルム

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中判カメラ、フジフィルムGFX-50S

このような全面細密な表現がGFX50Sに向いているように思える。

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フジフィルムX-H1
やっとデジタルカメラに順応してきたかなと思える絵。

次に辰野 清氏 <FUJIFILM GFX50Sが魅つめた風景>

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著名な写真家であり、素晴らしい写真であるのですが、どうしてもFUJIFILM GFX50Sの優位性の表現が迫ってこないのです。この方もフィルムカメラ出身で、まだ本当にデジタル中判カメラを使いこなしていないのでないかと思ってしまう。

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この写真はトークショウの写真ではなく、GFX50S用の立て看板です。この看板や、トークショウから推測するにGFX50S中判カメラの魅力を引き出す光景の一つは、細かい葉っぱや花の集合体、全体を細密に描写することにあるように思えます。辰野清氏は中判カメラの階調性や高感度におけるノイズの低さ、画面全体にわたる細密性を述べています。その通りと思いますし、それを表す絵を示しているのですが、<オー>という驚きを持って見られる写真が少ない。GFX50Sそのものがその程度なのか、写し手がGFX50Sを使いこなしていないのか? Sonyα7RIIIのシーカヤックからドロ-ンまで持ち出した柏倉氏らのプレゼンに比べて、過去の延長線上から突き抜けない旧体然としたフジフィルムのプレゼンは不満です。
デジタルカメラはメカ的にフィルムカメラ画質に回帰しようとするのは、フィルムカメラの方がある面で画質がいいのですから、その方向はOKです。しかし、デジタルカメラの使い方をフィルムカメラに回帰するのでは意味ないと思うのです。

それでも当方はGFX50Sを買いだと思っています。命をすり減らしたに違いない4か月にわたる直近のバルキーな仕事を完成させて、当面の資金、100万円を用意しました。最近はソニーよりフジフィルムの色調に魅かれるし、ソニー中判カメラの噂も一向に伝わってこない、GFX50Sに手振れ補正が付くのもそう遠くはないかもしれないが、といって、まだ新バージョン発売には1年以上先になるだろうし、花鳥風月用カメラは不便な方がいい写真が撮れるという気もするし。どのタイミングで100万円をなげだしたらいいのか? 今回のCP+のトークショウでは明日にでも買おうという気にはさせてくれず、いまだぐずぐずしています。

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FUJIFILM GFX50S

CP+2018レポートは以上です。




自然教育園日記 その113 春の足音

自然教育園日記 その113 春の足音 
2018-2-27~3-4

色々な機材を日替わりで持って、春を撮ります。
今年は節分とセツブンソウ開花がよくシンクロしました。自然教育園の春はセツブンソウから始まります。

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Fujifilm X-T10 + Zeiss Touit 50mm macro セツブンソウ

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Fujifilm X-T10 + Zeiss Touit 50mm macro セツブンソウ

セツブンソウを追いかけるようにユキワリイチゲが咲きます。
ユキワリイチゲは日が陰ると花びらを閉じる為か花が長持ちし、次々と開花する花が加わって、もう何週間も元気に咲いています。

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Fujifilm X-T10 + Zeiss Touit 50mm macro ユキワリイチゲ

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Fujifilm X-T10 + Zeiss Touit 50mm macro ユキワリイチゲ

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Fujifilm X-T10 + Zeiss Touit 50mm macro ユキワリイチゲ

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Fujifilm X-T10 + Zeiss Touit 50mm macro ユキワリイチゲ

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Fujifilm X-T10 + Zeiss Touit 50mm macro ユキワリイチゲ

これだけコンパクトな機材で、これだけ生き生きと花を撮れる機材は他にはないかもしれません。

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Sony alphaRIII + Canon EF85mm F1.2 L ユキワリイチゲ

接写リングを使っています。ピントが極めてシビヤーなキヤノンF1.2で液晶を見ながら小さな花をローアングルで撮るのは、本当に疲れます。でも、Canon EF85mm F1.2 Lはいいですね。これは罪なレンズです。この絵を得るためにはこの重たさと、シビヤーさに耐えなければなりません。

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Sony alpha7RIII + Kipon NIK-S/EM + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ZF フクジュソウ

最近、Kipon NIK-S/EMという新兵器を買ったのをわすれていました。これはヘリコイド付のニコンマウント→ソニーFEマウントのレンズアダプターで、広角レンズで超接近撮影が可能となります。長年の付き合いの広角レンズZeiss Distagon 18mm F3.5 ZFを持ち出して、 今日は珍しく気を入れて、早春の花撮りに挑戦します(2018-3-4)。

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Sony alpha7RIII + Kipon NIK-S/EM + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ZF ユキワリイチゲ

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Sony alpha7RIII + Kipon NIK-S/EM + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ZF ユキワリイチゲ

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Sony alpha7RIII + Kipon NIK-S/EM + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ZF  キクザキイチゲ

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Sony alpha7RIII + Kipon NIK-S/EM + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ZF キクザキイチゲ

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Sony alpha7RIII + Kipon NIK-S/EM + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ZF アズマイチゲ

昨年は全くの不調でしたが、今年はユキワリイチゲが元気に数多く咲いています。さらに、新顔のイチゲが咲き始めて、めずらしいイチゲの世界を展開します。

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Sony alpha7RIII + Kipon NIK-S/EM + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ZF ユキワリイチゲ

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Sony alpha7RIII + Kipon NIK-S/EM + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ZF ユキワリイチゲ
極めてオールドな設計であるZeiss Distagon 18mm F3.5 ZFの解像力を現代のZeissは再現出来ているのかと思うほどZeiss Distagon 18mm F3.5 ZFはものすごい解像力をもっています。


ここからは新顔の望遠鏡レンズminiBORG55FL 250mmの登場です。BORGはこれまでcoBORG200mmで大変お世話になってきました。中禅寺湖のしぶき氷でのcoBORG200mmは最高でした。超軽いのに、魅力的絵を作るのです。さて、そのお兄さん、miniBORG55FL 250mmは期待に応えてくれるでしょうか?

今手掛けているLifeSeq㈱の新商品を発売したら、晴れて、沖縄、伊豆七島、小笠原、三陸、山陰、北海道と日本中の海々を撮り歩くのだ!という夢に向かって、毎日つらいLifeSeq㈱の新商品開発の仕事を続けているのです。体力と意欲が残っているうちに、なんとかライフワークの海撮りを開始しなければ、 わずかに残る意欲をかき集めて。
その日の為に海撮りの準備は進めています。miniBORG 55FL 250mm F4は海の波撮りの為に買いました。Sony FE 70-300mm F4.5-5.6 Gは望遠にしては軽いですが、望遠レンズはあくまでサイドである当方にはこの重さは不満です。Sony FE 70-300mm F4.5-5.6 G が940gであるのに対して、miniBORG 55FL 250mm F4は640gと300gの軽減(将来的には、部品を省いてもっと軽量化できるはず)。Sony alpha7RIII込みで1.3Kg。しかも明るい。たった1, 2枚のレンズで構成される望遠鏡メーカーの作るBORGは驚くべき解像力を持っています。FLとはフルオライト(蛍石)のレンズという意味です。Sony alpha7RIIIをAPS-C仕様、デジタル・ズームを1.6~2.0倍として使っています。こうすれば250mmが明るさを落とさずに600~750mmとして使えるのです。

Sony・カメラリュックが長年の酷使でバラバラに壊れたので、マンフロット・カメラリュックに買い代えました。これで100g軽くなりました。ありとあらゆる手段を持ちいて、機材の軽量化を図っています。重たいものを持ちたくないと理由もありますが、老人が持って体を壊さずに10000歩、歩ける重さ(マックス5Kg、出来れば4Kg)の中で、どれだけ撮影のバラエティーを生み出す機材を持てるかが重要なのです。皆さんが好む、重たいプロ仕様ニコン一眼レフとでかい望遠ズームを一本だけドテット持ったアマチュア撮影スタイルを当方は忌み嫌っています。これでは望遠ズーム以外は持てないではないか、高い機材を持っているというただの自己満足とチャウカ!

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Sony alpha7RIII + miniBORG 55FL F4 ユキワリイチゲ

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Sony alpha7RIII + miniBORG 55FL F4 ユキワリイチゲ

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Sony alpha7RIII + miniBORG 55FL F4 ユキワリイチゲ

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Sony alpha7RIII + miniBORG 55FL F4 アズマイチゲ

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Sony alpha7RIII + miniBORG 55FL F4

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Sony alpha7RIII + miniBORG 55FL F4 エナガ

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Sony alpha7RIII + miniBORG 55FL F4

これが一つ前のエナガのトリミング前、元の絵です。BORGは驚くべき力を持っています。
すでに、元の絵もAPS-C仕様、デジタル・ズームで250mm を600mm、2.4倍に拡大して撮影しているのです。

水温が上がれば、魚も動き出す。魚が動き出せば、カワセミも毎日お出まし。

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Sony alpha7RIII + miniBORG 55FL F4

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Sony alpha7RIII + miniBORG 55FL F4

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Sony alpha7RIII + miniBORG 55FL F4

BORGはMFです。チョコチョコ動かないカワセミはMF/BORG向き。カワセミ・ダイビングを置きピンで撮るにもMFが有効です。といってもBORGのスライド式MF焦点合わせ(軽量化の為にヘリコイドを捨てています)とSony alpha7RIIIの10コマ/秒程度の連写ではなかなか見せられるショットは撮れません。まあ、何度もトライすればその内、何かは撮れるでしょう。

箱根アートな旅 その4

箱根アートな旅 その4

次はラリック美術館。
美術館に入る前に、園内のレストランで昼食

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白魚のアフィージョとビール。これ、美味しかった。この辺までは和食モードを洋食モードに切り替えて、楽しんでいます。しかし、帰りの電車では、小田原のタイ飯とアジ押しずし弁当に、ワンカップ日本酒とすぐに和食モードに戻りましたが。

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ラリック美術館への道。

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美術館の池も雪モード。

昔、ボストンに単身で1年間MIT(マサチューセッツ工科大学)癌研究センター(周り中ノーベル賞受賞者ゾロゾロいるところなんですよ。下の階に利根川さんもいました。)へ出向していた時があります。単身だったので、毎日、安い日本総菜屋のお弁当や学食で食べて、クルマも買わずに自転車でボストン中を走りまわっていたということもあって、会社から支給されるお金が結構余りました。それで絵や陶器やガラス器のなどを買いあさりました。この時にガラスの魅力を知ったのです。バカラやスチューベングラスです。親戚からのオーダーもあって、一時はボストン中のスチューベングラスを買い占めてしまったかもしれません。
それでも、ラリックやガレのガラスはさすがに高くて雲の上の作品だったのです。その印象が強くて、ラリックとはガラス作家とばかり思っていたのです。ところが、日曜美術館の<ラリックの花鳥風月、ジュエリーと、そのデザイン画>特別展の紹介があって、恥ずかしながら、その時にはじめて、ゲゲゲ、ラリックはジュエリーを作っているんだと認識したのです。<ガラスばかりでなくジュエリーも>というよりは、ラリックはもともとジュエリーのデザイナーだったのです。

この場では軽く紹介するだけにして、後程ゆっくりラリックとガレを対比してみましょう。
その時に、それ以外の作家もまじえて、作家の若き頃の原点がいかにその後の作品に影響を与えているか、つながっているかを探ってみましょう。お楽しみに。

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次はポーラ美術館。

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展示を見る前に、ティータイムで一息。

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マルク・シャガール(原画) <平和> タペストリー 

これはシャガールの原画をもとにしたタペストリー作品。当方は相変わらず、全面に色彩が飛び交う絵を選択。シャガールやマチスは当方の大先生。

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マルク・シャガール <村のパン屋 (イズバ)>

シャガールはこのような絵も描くんだ。

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アンリ・マチス

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ラウル・デュフィ

ラウル・デュフィは当方の一番の好みの絵。全面色彩の上に楽しいリズムがあふれる。
当方が追い求めるのは、ラウル・デュフィと同じように全面色彩、そしてリズムが無ければ。
スタティックなデザイン画でなくダイナミックな躍動する絵でなければなりません。

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岡鹿之助 <献花> 

全面色彩で楽しい絵はみな歓迎です。

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ピエール・ボナール <ミモザのある階段>

またまた全面色彩で楽しい絵を選びます。

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オディロン・ルドン <日本風の花瓶>

妙チキリンな絵しか知らなかったルドンですが、もともとはこういう絵を描く人だったのですね。しかし、日本風花瓶と洋画の花との組み合わせは、やっぱり妙チキリンなルドン、さすがです。

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なぜか、ポーラ美術館には陶器が一杯展示されています。当方の好みに厳選して載せます。

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さて、箱根アートな旅もこれでおしまい。当方の陶芸やガラスにどう生かされるかはこれからのお楽しみ。


次は<アート考察>でゆっくりラリックを考察しましょう。

箱根アートな旅 その3

箱根アートな旅 その3

まずは、箱根ハイランドホテルの隣、ガラスの森美術館に行きます。歩いてすぐです。

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<変身>好きの家内にとってはこれがお目当て。無料で衣装を借りられます。

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家内は京都の<十二単>の変身からだいぶ時がたって、久しぶりの変身に、どうだ<インスタバエ>するだろうとご満悦です。

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カメラマンも雰囲気を出そうと懸命です。

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ちなみにこちらが、本場のヴェネチア仮面祭

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リヴィオ・セグーゾ(1930年ヴェネチア・ムラーノ島生まれ)作

ヴェネチアン・グラスは現在当方が手掛けているパート・ド・ベールの手法とはちょっと違うし、あまりに精工な技巧なので、直接の参考には成りそうにありません。しかし、こういう形にすると、こういう印象を与えるという点で参考になります。

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これがガラスの森美術館で一番参考になった作品。その理由は企業秘密。この作品から得たインスピレーションで当方の作品ができたらお見せしましょう。

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陶芸っぽい作品です。陶芸でこういう色がでれば万歳なのですが。以下同様。

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以下、ヴェネチアン・グラスの精工感あふれる作品。

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ショップでもハイグレードのヴェネチアン・グラスが並んでいます。

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昆虫や鳥をモチーフとしたガラス・コーナーがありました。自然教育園の連中が喜びそうな作品/商品が並んでいます。

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この昆虫を当方が作れるかわかりませんが、楽しい作品ですね。当方も蝶はガラス作品の重要テーマの一つですから、この作品からのインスピレーションで、何か作ってみましょう。

次はラリック美術館。

箱根 アートな旅 その2

箱根 アートな旅 その2

2018-2-9
極寒の精進池での撮影、ストイック・モードから箱根ハイランドホテルの温かなマッタリ・モードへ。
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元箱根からバスですぐ、六道地蔵でおりた所にある精進池は石仏・石塔群がある史跡です。小さな精進池のたもとに立派な資料館があります。しかし、こんな冬にたずねる人はまずいない。実際ここに留まること1時間で我々以外誰も訪れる方はいませんでした。

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精進池

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写真でも陶芸でも当方の命題は水の表現。冬には水は氷や雪となります。当方は水を撮影できる池、湖、海岸を探しています。なるべく近くの頻繁に足を運べるところがいい。刻々と変わる水を撮るには、足繁く通わねば思った写真が撮れません。有名な絶景ポイントである必要はぜんぜん無いのです。

精進池の遊歩道は雪で埋まっていました。六道地蔵 覆屋(ろくどうじぞうおおいや)が遠くに見えます。その先の石像群、二十五菩薩(にじゅうごぼさつ)へは到底行けそうにありません。

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六道地蔵 覆屋

近づけば結構大きなお堂です。

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振り返ると資料館が見えます。家内を資料館に残してきたので、そう長くは撮影を続けられません。

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これは成川美術館の日本画を思い起こす絵です。

充分な時間が無く撮影はこれまで。
4時半に資料館は閉館、ちょっと2人が表に出たスキに、閉館時間前に資料館を閉じられてしまいました。資料館の管理人は早く帰りたい一心で、我々が居座っているのにイライラしていたのでしょう。あっという間にマイカーで帰ってしまいました。雪が残っていて、風も加わって、気温は1~2度でしょう、すごく寒い。マイカーを使わないメリットは多大なものですが、こういう場面でいつ来るかわからぬ遅れた路線バスを待つ時がノー・マイカー旅でいつもつらい。あたりはシーンと静まり返った、極寒の夕暮れです。 一日訪問者がほとんどいない資料館の管理人にとって、我々が訪問者であることは、歓迎すべきことというより、じゃまかしいことと思っているらしい。

地方ではマイカーを使うことしか念頭になく、公共交通機関を使う旅人への配慮はとってもプアーです。ノー・マイカー旅に舵を切った当方には、この無視がとっても悲しい。
結局、君たちは80才すぎてもマイカーに頼るしかなく、崖から落ちて命を落とすことになるとは思わないのか? 地方は公共交通機関が無いからマイカーに頼る、マイカーしか使わないから公共交通機関が消滅してゆく、この悪循環でいいのか? こんな議論を地方の人に吹っ掛けても、都会人のタワゴトと無視される。


さて、箱根ハイランドホテルにたどりついて、温泉に入って(いい温泉ですよ)、夕食です。完全なフランス料理スタイルのおもてなし。日本酒と和食に明け暮れる当方にとって全く久しぶりのフランス料理。和食に比べて、フランス料理なぞ、クソクラエと思っていた当方が海の幸をうまく使ったフランス料理に感心した。日本酒一辺倒の当方にはワインより焼酎のオンザロックを選択、しかしこの海の幸フランス料理にはよくマッチしました。次の日の朝食(この時は和食を選択)もいい感じ。 とにかく箱根ハイランドホテルの料理のセンスはとてもいい。成熟した観光地のもてなしはさすがと思う。成熟した観光地を陳腐な観光地と思うのは間違いであると思い知ったのです。

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当方は、このホテルのレストランに飾ってあった陶器にいたくレスポンスしました。
作家は誰ですかとレストランの人に聞いても、ホテルのフロントの人に聞いてもわかりませんという返事。立体と色と絵が融合した主張をしています。これが当方の目指す方向なのです。この陶器は今回のアートな旅の大きな収穫の一つです。花のために花器があるばかりではない、花器のために花があることがあってもいいじゃないのという当方の主張が、このディスプレイに表現されていてうれしい。

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ホテルの壁にかかる絵画。形としては自然の葉っぱをそのまま使ってはいるが、色彩のバランスでセンスを生み出している。これも作者は不明であるが、当方にはインプレッシブであった。

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このホテルの隣が箱根ガラスの森美術館、その関係もあってか、ホテルのディスプレイにガラスが多用されている。

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ガラス・フュージングのテクニックで作った典型的作品がずらっと廊下の壁に並んでいる。

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大浴場のラウンジを飾るガラス器の数々。

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明日は美術館3つをまわります。 お楽しみに。

箱根 アートな旅 その1

箱根 アートな旅 その1
2018-2-9
当方は4か月にわたるある注文の仕事をやっと終えて、一息。つかの間の一服をしようと、ご苦労さん旅行を目指します。東北の山奥で、雪見露天風呂にでも入ろうと計画をねっていました。そんな時、日曜美術館で箱根ラリック美術館での<ラリックの花鳥風月、ジュエリーと、そのデザイン画>特別展の紹介があり、突然、箱根ラリック美術館に行きたくなりました。ラリックの話は後半でたっぷりいたしましょう。

自分でガラス器を作るようになって、箱根のガラスの森美術館やラリック美術館のガラスを今までと違った目で見ることが出来るかもしれない、なにか制作のヒントになるものがあるかもしれないと思ったのです。 今年中に個展を開くと宣言してしまったので、実は作品作りに非常に追い詰められているのです。漠然としたアイデアをもっと具体的にしなければ。求めれば、心に響く何者かが得られるかもしれない。どうしても手がかりが欲しい。

箱根といえば、子供の時親に連れられて行ったのと、自分が親になって子供を連れて行ったのを最後に旅行としては長らくご無沙汰です。

箱根ハイランドホテルの美術館めぐりプランにのりました。ラリック美術館とポーラ美術館のチケット(通常1800円+ 1500円=3300円)+ちょっとした美術館グッズのお土産がついて、通常の宿泊料に1000円程度の上乗せしたプランです。2人で6600円の出費という抵抗感が軽減されて、このプランは悪くないというのが結論。

今日は晴天、明日は曇り後雨という天気予報。あまりにいい天気なので、美術館巡りは明日にして、今日は<典型的、お上りさんスタイル>の箱根旅をすることにしました。

JR東海道線・鈍行(品川―小田原)+小田急電鉄(小田原―湯本)+箱根登山鉄道(湯本―強羅)+箱根登山ケーブルカー(強羅―早雲山)+箱根ロープウェイ(早雲山―大涌谷―桃源台)+芦ノ湖海賊船(桃源台―元箱根)という乗り継ぎで元箱根へ。成川美術館によって、さらに精進池で本日唯一の写真撮影に挑戦、さらにバスで箱根ハイランドホテルへ。


機材はSony alpha7RIII とSony alpha7RII, Sony FE90mm macro f2.8, Sony FE 35mm F2.8, Zeiss Batis 18mm F2.8

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3回スイッチバックする箱根登山鉄道

思ったより雪が残っています。

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箱根登山ケーブルカー

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箱根ロープウェイから見る富士山。今日はいい天気です。

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大涌谷

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温泉卵を食べて、どこまでも定番に沿います。
なんと、大涌谷から桃源郷へのロープウェイは機械トラブルで運航休止。バスで桃源台に向かいます。


桃源台から元箱根まではバスより遊覧船の方が手っ取り早い。ここにきてドドッと海外のお客さんが増える。どうやら、海外のお客さんツアーはここまではバスが主流なのに、ここにきて、みんな海賊船をコースに入れるらしい。

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元箱根で昼食。山菜ソバにワカサギのフライと熱燗で一杯。 この小ぶりのワカサギはここで獲れたワカサギのような気がする。現地でのワカサギのフライは美味しいものです。

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成川美術館は当方推薦の美術館。ラウンジからの眺めは抜群だし、ここの展示はセンスがいい。当方は若きころ、ここで初めて日本画もいいもんだと認識したのです。ここの館長、成川實氏の卓越した選美眼によるところが大きい。成川氏はもとは素人のサラリーマンでありながら、次第に日本画を理解して行き、その場限りの<観客への効果>ばかりを狙っているような現在の画廊や展覧会のシステム、またそれに迎合して少しの反省も無いらしい大半の画家たちに、失望と不満を感じるようになりました。知名度や肩書き、価格の高低などに捉われないで絵を見る成川氏の眼識が開いて行った結論がこの美術館です(これは当方の意見ではなく、ネットに出ていた成川氏に対するコメントです)。
成川美術館は海外からのお客さんを案内するに最適な場所です。しかし、実際は、あれほど多かった海賊船の海外旅行者は幸か不幸か成川美術館にはほとんど現れません。日本の旅行案内者そのものが、その場限りの<観客への効果>しか理解できない結果と思います。
幾つか絵を載せます(すみません、絵葉書のコピーですが、宣伝になるという意味でご容赦を)。当方が選択するのは、全面に色彩が飛び散る絵が多い。これは写真で撮るのが極めて困難だから、いいとこ取りが出来る絵画にあこがれるという部分が大きい。田淵俊夫の絵は、このような枯れた草は写真にならないのに、絵画だと様になるという、これまたうらやましいという意味。土牛は大御所、当方の尊敬する作家さん。本物でないと、彼の真意は全く伝わらないが、土牛の<心>にはひたすらに頭が下がる。とにかく成川美術館は何かを見出すことが出来るところです。

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平松零時 <色彩のカルテット> 2013年

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堀文子 地に還る日 2003年

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堀文子 <密林の妖精> 1995年

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田淵俊夫 <流転、すすき> 1982年

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奥村土牛 <志野> 1967年

次に、今日唯一の撮影場所と考えている精進池に向かいます。






自然教育園日記 その112  水の表現

自然教育園日記 その112  水の表現

ご無沙汰です。バルキーな仕事が終わって、少しづつ通常ペースに戻します。

2018-2-2
今日はちょっと雪が降りました。今度こそと思って雪撮影に向かったのですが、残念ながら雪は積ることもなく、水の撮影になりました。当方には、やっぱり水をどう表現するかが最も興味ある課題だとあらためて思いました。
少し枝に積った雪は、単なる雨よりどんどん絶え間なく水滴を提供してくれるので、水滴だの雨ダレだのを撮るには都合がいいことがわかりました。

機材は手馴れたSony alpha7RII+Sony FE90mm macro F2.8 or coBORG 210mm

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水滴といえば、突然有名になった水滴写真家・浅井美紀。「どこにでもあるけれど見逃してしまったり、肉眼では見えにくい美しく小さな世界を撮りたい」。写真集『幸せのしずく World of Water Drops』を発売。

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浅井美紀の水滴

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浅井美紀の水滴

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浅井美紀の水滴

自然教育園のカメラファンが、浅井美紀氏の水滴写真展に出かけて、いたく感動していました。ベランダに砂糖水の水滴を作っておけば、アリくらい簡単に集まるよと当方がいったら、<負け犬遠吠>といわれました。その通りですが、彼女の本をみたら、全て室内(あるいはベランダや庭か?)撮影でした。当方は人工的に作る絵を全く否定していません。結果が良ければ、それが全て。白金写真クラブの、自然教育園の中での撮影に限定するという縛りのなかで、水滴を撮る必要があるわけで、フィールドでの水滴撮影はとっても難しい。スタジオ撮影とフィールド撮影は言いたいことが全く違うと思っています。しかし、結果が全て。

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少し、雪の中で頑張っている鳥を載せます。

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自然教育園日記 その111 雪の風景

自然教育園日記 その111 雪の風景

今日は一仕事終わって、忙中に閑ありというところ。ブログでも書きましょう。

2018-1-23
自然教育園の定休日、月曜の晩に雪が降って、火曜に開園という雪の自然教育園撮影にはベストな条件がそろいました。すぐ溶けてしまう程度の雪でもつまらないし、閉館になるほど降られても困ります。最近東京ではめったに雪が降りません。数年前の大雪の時には車で出かけて帰る途中に大雪に会い、途中のパーキングに車をおいて、歩いて帰りました。これはとってもいい決断で、家の車庫の前には高級外車がスタックして動かなくなっているという具合で、大変でした。この時は次の日用事があったか、教育園が定休日だったかで、園の雪景色は撮れなかったのです。
 一体、雪の自然教育園にはどんな撮影対象があるのかさっぱり予測がつきません。当方はオールマイティーなニーズに対応できるズームレンズ中心のカメラ機材を持っていません。しかたなく、鳥用にNikon1 V3+Nikon1 70-300mm、風景用にFujifilm X-T10+Zeiss touit 50mm macro、Fujifilm X-T10+Zeiss touit 12mmの3台をぶら下げての撮影となりました。

当方、毎日朝飯を作っている為に、9時開園に20分くらい遅れたら、すでに大勢のカメラファンが来園しており、道は踏みならされた状態で、まっさらな魅力がうすれてしまっていました。

余談ですが、なんで自分で毎日朝飯を作るかというと、野菜を食べるために、 自分で野菜を大量に使った朝食を作るのです。ほぼ365日。ここのところ野菜が高くて大変、自然教育園散歩の帰りに安い野菜を求めて遠くまで野菜を大量に仕入れに行きます。冷蔵庫に多量の野菜があると安心するのです。

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Fujifilm X-T10+Zeiss touit 12mm

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Fujifilm X-T10+Zeiss touit 12mm

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Fujifilm X-T10+Zeiss touit 12mm

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Fujifilm X-T10+Zeiss touit 12mm

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Fujifilm X-T10+Zeiss touit 12mm

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Fujifilm X-T10+Zeiss touit 50mm macro

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Fujifilm X-T10+Zeiss touit 50mm macro

杭の上の雪帽子が、昨日は雪が結構降ったことを示しています。しかし、今日は気温が上がって木の雪がみるみる溶けるのは、撮影にとって残念しごく。

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Fujifilm X-T10+Zeiss touit 50mm macro

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Fujifilm X-T10+Zeiss touit 50mm macro

ただの単純に雪景色を撮っても、珍しいから写真にはなるが、それは自然教育園に通っている人にとってのことで、雪を見慣れた人には何の変哲もない写真にすぎない。

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Nikon1 V3+Nikon1 70-300mm BMC ヒヨドリ

わずかな出遅れのために、木に積もった雪が大変なスピードで溶けてゆき、あっというまに残り少なくなってしまった。 こんな時、鳥なぞいないと思ったら、比較的大型の鳥は元気にえさをあさっていました。みるみる雪は溶け、雪と飛び鳥を同じ画面に入れるのは一苦労。小型の鳥はメジロが少々頑張っているのを除けば、静かに隠れています。そりゃそうですよ。落雪に打たれて羽でも折ったら、飛べなくなった鳥はもう死ぬしかないのですから。

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Nikon1 V3+Nikon1 70-300mm BMC

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Nikon1 V3+Nikon1 70-300mm BMC

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Nikon1 V3+Nikon1 70-300mm  BMC キジバト

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Nikon1 V3+Nikon1 70-300mm  BMC メジロ

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Nikon1 V3+Nikon1 70-300mm  BMC メジロ

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Nikon1 V3+Nikon1 70-300mm メジロ

まともな雪のメジロを撮るまでねばるべきだった。メジロの動きは速いし、なかなか明るい所に出てこない、根負けして引き揚げてしまったのは敗因であった。

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Fujifilm X-T10+Zeiss touit 12mm

ヒョウタン池では木の雪が池にばさばさ落ちる様が面白いのですが、その面白さを表す写真が一向に撮れません。雪はみるみる溶けてゆき、一か所でねばっているわけにもゆきません。

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Fujifilm X-T10+Zeiss touit 12mm

太陽を撮るにはZeiss touit 12mmがベスト。F22まで絞って撮ります。

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Fujifilm X-T10+Zeiss touit 50mm macro

雪にツバキは定番撮影対象ですが、たまたま今はきれいな花がないし、雪がすぐ解けるので、定番撮影もままなりません。園の入り口に白いツバキがあった、こちらの方がよかったのに、忘れていました。

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Fujifilm X-T10+Zeiss touit 50mm macro

ヒョウタン池への落雪にフォーカスしても、木の雪が溶けてバックが雪景色とはいえないのでおもしろくもない。

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Fujifilm X-T10+Zeiss touit 50mm macro

確かに、バックに雪を入れた方がましになる。これは水鳥の沼。

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Nikon1 V3+Nikon1 70-300mm BMC

落ちる雪がとらえられて、BCMの効果が見える。

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Fujifilm X-T10+Zeiss touit 50mm macro

水鏡で攻めてみる。水鏡に重点を置くと雪と関連付けることが出来なくなってしまう。

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Fujifilm X-T10+Zeiss touit 50mm macro

雪をいれようとすると水鏡が上手くゆかない。水鏡と雪を両立させるのは相当難しい。

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Nikon1 V3+Nikon1 70-300mm BMC

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Fujifilm X-T10+Zeiss touit 50mm macro

写真クラブの先輩は溶ける雪と闘いながら水滴を撮っていましたが、この線は雪撮影を面白くするかもしれない。次回の雪撮影には三脚とSony alpha7RIII+マクロレンズを持って出かける必要があるようだ。しかし、この方向の撮影だけですべての時間を使ってしまうかもしれない。

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Fujifilm X-T10+Zeiss touit 50mm macro

というわけで、カメラ3台もってドタバタしても、雪の自然教育園はいい写真が撮れませんでした。園の入り口の雪だるまが、残念でしたね、ご苦労様と言っています。

今年は、もう一回くらい雪が降ってくれないかな。自然教育園の雪景色をどう撮ったらいいか、ちょっとばかりはヒントを得たと思うのですが??? もし次回があったら、今度こそ頑張ろう。






水鏡への挑戦 その3  自然教育園セレクション

水鏡への挑戦 その3  自然教育園セレクション

カメラはSony alpha7RIIIを買う前ですからSony alpha7RII 。 組み合わせたLeicaテレエルマー M135mm F4の不思議な力が垣間見えます。 この当時は紅葉がまだ十分でなく、撮るものもないので、主として、Nikon1 + Nikon1 70-30mmとFujifilm X-T10 + Zeiss Touit 50mm macro、2台という軽量機材で軽く流していました。しかし、Fujifilm X-T10 + Zeiss Touit 50mm macroで十分いい絵が撮れますね。水鏡のような抽象的絵は色々画像修飾しても嫌味にならないので、Fujifilm X-Tシリーズの記憶色を前面に出す方向がマッチするようです。この絵を見て、同じ方向のフジフィルム中判カメラ、Fujifilm GFX 50Sで撮ったらどうなるかに興味がわいてきたのです。
   Sony アルファシリーズの率直な絵(これはソニーが当初、色が派手なツアイス・レンズが純正装備だったから、結果的に丁度良かったからと思います)に比してFujifilm X-TシリーズのJPEGは明らかに本物以上の絵を与えます。これを称賛する人が多いのですが、当方はこれを余計なお世話だといって嫌っていました。年取ってくると、ほっといても魅力的な絵を与えてくれるなら、それでいいじゃないか、という気がしてきてFujifilm X-Tシリーズに戻りつつあります。プロカメラマンもFujifilm X-TシリーズのJPEGで十分だという方が少なくありません。

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2017-11-24 Fujifilm X-T10 + Zeiss Touit 50mm macro

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2017-11-24 Fujifilm X-T10 + Zeiss Touit 50mm macro

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2017-11-24 Fujifilm X-T10 + Zeiss Touit 50mm macro

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2017-11-24 Fujifilm X-T10 + Zeiss Touit 50mm macro

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2017-11-16 Sony alpha7RII + Leicaテレエルマー M135mm F4

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2017-11-16 Sony alpha7RII + Leicaテレエルマー M135mm F4

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2017-11-16 Sony alpha7RII + Leicaテレエルマー M135mm F4

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2017-11-16 Sony alpha7RII + Leicaテレエルマー M135mm F4

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2017-11-16 Sony alpha7RII + Leicaテレエルマー M135mm F4

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2017-11-16 Sony alpha7RII + Leicaテレエルマー M135mm F4

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2017-11-20 Fujifilm X-T10 + Zeiss Touit 50mm macro F2.8

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2017-11-20 Fujifilm X-T10 + Zeiss Touit 50mm macro F2.8

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2017-11-20 Fujifilm X-T10 + Zeiss Touit 50mm macro F2.8

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2017-11-20 Fujifilm X-T10 + Zeiss Touit 50mm macro F2.8

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2017-11-20 Fujifilm X-T10 + Zeiss Touit 50mm macro F2.8

水鏡の写真は好き嫌いがハッキリわかれると言われます。当方には無限の興味をわかせてくれます。


最近、六本木ヒルズのツタヤで当方の方向とよく似ていると思って、アーティスト岡崎乾二郎(OKAZAKI Kenjiro)の本を買いました。OKAZAKI Kenjiroの作品をネットから少し拾ってみましょう。

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<自然はアートだ!>
<人は苦心して芸術作品を作るのに、自然はいとも簡単に芸術作品を作る>

OKAZAKI Kenjiroの作品と当方の水鏡を見て、
<自然はアートだ!>
<人は苦心して芸術作品を作るのに、自然はいとも簡単に芸術作品を作る>
を再び述べたくなりました。

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OKAZAKI Kenjiro

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OKAZAKI Kenjiro

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OKAZAKI Kenjiro

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OKAZAKI Kenjiro

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OKAZAKI Kenjiro

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OKAZAKI Kenjiro

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OKAZAKI Kenjiro

OKAZAKI Kenjiroに関しては、次回に深く語りたいと思います。

自然教育園日記 その110

自然教育園日記 その110
2018-01-07

久しぶりに自然教育園に出向きました。この時期は雪が降らない限り、撮影対象は鳥しかないのでSony α7RIIIは脱落、 Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm BMCオンリーの撮影です。

いきなりワカケホンセイインコのお出まし。野生化したインコで、近くの東工大の敷地で大繁殖していることが知られています。毎年、この時期にこの場所に、食べる実が美味しくなると現われ、実がなくなると姿を消す。

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皆さん高い木の上のワカケホンセイインコに気をとられていますが、この下の木々ではメジロが集団で飛び回っています。みなさんはなんだメジロかと言いますが、当方はヒョウキンなメジロが好きなのです。メジロは木陰で動き回り、突然表に飛び出し、また突然木陰に戻るという行動を繰り返します。高い所からストンと石を落とすように移動する。このスピードが速いので、なかなかまともな絵が撮れません。

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来園者の殆どが、高い所のインコにも目の前のメジロにも気づかずに通り過ぎて行きます。気を付けていれば、ずっと自然教育園を楽しめるだろうに、と思うのですが。

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これも今頃現れるツグミです。次第に数を増し、そのうちツグミ鈴なりの木が出現。集団で一本の木に集まって、集中的に木の実を食べつくして、園内の食べ物がなくなると、忽然と大集団は他の場所に移動してゆきます。

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イイギリの実に群れるヒヨドリはますます元気です。

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3時半を過ぎると、暗いところに弱いNikon1ではまともに撮れなくなります。このころにエナガがまとまって現れるのですが、Nikon1では毎回悔しい思いをすることになります。

プレ・キャプチャーを持つのはオリンパスOM-D, E-M1 Mark2だけなので、Nikon1から切り替えることをいつも考えるのですが、レンズが重たくて高い、カメラ本体も高いし、中古が値下がりしないのが気に入らない。オリンパスの印象は、カメラをよく知って、ユーザーのニーズに合わせるのはうまいが、先進的基本技術の開発能力がプアーであることが、高いお金を出す気にさせないのです。

軽量小型のNikon 1で、オリンパスOM-D, E-M1 Mark2と同様の性能を達成できるだろうし、そうすれば圧倒的に支持されるに違いない。しかし、Nikon 1 V4の発売のうわさは一向に現れません。レンズ交換可能な1型カメラは撤退したという噂が流れている。

ニコンさんは、高級一眼レフはプロの言うことだけ聞いて、一般ユーザーには上から目線で商売する。一方、一般ユーザー向けのNikon 1のような小さなカメラになると、どういう商売したらいいかまったくわからなくなって、ウロウロする。なにか偉いさんが古い頭で牛耳っている風通しの良くないメーカーさんという印象。

なんだかソニーがニコンに似てきているのがとっても気がかりだ。

Sony α7RIIIはこいつを生かした使い道が思い浮かばず、こんな元気の出ない高い買い物は初めてだ。

年賀2018

あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願い申し上げます。

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今年の年賀状です。 昨年の年賀状とほとんど同じ。 陶芸の個展開催と新製品発表が2017年度に達成できなかったので、2018年度に持ち越し。 この年賀状に書いたように達成するのも大変なのです。 とにかく頑張ります。

自然教育園日記 その109 Sony α7RIII VS Nikon1 V3

自然教育園日記 その109 Sony α7RIII VS Nikon1 V3

バルキーな注文が入って、うれしいことはうれしいのだが、3か月格闘して、とうとう予定の今年中に終わらない。新製品開発は最終コーナーなのに、この間ストップ、賞味期限が切れてしまう。早く、今の仕事を終わさなければ。年末年始も格闘の継続、悲惨な状態で年を越します。このブログを書くのが背一杯、今年を振り返る余裕もない。<この稼ぎで、中判カメラ、フジフィルムGFX50Sの資金を叩き出すのだ>と念じながら格闘する。

Sony α7RIII + Sony FE 70-300mmの鳥撮り試写の合間に撮影した従来のNikon1 V3 + Nikon1 70-300mm, Best Moment Capture(BMC)の飛び鳥撮りを載せます。
カメラは意図を持って買うのですが、一旦買ってしまうと、そのカメラの特性に写真の作風が大きな影響を受けるのです。そのカメラの有利な点を追求する結果そうなるのです。Sony α7RIIではオールドレンズを含む各社のレンズ探求に走りました。Nikon1 V3では飛び鳥撮りになりました。
  Sony α7RIII + Sony FE 70-300mmの鳥撮りに比して、 同じ鳥撮りでもNikon1 V3 + Nikon1 70-300mm, Best Moment Capture(BMC)の撮る絵は根本的に全く違ったものになります。Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm, Best Moment Capture(BMC)は数多くの連続する飛び鳥の絵の中から、面白い飛び姿を拾い出します。表に出るのは1枚の写真ですが、そのバックには40枚の連続写真があるのです。Sony α7RIII + Sony FE 70-300mmでは、メクラ連写の結果、偶然に得られた飛び鳥の姿を載せているにすぎません。表に出るのは同じように1枚ですが、そのバックには見るべき写真はありません。
鳥撮りにおいて、勝敗は明らかです。高いお金を出して買ったSony α7RIIIですが、鳥撮りでは小さなNikon1 V3に全くかないません。
Sony α7RIII一台でSony α7RIIとNikon1 V3二台分を受け持たせようという試みは失敗でした。これは最初から予想していた通りでしたが、Sony α7RIIIは思ったよりAFなどいい線いっていて、あと少しだったのですが、おしい。後付けでいいからBMCを付けてくれれば完璧です。
これからSony α7RIIIはどういう写真の作風を作り出すのでしょうか? 折角買ったのです、なにか新しい作風をもたらすことを期待していますが、今のところ全くわかりません。

以下、全てNikon1 V3 + Nikon1 70-300mm, Best Moment Capture(BMC)。

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赤いイイギリの実とヒヨドリの飛び姿と月を一堂に会するのは至難の業。月は驚くほどの速さで空に昇ってゆきます。ちょっと目を放すと、月は位置を変えているのです。
無限の宇宙の中で太陽を回る地球と、地球を回る月。数万発の核ミサイルを積んだ地球の上で、フジフィルムGFX50Sを買うためにアクセクしている自分を考えると眩暈がしてきます。

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2017-12-27

写真とはシャッターチャンスと構図の2つが命です。メクラ連写の鳥撮りは単にシャッターチャンスで、構図がありません。構図をとっている余裕がないのです。Best Moment Capture(BMC)による連続する40枚の写真の中から1枚を選び出すことは、写真の命、構図を作っていることになるのです。
ニコン、キャノン一眼レフと、そのカメラで育ったプロカメラマンの言うことばかり聞くあまりニコン、キャノン一眼レフとちっとも変わりなくなったSonyα9/α7RIIIの開発者はBest Moment Capture(BMC)を知りもしないだろうし、知っていてもオモチャと思っているに違いありませんが、それは間違いです。Best Moment Capture(BMC)は全く新しい絵を作る新しい概念の、写真の本質を突いたテクノロジーなのです。

迎える年において、Sony α7RIIIは、Nikon1 V3は、フジフィルムGFX50Sはどうなるのでしょうか?

それでは、良いお年をお迎えください。



自然教育園日記 その108  Sony α7RIII試写、その2

自然教育園日記 その108  Sony α7RIII試写、その2 

Sony α7RIII + Sony FE 70-300mm の組み合わせで、Sony aα7RIIIが鳥撮りにおいてどこまで使えるかをここ3日追いかけている。今回は全てAF(AF-S)オンリー撮影。
Sony α7RIIIはAPS-C仕様とし、デジタルズームで1.5~2.0にズームしている。これで実質675~900mmとなります。
Sony FE 70-300mm の正式名はFE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS SEL70300G。第一世代Aマウントの70-300mm F4.5-5.6 G SSM SAL70300Gの第二世代FEマウント版である。

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2017-12-17

ノスリが現われると、カラスの防衛隊が集団で、ノスリを追う。ここのところこのバトルが続いている。相当上空を飛ぶノスリをSony α7RIII + Sony FE 70-300mmはAFでよくとらえている。

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2017-12-17

赤く実ったイイギリの実を食べるヒヨドリの飛び鳥を撮ろうと、連日トライする。 
イイギリの実はうまくないらしく、実が黒くしぼんでから食べる。日が当たる場面で赤い実と飛び鳥を捉えることは容易でない。

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近くでシジュウカラがヒメガマの穂の茎の虫を食べている。このような近くの動きの速い小鳥の飛び鳥をSony α7RIII + Sony FE 70-300mmで捉えるのはほとんど無理。ほとんどスカ写真である。

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2017-12-19  今日もノスリとカラスのバトル

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夕日に映える翼を撮りたいのだが、そう簡単にはいかない。

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これは、ここのところ話題のルリビタキ・メスらしい。笹藪に突っ込むシジュウカラにつられて、ルリビタキが飛び込む。 スタンバイ状態のSony α7RIII + Sony FE 70-300mmはシャッターボタンへのタッチですぐに起動し、AFする。この時間の時間の短さは実用に対応できる。

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マユミの実を食べるメジロ。マユミはメジロ、エナガ、コゲラが食べに来るらしい。

マユミとは<この木で弓を作ったので 「真弓」の名になった。 真弓の樹質は硬いが、 柔軟性がある。 ピンク色の実が割れて オレンジ色の種子が出てくる。 この様子が とても美しい>と説明がある。

以上、ここまでの感想。Sony α7RIII はSony FE 70-300mmとの組み合わせにおいて、

1、Sony α7RIIIのAFは明らかに進歩した。425点のコントラストAFポイントがびっしりあることがきいているようだ。これまで信じていなかったのだが、AFポイントの増加がAFの実用性を進歩させることを実感した。薮のなかの小鳥撮りにおいて、十分実用性があるが、まだまだともいえる。DMFで補うことを考えなくては。それならばα9のAFポイント693は期待できる。Sony α7RIIIの瞳AFの効果が大変注目されているが、これが鳥や虫に通用するかはまだ試していない。

2、Sony FE 70-300mmは第一世代に対して、AF、色共に進歩した。当方の基準を満たしている。最も軽くて、安い300mmとして評価できる。

3、連写速度10コマ/秒はフルサイズ、高画素数カメラとして、ライバルのフルサイズ一眼レフを抜いている。α9は20コマ/秒はさらに期待できる。しかし、飛び鳥(ここでは飛び出す鳥を飛び鳥といっている。上空を舞う飛び鳥を相手にしているのではない)を撮るには、連写速度が速くてもどうしようもない。問題はシャッタータイムラグなのである。どうしてもニコン1のベスト・モーメント・チャプチャーまたはオリンパスのプロ・キャプチャーシステムが必要だ。AFやシャッタータイムラグにおいてSony α7RIIIはすでにニコン、キャノンに追いついており、飛び鳥が撮れないのは、ミラーレスであるからではない。ニコン、キャノンの一眼レフでもメクラ/フェイント連写をくりかえして、偶然に飛び鳥を撮っているにすぎないのである。α9にプロ・キャプチャーがついたら、40万円だして、α9を買ってもいい。これで、ほぼ完全に飛び鳥が撮れるだろう。プロ・キャプチャーは今はやりの車載カメラにはみんなついているのだから、Sony α7RIIIやα9につけるのは全く容易なことだ。

4、Sony α7RIIIやα9がニコン・キャノンを追いつくことに躍起となっている。このソニーの態度は、当方には全く面白くない。なぜ、ミラーレスでなければできないことをバージョンアップごとに確実に組み込んでゆかないのか? 例えばプロ・キャプチャーを組み込めば、完全にニコン・キャノンの一眼レフに差を付けられるのに。ソニーはニコン・キャノンに慣れ切ったプロカメラマンの言うことばかり聞いていているのではないか? 広く、カメラを使う人の率直なニーズを聞いて、過去に捉われず0ベースで便利な未来のカメラを作ってゆくべきだ。ニコン・キャノンに慣れ切ったプロカメラマンがSony α7RIIIに対する文句として、軽くて小さいのが気にくわないという(逆説的にSony α7RIIIをほめているともとれるが)。 ただの慣れの問題に過ぎない、軽々しく過去の延長で述べる意見は<愚>である。 <過去に捉われるな、未来を指向せよ><隣をキョロキョロ見ながら商品を作るな>と声を大きくして言いたい。ソニーの低迷を招いた、悪い癖に再び陥らないように願うばかりだ。

5、フルサイズSony α7RIIIの持つAPS-Cへのクロップ機構とデジタルズーム機構の効果は十分実用的だ。この組合わせにより、300mmのレンズが明るさを落とさずに実質900mmとなり、実用的画質で撮影できた。

6、最後の写真は、デジタルズーム2倍、実質900mm、ISO12800での撮影をさらにトリミング拡大している。ピントが十分でなく画質も十分でないが、このマックスの悪条件でこれだけ撮れれば、進歩を感じないわけにはいかない。これはカメラとレンズ双方の進歩と考えられる。

Sony α7RIII + Sony FE 70-300mm の組み合わせで、鳥撮りにおいてどこまで使えるかをさらに追いかけます。

自然教育園日記 その107  Sony alpha7RIIIの話

自然教育園日記 その107  Sony alpha7RIIIの話

2017-12-15
2台のSony alpha7RIIの内一台をSony alpha7RIIIと下取り交換しました。出費は約18.5万円。この過程で、色々なトラブルがあり、やっとこSony alpha7RIIIを手に入れて、自然教育園で試写を繰り返しています。

超忙しくて、ブログがご無沙汰です。最近の話題をちょっと書きます。

1、2台のSony alpha7RIIの内、一台を下取りに出したら、1.5万円といわれてビックリ。液晶のコーティングがはがれ、これの交換代を引くとこうなると言われて、ショックのあまり数日呆然としていました。液晶の保護フィルムを貼っていたのに、なぜだ?

2、気を取り直して、2台目のSony alpha7RIIを下取りに出したら、14.5万円ということで、Sony alpha7RIIIと交換したわけです。ほぼ同じ時に買って、同じように使っていた2台の下取り価格が10倍違ってしまいました。液晶のコーティングがはがれた方は、保護シールの隙間から汗が入って、長い間の汗の酸との接触でコーティングが侵されたと思われます。教訓です。保護フィルムはケチらないで、いいモノを使いましょう。保護シールの隙間のおかげで、15万円が消えてしまいました。液晶のコーティングが少しぐらいはがれたって、使うには何の支障もありません。この1台は最後まで付き合いましょう。

3、Sony alpha7RIIからSony alpha7RIIIへはどう進歩したのか? AFの進歩、連写速度の進歩、わずかながらの高感度耐性に進歩、電池の持ちが進歩くらいで大したことありません。当方の使い方からはほとんど意味ない改良です。ということでこの買い替えはずいぶんと躊躇しました。この躊躇のために買い替えタイミングを誤って、結局3万円くらい損しています。本当は15万円くらいの出費で買い替えられたのです。
それでもなぜ、買い替えたのか? その理由は、このまま使い続けて、愛用してきたSony alpha7RIIが二束三文になってしまうのが忍びなかったからです。

4、仮に新品のカメラが30万円とすると2年で下取り価格は約半分15万円になります。通常2年で次のバージョンが発売になりますから、15万円だせば、新しいバージョンを手に入れることができます。ここで、たいした進歩ないといって、この新バージョンをスキップして、さらに2年後になると、下取り価格は7.5万円になります。ここでおもわず買い替えると、22.5万円の出費となります。2年ごとのバージョンアップにその都度買い替えた場合は計30万円の出費。よって、一回スキップした場合と、7.5万円しかちがいません。 このスキップした2年間を新バージョンで楽しむか、わずか7.5万円をケチるかの選択です。 それよりも、先に述べたように、あの4年間も愛してきた30万円のカメラが7.5万円になってしまう寂しさが耐えられない。元気なうちに、次のユーザーに渡して、愛してもらうほうがいい。

5、さてSony alpha7RIIIの試写です。まだ機材セッティングがちゃんとしていないので、詳しくは後程。このSony alpha7RIIIの為に、Sony 70-300mmズームの第2世代版を買いました。この組み合わせでは確かにAFが進歩しました。ヤブの中の小鳥でも大抵の場合AF出来ます。これは予想以上です。Sony 70-300mmズームは第一世代を持っていましたが、全く気に入らなくて売ってしまいました。この第二世代はAFも色もはるかによくなりました。最近のズームは進歩したなと感じています。これも予想以上です。 連写速度に関しては現在、セッティングのせいか10コマ/秒が出ていない気がします。10コマ/秒が出れば、鳥が撮れるかもしれません。鳥が撮れるかはちゃんとしてから、後程報告します。

6、自然教育園での写真展が今日終了しました。白金写真クラブの写真は現在、鳥や虫が中心ですが、以前は花や風景が中心だったと先輩が言っていました。当方の水鏡、水の揺らぎは人気無いと言ったら、その先輩は、そんなことない自分もfacebookで水の揺らぎをだしてイイネをいっぱいもらっていると言っていました。しかし、少なくとも、この自然教育園の来園者の9割の頭の中は花、虫、鳥の図鑑で出てきている。彼らには水鏡、水の揺らぎは何言っているのか全く理解できないと思われます。

7、自然教育園の紅葉は終わりました。来年の展示会の為に、一生懸命紅葉の写真を撮りました。現状では忙しくて写真を修正している暇がありません。とりあえず数枚載せます。 主題は相変わらず水鏡、水の揺らぎにこだわっています。

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Sony alpha7RII + Canon 85mm F1.2 L 2017-11-26

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Nikon1 + Nikon1 70-300mm 2017-12-12

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Nikon1 + Nikon1 70-300mm 2017-11-29

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Sony alpha7RII + Canon 85mm F1.2 L 2017-11-26

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Sony alpha7RII + Canon 85mm F1.2 L  プラチナ通りのイチョウ並木 2017-11-26

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Sony alpha7RII + Zeiss Batis 18mm 2017-11-29

水鏡への挑戦 その1

水鏡への挑戦 その1

現在、自然教育園のロビーで白金自然写真クラブの写真展(11-10~12-14)
を行っています。当方は以下2点の水鏡シリーズ、他2点を展示しています。自然教育園は11月末から12月上旬が紅葉です。紅葉と白金自然写真クラブの写真展を見に、どうぞ自然教育園をおたずね下さい。

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Sony alpha7RII+ Sony 135mm STF <自然はアートだ!>
<人は苦心して芸術作品を作るのに、自然はいとも簡単に芸術作品を作る>

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Sony alpha7RII+ Sony 135mm STF <ひょうたん池の秋> 
<はたして、カルガモは自分が紅葉に浮かんでいることを知っているのだろうか?>

水鏡シリーズは自然教育園の展示会でもこのブログでも一向に受けているようには見えませんが、当方はますます水鏡シリーズの追及を進めています。

以下は浜離宮庭園での水鏡シリーズ  2017-11-10
機材は
カメラ:Sony alpha7RII
レンズ:85mm、Canon EF 85mm F1.2 L USM
135mm、Leica Tel-Elmar 135mm F4
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85mm

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85mm

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85mm
カラーを調節しています。

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85mm
カラーを調節しています。

当方は、現実の色調の延長線上の調節はOKですが、現実の色調から離れた色調調節は、違う写真のジャンルと考えて、当面は写真展等に出展しない方針です。 しかし、ブログはなんでも有りとしています。白黒写真は昔はこれしか無かったのですが、現在、当方は<現実の色調から離れた色調調節>の範疇に入れています。写真も、陶芸も白黒モノトーンをかっこいいと思う考え方に当方は何故かとても反発しているのです。<色から逃げるな、色こそ挑戦の対象だ>。
いつも見ている自然から、カメラを介して新しい色と形を発見することが当方の写真撮影の目的なのです。

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135mm

何度も浜離宮庭園を訪れて、この光景を見ているのに、今回初めてこんな絵があることに気が付きました。

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135mm

これまでの景色を水鏡を介して見てみると、違った世界が展開することに驚いています。加えるに、色調は調節していますが、Leica Tel-Elmar M135mm F4の持つポテンシャルに改めて驚いたのです。この撮影がLeica Tel-Elmar M135mm F4を富士山に持って行った理由です。

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85mm

85mm、Canon EF 85mm F1.2 L USMのボケ色はなんともいいですね。

Sony alpha7RIIIを先行予約してしましまいました。どうなることやら。

Sony alpha7RIII が一段落したら、Canon LレンズとLeica レンズを探求しようと、虎視眈々と狙っています。お金を稼がなくては、ほんと大変なのです。

富士山へ紅葉を探して その2

富士山へ紅葉を探して その2

富士休暇村の夕食です。

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35mm
我々はプレミアムコースというのに申し込んだらしい。これは通常のバイキングにさらに特別な料理が付くようです。氷の室にはいったお刺身もとてもおいしい。

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35mm
逆さ富士を一杯撮影して、逆さ富士という地酒を飲みます。

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35mm
これがプレミアムコースの極めつけ、席まで出向いて、食べ放題の握りずし。イケメンのお兄さんが握ってくれます。マクロのハラとホタテの握りが抜群にうまかった。常連は、一般のバイキングを見向きもせずに、この食べ放題握りを注文していました。

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35mm
ワインの下には鹿肉の生ハムがあります。

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35mm
プレミアムコース専用のデザート。ここは柿が抜群にうまいです。

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85mm

夜中、2時半ころに目が覚めて、富士の眺めが面白かったので、F1.2, 1秒で撮ってみました。本当は富士山のかなり上に出ていた月と富士山の対比が面白かったのですが、広角レンズに換えるのが面倒で、F1.2の効果を試すことを優先してしまいました。このホテルからはこんな富士山の夜の風景が容易に撮れるのです。ホテルの廊下には富士山と月の組み合わせの写真が、ダイヤモンド富士に混ざって、少なからず飾られています。

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18mm

朝、起きるといい天気。6時半ごろでしたか、富士山すそのからの日の出が見えました。田貫湖のウッドデッキには日の出を撮るカメラファンが並んでいます。我々はホテルの部屋から撮れるのですから楽ちんです。

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35mm
なるほど、ダイヤモンド富士を撮ることに夢中になる気持ちがわかる。

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85mm
日の出の撮影がひとしきりすると、今日の富士山の顔がはっきりしてきました。どうも今日は雲がかかってくるようです。

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85mm

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35mm

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35mm

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35mm

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18mm
田貫湖からバスを乗り継いで、本栖湖に向かいます。本栖湖ごしに富士山をみるにはバス停の湖畔から向かい側まで歩く必要があります。この時間になると富士山は雲の中ですし、紅葉はすでに終わり。寒々しい風景で、早々に引き上げます。

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18mm
本栖湖のわずかに残った紅葉を入れて記念撮影。

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35mm
次に、隣の精進湖にむかいます。ここはバスが精進湖ごしに富士山がみえるビューポイントまで連れて行ってくれます。大室山を抱えているように見えるため「子抱き富士」と呼ばれる有名ポイントなのですが、富士山の頭がやっとこ見える状態です。

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85mm
ここも紅葉は終わり、名残の紅葉を入れて撮影。

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85mm

今年はワカサギが全くの不漁と聞いていたのですが、バス待ちで入ったレストランが釣り宿でもあり、釣り客にお聞きすると、70匹釣ったということで、大漁とは言えませんが、全くダメというわけでもないようです。そういえばここで食べたワカサギのフライは美味しかった。地元のワカサギだったのでしょう。湖畔にならぶ車は半分がキャンプ、半分が釣りだと言っていました。

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35mm
もう4時近いのですが、河口湖にむかうバスを途中で降りて、紅葉台へ向かいます。なんとなく紅葉らしい風景になってきました。

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85mm
紅葉台まではバス停から坂道を30分以上歩く必要があります。路肩が崩れて落ちても知らんという看板がありますが、かまわずどんどん車が坂道を登ってきます。どうもここは、せっかくの紅葉ポイントなのに、真面目に観光地化しようという気が無いようです。レストランもほとんどなく閑散とした雰囲気です。我々は時間がないので、途中で引き返しました。

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35mm

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85mm

バス停、紅葉台下から、そして河口湖駅に向かうバスの窓越しから富士山を撮影して、この旅は終了です。今回は河口湖駅から高速バスでなくて、JRで帰りました。コストは高くなりますが、バスより電車は楽です。

今回の機材は、小さな三脚を含めて、7kg。さすがに重たい。レンズだけで1kgもあるCanon EF 85mm F1.2 L USMを持って行ったことがこの重量を生んでいます。もういい加減にズームレンズ2本、カメラ一台にして重量を半減させるべきだという声が聞こえます。自然の中の旅では、撮影ポイントが自由に選べないので、ズームレンズの方が圧倒的に便利です。
しかし、Canon EF 85mm F1.2 L USMの絵は捨てがたい。ズームレンズへの移行は又先送りになりそうです。
何度も手放す寸前までゆくLeica Tel-Elmar M135mm F4をなぜ今回持ち出したか?それは次回のブログにのせる、浜離宮庭園におけるLeica Tel-Elmar M135mm F4での水鏡撮影のショックが原因です。Leicaはいったい何者なのだ。CanonレンズとLeicaレンズにがぜん興味がわいてきました。かくして、レンズ沼はどこまでも続くのです。

富士山へ紅葉を探して その1

富士山へ紅葉を探して その1


ご無沙汰です。今年中に終わらせなければならない仕事が積み重なっていて、とっても忙しいのです。

2017-11-11~12

紅葉の季節になりました。近くで紅葉を見ることはできないか? 色々考えて富士山の湖を攻めてみようと思いました。 湖にこだわったのはもう一つの目的があったからです。

10000歩ウオーキングの目適地として、よく六本木ヒルズのツタヤにゆきます。ここは本売り場、CD/DVD貸し場、カフェ等が併設される大きなスペースがとなっています。豊富に置いてある1万円以上の立派なアートやデザインの本を自由に開いてみることができ、これがとっても楽しみです。 ここで、当方が写真撮影の目的の一つとしている<水鏡>を撮っている鈴木理策の写真集に出会いました。当方の狙いと全く同じでした。

科学者として研究する時は、すでに論文になっている事は研究対象とはなりません。必ず人のやっていないことを対象としなければなりません。しかし、こいつは誰も考えていないだろうという斬新なアイデアで研究しているつもりでも、同じ考えで研究している人が世界に10人はいると思え、と言われます。 競争に負けないように、アイデアは人にしゃべらないこと、なんとしても早く論文まで作り上げることが必要です。

当方は写真撮影や陶芸でもヒトと違った独自のアイデアでやろうとする姿勢を崩すことができません。しかし、この年になって、べつに競争に勝ってもしょうがないので、このブログには自分のアイデアも作品もどんどん載せています。答えが一つの科学と違って、芸術は個性ですから、同じ方向で進んでも出来てくるものは同じになるはずがない、むしろアートの世界はアイデアをオープンにして、ヒトのレスポンスを得たり、他人からアイデアをもらって、自分のアイデアと混ぜたり、アイデアのやり取りが面白い作品を生み出すという考え方が主流です。

さて、富士山です。紅葉とそれを映す、湖面の水鏡を探さねばなりません。当方の狙う水鏡はモミジ湖や大正池のような有名な撮影スポットで、皆さんが撮る水面に映ったきれいな紅葉とはちょっと違うのです。

当方が狙う水鏡は、これまでもこのブログにも、白金自然写真クラブの展覧会でも何度も登場させているので、この方向を理解する方はきっと覚えているでしょう。 また、興味ない方もいっぱいいることは承知しています。

結論を言ってしまうと、この富士山の撮影では紅葉も水鏡も見つからず、収穫なしでした。ただただ、富士山の写真の羅列となりました。でも、一泊旅行で、これだけ富士山が撮れたことは感謝しなければなりません。

機材
カメラ:Sony alpha7RII  2台
レンズ:18mm、Zeiss Batis 18mm F2.8
35mm、Sony/Zeiss Sonnar T* 35mm F2.8
85mm、Canon EF 85mm F1.2 L USM
135mm、Leica Tel-Elmar M135mm F4

第一日目はJRで富士宮経由で白糸の滝へ、次いで田貫湖、湖畔の富士休暇村へ。

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35mm 白糸の滝

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85mm 白糸の滝   虹が見えます。この季節では午後になると日が陰るので、虹をみるには午前中に訪れる必要があるようです。この時はお昼。

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85mm 紅葉を探して、入れてみます。

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85mm 虹に焦点を合わせました。

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85mm 
滝の左側を登って、見晴らし台に向かいます。ここまでCanon EF 85mm F1.2 L の色の美しさが光ります。このレンズのもう一つのメリットは遠景のなかの距離間差でボケをとれることにあります。つまり遠景の中の目立たせたい部分だけにピントを合わせ、他をぼかし強調することが出来ます。この絵は紅葉にピントを合わせています。

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35mm 滝上の見晴らし台

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18mm

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85mm

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85mm 音止めの滝

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35mm 
白糸の滝エリアで、有名な富士宮焼きそばを食べ感激し、ついで焼イワナで一杯。

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35mm
白糸の滝からバスで数十分の田貫湖に向かいます。まだ2時前。

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18mm
田貫湖は知る人ぞ知る穴場。富士山のすその南側にある小さな湖。キャンプ場とこれから泊まる休暇村ホテルが中心の小さなリゾート地です。

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35mm
休暇村から田貫湖へウッドロードからウッドデッキがあり、みんなの定番撮影ポイントです。ここに通う富士山撮影に憑りつかれたカメラファンや時によってはダイヤモンド富士が撮れるために遠くから訪れるカメラファンの拠点です。

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18mm
田貫湖周囲を少し歩きます。まともに湖ごしに富士山が見えるポイントに出会います。

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85mm
釣り人の天国のようです。

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85mm
これなんかどうでしょうか? Canon EF 85mm F1.2 L USMが得意なハイキー調の写真です。

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85mm
これが富士休暇村ホテルです。

1117-18.jpg
18mm
休暇村の部屋から見る富士山。

1117-19.jpg
35mm
この休暇村の部屋からはこのような富士山が刻々と撮影できるのです。

1117-20.jpg
135mm
このような写真が、当方が狙っている水鏡です。コンセプトはどこで撮っているかわからないこと、何を撮っているかわからないこと、しかし自然を感じること、そして美しいこと。

1117-21.jpg
135mm
この旅の寸前に、浜離宮庭園で撮ったLeica Tel-Elmar M135mm F4の面白さに、思わず今回持ち込んだLeica。さずが、Leicaは何とも言えない魅力があります。Leica Tel-Elmar M135mm F4がまた売れなくなってしまった。

1117-22.jpg
35mm

1117-23.jpg
85mm

1117-24.jpg
85mm

また明日。




プロフィール

山海旅人

Author:山海旅人
山海旅人
<南方から黒潮に乗って流れ着いた人の子孫と思われる>
趣味:おいしい魚をたべておいしいお酒を飲むこと。お魚の料理もいたします。海が近付くと元気になると人にいわれます。

座右の銘:<芸といふものは実(じつ)と虚(うそ)との皮膜(ひにく)の間にあるもの> 
実写とデフォルメの間に真実があるという意味です。

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